波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思いつくままに

2010-11-10 11:13:20 | Weblog
秋真っ盛りである。先週思いがけなく、旅行に参加して一泊の「裏磐梯」を楽しむことが出来た。住んでいる地元の「老人会」の集まりである。少し抵抗もあったが地元の人との交流も大切であることを認識できたからでもある。参加は7名と少なかったが、全員70歳以上ではあったが、なかなか元気である。心のうちでは「元気で動けるうちに楽しめることをしておきたい」というささやかな願いで、その素朴な希望は大切にしなければと思った。
さて、レンタカーで朝(8時)出発、途中のSAに立ち寄りながら最初の目的地
「阿武隈洞」に到着、ここまで来ると、周辺の山々は紅葉の真っ盛りでその美しさは
見事である。鍾乳洞が昭和44年ごろにオープンして当時は関東では珍しいこともあって長蛇の列で賑わっていたそうだが、訪れた日はウイークデーと言うこともあって閑散としていた。当に開店休業の状態であった。しかし、その内部は昔と変わらず、壮大なもので長い年月の中で創られた造形の美しさは変わらないで見ることが出来た。
急な上り下りと、長い階段で高齢者には可なり厳しい行程であったが、何とかその一部を見ることが出来たことは幸いであった。(今後見ることは無いものとして)昼食で食べた
地元の「じゅうねんそば」はエゴマのすりつぶしを入れたものでその風味と香りは忘れられない味となった。
途中、五色沼の湖畔を通過して宿泊地「国民休暇村」へ到着。
部屋で休息の後、風呂で疲れを取る。夕食は「バイキング」で、これも高齢者にはありがたい。数十種類の献立の中から体調に合わせて、食べることはなんとも気が楽で、若いときには全く考えられないことでもあった。
夕食の後、何も娯楽の無い施設で唯一の楽しみは「カラオケ」であった。
全員が上手下手を問わず、音楽の中に溶け込み、楽しむことが出来るのも、人間関係の睦まじさを示し、こんなところにささやかな「幸せ」があるのだとしみじみ思わせられた。
翌日は、その周辺の観光をしながら帰途に付く。途中、この近辺に疎開していた人がいて、65年前を回想しながらその疎開先を訪ねることが出来た。(感慨深いものがあった)昼食は予約してあった民芸風和食店でゆっくり休息して、「道の駅」お土産の買い物をして無事帰路に着く。夕食を済ませて解散。
無事に旅行を終了することが出来た。年齢と共に旅の喜び、幸せも違ってくるが、今回の度はそんな意味で貴重で尊い時間であったと感謝で一杯である。

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