kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中国大会~女子ポール~

2017-06-20 | 陸上競技
4継で8位。これは重かった。しかし、これで終わるわけではありません。これからは個人種目が始まります。どうやって戦っていくのか。終わってすぐに100mがあります。気持ちを切り替えて・・・。と、言うのは簡単ですが実際にそれをするのは難しい。私も召集所に行きNとMに声掛けをしました。「冷静に」「自分のことに集中して」と当たり障りのない言葉しか出てきませんでした・・・。

もう一度陣地に戻ってほかの2人に声掛けをしようと思っていたら2人が召集所に向かっていました。レースが終わってから全員が会っていないのだと思います。私が気にかけるだけではなく選手同士で多少なりとできるのだと思いました。自分のことだけ。そんな感じがありましたが見えないところで成長はしているのだと思います。

声掛けをしてからポールへ。予選は自分たちで乗り越えてもらうしかない。もうどうにもできません。ポールはgt先生とtkg先生に任せている部分があります。が、私もその場へ。一応「顧問」ですから。技術的な指導に関しては全くできません。それでもmmに対する関わりはあります。特に何ができるのか。分かりませんがその場に行きました。

2m70くらいから跳び始めました。力がある選手が何度か失敗をしていきます。mmは全て1回でクリア。実際に力のある選手は跳ぶときには大幅にクリアしていきます。2m90までは全て1度でクリア。自己ベストが2m91ですから順調だと思います。3m00へのチャレンジ。このあたりからは「試技数」も大きく影響していきます。

1回目、2回目と跳べませんでした。最低でも3m00を越えなければIHはない。それは分かり切っています。私は見ていることしかできない。その時にgt先生が「ポールを変えよう」と決めました。何を基準にポールを変えるのか全く分かりません。それでも専門家がいうことです。こちらは任せているので見守りました。正直、この13フィートのポールを使ってバーをクリアしたことは1度もありません。それでも県総体の時に「13フィートが使えなければIHはない」と断言していました。そこからの練習は13フィート中心。tkg先生に頼んでその練習を中心にしました。

3回目、見事クリア。思わず声が出ました。後で言われたのですがホームまで聞こえていたようです。kanekoが叫んでいると(笑)。まだ、IHを決める高さではないのですがそれでもgt先生の作戦が見事はまりました。鳥肌が立ちましたね。その後、次の高さをクリア。3m10を一発!!と喜んでいたら「3m05」でした(笑)。3m00からは5cm刻みになるようです。顧問としてどうなのかという話ですね。さらにその勢いで本当に3m10を1回でクリア。他の選手がクリアできなかったのでこの時点で4位確定。IHです。

この子は小学校の時に競技をしていました。中学では陸上部がなくテニス。高校に入って競技を始めたのですが3年間のブランクにより思うように体が動きません。話をしていた時に「自分の目標は学校の前に横断幕を掲げること」と言っていました、うちの学校は全国大会出場が決まったら道路沿いに「横断幕」を掲げます。小学校の時にその横断幕を見て「自分も横断幕を掲げる」と決めてうちの学校に入ってきたとのことでした。

遠い遠い目標だったと思いますが、「横断幕を掲げる」という目標を達成しました。私自身は本当に何もできていません。gt先生が技術的な指導をしてくださり、広島でtku先生やhgh先生の指導を受ける。さらに今年度に入ってtkg先生が定期的に練習を見てくれる。そのおかげでここまで来ました。感謝しかありません。

マイナー種目だから。参加者が少ないから。そう思われる種目だと思います。が、投擲系と同じで完全な「技術種目」です。指導者の力が顕著に出ます。私が指導者でなかったらもっと上の記録を出せているのかもしれません。他地区のレベルから考えると3m10でIHというのは低いのかもしれない。それでもこの子が3m10をトンんでIHに行くまでに多くの人の支えがありました。だからここまで来れた。本当に価値がある結果だと思います。

謙遜とかではなく私はほぼ「おまけ」です。gt先生からは何度も「監督がきちんとやらんと」と言われ続けていますが・・・。私が育てたという気は全くありません。すべてgt先生のおかげです。N工業で「出稽古」と書かれても当然の話(笑)。それでも近くで見てきた分、喜びはあります。この子がここまで来たという喜びです。色々な意味で成長しています。

次なる目標は3m20。県記録をさらに引き上げておく。重要なことだと思います。高校で競技を引退します。だからこそ残された時間を有効に使ってほしい。県で初めての棒高跳びのIH。歴史に名を刻みました。もっと上を。また多くの人の力を借りることになると思います。こちらも応援してください。

gt先生、頼りにしています。
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中国大会~0.1秒~

2017-06-20 | 陸上競技
この大会で流れを決めると思っていたのは4継。この種目がIHを決めればすべての種目でIHを決める。そう思っていました。1年前の中国大会で準決勝で最下位になった日から全ては「4継でIH」のためにやってきました。私は「リレー中心」にチームを作るようにしています。「個」を犠牲にするという意味ではなく「一人ではできないこと」を力を合わせて達成するという感覚。ここを最優先しています。

2年前、リレーを組むということが最大目標でした。遊びの延長のような形でしかできませんでしたが「みんなで一つのことを」という感覚を大事にしてきました。昨年は全員が全力を尽くせばIHの可能性があると甘く考えていましたが到底届かず。49秒35の記録で準決勝最下位。勝ち上がることの難しさを痛感していました。

強豪校であれば毎年毎年「強い選手」が入ってきます。誰か一人が怪我をしても代わりになる選手が入ってくる。うちは本当に無名校。その部分は全く期待できません。指導に関しては力を入れて全力で選手と向き合います。が、それは周りにはわからない。「来てくれた選手」と一緒に目指すしかない。2年生1人、1年生3人のチーム。代わりになる選手は1人もいない。その中でのレースです。

予選は48秒65のチームベスト。通常であればラウンドを進むごとに記録を上げていくことができる。本当に48秒2は出せると思っていました。が、準決勝では48秒59で全体の7位。厳しい戦いです。

決勝ではよく走ってくれましたが48秒69で8位。48秒52までがIHへ。6位と7位は同タイム。0.001秒の差で「IH」が決まったのです。うちは完全に力負けでした。力が出し切れていたら。それは言い訳でしかありません。結局、ここまでしか選手の力を引き上げることができなかった私の責任だと思っています。選手は力を尽くしてくれました。

3年生のAに対して私は言葉をかけることができませんでした。顔を見ただけで涙が止まらない。情けない。本当であればきちんと声掛けをしてあげなければいけないのに・・・。1年生の時に14秒8。通常であればその選手が本気で「IHを目指す」という気にはなりません。遠すぎる目標ですから。それが私の言葉を信じてくれて「本気」になってくれた。我が強い、自己中心的な部分が多い選手たちをまとめてここまで来てくれた。2年生全員がAを慕っています。この子がいてくれたから今、IHを目指す状況になれた。

0.1秒。手を伸ばせば届く距離にIHがありました。が、届かなかった。このことを重く受け止めないといけない。1年後。絶対に行かなければいけない。それは昨年支えてくれたマネージャーや3年生のAやKのためにもです。恩返しという部分では今の下級生は何もできていない。一緒にIHまで練習をする。このことの意味をもっともっと感じ取る必要があったのです。

流れが悪かった。きちんと正メンバーでリレーを組んだのは中国大会まで2本。支部大会と県総体の予選のみ。県選手権や県総体の準決勝・決勝で走れていません。このことはずっと気になっていました。レースをしながら課題を見つけることができない。シーズンインの時に「全てのレースで勝つ」ことをIHへの課題としていました。これができれば必ずIHに届く、と。

それができなかったのはやはり私自身の責任だと思います。そばにいながら全てのことをできなかった。リレーオーダー用紙の提出ミスや突然の故障。避けることができたと思っています。選手に申し訳ない気持ちです。正直、自分自身エネルギーが枯渇する瞬間でした。もう指導するエネルギーは残っていない。そう思いました。

それでもここで止まるわけにはいかない。私が止まってしまったらこれまで支えてくれた3年生男子や女子に顔向けできない。

無名校。でも関係ない。今回感じた「悔しさ」は一生忘れないと思います。前任校でマイルで7位になった。その時と同じ。これが私自身を奮い立たせる要因になる。もう二度と選手にこんな悔しい思いをさせたくない。そうであればもっともっと私にはやるべきことがある。忘れてはいけない。

これまでも多くの選手に「悔しい」想いをさせてきました。それでも進んでいく。だからこそ今がある。たった0.1秒。遠い遠い0.1秒でした・・・。

本当に申し訳ない。それ以外に出てくる言葉がない。涙が止まりませんでした。
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中国大会~感謝~

2017-06-20 | 陸上競技
中国大会を終えました。前の記事に結果だけ記載させてもらいました。

まずは、この日を迎えるまでに様々な方に応援いただいたことを心から感謝します。自分たちの力だけでは絶対に中国大会を迎えることができなかったと思っています。本当に0から始まって3年目。1年目、本当に陸上競技を辞めようとまで思いました。ここまでして「競技を通じての成長」を求める必要性はあるのか。「楽しく」やる。これとは極にある競技生活を求める。多くの反発や反対もありました。ここには「自分のやりたい陸上競技はない」と痛烈に感じていました。

「今入学した生徒が卒業してからが本当のスタート」と何度も言われました。分かります。これまでの流れを大きく変えるというのには時間もエネルギーもかかる。全員が自分のスタイルに合うまではやはり時間がかかるのです。だからといってその年の1年生の競技人生を捨てるわけにはいかない。その時の2年生も同様。目の前にいる選手と一緒に「最大限のことをやる」というのが私の中にはありました。

が、それでも本当にきつかった。正直、半分以上鬱になった感覚もありました。夜眠れない。指導をすることの無意味さを何度も感じる。「前任校とは違うのだから」という言葉も何度も受けました。これほど陸上競技から離れたいと思った時間はなかったと思います。

1年が経過し、新入生が入ってくる。だからと言って簡単ではない。力はあるが「甘い」部分が多い新戦力。競技の指導の前にもっともっと基本的な指導をしなければいけない。「伝統校ではない」というのは言い訳だとわかっています。が、上級生から下級生に伝えていくものがない。通常であれば3年生の姿をみて下級生が育っていく。しかし、女子に関しては3年生が0。本当に何もないところからのスタートでした。唯一チームを支えてくれる3年生のマネージャーが気配りをしてくれる。自分中心の1年生たちのお世話は大変だったと思います。今のチームが存在するのはこのマネージャーのおかげです。この子がいてくれなったら間違いなく中国大会どころではなかった。

昨年は中国大会以後、多くの方のお世話になりました。選手と連れて大阪へ。更には岡山、宮崎。愛媛から足を運んでいただいたこともあります。その中で少しずつ変化してきた。うちの学校で他校と一緒に練習をする。社会人選手に来てもらって関わってもらう。私の力は微々たるものでしかない。だからこそ多くの人の力を借りながら進んできました。今ではうちのチームの必須アイテムになっている「水」の効果を伝えてくださり、ことあるごとのサポートしてもらう。

今の3年生。男子も女子も「競技」に向かってくれました。男子は大きな目標である「中国」を果たせなかった。女子は基本的に甘いので男子がチームを引っ張ってくれているおかげで全員が前に進めた。女子は唯一のスプリント選手と投擲選手が「気配り」をしてくれた。kがチームのムードを明るくしてくれる。この子の存在はうちの強み。声を出せない2年生の代わりに元気を出して盛り上げてくれた。Aは個性が強い2年生女子に一人ひとり向き合ってくれた。この子の存在がなければうちのリレーは早い段階で崩壊していた。間違いない事実だと思います。

かけがえのない「人」との出会い。これがあったからうちは進んでこれた。心から感謝しています。その方々に「結果」でしか恩返しできない。そう思っていました。

私は無力。そう感じています。唯一恵まれているのは素晴らしい人たちに囲まれて生きている。だからこそ前に進める。その部分だけです。

応援していただき、気にかけていただき本当に感謝しています。私自身、各方面に支えられています。ご無礼なことも多々あると思っています。それでも私は自分が信じる道を進んできました。選手は応援される人間になってもらいたいと思います。私自身も足りないところを補いながら前に進みたいと思います。

まずは感謝を。本当にありがとうございました。
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中国大会

2017-06-19 | 陸上競技
中国大会が終わりました。色々と想うことがあります。自分の力不足を痛感し選手に本当に申し訳なく思います。

4継では48秒67で8位。

棒高跳では310を越えインターハイへ。

100で追い風参考ながら12秒22で6位。
200でも追い風参考ですが25秒37で5位。

2人3種目で山形へ行くことになります。無名校からのインターハイ。誇れることです。が、やはりリレーでも行きたかった。

うまく表現できません。また書きたいとは思います。とりあえず結果のみ。
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宣言

2017-06-14 | 陸上競技
火曜日。中国大会に向けてのポイント練習を終え調整練習へ。かなり軽めにします。朝練はバトンウォーク。ポールは基本を軽く。身体を動かす程度としました。

午後は全身に刺激を入れるレベル。この日は初めて「中国大会に向けての抱負」を口にさせることにしました。部員の前で「中国大会でどうしたいのか」「これまでの想い」を話をする。うちの選手はこういう部分が苦手です。だからこそきちんと「想い」を話さなければいけない。「伝統」がないからこそこういう場面を作っていく。

2年前、今の3年生が入学してきたときに私が赴任。当時は県総体でさえ「別世界の話」でした。試合会場でアップすることさえできない。そこからのスタート。それがなんとか中国大会へ進むことができるチームとなりました。2年生女子3人が強いからそれを果たせているという感じがあるかもしれません。しかし、女子ポールに関しては本当に0からのスタート。インターハイが狙える位置にいます。そこに大きな意味があると思っています。

男子ポール選手が「感謝」を伝えていました。棒高跳をするためにはかなりの準備が必要です。一人ではできない。他の部員が毎回毎回準備と片付けをしてくれる。だからこそ練習ができる。その部分は忘れてはいけない。「支えられている」からこそそこにたどり着けるのです。女子ポールも同様。今からできることはほぼない。自分にできることをする。そして3m20を越えてIHをつかむ。こうやって宣言させることで自分自身の中も変わってきます。

女子のリレー。昨年までのことを話していました。記録も出せず準決勝敗退。勝負に参加することさえできなかった。そのことは大きかったのだと思います。今年は記録も出せている。だからこそIHをつかむ。1年前から「4人」でやってきた。ずっと「4人」でその目標に向けて進んできた。だからこそ「意味がある」と思っています。「4人」という言葉を全員が口にしていました。メンバー変更はない。その想いでやってきた。

珍しくNが「Sの分まで私が走るので大丈夫」とみんなの前で言っていました。「これまではずっと微妙だったけど最近は自分で走れているのが分かる。だから自分が速く走って稼ぐ」と。こういう部分が生まれてくるとチームは変わる。前日に渡した「日誌」に関してはそれぞれが思うことがあったようです。こうやって「想い」が生まれ細部までこだわり始めれば「力」は出せる。

Aと1本で多く走りたい。そういう気持ちだと思っています。「行けたらいいな」という感覚はありません。力を出し切って勝負。絶対的なチームがいるので勝つのは難しいと思います。それでも表彰台を狙うだけの力はあると信じています。

話すのは下手です。それでも「想い」を口にする。ここだと思っています。個人種目でも「勝負する」と話していました。Nは「12秒20、25秒30。これを風がない状態で出す」と宣言。エースになりつつあるのかなと感じました。普段絶対にこのようなことは言いません。それでも「自分がやらなければいけない」という感覚。

Aが「何もないところからスタート」と言っていました。今回自分たちがIHを勝ち取って「流れ」を作る、と。結果を意識しないほうが良いという指導者もいると思います。私は「目標」を必ず口にするようにしています。できると思ってやらなければいけない。もちろん、「結果」だけを求めるのではなくそこに向けて「やるべきことをやる」というスタンスなのですが。

進みます。とにかく前に。全員の「想い」を背負う。来年こそは男子と一緒にリレーで上を。その想いを全員が持っておかなければいけないと思います。

成長を感じます。勝負。
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刺激

2017-06-13 | 陸上競技
続き。

月曜日のことを。

県総体以降、バトン練習をほとんどできませんでした。というか各区間の練習に関しては0です。県総体の準決勝前にSが足を痛めたためこの2週間は回復に努めてきました。Sが走れないというのであればうちがIHを狙うのは100%無理。金曜日にもその話をしました。

mmはポールがあるので絶対に走らせない。4人以外のメンバーで走るのであればどちらにしてもIHに行ける確率は0%。mmが走ったとしても48秒台が出て終わり。IHには届きません。mmがポールでIHの可能性があるのだからその可能性を捨ててまでリレーはできない。「どうしよう」と下を向いているのであれば誰が走っても同じ。1年生を使って「フィニッシュする」ことを最大目標に切り替える。それくらいの覚悟でした。

「どうしよう」と全員が足踏みしている場合ではない。「完璧に走れるように」と祈っているのか。万全の状態になるために他の者も力を貸しているのか。そうでなければ「リレー」を組んで参加する意味はない。「勝負」をするのであれば絶対的な「覚悟」が必要なのです。「想い」は目には見えない。しかし、絶対に「力」になる。そんな話をしていました。

私は土日死ぬ気で治療。月曜日の練習開始時にはほぼ回復していました。先週は8割くらいのスピードで走っていました。本数的にはかなり抑えながら。再発してしまったらそこで全ては「終わり」です。痛みがある。不安がある。その中での2週間は精神的にかなりきつかったと思います。それでも「できることを全てやる」という感覚の中で過ごしました。

この日は試合のアップ行ってから10バトンと並走。Sに関しては走れそうでしたが全力走に関しては他の3人とは別にしました。競争して変に力むと怖いからです。一人で走らせても「ピッチ走」になります。「速く走ってやろう」という意識が強すぎて重心移動が疎かになります。ほぼ個別に見ていきました。これくらい走れるの出れば問題ないと判断してバトン合わせへ。2週間ぶり。

1-2走はまずまず。総体の時には流れましたが今の段階では問題なく。1走のAがかなり動くようになっています。試合前日にもう一度確認しておきたいと思います。3-4走は安全運転で。「早出しない」というのが頭にあって完全に詰まっていました。大きなロス。この日はこれでいいと思っています。中国の時にもう一度調整していけばいい。県総体では全体的に流れ気味でしたから。

2-3走も様子見。この期に及んで何を言っているのかという話かもしれませんが。足長を伸ばしたのですがここが流れます。元に戻していきました。不安要素がないといえば嘘になります。100%の状態かといえば違うかもしれません。それは「走力」というよりも「バトン」に関してです。これまで何十回、何百回とやってきました。大丈夫だと思っています。練習でやってきたことがきちんとできるかどうか。そこだけです。

Sはバトンをやって90mを1本走って終わり。120mでも行けそうだといっていましたが止め。石橋を叩いて渡る。NとMは直線でのスタート。Aはカーブスタートです。Aはかなり走れるようになってきています。最後の最後で3年生が力を発揮してくれる。そう信じています。この日はMが絶好調。この感覚でいけば100mは楽しみ。リレーでもかなり走ってくれるだろうなという感覚です。Nは前日身体を動かしておかないとキレがないタイプ。それでもかなりいい動きをしていました。

最後に120mを1本走って終わり。以前のポイント練習と比べると量が少なくなって気がします。

開始時間が遅かったこともあり終了後帰らせました。これくらい動けば十分だと思っています。高校生です。「想い」があれば走れます。ここまで来て「技術が云々」ではない。走るしかないのです。

やっとここまで来ました。大丈夫です。目標は47秒台。ここは変わりません。それだけの力があると思っています。油断せずに最善を尽くしたいと思います。応援してください。
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引き継がれる「想い」とは

2017-06-13 | 陸上競技
月曜日。この日は7時間授業。なかなか時間の確保が難しい。それでもポイント練習をするために競技場へ。

女子に関しては最初の段階で話をしました。金曜日や土曜日に感じていたこと。うちのチームに明らかに「足りないこと」があると思っていたからです。

話をするといっても直接話をする前に「あるもの」を渡しました。前任校で4継でインターハイを勝ち取った時、kanaが県総体を終えて書いていた『練習日誌』です。普段は数行しか書かないkanaが2ページに渡って「想い」を書いていました。その時3走を走ったmanaの日誌も同時に渡しました。

当時のblogにもそのことを書いていたのでリンクを張っておきます。このことに関しては本当に私の中で大きかった。普段そのような感情を表に出さないkanaが誰よりも「リレー」に対しての「想い」を持ってくれていた。だから届いた。そう思っています。

県総体〜キャプテンの存在の大きさ〜

残念ながらうちのチームには「伝統」あがりません。これはどうにもならない現実。今の3年生が入学した時に私が赴任してきた。そこからのスタート。kanaの日誌にも書いてありますが前任校では「リレー」で中国大会に行くのは「当然」という感覚でとらえていました。それがkanaが1年生の時にバトンミスにより0.02秒差で7位。2年生の時には1-2走のバトンミスで失格。それでも「リレーに賭ける」という「想い」は引き継がれていました。

今はそれがない。だからこそ「チーム」として女子が機能しないのだと感じています。表面的な目標の共有はできているかもしれない。しかし、「本当の意味での共有」はできていない。それを感じたので金曜日にかなり話をしました。リレーを組む意味がないのではないかと。

選手は「普通にやっている」と思うかもしれません。しかし、うちのような「普通のチーム」がIHを狙う、表彰台を狙うというのは簡単なことではない。前任校では多くの先輩たちの「想い」を引き継いでいた。目には見えない「想い」が力を発揮する要因になると思います。根性論?違うと思います。個人種目とは異なり「4人」だからこそできることがある。

一人が上手くいかずに落ち込んでいる。落ち込んでいる暇はない。涙を流している暇さえない。また、誰かが苦しんでいるのであれば手を差し伸べる。その者の分まで力を発揮する。そして「心」に寄り添う。それが「チーム」だと思っています。青臭いことを言っているのかもしれません。それでも見失ってはいけない。

上述のように「伝統」はない。引き継がれる「想い」もない。だからあえて「先輩」であるkanaの日誌を渡しました。土曜日にはmakinoが来てくれた。前任校では短距離は一切やらないという形になっています。kanaやmakinoには高校の「後輩」が存在しないのです。あの子たちが必死にやってきた「想い」、先輩達から引き継いできた「想い」はどこへ行ってしまうのか。

だからこそ日誌を渡しました。うちがやるのです。「リレーに対する想い」を引き継ぎ、目標に向かうために必死になる。それができるのはうちの選手しかいないのです。「妹分」だと思っています。学校は違えど私が真剣に関わっている選手たち。「想い」は同じはず。それがなければリレーで勝ち上がるなんて夢のまた夢。

kanaは「個人種目もインターハイに行けたらいいけど・・・」「やっぱりリレーに対する想いには勝てない」と書いています。力がないからリレーに頼るのではない。個人で戦える可能性があるからこそ「リレー」を使ってみんなで強くなるのです。この感覚。

この時、manaが「自分たちは先輩の足を引っ張っている」と書いていました。まさに。100mで1秒以上の差がある。先輩と一緒に1本でも多く走りたい。先輩と走れるのは最大で5本。絶対に5本走る。そう書いていました。分かりにくいかもしれませんが、「5本」とは中国大会の3本とインターハイの2本です。当時のチームがすべてを出し切ってもインターハイの決勝は遠い夢の話。そうであれば準決勝に進んでインターハイで2本走ることを目標にする。それが適切な設定だと思っていました。それを当時の全員が日誌に書いていました。それだけの「想い」がある。

少しは変わると信じています。「総合力」という意味ではあの時よりも今のほうが上かもしれない。13秒中盤が2人いたのでエース2人が12秒1で走ったとしてもやはり「総合力」では劣ります。今はトータルで「走力」がある。足りないのは「目標の共有」と「想い」です。

良い表情をしていました。ここが大事。中国に向けて。進みます。
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できること全て

2017-06-12 | 陸上競技
土曜日。この日は練習を昼からとしていました。日程的にですね。

前日、かなり思うことがありました。それでも「必ずやる」という感覚の中で「自分にできること」をやろうと。

午前中は自ら気功、12時からmtz先生のところで気功。かなりの時間をかけました。ほぼ問題なく走れます。それでも万全を期す。練習後も気功。私自身の「個人の時間」というのはこの世にほぼ存在していないと思っています。自分の時間を使って誰かが改善されるの出ればそれでいいのではないか。そのために生きているのかもしれません。

練習自体は急遽15時半から。makinoが先週に引き続き練習に来ることになっていたのでバタバタ、車には荷物が積んであるので複数名載せることはできません。一旦競技場に行ってからもう一度駅に迎えに行く。makinoが練習に参加してくれるだけでずいぶんチームが明るくなります。不安定な状態だからこそムードメーカーの存在は大きい。神様はタイミングよく助けてくれます。まー大半の場合は「断崖絶壁」に立たせてくれますが・・・。

メニューは中国組とそれ以外の者で。アップ自体はほぼ同じにして内容自体を変えました。中国組はアップをして10バトン.
25並走。そこかから合わせ。この間に男子は中間マーク走。3本2セットとしました。中国組はバトンをやってから男子に合流。中間マークを。2本としました。この時にNが自分から「前半マークがやりたい」と申し出てきました。珍しい。自分から「~したい」という気持ちがあるのであればそれを最優先。

同時にAは「カーブ直線で中間マークをやりたい」と言ってきました。それも問題なく。決まりきったことではなくその時に「自分が必要だと思ったこと」をやる。これはすごく大切だと思います。感覚的な部分。動き的にはかなり良くなってきています。県総体よりワンランク上がっています。

そこからスタート練習。NとMはmakinoと一緒に走ることにしました。これも良い機会です。中国大会前に実際にレース感覚で走れる。NとMだけでは面白くない。そこに格上の選手が入ってくれて走るというのは良い刺激になります。makino自身もスタート局面の部分に不安を抱えているのでその部分も含めて。40mと60m、負けました・・・。が、前に比べるとある程度勝負になりかけていたかなと。試合の時になると動きの感じがさらに上がることを考えると面白いと思います。

女子は最後に120mと60m。makinoと一緒に走ってもらいました。最後互角。ある程度の手ごたえはあります。この中でどうやって勝ち上がるか。Aも少し離されていましたが以前と比べるとかなりついていけるようになっています。総合力は間違いなくが上がっていると感じました。

まだまだ未熟なチーム。その中でどう勝ち上がっていくか。本当に0からスタートしているのでこういう場面での方策が思い浮かばない。それでもAは周りに気を使ってくれています。この子の存在がチームの支えになっているのは間違いないと思っています。2年生がしっかりしてくれるとずいぶん違うなと思うのですが。

残された時間を最大限に使う。私自身何をするのか。1年くらいなら寿命が縮まっても良いと思っています。それで選手が思い切り走れるのであれば。。別に好かれようとは思いません。選手が持っている力を最大限に出してくれるのであればそれが最優先。私自身できることを全てやる。ここだと思っています。自己満足なのかもしれません。甘やかしているのかもしれません。それでもやるべきことをやる。そこに尽きる。

思うことはあります。また書きます。多分。
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絶対に

2017-06-12 | 陸上競技
金曜日。思うことがありました。

選手も色々と思うことがあると思います。が、それが上手く表現できない。自分自身のことで精一杯になる。これで勝負する意味があるのか?素直にそう思いました。県総体以降、故障した者がいるので全員で練習することができなくなっています。それにより「気持ち」の部分が上手くつながらない感覚があった。

私自身が治療などで全体にきちんと関われていないというのもあるのですが。「自分が強くなること」が最優先。それは繰り返し言い続けてきました。が、だからといって「自分のことだけ」ではダメ。手を差し伸べる。余計な心配をかけない。それぞれがもっともっと「仲間」のことを思う必要がある。単純に走力があるからリレーを組んでいるのではない。

本気でやるというのはどういうことか。それが分からない選手たちなら勝負する資格はないと思っています。うちは強豪校とは違う。一人が抜けたらその時点で「可能性」が大きく減ってしまう。今のリレーメンバーは4人で組む。これ以外の方法でインターハイを勝ち取る確率は0%です。冗談ではなく。出るだけのレースになる。

それはそれで意味があるのかもしれません。が、1年前からこの日のためにずっとやってきた。その「意味」を見失っているのではないか。

何でもかんでも「大丈夫」「良いよ」と受け入れていく。そういう指導者もいると思います。私は人間ができていないのでそういう行動はとれません。選手自身が「本気」になれないのであれば私が力を貸す必要はない。一方的な感覚かもしれませんが。それでも「譲れないモノ」があります。

全員がきちんとそれぞれのことを考えているのか。もっともっとできることがあるのではないか。そこが分かっていない。

幼い。そう感じました。チームとしては成熟していない。それでもやらないといけない。全員が「自分のこと」しか考えていないのであれば結局インターハイに行く可能性はないと思います。走る調子は過去最高レベルまで上がっています。以前インターハイに行った時よりは「走力」という部分では上かもしれません。しかし、明らかに足りないものがある。その部分は「チームの成熟度」にも関係しているのかもしれない。

3年生が1人。2年生が3人。この中で2年生が「大人」にならなければいけません。現実を突きつけました。悠長なことを言っている場合ではない。こちらも「最大限」のことをやろうと思っています。が、求められないのであればやる必要がない。インターハイに行きたいのは誰なのか?私は行っても行かなくても人生は変わりません。しかし、選手は大きく変わります。誰のためなのか。下を向いてマイナスに考えている暇はない。もっともっと「チーム」として考え行動するべきなのです。

中国大会前にこのような話をするのはどうかなというのもありました。が、「絶対にやるんだ」という「覚悟」が伝わってきませんでした。物事は常に順調にいくわけではない。つまづいたときに何をするのか。そこで価値が決まるのだと思っています。

実際問題今回の中国大会でリレーは47秒台を狙っています。それくらいの力があると。バトンがきちんとつながるのか。そちらの方が心配です。バトン練習が不足しているからではない。「心」の部分が上手く繋がっていないと感じたからです。

絶対に。その気持ちがどれだけあるか。ここが全てを決めると思っています。覚悟。

細かいところは書きません。が、かなり激怒しました。

チームとして。その部分。それのみ。
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余裕が

2017-06-12 | 陸上競技
滞っています。時間的に余裕がなくて。作ろうと思えばできるのかもしれないのですが(笑)

あれこれやることがあってそれに集中していると他のことが手につきません。blog更新は毎日の日課にしているのですがなかなか。

練習は比較的順調かなと思っています。

水曜日は雨だったので室内でトレーニング。ドリルとトレーニング、ショートダッシュという感じでした。廊下は硬いのであまり本数を重ねるとしんどいなというのもあって少なめに。

木曜日は競技場へ。天候や日程の関係ですね。中国組とそれ以外の者でメニューを分けました。加速と中間の確認。前半マークと中間マーク。その内容にカーブ直線を組み合わせて実施。勝負する種目はショートがメインですからそこを意識したメニューを中心に。最後は120mを数本。私はその場を離れたので感じはよく分かっていませんが。

金曜日。この日は卒業アルバムの撮影があるため競技場で。タイミングが悪くなかなかスムーズに進みません。1時間近くロス。その時その時に出来る事をやるしかないなと。中国組は本当に軽く。短い距離の確認をしてそれぞれがスタート練習。本数もかなり少なめにして。早目に上がりました。

それ以外の者はDMスキップからDM走。ここはきちんと意識できると随分違います。負荷的にはかなりあると思うので疲労があるかなとは思います。それでも先の事を見ながらやっていくしかない。

うーん。中身がほぼないですが。書きたいなと思うことは結構あるのですが。多分また書きます。多分。

面白くない内容ですが。記録として。
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