日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

ミス・フランスと言文不一致

2005-12-04 17:42:08 | フランス
テレビつけたらミスフランス2006の決戦大会をやっていた。
もう年の瀬なんだなあ。
フランス全土45ブロックのミスが一堂に会し、テレビ視聴者および
番組審査員の投票により、来年のミスフランスが決定される。
番組審査員の中にジャン・レノがいたのにもちょっとびっくり
したが(相変らず安い仕事をやっている)、よく考えたら
ミスフランスと言うのは非常に不公平な大会のような気がする。

というのも例えばコルシカのような人口が50万にも
満たないような地区でミスに選ばれて決戦大会に出場するのと
イル・ド・フランスみたいな、人口が1000万ぐらいの
地区でミスに選ばれるのでは難易度や競争率が全然違うのだ。
とここまで書いて、これって日本の選挙区の「一票の重さ是正」の
論理とまったく同じだな、と実感。
しかしだからと言って、ミス・イル・ド・フランスが他の地区の
子と比べて抜群に綺麗かと言ったら、そうでもないんだよなあ。
ホント、不思議。

関係ないが、雑誌のコラムで携帯メールフランス語というのを
見つけた。文章を省略するあまり、原文とかなりかけ離れている。
以下のような感じ。

Les flics fouten la merde, fo fair com a clichy.

正しくは、
Les flics foutent la merde, (il) faut faire comme à Clichy.

だそうです。サツがあちこちで騒いでいる、クリシー(街の名前、
暴動の発生地)みたいにしてやれ、みたいなニュアンスか・・・。
物騒だな。


人を小バカにしたような年齢

2005-12-03 05:51:27 | 自分について
12月になって恒例の誕生日がやってきた。
もう来なくていいよ、と思いつつ必ずやってくるもの。
人間は時の流れには永遠に勝てないのだ。

いつまでも思春期だとか、青年だとか、二十代だとか
馬鹿馬鹿しく強がってたのも遠い昔、もう自分
37だもんな。僕の誕生日のことを言いふらしたやつが
いるらしく、事務所内であちこちの人々から
「誕生日おめでとう」などと言われる。
「もう若くないよな」などと面と向かって言うやつもいた。くそ。

こないだなんか、頭に白髪四本も見つけちまったぜ。
この自分に白髪?こんな日が来るなんて・・・。
フランスじゃ僕は「年齢不詳」なんてあちこちで
言われているが、生物学的にはやっぱり確実に歳取ってんだなあ。
このまま枯れたくない!

何やってんだか

2005-12-01 07:57:40 | パリ右岸
友人と話していて最近学んだフランス語知識。

1、ゴミ箱を意味するプーヴェル(poubelle)とは
19世紀のセーヌ県知事の苗字から。
プーヴェル知事がゴミ箱の使用をパリ市民に義務付けたことから。

2、よく職業の女性形というのがあるが、女性の大使は
アンバサドリスambassadriceではなく、マダム・アンバサダー
madame ambassadeurというらしい。
アンバサドリスとは大使の夫人ことを指す。

仕事帰りに受付のフランス人の女の子と一緒になり
地下鉄で途中まで一緒に帰る。元々さっぱりした性格のうえ、
自分のことを美人だと自覚しているため、
「○○はブス」などと固有名詞を挙げて嫌いなやつのことを
こき下ろしていた。そういえば日本にいるときは
他人の容姿については触れてはタブー、みたいな空気が漂っていたが
こっちじゃ(少なくとも自分の周りじゃ)言いたい放題だな。
まあ偽善者ぽくなくていいけど。

その後友人の家に寄って、最寄のRERの駅へ向かい帰途に着く。
駅前まで来た時点で、高架になっている駅のプラットホームに
電車がゆっくりと滑り込むのが見えた。
途端、一目散に走り出す自分。自動改札も、上り階段も疾走して、
しまりかけたドアから車内に飛び込む。ぜえぜえ荒い息で呼吸しながら、
思わず、「自分何やってんだろう、一台見送ればいいものを」
などとつぶやく、明日で37歳だぜえ。