What Me Worry? カーモデル製作記

気の向くままに、のんびりと

ロビン・フッド(映画:2010)

2012年09月03日 23時34分41秒 | 映画
久しぶりの映画ネタです。一時は「ブログタイトル間違ってるんじゃない?」って感じでしたけどね。趣味はそのときの気分ですから。

リドリー・スコット監督です。「ブレード・ランナー」のイメージが強すぎてほかの作品はあまり見ていなかったんですが、結構たくさん撮っているんですね。知らなかった。
今までほかにみたのは、「エイリアン」と「ブラック・レイン」に「ハンニバル」くらいかな?まあどれも強烈ですけどね。

今回の作品は全く予備知識なしで見たのですが、タイトルとはイメージが違うかな?「ロビン・フッド」というとおとぎ話的なものを想像しますが、コマーシャル用の画像からしてイメージが違う。ただし、全くの別物ではなくロビン・フッドの伝承にいろいろなパターンがあるらしく、今回の十字軍帰りというのもそのうちの一つらしいです。
弓は効果的に使われていますが、騎士のスタイルのシーンが多いので違和感を感じるのはその辺でしょう。まあロビン・フッドが男臭いラッセル・クロウという時点で「おや?」と思うかも知れませんけどね。

ストーリーは割とシンプル。ただし各シーンの細かいところが非常にリアルで惹きつけられます。各出演者の個性もいい感じ。みんな目で語れる人ばかりですね。すばらしい。

基本的に映画のラブシーンは好きではありません。しかし、この作品のそれはエロくないのに妙に艶めかしいという独特の感じ。マリアン・ロクスリー(ケイト・ブランシェット)もそうですが、周りの脇役の女性も目線がね。リアルなんですよ。ちょっとやり過ぎかもしれないギリギリってところかな?
個人的には男同士のシリアスなやりとりをもっとみたかったなあ、という感じですが、そういう映画はたくさんありますから、こうなっちゃったのかな?

戦闘シーンは映像的にはグロくないけれど、知恵を絞って相手を倒すというのがリアルで怖いです。精神的にきます。それが狙いじゃないだろうけど、当時をリアルに表現するとそうなるのでしょう。騎士と射手とか身分の違いなどもいろいろ絡むから、考えさせられます。人同士が戦うのはやっぱり怖いね。ただし人の姿が見えないというのはもっと恐ろしいけれど。

見終わってからネットのレビューを見ると、「グラディエーター」の名前がちらほら。
そのうちそちらも見てみようと思います。

(ジャンル:映画)