――デモクラシー(民主主義)発祥の地、ギリシャのこと――
ホメロスの叙事詩「イリアス」などで描かれた、神々と英雄が織りなす物語は、数多く映画化されてきました。
とりわけ「ブラットピット」や「オーランブルーム」が熱演した『トロイ』は劇場で、DVD幾度も見直しています。
ギリシャの諸王国の盟主「アガメヌモン」が「オデッセウス」の策略≪トロイの木馬≫で、強国「トロイ」を滅ぼす話です。
「民主主義」という政治形態(人民が権力を所有し行使する政治形態)はこの古代ギリシャにはじまり、17,18世紀に成立した近代国家の政治原理および政治形態となったようです。
現代では政治形態だけでなく、広く一般に人間の自由と平等を尊重する立場を言うのだそうです。≪ウキぺデイアを参照≫
そのギリシャが、国家の借金を返済できず「財政破綻(デフォルト)」に陥入りつつあります。
EU連合から借金をする代わりに、幾度も「緊縮財政実施」を要求されてきました。
とうとうこの6月と7月の借金返済が不可能となり、EU連合各国と揉めています。
ここへ来てギリシャの首相「アレクラス・ツイプラス氏」は、国民にこれ以上の緊縮政策を押し付けられないとして、EU連合の要求に反対する意思表示の「国民投票」を実施し、思いい通りの結果を得ました。
民主主義は守られた・・・と「勝利宣言」をするこの首相のパフォーマンスやギリシャ国民の歓喜の姿見るにつけ、「どうも良く解らない?」と首をかしげるのです。
自助努力もせず「借金を返さないこと」がデモクラシーと言うならば、
そのような生活態度を繰り返すことにより、我が家などはもっともっと「豊かな生活」を享受できただろうに・・・と遠い国「ギリシャの民」の、勝手な考え方を羨んでしまうのです。
これからUE諸国が、どう対応していくのでしょうか・・・。
いずれ、何らかの形で日本経済にも影響があるのではと、心配です。
やっぱりそうお思いになりますか・・・・
わが国の民の意識とは、ずいぶんとかけ離れた考えですよね。