竹トンボのようなセンダンの花

　高気圧にすっぽり包まれた日本列島、23日はさらに暑くなりました。30度を超える真夏日になった所も多かったようで、東京も都心で27度、もっと暑い練馬では28.3度まで上がり、夏本番のような天気です。オイ、オイまだ5月だよォって思わず叫びたくなるような、季節外れの暑さですね。この暑い天気、まだしばらく続くそうで、まだしっかり暑さに生れていない身体が悲鳴を上げそうです。本格的な夏の前に、熱中症に注意が必要です。

　散歩もハンカチやタオル、それに扇子が欠かせなくなり、こんな日が続くと水も持って歩かなくてはならなくなりますね。センダンの花が見頃です。といっても見上げるような高木ですから、なんかもやっと咲いている花をじっくりご覧になった人はあまりいないのでは。ズームしてみると、一つ一つの花の形が見えますが、紫色の小さな花です。５，６弁の花びらがまるで竹とんぼがくるくる回っているようですね。ことわざで「栴檀は双葉より芳し」と言われますが、この栴檀は実は白檀（びゃくだん）という香木のことを指すのだそうです。

　白檀は双葉の頃から香気を放つように、大成する人は幼少から優れていることを指すのですが、私たちが見ているセンダンは香りはないようですよ。