ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

インドに瞑想を求めて 7

2010年05月30日 | Weblog
  ☆ 瞑想状態を体感して 
 わたしはヨーガを初めて11年経ちましたが、一時間微動だにしない行法は
ハッキリ言って大変でしたが、でもそうしなければ瞑想状態を得ることはできない
と感じました。はじめは足ばかり気になりましたが、朝晩座っているので、だんだん
慣れてきました。確か三日目の朝でしたが、これはわたしが求めていた瞑想状態では
感じられる体験をしました。
上手に表現できませんが、それは肉体感覚がまったくなく、意識は冴えわたって
心の中がシーンとして、まさしく「無」と言えるような感覚でした。
オーバーに表現すると、「時空を超えた宇宙との一体感のようなもの」だった
のです。

 あっという間に一時間が過ぎ、先生の瞑想の最後を告げる「オーム」と言う声で
「え!もうそんなに時間が過ぎたのだ」と、大変驚きました。
なぜなら時間の経過がまったく分からなかったからです。
「この精神状態こそ瞑想だ!」と気がつき、感動し、気がついたら涙が頬を伝って
いました。あの日のことは、決して一生忘れることはできないでしょう。
 「わたしは聖地のリシケシまで来て、求めていた瞑想状態が得られた」と
嬉しくて、嬉しくて舞い上がりたいような気持でした。
清らかな空気の中で、スッカリ明るくなった早朝のガンジス河や、真っ青な空や、山を
見ながらベンチで一人しばらく座りました。
 まるで、わたしの心の中に、清々しい風が吹き抜けているような、とても爽やかな
気分で「このアシュラムに入った途端にそんな予感がしたが、ヤッパリわたしは導かれ
ていたのだ」と、込上げてくる喜びと、感動とが、織りなす幸福感に浸りました。

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