ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

インドに瞑想を求めて 6

2010年05月29日 | Weblog
  ☆思いがけなくマントラをいただいて
 ある日先生が「こちらにいらっしゃい」とわたし達を呼びに来て、三階に
上がると、そこにはアシュラムで最も偉い「スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ」
がコウモリ傘をさして(昼間は日差しが強い)椅子に座っていました。
 96歳というご高齢のため、最近はアシュラムでは指導はしていらっしゃらず
長逗留している人達も、全くお会いしたことがないことを、後で聞きましたが
わたし達は大変羨ましがられました。
 そこで先生は「日本から来たこと」などの他に、ここまで来た経緯を、マハラジ
に詳しく説明をしていたらしく、ニコニコしながら、「今日は特別に三人にマントラ
を上げよう」と、マハラジがおっしゃったので、わたし達は大変びっくりしました。
 それから、一人一人を祝福して下さって、マントラを与えて下さったのです。
わたし達のように数日の滞在で、アシュラム最高のスワミから、マントラ(わたし
は幸せになるための言葉と捉えています)を直接いただけるなんて、何とラッキー
でしょう。わたし達はそれぞれにいただいた、世界で唯一つのマントラに、大変
感謝しました。そのマントラは、わたしの一生の宝ものになりました。
それ以来毎朝、一日も欠かさず唱えていますが、その時の写真は今も大切に
とってあります。
 後から聞きましたが、私達が帰国してから、間もなくマハラジはお亡くなりに
なったそうですが、もしかしたら、「マントラ」をいただいたのは、わたし達が
最後だったのかもしれません。
  ☆リシケシの街を歩いて
昼食がないため、三人で馬車に乗ったり、三輪タクシーに乗ったり、時には
歩いたりして(3・40分)リシケシの街へ食事に出かけました。
 リシケシの街はとても賑やかですが、聖地のためにか肉、魚などの動物食品は
なく、またアルコールもないそうです。
 また街に出ても、(二人とも30代、Tさんは愛らしく、Yさんはかなり美人)の
ためか、日本人が珍しいためか、どこに行っても見られ、ときには何人かの男性が
ついてきて、本当に困りました。
 人一倍神経質なわたしが、いつの間にか信じられないほど何も気にならなくなり
インドのお菓子を買って食べたり、時には道端で絞って売っているオレンジ
ジュースを飲んだり、色々なお店で食べたりしました。
食事の後は、お土産物屋さんをひやかしたり、街を見物したりしましたが、郵便局も
あったので、すぐに家族に手紙を書いて投函しましたが、わたしが帰国してからも
その手紙はとうとう届きませんでした。

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