前回1964年の東京オリンピックの年に開業した東海道新幹線は今年50周年を迎えます。それまでの夢だった時速200㌔の超特急はこれまで営業運転中の死亡事故ゼロという金字塔を立て、世界中で評価されている技術日本の象徴でもあります。五輪前の試運転列車に乗る幸運に恵まれましたが、開業時の新大阪駅は田んぼの真ん中でした。その後山陽新幹線が西へ延び博多までつながり、遅れること18年の1982年(昭和57年)には東北新幹線が大宮から盛岡まで暫定開業し、同年秋には上越新幹線が大宮ー新潟を結び、山形、秋田にも東北新幹線に連結されたミニ新幹線が延びました。そして2010年には残っていた八戸ー新青森が開業し東北新幹線は全線が完成、翌年には九州新幹線が博多ー鹿児島中央がつながり、青森から鹿児島までの新幹線網が実現して高速鉄道の時代が確立しました。
その後スピードアップが進み東海道・山陽は270㌔に、東北ははやぶさが320㌔の営業運転が行われています。過日、テレビの番組「リアルスコープ」で東京から仙台まで、ヘリコプターと新幹線の競争でどちらが先に仙台駅に到着するかという、突拍子もない企画が放送されました。ご覧にならなかった方のために概略を説明しますと、東京駅を出発するはやぶさ・こまちの時刻表通りの車両と同駅上空から同時間に出発するヘリの競争です。電車は上野・大宮で停車の後仙台までノンストップ。ヘリの速度は時速287㌔、はやぶさは320㌔ですが、電車は停車駅の関係で大宮までは110㌔程度で走るため、初めから加速するヘリは大宮駅通過時点で電車に17分の差をつけます。
その後は電車もフルスピードで小山駅で15分差、福島県郡山駅では5分差まで詰め寄りますが、仙台駅にはやはりヘリが先着でした。しかしその差は2分足らず。仙台駅まであと10㌔付近では追い抜いたのですが、悲しいことに仙台駅に近づくにつれて電車は安全に停車するため速度を110㌔位まで落とさなければなりません。途中停車などの“ハンデ”を考慮すればワタシは新幹線に軍配を上げたいのです。やっぱり新幹線はすごいよねぇ。来年3月には北陸新幹線が長野から金沢までつばがり、再来年は北海道新幹線が青函トンネルを走り新青森から函館まで開業、本格的な新幹線時代の幕開けです。鉄ちゃんにはたまりませんねぇ。【写真は日暮里駅付近を走るはやぶさ】
その後スピードアップが進み東海道・山陽は270㌔に、東北ははやぶさが320㌔の営業運転が行われています。過日、テレビの番組「リアルスコープ」で東京から仙台まで、ヘリコプターと新幹線の競争でどちらが先に仙台駅に到着するかという、突拍子もない企画が放送されました。ご覧にならなかった方のために概略を説明しますと、東京駅を出発するはやぶさ・こまちの時刻表通りの車両と同駅上空から同時間に出発するヘリの競争です。電車は上野・大宮で停車の後仙台までノンストップ。ヘリの速度は時速287㌔、はやぶさは320㌔ですが、電車は停車駅の関係で大宮までは110㌔程度で走るため、初めから加速するヘリは大宮駅通過時点で電車に17分の差をつけます。
その後は電車もフルスピードで小山駅で15分差、福島県郡山駅では5分差まで詰め寄りますが、仙台駅にはやはりヘリが先着でした。しかしその差は2分足らず。仙台駅まであと10㌔付近では追い抜いたのですが、悲しいことに仙台駅に近づくにつれて電車は安全に停車するため速度を110㌔位まで落とさなければなりません。途中停車などの“ハンデ”を考慮すればワタシは新幹線に軍配を上げたいのです。やっぱり新幹線はすごいよねぇ。来年3月には北陸新幹線が長野から金沢までつばがり、再来年は北海道新幹線が青函トンネルを走り新青森から函館まで開業、本格的な新幹線時代の幕開けです。鉄ちゃんにはたまりませんねぇ。【写真は日暮里駅付近を走るはやぶさ】