波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思い付くままに  「老化現象」

2016-11-15 11:59:20 | Weblog
ここのところ連日のように高齢者運転事故のニュースを見る。このニュースを見るたびに私も自分の経験を思い出してその恐ろしさを感じるのである。老化現象は75歳を過ぎたころから始まった気がする。最初は「めまい」のような感じから始まった。「立ちくらみ」かなと思っていたが、そうではなく身体の状況によって突然意識が消えるのである。その時間は僅かに数秒と思われるが、その瞬間は意識がなくなり一度は駅のエスカレーターで転倒した事もあった。
そして80歳に近くなると運転中にもそのような意識の消える経験をした。そのときはまだ大丈夫だと思いつつも恐怖を感じないわけではなかった。遠距離の運転はやめ近所付近での運転にしていたが、昨年から自主的に運転を一切止める事を決断した。
最初は不便からすぐに行動する事に身体がついていかず生活が変わったが、やがて過去の運動不足を「散歩」と言う意識に変えて歩く事を楽しみと喜びを覚える努力をするようにした。毎日と言うわけには行かないが天候の具合をみながら2キロ前後を歩く事にしている。
治療も薬剤効果が出て、少しづつ体調も安定してきた。
これらのニュースを見るたびにわが事のように実感として自己の感覚が分かる気がするしその危険の怖さを知る事が出来る。
確かに運転を止めることの勇気は自信家ほどに強くそれがプライドに影響するかのごとくかんじるものだが、高齢者の一人として「自信があるうちに運転を止める」勇気を持つ事をお勧めしたい。人間である以上その肉体は確実に衰えていくものである事を知るべきだと思うからである。

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