日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

友達になるということ

2005-11-16 07:00:18 | 自分について
一人で事務所に残って残業していたら
夜警の黒人のガードマンがやってきた。
顔見知りのガードマンだったんで、雑談など
していたのだが、話しているうちに、一瞬思った。
「もしかしてこの人、僕と友達になりたいのだろうか」

実は東京にいたときもこういう感情に襲われたことがある。
東京どころか、福岡や鹿児島にいたときも。
小学校や中学校の頃も、他人と接していて、
「あ、この人、僕と友達になりたいのかなあ?」なんて
思ったことが度々あった。
で、そういう場合の大体の反応は、別に僕は何もしない。
友達を作ることも、友達になることもすごく苦手なのだ。
だから大抵無反応なままで終わってしまうのだ。だから
結果として僕は友達がやたら少ない。他人を突き放している
訳じゃないんだが。友人を作ることに対してついつい
気後れしてしまうのだ。

黒人のガードマンは(僕とあまり変わらない歳なんだが)、
グアドルーペ出身で、同郷の彼女がいて、
彼女を紹介してもらったこともある。グアドルーペに
遊びにおいで、なんて何度も言われ。
そのたびに僕は「行くわけないよ」なんて言っていた。
もともと飛行機に長時間乗るのが嫌だし、グアドルーペに
特に興味もないしな。でも、彼のような、もし自分が
福岡県の片隅にいたら一生会いそうもないような人間を前にして
こんな消極的な態度でいいんだろうか?なんて思う。


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