ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

インドに瞑想を求めて 5

2010年05月27日 | Weblog
   ☆ アシュラムでの生活 
 アシュラムは朝夕の食事は、シバナンダアシュラムの厳しい雰囲気とは違って
日当たりの良い縁側のようなところで、お喋りしながら、和やかなムードでした。
 わたし達が箸を使うと、みんなが笑いましたが、外国人もフォークやスプーンを
使用していました。彼女達は英会話が堪能でしたし、わたしも簡単な言葉は理解
できたので、会話は楽しく弾みました。
 また。お水が大好きなわたしですが、その頃はミネラルウオーターなどなく、山の上
にあるアシュラムの水道の水を、毎日抵抗感なく飲んでいましたが、とても体調がよく
まったくお腹はこわしさなかったのは、体が順応していたのでしょう。
 
 わたし達が滞在したコテージは、10畳ほどの広さにベッドが二つ、エキストラベッド
を入れてくれましたが、隣の部屋には水洗トイレとシャワーがありました。
 平屋の建物の屋上にはタンクがあり、そこから水が出るらしいのですが、タンクが空に
なると水が出なくなるので、トイレもゆずり合って使いました。
 でも髪を洗うゆとりはなく、外の水道で洗いましたが、昼間は暖かいので、それほど
苦にはなりませんでした。二人は独身でしたが、わたし達はとても波長が合って
ゼネレーションのギャプがなく、いつも会話が弾みました。

 また、なぜかアシュラムのスタッフからも特別待遇を受け、、毎日のように
朝食に招待されたり、また、男性の先生がかなり遠い美術館?へ連れて行って
くれたりしました。そのときにも4人で歩いていると、よほど目立ったのか、人が
立ち止まって無遠慮な視線を向けられ、どこに行っても色々な人達に見つめられ
三人でお互いに「わたし達は美人グループだからよね」と、言っては、笑い転げました。
 わたし達をアシュラムに紹介してくれた日本人の女性とは、一度すれ違っただけ
で修行の場では、一度も会うことはありませんでした。
 
わたしの記憶では、確か日本円で1500円位、約二週間宿泊できると聞いて
いたので、もしかしたら、ホテル代わりに宿泊していたのかもしれません。
 ドイツ人の男性が、見晴らしの良いベンチでギターを弾いて、白人男性達ばかりで
歌っていましたが、わたし達も誘われて何度か参加しました。
 日本の歌も弾いてくれ、それはとても楽しかったです。
会話の中から「わたし達は一週間だけ宿泊する」と話すと、「え!そんなに短いの
信じられない」と言われましたが、大体の人は少なくとも、2・3カ月は滞在するのが
ふつうのようでした。(どんな仕事をしているのだろう?)と、わたしは不思議でなり
ませんでした。またニュージーランドの男性が、「ユアヴォイス・ベリービューティフル」
と褒めてくれたのは今でも忘れませんが、毎日のどかで楽しい日でした。


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