アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

冬空にまだ残るセンダンの実

2023-02-17 13:16:40 | Weblog
 東京は17日もすっきり晴れています。気温も都心では昼過ぎに3日ぶりに10度を超えましたが、練馬はそこまで上がってなく、日差しの割には北風が冷たくまだ寒いですね。連日乾燥注意報が出ていますが空気は澄んでいるので青空がきれいです。そんな青空に映える、実がいっぱいついた木が目に留まりました。何だ?この寒い時期に生っている実は…。そういえばどっかで見たことがあるなぁ、と思い出したのは牧野記念庭園のセンダン(栴檀)の木です。近くへ行ってよく見ましたがやはりセンダンです。

 センダンは5月から6月にかけて、淡い紫色の5弁の花を咲かせます。房になって咲く花はちょっと変わった形をしていて、花弁の真ん中の雄しべは筒状になっていて竹とんぼのようですが、高木なのでよく見えません。花はよく見るのですが、そういえば花の後の実の方はあまり見たことありませんねぇ。10月頃に白から淡黄色に熟し、葉が落ちた後も残りますが、目にするのはこの頃です。そのままずっと落ちることなく、秋から冬になっても残っているのでよく目立ちます。ヒヨドリなどが好むそうですが、鳥がついばんでいるのはこれまた見たことありません。実は人には有毒だそうです。

 「栴檀は双葉より芳(かんば)し」という諺がありますが、これはセンダンでなく白檀を指すそうです。
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