アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

火星を歩く!?

2017-02-08 15:42:03 | Weblog
 ふと星空を見上げると輝く星々に思わずメルヘンの世界に…。明るくなった現代の都市ではたくさんの星は見えませんが、子供の頃はそんな思いに心弾んだ人も多いことでしょう。ひと際目立つ宵の明星と並んで、多くの人の興味を引いたのは地球のお隣の火星でしょう。この赤く見える星は、昔からいろんな話題を提供してくれましたが、依然、まだ未知の多い星です。今この瞬間も8機の探査機が火星を調査しているのをご存知ですか?火星探査の結果、いまわかりつつあることを展示した「火星探査」が東京・文京区教育センターで開催されています。

 NASAなどが打ち上げた探査機のうち6機は火星周回軌道から火星全体の探査を行い、2機は火星表面に着陸して地質などを調べています。そのうちの1機、2012年にゲールクレーター付近に着陸したキュリオシティは原子力電池を搭載した小型車ほどの大きさの火星探査ローバーで、これまでに周辺を6㌔に渡り動き回り地質や大気ガスの化学分析を続けています。上空からサポートしているマーズ・リコネンス・オービターは地上の30㌢ほどの物体も見分けられる超望遠カメラを搭載しています。展示会ではこれらの探査機が長い間撮った写真やこれまでに分かったデータが紹介されています。

 床面に貼られたゲールクレーター付近の火星表面(写真手前の部分)の3D画像を、立体メガネをかけて歩くと、凹凸がわかりまるで火星を飛んでいるような気分が味わえます。壁には探査機付近の丘陵地帯の写真やキュリオシティの全体の画像などもあり、その場にいるような雰囲気も。このほかに日本が目指す火星探査計画の概要などもわかりやすく解説してあります。入場無料で3月31日までですので、ぜひ火星を歩いてみてはいかがですか。教育センターは東京メトロ、都営地下鉄本郷3丁目下車、春日通を湯島方面に進み、本富士警察署前を左折、東大前を右折して5分ほどです。
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