kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中国大会~200m~

2017-06-21 | 陸上競技
最終日。200mのみ。出場選手はNとMの2人。前日のこともありますがこちらもIHを決めたい。県総体の走りができれば十分可能だと思っていました。

Nは予選から高校記録保持者と同じ組。一緒に走れる機会はそれほど多くありません。直線に入るときには3~4番手。上手くスピードに乗るころができていません。ラスト50mでなんとか追いついて2位でフィニッシュ。25秒91。続くMは前半から遅れてしまい直線に入った時には差がついていました。25秒台には大きく届かず26秒61。上手く走れませんでした。ここはこれからの大きな課題だと思います。勝負するためにはすべての面で強化しなければいけない。足りないですね。

時間的なこともあり準決勝前は体を動かすことはしませんでした。連続でレースですから。こちらもできることをしっかりとやりました。準決勝は予選と同じく高校記録保持者と同じ組。予選と同じように前半遅れてしまいました。100mのタイムだけ考えると遅れることはないのですが。疲れもあるのかもしれません。それでもラスト50mで少しずつ追いつき25秒39で2着。自己ベスト更新です。

この時点で「表彰台」の可能性が見えていました。ラウンドを進むごとに力を発揮するタイプです。とはいえ、2年生。思っている以上に「タフさ」が必要になる地区大会。消耗していたと思います。決勝までの時間、こちらもマッサージなどを実施して対応。少しだけでも疲労が抜けるように。

決勝は6レーン。内側には高校記録保持者。スタートはまずまずでしたがカーブの真ん中くらいで内側から抜かれる。直線に入った時には6位くらいだったでしょうか。なんとか追い続けて5位に入りましたが、こちらも「不完全燃焼」というレースでした。本人は疲れ果てていましたが満足する感じは一切ありませんでした。

今回の全てのレースを振り返ると「安定している」というのはあります。予選から決勝まで個人もリレーもすべての部分で「一定の記録が出せる」と思います。余力がないというのはあると思っています。予選からMAXでいかなければ勝負にならないですから。それでもラウンドが進むごとに力が出せるようになっていくというのは必要だと思います。

今のうちの選手に足りないのはその部分。練習の中からきちんと組み立てていかなければいけないと思います。県総体以後、十分に練習ができていなかったと思います。これはすべて私の責任。

考えさせられる結果だと思います。もっとできることがあったのではないか。レース毎に力を発揮できるようにできたのではないか。

私自身反省しなけれいけません。無名校ですが100&200、女子ポールでIHです。誇れるはありますがやはり反省すべき点が多くあります。

中国、終わりました。喪失感が。
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中国大会~100m~

2017-06-21 | 陸上競技
棒高跳と同時並行で100mが実施されていました。気持ちを切り替えながらレースに臨まないといけない。それでもやるしかないという感じです。

予選、バックストレートから見ていました。2組目にN。まずまずのレース。追風参考で12秒48。タイム的にいまいち。スタブロからのでの感じがあまりよくありません。3組目にはM。スタートの部分で完全に遅れました。こちらも追風参考ながら12秒58。4着となりプラスでの準決勝進出となりました。

実際のところ、実力が上の選手が棄権している部分がありました。「100mでのIH」というのもわずかながら可能性がある。バックストレートから見ていたのですぐに行くことはできませんでした。目の前でポールの競技が行われている。それを放置して100mのところに行くというのは・・・。IHの枠を争っているのは100mもポールも同じ。

ポールで3m10を1度でクリアしてIHが確定。mmに声をかけてから慌ててサブトラックへ。あまり時間はありませんでしたが多少なりとスタートの確認をしたいなと。数本だけでも構わないのでやっておきたかった。Mは2歩目でのブレーキが著しい。Nは一歩目の引き出しができません。短時間でも修正をしておく必要があると思っていました。なんとか形になって準決勝へ。

1組目はN。先ほどよりは上手くスタートできました。今シーズンの課題となっている加速段階の部分も少しずつできるようになってきています。追風参考ながら12秒27。組の2着となり決勝へ。Mは2組目。全体的に精彩を欠き追風4mで12秒49。後で確認してみるとまだ体が動いていて構えができていない状態で「set」がかかってしまったとのこ。自分のペースではレースはできません。ここは大きな課題。順応するようにしていかなければいけない。

決勝はNが8レーン。内側はかなりの追風。外側は弱い追い風。これは競技場の特質だと思います。言っても仕方ない。「8レーン」ということに関して思うことはありますが。レースはまずまずのスタートから中間で伸びを欠きました。何とか粘って追風2.5mで12秒22。6着に入りました。なんとかIH出場です。指導してきた選手の中で3人目の100mでのIH。多いのか少ないのか・・・。

が、やはり満足はできません。「最低でも5位」という感覚だったからです。上位2人は11秒台、3人目は12秒0台。準決勝までの流れを考えると4位の選手もかなり強い。4人には勝てないなという感じでした。力を出し切れれば5位。しかし、結果的には6位です。

IHに行けた。これは本当に素晴らしいことだと思います。指導し始めて初めて預かった「12秒台」の選手。なんとか結果を出させてあげたいという気持ちはあります。チーム内のエースがIHに進むというのは大きい。しかし、まだ「絶対的なエース」ではない。

スプリントフォームは独特です。大きく修正するつもりはありません。Nにあったフォームを習得していくしかないと思っています。筋力もまだまだ。技術的な部分に関してもまだまだ。改善点はかなりあります。Nが11秒台に入らなければうちが全国で勝負するという感じにはなりません。オーソドックスな走りではないだけにこちらも試行錯誤しなければいけません。

練習で見れば誰がエースなのかはっきりしない。「力」で引っ張るという部分に対してまだまだ不足しています。親しい先生方からは「良く走った」と言っていただきます。独特な走りですから難しいと思います。それでもここはまだ「通過点」です。実際、有力選手が棄権していなければIHはなかったと思います。力不足は否めない。

Mに関しても同様。自分自身が一番分かっているはずです。このままでは戦えない。それが分かって行動自体が変化しなければやはりIHはない。チーム内でIHに個人種目で行ける選手が複数出てこなければやはりうちは「弱い」ままです。

100mでIHを決めました。笑顔はありませんでした。悔しさを感じているようです。ここが次につながると思います。
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