引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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引頭佐知の和食ラボ 2017年1月23日

2017年01月27日 | いんどうさち 乃木坂分室・和食ラボ

節分は立春の前日で、2月3日か4日です。

昔は、季節の変わり目には、鬼や災難など

邪気(邪鬼)が生じると言い伝えられており、

節分には邪鬼を追い払い、福を招く行事が

執り行われてきました。

現代でも炒り豆を投げて邪鬼を追い払う

豆まきは各家庭で行われていますね。

 

さて、節分の日の家庭料理

こんなのはいかがでしょう。

 

大豆は水で戻しておきます。

いわし。

いわしの頭を柊(ひいらぎ)の枝に

さして戸口にかかげたりする地方も

あります。

いわしの悪臭は鬼が嫌い、柊の葉

のとげは鬼を寄せ付けない魔除けの

意味があります。

 

料理は、塩焼きに。

塩焼きして燻された煙で鬼退治します。

祖母と母は、魚は七輪で焼くものと、

勝手口で火事かと思うくらいの煙で

燻して焼いてました。あれくらいの煙

なら鬼退治もできたでしょう(笑)

岡崎さん、がんばって!

一番だし、試飲。

いわし。

エラ、はらわたをぬき、

きれいに洗って塩をあてます。

かきを洗います。

新鮮なかきは、ひだが黒いのです。

大豆が柔らかく炊けました。

小豆も炊けました。

「どれどれ」つまみぐい。

わたしの教室では、なんでもつまみぐい。

つまみぐいが常識です。

鶏肉と大豆の煮物できあがり。

 ごはんも炊けました。

今日は「発芽押し麦」を入れています。

いわしを少し強めに塩をしていますので

ごはんはさっぱりと白米に。

焼き油揚げと菜ばなのおひたし

食べてる途中、撮り忘れに気づき・・・。

いわしの塩焼き。

かきのみぞれ椀

時間が経ち

みぞれが溶けてしまいました(苦)

ぜんざい。

天日干し丹波の小豆です。

ぜんざいを盛る女性、

いつも美しいと思います。

ノスタルジーなんでしょうね。

丹波の小豆、

小豆の香りがします。

 

以前、同じことを書きましたが

京都錦小路のお豆やさんが

大切に炊いてくださいと念押しし、

「小豆の生産農家さんは、ここまでに

するのたいへんな手間をかけてはる。

そのこと考えたら

1粒かて無駄にしたらあきません。

料理研究家はゆでこぼしたりしはるけど

もったいない、あんなんしたらあきません」

日本の行事料理には、小豆をつかった

ものが多いのですが、これは鉄分を失い

がちな女性に小豆で鉄分を補うためでも

あったようです。

祖母は小豆の好きな人で、ぜんざいや

お汁粉をよくたべさせてくれました。

家庭では、行事に関係なく炊くようにすると

いいですね。

 

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