心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

音楽漬けのDVD

2015年02月07日 | ほんのすこし
続けて 音楽に関係する映画をレンタルしました。
ほんとは新作コーナーの『GODZILLA』ともう一つ『猿の惑星』を最初手にしたのですが、数本導入の新作コーナーに行ったら 思ってもみなかったものがあって、取り替えてしまいました。ゴジラは沢山入っていましたので いつかまた見る機会があるだろうって思ったのです。数本(2本ぐらい)しか入っていないものは一度借りるのを逃してしまうと いつ借りれるかわからないのです(それが人気のある映画だったりすると)。
今回借りてきましたのは、『パガニーニ愛と狂気のヴァイオリニスト』と
ジャージー・ボーイズ

しかも 昨日は日中 BSに『オーケストラ!』も入っていて それも録画予約していました。
結局 三日間この三本を見ていました。同じ音楽関係の映画といっても 中身は全然違います。パガニーニとオーケストラ!はクラシックという点では同じですが。パガニーニ役のディビッド・ギャレット素晴らしい演奏でした!!
借りるときにストーリーを読んで どうしようか迷ったのは、音楽よりも女たらしの部分の描写が多ければ興ざめだなと思ったのですが、それをしのぐ演奏のすごさで演奏を聞いただけでも良かったと思いました。
特にアリア「あなたを想っているわ、愛しい人よ」(ヴァイオリン協奏曲第4番~第2楽章)は 胸が痛くなるほど素敵でした。天使のような歌声にパガニーニが奏でるヴァイオリンが共鳴していく・・・なんともいえないとろけるような音色を味わいました。
人間的にはどうなのかなとも思いますが、彼の演奏に魅了された人々が演奏を聞きたいがために家財をなげうって興行を打とうとする気持ちがわかるような気がします。
サウンド・トラック盤が出ないかなぁと思いますが無理なのかしら・・・

ジャージー・ボーイズは クリント・イーストウッド監督ということなので 音楽はばっちりじゃないかなと思って選びました。(長年 ミュージカル上演されていたものだったんですね。それを初めて映画化したということかぁ。無知でした)いくつか知っている曲もあって、「シェリー」が流れたときにはつい立ちあがって踊ってしまいました!(笑)
バンドが設立される前 名前が売れてから これまでいくつかのバンドの映画と同じようにメンバー同士の軋轢がありますが、この映画で特筆すべきは ボーカルのフランキーが最後まで仲間のために尽くそうとする(自分を仲間に引き入れてくれたことに感謝する)態度が変わらなかったことです。60代以降の人にとって懐かしい歌で溢れています。わたしはリアルタイムで聞いたわけではありませんが、学生の頃 ○○年代に流行った曲みたいな番組でよくダビングして聞いていました。小さい頃は邦楽ばかり聞いていたので洋楽には疎かったのです。今 思えば高校生あたりで聞いておけばよかったなとちょっと悔しい気分です。

オーケストラ!は何度も見ていますが、何度見ても面白い映画だと思います。飽きないのです。特にBSプレミアムはCMも入らないし、吹き替えでもないので録画できてラッキー♪でした。

あぁ もう返しちゃったので見られません・・・そう思ったら俄然欲しくなってamazonでパガニーニ注文してしまいました。二月はピンチかも・・・(笑)

親より先に

2015年02月06日 | 母のこと
朝のドラマを見るのは 母の長年の習慣です。BSがついてからはBSに朝7時15分から入る再放送の朝ドラを見て その後に入る今の朝ドラを見る というのがパターンになっているようです。月曜から金曜までこの朝ドラがあるから起きようと思うのだよと話しているぐらいです。だから土曜と日曜は朝寝坊しているようです。
でも たまに間違えて土曜に朝ドラを見ようと思って起き出して なんで今日は入らないの?と不思議に思ったりする なんてことがあるようです。

その朝ドラ 母のところに泊りこんでいた昨年の夏、わたしもはまってしまいました。昨年は特にわたしの好きな赤毛のアンの翻訳家の話だったので 夢中で見ました。その習慣がわたしにもちょっとついてしまい、今では毎朝というよりわたしの場合は 指定時間に録画しておき 好きな時間にその日の分を見るという感じです。
今日は いつもの時間より少し遅れて今日の分を見ていました。
ウィスキー作りを一緒にがんばってきた鴨井商店の息子が突然亡くなってしまったという訃報にマッサンとエリーは慌てて大阪に向かいます。社長が亡くなった息子が最後に作ったという原酒の樽の前で
「親より先に逝く奴は親不孝者だ・・・」と泣いていました。
ハッとしました。
母も見たであろう この場面。
母も泣いたであろう この場面。
母の思いはわたしよりずっと深かったに違いない。
「どんな子供でも生きてさえいてくれればいいのだ」
弟は親より先に逝ってしまいました。闘病生活ではありましたが、それでも健康に気をつけていればもしかしたらもっと長生きできたかもしれないとときどき母は言います。そして「いや いい時期に逝ったのかもしれない」とも続けます。
でも それは本心じゃないと思います。もっと生きていてほしかった それがほんとの気持ちだと思います。
自分は体がだめになっていくし 病気を抱えた息子の世話もろくにできないから いい時期に・・・って口に出して言っても 一緒に過ごした日々がもっと長ければと思う気持ちはいつもあるのだろうと思います。

親より先に逝く
それがどんなに辛いことか

でも わたしはときどき この母の逝く姿を見たくないって思います。いつかはそういう時がやってきます。自然の摂理ですからね。でも そうは思っても病気であちこちダメになっても必死でなんとか生きている母の姿をいつまでもずっとずぅっと見ていたいと思ってしまうのです。
でもね 弟が先に逝ってしまった今 わたしまでもが母より先に逝くことは許されることではありません。だからもっと体を労わりつつ 母のためにも健康でなくてはならないと今朝は強く思ってしまいました。
たぶん 今頃 母は弟との思い出を振り返っていることでしょうね。

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毛糸のポンポン ひよことペンギン ペンギンはヘッドフォンをつけた子と赤いマフラーを巻いた子
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あれこれと思うことあり

2015年02月06日 | ほんのすこし
世の中 便利になったもんだなと思うときがあります。特に スマホをいじるようになってからは それが顕著に感じられるようになりました。
娘から教えられて インストールしたインスタグラムは 母と共に孫の様子を日々拝見することができ 遠くにいても近況がわかるという すこぶる良いアプリです。しかも動画もアップされていたり・・・動画を見ると本当に近くで孫が動いているような気分を味わえるのがたまりません。
娘も息子も登録しているので、あまり連絡がない(笑)息子の様子も少しはわかって安心しています。たまにアップされるイラストや写真を見て いいね!を押しながらgood good!ってココロの中でも押してます。
インスタ最高!そんな気分になるのです。

世の中の進歩には とても追いつけず、ようやく一番後ろをよたよたと歩いているようなわたしですが、スマホというものが手元にやってきて これまでとは少し違ったものが暮らしの中に入り込んでいるなあと感じています。
アプリを入れて良かったのは、インスタが一番ですが、その次に良かったなと思ったのが、「歌詞検索」というアプリです。最近 とみに物忘れが激しくなった(笑)せいか、温泉の脱衣所で母と「これ 歌っている歌手誰だっけ?」とか「この歌のタイトルなんだっけ?」という話になると 答えが出るのに二人とも時間がかかって・・・時には周りにいる方が「○○じゃない?」と答えを教えてくれることもあります。
答えを知った後で、気にいっていた歌だったりするとすぐに「歌詞検索」でタイトルか歌手名を入れて その歌を探します。思い出した これ これ!選んだ曲を自分用のリストに追加。
昔よく歌った歌なら アカペラで歌詞を見ればなんとか歌えます。だからときどきこそっと画面を開いて好きな歌を歌っています。

フェイスブックもツィッターもLINEもハングアウトもやっていません。なんとなくここのブログだけでわたしは十分かなぁと思えるのです。まぁそのうち考えが変わっていくかもしれませんが。今のところは そんなわたしです。どうも交友範囲を広げることに躊躇してしまうというか 身構えてしまうというか。
年を取っていくと ますます交友範囲が狭められていくのに 今からこれじゃあどうするの?って感じですね。
しかも中学校の同級生たちに会えるかもしれないのに いまだに参加するかどうか迷ってるぐらいです。何を迷うんだかねぇ・・・さらにさらに中学校のことがこの頭からスポッと抜け落ちていて 同級生の顔がなかなか浮かんでこない。一体自分は何クラスだったんだ?そんな遥か遠くの時代のことが思い出せなくなっていることに 驚きました。
わたしの頭の中は 一体どうなってしまったのでしょう。
中学校の同級生の名前もちっとも浮かんできません・・・とほほ。母と話していてようやく「あーそういえば○○さん いてあったなぁ」とか「○○ちゃん よく遊んだよねぇ」とか まるで絡まった糸をほぐすように 途切れた糸を引っ張り出すように ちびちびと昔の自分が出てきました。

きっと参加したら あの頃の自分のこと振り返って反省だらけなんだな。だから恥ずかしくて逢えないのかもしれない・・・

母のいいところ♪

2015年02月05日 | 母のこと
一年を通して 玄関のドアノブに何かをぶら下げることをずっとしてきました。
今は冬なので 毛糸のポンポンで作った雪だるまを1個ぶら下げています。数年前 毛糸でポンポン作ってそれをストラップにしたりとか 結構はまっていました。わたし 作るときはもうそれに夢中で 夜中もやったりするのです。あまり夢中になって作るものですから、母にストップ!をかけられました(笑)
そんなことを思い出しながら 玄関の出入りをするときに当時のことを思い出します。

毛糸のものってなんだかあったかく見えて それが手づくりだったりすると自分ではすごく気に入ります。でもどういうわけか帽子やマフラー 手づくりしたものを着用することがあまりありません。帽子なんて外で着用せずに寝ているときに頭が冷えてくるとかぶったりして(笑)
今回 母に手づくりの帽子をあげましたが、少し大きかったようで 母はそれをリメイクしてかぶりやすいように工夫していました。母は色々なものを取っておくのですが、少し前に病院に行ったときにわたしがマスクを使ったら 口紅やファンデーションがついてしまい 
「もうこのマスクは後使えないなぁ」と言って 捨てようとすると
「あっ捨てるな!使うから」
と母に言われました。えっこれ使うの?と怪訝な顔で見たら
「この部分を取っておくんだよ」
とマスクの耳にかけるゴムを指差しました。
そのときは ?マークでしたが、その後 その理由がわかりました。
わたしがあげた帽子をリメイクしたときに 帽子の縁にその取っておいたゴムを使ったのだそうです。マスクのゴムはきつくなくとても使い勝手がいいそうです。
昨日も温泉にかぶっていってましたら、知り合いの方に帽子を誉められたそうです♪嬉しそうに知らせてくれました。

本当に母の工夫には驚かされます。
《物は最後まで使ってあげるのが一番》
それが口癖です。本当はリュウマチでなかったら もっと色々なものを工夫してリメイクするだろうなと思います。今の母は毛糸だといくらか針が使えるようで 古いけど新しい(ほとんど着ていなかった)セーターやらをあれこれいじって着ることができるようにしたり、それがまた上手くいったりすると大変満足しているようです。

雪だるまなんかよりずっと母のリメイクのほうがすごいなと感心してみています。
そうそう 昨日 行ってみたら部屋の中が変わっていて・・・なんでも夜中に思い立って 電話台とかキャスター付きの引き出しとかを移動したそうです。すっきりしてとても良かったのだけど、そんなことして大丈夫なのかしらと思ってしまいます。かなり時間をかけて 少し動かしては休んで また動かしての繰り返しだったらしいのですが、目が冴えて眠れなくなったから もう起き出したと話していました。
まぁ そういう日があってもいいか・・・
後で体に痛みが出ないことだけを祈ってます。

もひとつ 母の持論。
《部屋の物は ときどき位置を替えること。奥にたまっていたゴミを片付けることができるからね》
う~ん、頭が痛いわたしです。
そして いつも季節感を大切にしています。そこもまた母の素敵なところだと思っています。

パンが食べたくなる

2015年02月04日 | ほんのすこし
この映画を見ると パンが無性に食べたくなるということに気づきました。
先日 友人宅にお邪魔したときに彼女が「ぜひ今度レンタルで見てちょうだい すごく良い映画だから」と言って勧めてくれたDVDです。早速 その後にレンタルしてきましたが、なかなか見る時間がなかったのです。
でも 明日返却予定日だというギリギリになってようやく見終わることができました。

なんということでしょう。早く見ておけばよかったなぁ。
遅すぎたことに悔しさを感じるほど 良かったです。大泉洋さんと原田知世さんが出ていますが、そのふたりの醸し出す空気感がとても透明感があって わたしもここに行きたいと思わせてくれる映像でした。北海道はやっぱりいいなぁ。
四季折々の広い景色と色彩豊かな それでいて鮮やかすぎず、フィルターを一枚かけたような感じの映像にふたりのココロが重なっているようで とても素敵でした。

そして何度も出てくるお月さま。
その美しさと言ったら ほんとに綺麗で あぁ わたしの空にかかるお月さまもこんなふうであってほしいなと。
『月とマーニ』という絵本が何度か出てきますが、印象的な絵本でした。そして「カフェ マーニ」を訪問するお客さまもそれぞれ様々で その人たちに寄りそうように大泉さんが美味しそうなパンを焼いて出してくれます。
あのカンパーニュを両手でつかみ ぐっと押して二つにしたときの中から白く「筋を見せてふわふわ もちもちっとしたパンの中身が見えてくるときの音と言ったら・・・ほんとに今 目の前にその美味しいパンがあるような気になりました。あぁ こんなパンが食べたい!

しあわせのパン そう きっとこれを食べたら 辛かったことも消えていくような気がするなぁ。
広い野原に寝転がっている場面、わたしもこんなことしてみたい!
見るもの全ての世界が わたしの好きなものだらけで こんな映画があったことに感謝したくなりました。
これを勧めてくれた友人にも感謝 感謝です。さすが映画通の彼女です。

『しあわせのパン』手元に欲しくなりました♪