日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

ゲントまで3

2014-09-25 23:21:00 | 海外(フランス、スペイン以外)
そして僕は町の中心の、聖バーフ大聖堂に向かって歩いていく。
その中に神秘の子羊が展示されているから。
あいにく教会の尖塔は改修中で、あまり雰囲気のない、工事のための
カバーがかかっている。残念。

教会の中に入ると、祭壇画のコーナーは仕切られていて
コーナーの中に入るために4ユーロ払わなければならない。
お金を払うと、その先には仕切られた個室があり、人だかりが祭壇画のまわりにできている。

これがフランドル絵画の最高傑作、神秘の子羊か。

正面には10枚のパネルが飾られ、それぞれに聖書にちなんだ
風景や人物像が静謐な筆致で描きこまれている。そして
その下のパネルには神秘の子羊とそれをめぐる聖人たちの群像が描かれる。
日本語の音声ガイドを借りてしばし絵と向き合う。親切な説明が
ますます絵と自分の距離を短くしてくれるようだ。

思わず40分ぐらい説明を聞いて、絵を見ていた。こんなに長い間
一枚の作品を鑑賞することってないだろう。


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