日々の泡盛(フランス編)

フランス在住、40代サラリーマンのどうってことない日常。

柳川の冬

2005-11-03 07:17:48 | 福岡


 柳川市の旧柳川藩主別邸「御花」に今年もコガモの群れが飛来した。国指定名勝の庭園「松涛園(しょうとうえん)」で、のんびりと羽を休めたり、池で泳いだりしている=写真。

 松涛園は日本三景の松島(宮城県)を模したとされ、約1500個の庭石と約280本の松などで造られている。

 コガモはシベリア方面から越冬のため渡ってきたとみられ、10月初めから約50羽が飛来。御花の職員が朝夕2回、エサの米を石の上にまいている。年末までには300羽ほどに増えるという。
(11/2朝日新聞より)

との新聞記事がウェブに出ていた。地元柳川の(といっても僕は
柳川出身じゃないけど)の名勝地、立花藩別邸の「御花」に
コガモが飛来したらしい。

子供の頃から数え切れないほど御花界隈には遊びにいっている。
うちの親も遠方から親戚が来たときなど車で御花とその近所の
北原白秋生家など案内し、名物のうなぎのせいろ蒸しなんか食べて
帰るのが定番の案内コースになってたっけ。

竹中直人の映画「東京日和」にも柳川が出てたっけ。
いつか失業していた頃、やることがなくて、かといってやりたいことも
何もなくて、ぽっかり穴が開いたような夏の一日、
一人で柳川まで西鉄電車に乗って出かけたことがあったっけ。
あと、広島と大阪の友達が福岡に遊びに来たときも
柳川を案内して、川下りのどんこ舟など乗ったこともある。

柳川の冬は、曇り空が多く、でもおだやかで
櫨の木があちこちで真っ赤に燃える、日本の
原風景のような冬なんだよな。