波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

       思いつくままに

2012-02-22 11:18:44 | Weblog
人間は長く生きていくうちに環境とそのおかれた状況の中で変わっていくものだと思う。そしてそれは退化するのではなく
年齢を経てもそれなりに成長を目指すべきであろう。(それは願望であっても無理だと笑われるかもしれないが)
私の言いたいのは心の内面へ向かっての成長である。そしてこの事は人として生かされているものの義務であり、努めであろうと思うからである。まして「死」に対面するに相応しい準備につながるはずである。
従って人生をもう一度振り返りながら自分が忘れていた、あるいはクリアー出来なかったことに思いを馳せたいと思うのだ。
その中にはいくつかの大切なことがあるような気がする。例えばその人の職業でまたは身分で先入観を持たないことがある。
それは職業で先入観を持つと人を疑わないから、詐欺に合うというケースが出てくる。(高齢者に多いとされる。)
逆に言えば自分は何でも出来るとあまり格好をつけないようにすることも大事だし、自分自身を過信することも気をつけなければならないだろう。
また、こんな話を聞いたことがある。「インドの人はらっきょの皮みたいなところがあってね。むいてもむいても中身が良く分からない。そんなところでは外人は正気でいられない」と言うのだ。つまりいろいろな人がいてその人それぞれに違っていて
当然と思い、自分の考えで人を間違っているとか、好きだとか、嫌いだとか決め付けないことだと言うことだろうか。
又、本当の人間の思いは決して他の人には理解されないことも知っておく必要があるかもしれない。また、世の中には
「人付き合いのいい人」と言われる人が良くいるが、その人を本当にいい人として理解していいのだろうかと思うことがある。
むしろ内面的に暗い人が意外と外面的に明るく振舞い付き合いが良いように見えることが多いことがあるような気がする。
事ほどさように人間は複雑であり、画一的には説明がつかないものだ。だからこれらのことを充分理解したうえで人間関係を
円滑にしかもストレスを溜めないようにしていくことが内面を成長させる一つにならないだろうかと考えている。
(今頃そんなこと要っても遅いよと言う声もあろうかと思うが)私は決して遅くないと思っている。
意外とそんなことに思いを馳せないでいる人も多いし、その事でストレスを背負っている人を見ることがあるからだ。
気がついたらどんな小さいことでも修正する姿勢だけは持ち合わせていたいものだと思う。