BLOGkayaki2

蚊焼です。日記です。
旅のこぼれ話や没写真の再利用、
ブログ1、3、4に載らない
「その他」がメインのブログ。

それなりに宜しく侍り─

2009年09月30日 | 凡日記


一昨日くらいまでは
やや暑さも残っていた
天候でございましたが、
今日はすっかり涼しく
過ごせた一日でした。

これからはもっと
気温が下がっていって、
身震いすることに
なるんでしょう。

昔は冬が大嫌いでしたが、
今はそれなりに
宜しく侍りと思えるように
なってきました。


   


さて3日連続で
天気の話をしておりますが。
イギリスの挨拶では、
天気の話から入るそうでは
ございませんか、ねぇ。
モノの受け売りではございますが。

天気の話をするということは、
それだけ天気が多様で、
生活に密接しているというか
生活が懸かっているとも
いえるわけでございましょう。
勝手な想像ではございますがね。

人と話すときに、
どんな話題から入っていくか。
これはとても重要なことであると
なんとなくは分かっているものの、
案外に難しくて梃子摺るものでもあります。

今話題のこととかを
ついうっかり話しても、
実はそのことについてよくは
分かっていないから、
その後会話が続かんよ、と
いうことは少なからず
あることではなかろうかと思います。

そんなときに、天気の話題は、
あまり知識を必要としないから
気楽でいいなぁと思うのです。
そりゃぁ、まぁ、専門的な知識は
あったことに越したことは
ありませんがね。
けれども晴れなのか雨なのか、
雪はもう降ったか程度の話で
盛り上がれるわけですから、
そりゃぁ楽でございましょうよ。

「今日も雨ですねぇ」
「ようやく秋らしくなってきましたね」
「それにしても今年の夏は
 降らない日が多かったですね」
「これが温暖かなのでしょうかね」
というふうにね、
会話はまぁフィクションですけれども、
会話らしい会話が続けられる
という算段なのであります。

中身自体はね、不毛な、
へたすりゃどうでもいいような
ことを言い合っているのですがね。
しかし大事なのはそうやって
間を持たせること、
そして別の話題へ入るきっかけを
探ったり、もしくは
別の話題に何かないかを考える
猶予に使えるということです。
会話に弾みをつけるわけね。

イギリス人の天気の話題は
頭のどこか片隅に眠っていた
受け売りではありますが、
その意義については自力で
考えてみた次第です。