日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

なんか寒いんだよな、外

2005-11-26 17:08:08 | パリ左岸
あまりの寒さにやせ我慢も嫌になり、とうとう
ダウンジャケットをクロークから出して羽織る。
暖かい。もっと早くから着とけばよかった。

とはいえ、やっぱ寒い。フランス語で言うと、CA CAILLEか。
今日なんて昼間一瞬、雪がちらつき始めた。最高気温で
3度、最低でマイナス2度なんて世界。
ラジオでも、テレビでも、新聞でもフランス各地での
降雪のニュースばかりやっている。郊外の暴動もこの寒さで
すっかり息を潜めた感じ。

夜は「寒い、寒い」と言いつつ知り合いと
街に繰り出す。サンシュルピス界隈に行き、
サンシュルピス寺院の前に立つ。当たり前だが寺院は締まっている。
寒くてそのうち建っていられなくなる。
右岸へ行こうと思い、B線のポール・ロワイヤル駅まで歩いていくが
リュクサンブール公園の外壁のフェンスに沿ってたくさんの
写真がまるでエクスポのように展示されていることに気づき、
それらを眺めながら歩いていく。レイモン・ドパルドンや
アンドレ・ケルテスなどの大御所の作品が展示されている。
こういうのタダで見れるっていいよなあ。

右岸のシャトレまでそのまま行き、バーで一杯飲む。
室内外の気温の差に一瞬クラクラっとなる。