KAZASHI TREKKING CLUB

四国の山を中心に毎週楽しく歩いています。

WOC登山部2020.07.01 霧石渓谷

2020年07月02日 | 四国の山




梅雨のこの時期、毎週の山行となると毎年いつも行き先に頭を悩ませる。

取りあえず晴れれば先週の笹倉湿原へ向かう途中で車で走った

UFOラインの秀麗な稜線を見て、コアラさん

『この稜線を歩いてみたいですね!』と言っていたので、吉野川源流の碑辺りから

伊予富士まで歩く予定にした。

雨の場合は取りあえず新宮のあじさいの里はどうですか?と麺法師さんに伝えると、

『そのあとどこか回れるところはないですか?』と聞かれたので、GooglMapで調べていると

大歩危の少し南の山の中に霧石渓谷と書かれたピンが目に留まった。

ネットで調べてみると、どうやらJR土佐岩原駅を起点に3つの

トレッキングコースがあるというのが判った。

よしひとまず雨の日は『あじさいの里と霧石渓谷の散策』に決定!

ただ今回は麺法師さんはモーターパラグライダーにチャレンジする

と言うので別部隊に分かれることになった。


週末から天気予報が変わり回復傾向になったが、伊予富士辺りはガスがかかっていそうなので

せっかくなら晴天の下で稜線歩きがしたいと思って、早々に雨の日計画の方に切り替えた。

別部隊の航空部もインストラクターから中止の連絡が入り合流する事になり、

結局最終的には今回も14名の参加となった。


土佐岩原駅の駅舎の北側にトレッキングコース用の駐車場があった。駅舎の前にはコースの案内板がある。

コースは3つに分かれていて、今日はロングコースを歩いて霧石渓谷を目指すことに。







駐車場からは北に線路に沿って歩いて行き、踏切を渡って集落へと進んで行くと

直ぐに道は二手に分かれていて脇にある岩原神社と書かれたプレートには、

ロングコースの赤い三角の目印が付いている。今日はこの赤い三角の目印に沿って進んで行く。










プレートの先には橋が架かっていて、巨大な岩壁の下を昨日降った雨の後で、

轟音をたてて水が流れていた。橋を渡り坂道を登って行くとその川の際に

肩を寄せ合って建つ民家が見える。その奥には青空の下にこれも水量の増えた吉野川が見える。







ロングコースの赤い三角プレートは要所要所に立てられていて、

ばらけてしまったメンバーも今日は道に迷う事もない。




道は集落の中の車道から脇に入ると地道の急登となる。










自然林から杉林になるとさらに道は急登になってきた。先ほどの駐車場でザックも背負わずウエストバックだけの

私の姿を見て、コアラさんに『何!その格好!』と言われ、『今日は楽勝ですから!』と答えたのが悔やまれる。

先週の笹倉湿原の時に歩いた事があるキョウちゃんが、『今日はハイキング程度!』と

言ってしまってひんしゅくをかった(笑)のも頭に浮かんできた。『霧石渓谷の散策』と案内をした手前、

いかんいかん、このままではキョウちゃんの二の前になると思い、メンバーに言われる前に

『誰や!今日は散策やと言ったんわ!』と自分で言って予防線をはった。

前を歩く久しぶりの参加のセニョさんも『もういっぱいいっぱいや!』と珍しく弱音をはいている。







一旦、車道に出ると道の脇にお寺があった。その先には小さな校庭と建物が残る学校跡があった。

大きな石碑には『岩原校 校跡』と彫られているのを見ると、小・中学校があったようだ。










校舎跡からしばらくは集落の中の車道を進んで行く。道には色とりどりのあじさいが咲いて

点在する民家や廃屋の中を、今のこの時期らしい山あいの風情を感じながら歩いて行く。










赤根川に架かる赤い橋を左岸へと渡って行くと、麓からけっこう登って来たのが見て取れる。







道にはきれいなグラデーションのねむの木の花が

まるで色紙を巻き散らかしたようにたくさん落ちていた。




山の北側になる薄暗い道の脇のコンクリートの擁壁には苔がびっしりと付いている。

その苔をよ~く見ると何やら文字が浮かんでいるので

丁度、後ろから来ていたあっちゃんを呼んで、『その辺りに立ってみて!』と言うと

『何・なに?』と言いながら、何のことか判らずポカ~んとして立つあっちゃん。(笑)




さらに三角プレートに沿って進んで行くと、車道から逸れて杉林の中の道になってきた。










駅舎の横にあったコース案内板に石積みの道と書かれていた辺りになるようだ。

確かに谷側には古い石積みが続いている。




山側には高い岩壁が続き、所々で巨岩が道まで迫っている。

思った以上に雰囲気のある道だが、こんな山中で石積みがあると言う事は、昔はけっこうな

往来があったということ。更にこれだけの道幅があると言う事は荷物を運ぶ牛車道の

ような使われ方をしていたのだろう。この辺りに鉱山があったというのは聞いたことがないので、

それ以外にこの山間部で生産されていたものを麓へ運んでいたのかな?などと思いながら歩いて行く。







もう使われなくなった道は所々で崩れてザレたヵ所もあり、所々は急登になっている。

案内板で見た以上に石積みの道はしばらく続いていく。

今日も『散策!』の案内で気軽な気持ちで参加した杉さんの粗い息遣いが聞こえてくる。













石積みの道が終わると案内板に展望スポットと書かれた場所に出た。

渓谷に向かって飛び出した巨壁の頂部が展望台になっている。

ここからは北側に向かっての眺望が広がっている。







丁度、地元のおじいさんがいて眺望の一番奥に見える山が国見山だと教えてくれた。

そのおじいさんとやまじいが何やら話し込んでいる。

『梅雨晴間 話はずます 翁二人(字余り)』(笑)







展望台からは渓谷には下りずにそのまま集落の中の車道を歩いて行く。

この辺りでも今を盛りにあじさいが咲き誇っていた。















しばらくすると今回のロングコースの最上部に架かる赤根橋に出た。橋の脇には公共トイレもある。

橋から見える赤根川もすごい量の水が流れている。







橋を渡り少し歩くと赤根川に自然の岩盤をくり抜いた突堤があった。

丁度よく目にする砂防ダムのような形をしているが、その下部はくり抜かれて

勢いよく水が飛び出している。







車道から斜め下に三角プレートが誘導している。ここからは舗装路から少し草が茂る道になる。

野草の写真を写真を撮りながら歩いて行くと前の方で山さん

『そこ、滑るから注意して!』と声をあげている。どうやら自身が滑って転んだらしい。

それもさらに前を歩く麺法師さんが滑ったのを見たあとだったのに・・・・・。










草道を過ぎると山あいの集落を眺められる場所に出た。

畑の作業小屋の横を通りどんどんと下って行く。










道がコンクリート道になるとスタート地点まであと少し。

山さんが『お母さん、ここ・ここケガしたんで~』と言っている!(笑)










若干1名負傷者がでたが2時間強で無事散策?が終わって岩原駅に着いた。







標高差308m、沿面距離6.8kmのトレッキングの後は

メンバーと相談をして少し戻って歩危マートに立ち寄ることにした。

お店へは石鹸で手洗いをしてから中に入ってと教えられる。

やはり地元住民以外にも観光客も訪れるお店なので、コロナ対策はしっかりとしている。

今日の案内にも『集落の中ではむやみに住民に話しかけないように!』と書いたが、

県外から訪れるときはまだまだ気配りが必要だと感じた。

登山部の中でも感染のリスクが高い場所や町に出かけた人がいた場合は、やはり注意が必要だ。



ここでお弁当を買って河原で食事でと思っていたが、

予想通り14名の人数分はなく向かいの茶店で食事をすることに。

まずは名物の豆腐やお揚げを買って、それぞれお蕎麦やうどんを注文する。










お腹を満たした後は更に北の川口駅まで戻り、河原に下りて恒例のコーヒータイム。

途中のコンビニでコアラさんが気を利かして買ってくれたドリップコーヒーを頂く。

蒸し暑かった山の中とは打って変わって、吉野川の川上から爽やかな風が吹いてくる。











帰宅時間を急ぐメンバーは先に帰路についたが、私の車に乗っていたあっちゃんとみなちゃん

新宮のあじさいの里へは行ったことがないというので立ち寄ることに。

前日のセニョさんのお店に来たお客さんが、『あじさいは終わっていた』と言っていたというのを

聞いていたが取りあえず覗いてみると、やはりあじさいの花の色付きは悪くもうほぼ終盤だった。




それでも約4ヘクタールの山の斜面に植えられた約2万株のあじさいを

初めて目にする二人はまるで少女のように?喜んでいる。先週も来たと言うルリちゃん

まだ残る咲き頃の色とりどりの花に満足げだ。







『今日は散策!』と案内したのは反省点だが、思っていた以上に変化のある道で

ある程度の距離も歩けて取りあえずは合格点と言う事にしよう。



今日のトラックです!

コメント   この記事についてブログを書く
« WOC登山部2020.06.24 笹倉湿原 | トップ | WOC登山部2020.07.08 轟・岩... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

四国の山」カテゴリの最新記事