連休初日。
大阪にいながらにして、
大して大阪観光を
したことが無かったもので、
ちょいと足を伸ばして
夜の大阪の街を
逍遥してみましたとさ。
道路一面のゼブラ、
これが本物の
スクランブル交差点だよ、と
鳥取の例のスクランブルを思い出しつつ、
ここを渡ったら大阪ミナミの中心街。
そして道頓堀。
外国人観光客が
わんさかいらしゃいましたね。
例の陸上お兄さんを
撮影しまくる観光客の皆々様。
「地元」の若い人が、
「他に撮るトコあるやろっ」
と突っ込んでいたのが
面白かったですね。
名所というのは
そんなもんだろうなぁなんて
思いました。
さて、
キタからミナミを突っ切る
心斎橋筋を北へ。
人の多さは桁違いだけれども、
でも雰囲気は
長崎の本町アーケードを
思い出させて懐かしい。
人の多さ、といっても、
長崎のそれよりも
ずっと道幅が狭いので、
案外長崎と
賑わいは同じくらいなのかもしれない。
尤も平日は負けそうだけれども。
そんな賑わいも、
8時を境に、一変。
ちょいと「そごう」で
いい雰囲気の店で
冷やかしに夢中になっていたら、
外に出たとたんに
人通りが少なくなり、
周りの店はシャッターを締め出し、
ホームがレスな人たちが
家を「建造」し始めていた。
おいおい、
ちょいと本通りをそれると、
寂れたある地域の
商店街みたいな風景が
そこにはありました。
店の前には
ゴミ袋の山。
やがて本通りが途切れ、
新御堂筋という
大きな通りへ出た。
車の数はまばらで、
人通りも少ない。
建物の照明もまばらだ。
そもそもビジネス・商業都市だ、
人が住んでいる町じゃなし、
夜になると誰もいなくなるのは
当然の事か。
でも何だか、意外な感じがした。
大都会なのに、
人が本当に少なくて、
暗いんだもの。
もっとも、それこそ
道頓堀では「これから」が
賑わう時間なのでしょうけれども。
うん、なんだか
大阪逍遥の旅も
面白いなぁと思えた。