アル中(歩中)オジさんのフォト日記

 散歩中の出来事などを中心に写真とともに日記風に綴ったものです。

医療費の窓口負担「ゼロ」の会

2007-12-13 15:59:29 | Weblog
 年の瀬を控え、生活用品の値上がりが続いてますね。どうしても必要というわけではではないものはできるだけ我慢したり、優先順位を下げたりして生活防衛しなければなりませんが、そうもいかないものもあります。寒冷地の暖房用の燃料費などその最たるものです。病気で通院中の人の医療費もそうですね。


 現在は医療機関の窓口での本人負担は3割と高額ですが、決して安いとはいえない健康保険料を支払っているのに、何故また窓口で3割もの負担をしなければならないのかと、不満を覚えた人も多いでしょう。払いたくても払えずにやむおえず治療を中断したり、治療を受けられずに孤独死したりと、深刻な社会問題になっています。


 そこで立ち上がったのが神奈川県保険医協会で、今年1月、医療費窓口負担「ゼロの会」を設立しました。ゼロの会によると、先進国のイギリス、フランス、ドイツ、デンマーク、スペイン、カナダ、オーストラリアなどでは負担ゼロが当たり前ということです。病気に備えて健康保険料を払っているから当然で、お金の心配がなく医療を受けられる仕組みになってます。


 窓口負担をゼロにすると、受診率が上がり医療費がかえって膨らむのではという意見に対してゼロの会ではこういってます。大多数の8割の患者が使うのは総医療費の2割強で影響は微々たるもので、残りの2割の患者は入院中の重い症状の人なので受診率には関係がありません。むしろ受診控えによる治療の遅れは重病化につながり、逆に医療費は膨らみます。好きで病院へ行く人なんかいませんよね。みんなやむにやまれずお医者さんにかかるのです。


 長々とご紹介しましたが、これは本当に大事なことです。賛同されたり、詳しくお知りになりたい方は「ゼロの会」で検索してアクセスしてみてください・
コメント (5)
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