kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

自分たちで決める

2016-06-23 | 陸上競技
続き。

選手には「自分たちでルールを決めなさい」という話をしました。毎日の練習や家での行動。「自分たちで決めたことを守る」という約束事が必要になると思いました。大きな声を出す、毎日〇回の補強をする。何でもいいと思います。自分たちが決めたことを自分たちで守るという姿勢があるかどうかで競技に対する取り組みも大きく変わってくると思うからです。

私から「ルール」を与える。時間を守れ、休む時には連絡をしろという「当たり前のこと」でしかありません。毎日練習に来るというのはルールでもなんでもなく「当然のこと」でしかない。ここを「守ったら強くなる」のではなく「強くなるための最低条件」でしかないのです。ここは守れなければ練習に参加する資格がないという最低条件。ここを守ったから強くなるというものではありません。

自分たちで「約束事」を決める。絶対にやり遂げるという約束事。ここができて初めて「チーム」として機能すると思っています。以前指導していたチームでは「飴玉一つも間食しない」という「約束事」を自分たちで決めていました。ストイックすぎる部分がりますが・・・。今はそこまで厳しく求めるつもりはありませんが、「強くなりたい」と思えば自分たちでやるべきことは見えてくるはずでず。

「甘いスイーツを毎日食べたい」という欲求と「もっと強くなって活躍したい」という欲求は同時に満たすことはできません。並列に並ばないのです。好きなものを好きなだけ食べて体重が増える。それでも「速く走りたい」というのは不可能なのです。何かを選べば何かを捨てないといけない。やりたいことを全てやって尚且つ「試合で結果を出したい」というのは不可能だと思っています。単純に「強くなりたい」が「きつい練習はしたくない」という欲求は両方を満たすことができないのです。

自分たちで判断させる。こういう機会を増やしていきたいと思っています。「約束事」が守れないようであればそれまでの選手でありそこまでのチームであったということ。「インターハイで戦いたい」「中国を勝ち上がりたい」と口にしたとしてもそれに見合うだけの行動ができないのであれば結局は「絵に描いた餅」でしかない。「やるんだ」という気持ちがあっても「行動に移せない」のであればそれは「実現の可能性がない」話になるからです。こういうときには学年は関係ないと思っています。1年生だからできない。上級生には指摘できない。こういうどうでもいい関係があればチームとしては停滞します。本当に必要であれば関係なくやらなければいけないのですから。

どこまで本気で「約束事」を決めたのかわかりません。それを本気で実行しようとするのかどうかも分かりません。が、「指導者が選手を強くする」というのはエゴだと思います。今回の中国大会で最高の結果が残せなかったのはすべて私の責任です。私が「そこまでの力をつけるための準備をしてあげられなかった」からです。ここ数日間書いているような「心」の準備をきちんとしてあげられていたら結果は違ったかもしれません。練習云々というよりはそこの部分が不足している感じがしました。選手は与えられた練習を一生懸命にやっています。そこの部分は間違いない。だとすればそこに到達すまでの「心」の準備であったり、「取り組む際の中身」が意味のあるものにならなければいけない。

このblog、関係者の方々も見てくださっているようです。選手や保護者の方に読んでもらう。このblogを書く意味はそこにあると思っています。こういう性格ですからしつこくしつこく話をします。それに加えてblogでも私の考え方を書いています。それをどう感じてくれるかどうか。気に入らないという方もいると思います。しかし、最後は「覚悟」だと思っています。私の前だけ「お利口さん」で頑張れるような選手では陸上競技で大成する事はないと思います。本当に強くなるためには「裏表なく努力できる」というのが最低条件です。

私1人の力でどうこうしようとは思っていません。多くの人の力を借りながらやっていく。周りはサポートするしかできないと思っています。家族やこれまで関わってくださった方々、周囲の友人など多くの人がいるから今の自分がいる。周りは「そこまでしなくても良いじゃないか」というかもしれない。そんなに陸上競技を真剣にやっても意味がないと思うかもしれない。私は「人間的な成長」がなければ競技では大成しないと思っています。これも何度も何度と書いていますが。

普段の選手の様子を伝える。全てはできませんが様子を知ってもらう事は大きいと思っています。このblog、批判の対象になりやすいですがこうやって「頑張っている姿」や「これからの課題」を示すことで何らかの意味があると思っています。最終的にやるのは選手たちです。我々に出来ることは限られています。私や周囲が本気になったとしても最後は選手自身でしかありませんから。

最初はやる気になるかもしれません。大切なのはそれを継続することです。できなければ一瞬で落ちていきます。ある意味簡単な話です。強くなるかならないかはここに影響されるのですから。多くの人の力を借りながらやっていきたいと思います。力を貸してください。この子達が自分達で決めたことを最後までやり通せるように支えてもらえるとこちらも随分楽になります。

本当の変化を生み出すかどうかは本人次第です。それでも周りはサポートするしかありません。叱咤激励しながらなだめすかしながらやっていくしかありません。とはいえ本当に強くなりたいかは本人しかわかりません。その気がないならどれだけ周りがサポートしてま何も残りませんから。

私もやり方を考えながらやっていきます。見守ってください。
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自分が変わる

2016-06-23 | 陸上競技
前の記事の続き。

「受け身」の姿勢のままでどれだけ強くなれるのか。最初から「何が何でも強くなる」ということを求めていないといわれたらそれまで。それ以上の事を求めるのは酷だと思います。普通にやって楽しく終われたらそれでいい。そう思う選手がいてもおかしくないと思っています。が、それでは「市内大会で試合に出た」と喜んで終わってしまいます。中国大会に行って「相手にしてもらえない」と感じたのであればそこで止まるわけにはいかないのです。

私のコントロールを離れた時にどれだけ真剣に競技に向き合えるか。そこはすごく大切なことだと思っています。「指導に飢える」という感覚。自分自身が強くなるためにもっと指導を受けたいと思う感覚。ここが今のうちの選手には足りない。なんとなく「指導を受けることが当たり前」となっている。これは悪い意味ではありません。私自身も指導をしたいと思っています。が、「動きの意味」をどれだけ話しても「とりあえずやる」選手と「何が何でも動きを変えてやる」と思う選手では1日やれば大きな差になります。その部分は「距離を置く」事でしか分からないのではないかと思っています。

期末考査期間に入ることもあり「自分たちでやる」という意識を持たせようと思いました。全員で集まって練習をするのは「一定回数のみ」にします。今回は「土日のみ」としました。それ以外の日は学校で練習をすることを禁止。やりたければ自分の家の周りでやればいい。本当に強くなりたいのであれば一定期間自分自身でやってみろということです。一緒に集まって練習をすれば簡単です。自分で決めなくても練習パートナーが「これをやろうか」と決めてくれればそれにしたがってやっていけばいい。自分で考える必要がないからです。「依存心」があれば人に頼り続けます。それではこれから先強くなることはないと思っています。

まだ発達段階にある高校生に「自分で考えてやってみろ」というのは無責任かもしれません。しかし、それはいつになれば「自分でできる」時期になるのでしょうか。本当に強くなりたければ自分自身でやる部分が必要です。例えばウエイトコントロール。私から「大丈夫か?」と言われて間食を止める選手が本当に強くなるでしょうか。家に帰って「補強をしているか?」と私から確認をされるような選手が厳しい中国大会を勝ち抜いていけるでしょうか。結局は私が「選手をコントロールして強くなる方向に進める」だけであって本人たちの「強い意志」がなくても進んでいくのです。そうであれば面白くないなと感じています。今更ですが。

試合が終わって悔しさを出している選手もいました。その「悔しさ」が本物であれば自分自身で行動で示すべきです。誰かに与えられた環境の中で「とりあえずやっていたら強くなるだろう」という感覚でいたらそこから抜け出せません。時間がもったいない。何が何でも強くなりたい。その「想い」を持っているのであれば「自ら強くなるための方法」を考えるべきです。すべては「物事に対する取り組みの姿勢」です。すべての事に手を抜かず一生懸命にやる。その感覚がなければどれだけこちらがアプローチをしてもほぼ無駄なのではないかと思っています。

「時間がない」「勉強が忙しい」「一人ではできない」という「言い訳」が口をついて出るような選手であれば結局は「これから先の活躍はない」と思います。冷たいかもしれませんが。強くなりたいのであれば「自主的にできる時間」をどれだけ使っていけるかが重要になるのです。これまでと同じように「教えてもらえるのを待つ」という感覚では強くなることは不可能。勉強に関しても教えてほしれければ自ら「教えてもらいたいから時間を作ってくれないか」と申し出ればいい。「何とかなるだろう」という感覚の中では競技も勉強も上手くいかない。「積極性」が必要になるのです。

選手たちには「強くなるために必要であれば性格さえも変えろ」という話をしました。「自分は積極的な性格ではないから」という「自分の中のルール」を決めて行動を制限しているのであれば強くなるはずがありません。以前は女子選手に「女を捨てろ」と話していました。今やるべきことはオシャレや遊びではない。人生の中で1度しかできない競技人生に賭ける。それくらいの「覚悟」がなければ勝てるものも勝てません。時代錯誤かもしれませんが。すべての事をそれなりにやりたいと思えばそれでいい。が、限られた時間を使って「何が何でも強くなる」と思うのであれば何かを犠牲にしなければいけないのです。それをしないで「教えてもらったら強くなる」という考え方でやっていたら強くなるはずがない。

今は私と一緒に競技をやりたいという選手が何人か来てくれています。突き放したとしたら「こんなつもりでうちに来たのではない」と言われるかもしれません。が、これも私の指導の一つです。最終的に「自分自身の想い」がなければだれの指導を受けても同じです。「強くしてもらう」という感覚で指導を受けようと思っているのであれば遅かれ早かれ「頭打ち」になります。最終的にやるのは「私ではない」からです。強くなりたいのであればそれなりの「強い意志」を持って行動をするべきです。それができないのであれば強くなる可能性はない。やらないほうがましです。

私に言われて「仕方ないから練習をする」という姿勢があるならそれは「強くなる選手ではない」ということ。自らが欲して行動しない限りは強くなるはずがないのです。素直に言葉を信じて行動することができる選手だけが可能性を大きくしていくと思っています。毎日毎日きつい練習をすれば強くなれると信じているのは間違いだと思います。「強くなりたい」と思っていてもその方法が分からない。数えきれないくらいいると思います。しかし、根本は「強くなるためなら何でもする」という気持ちが必要なのです。ここができない選手であればどれだけ力があっても強くならない。

「眠さに負ける」「きつさに負ける」「忙しさに負ける」という部分。誰にでもあります。しかし、本当にそれでいいのか。言い訳をしている間は絶対に強くならないのです。「強くなりたい」と口にしながら「強くなるため」の練習ができない、行動ができない選手に神様は微笑まない。だからこそ「自分で行動を起こす」という時間を作ります。

批判もあるかもしれません。が、進学校では考査期間中は一切練習禁止というところもあります。それでもインターハイに行く選手が出てくる。間違いなく自分で時間を作って体を動かしているのです。そうでなければ強くなるはずがないですから。数日間全く体を動かさないで練習再開すればどうなるか。考えるまでもありません。自分自身が何のために「陸上競技部」に所属して活動しようとしているか。ここが分かっていれば私があれこれ言う必要はないのです。

長くなりました。もう少しだけお付き合いください。
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スタンス

2016-06-23 | 陸上競技
火曜日、この日は朝練で全員集合させました。本来であれば月曜日に集まる方がいいと思うのですが、あれこれやる事があるでしょうから。

久々に全員揃いました。今回参加した2年生に前で話をさせました。3年生がいない中国大会。2年生は中国大会で戦ったことはありません。「経験」という見えない力は全くないのです。その中で戦うことの大変さ。1年生が中国や全国を経験した事があるといってもあくまで「中学レベル」の話。真剣にインターハイを狙っているチームとの差とは大きな差があります。

雰囲気の差。力の差。威圧感。様々なことを感じたようです。一番明確なのは「今のままでは相手にならない」という部分。これをどれだけの選手が感じられたか。「参加して終わり」では困ります。多くの時間と労力を使って経験した中国大会。この中国大会があったから強くなれたと言える大会にならないといけないと考えています。

他チームは3年生がいてその力に引っ張ってもらいながらやってきました。うちの男子は県総体以後自分達でやっています。女子はかなり早い段階から下級生だけでやっています。ある程度自分達のやるべき事が見えてきていると思います。誰かについていけば勝手に強くなるという部分ではありませんから。

中国大会が終わってから私自身考える事がありました。他のチームではほとんど専門的な指導を受けることなくある程度の練習しか出来なくて勝ち上がっていく選手がいます。偶然選手が集まってきたというのもあるかもしれません。それでも「自由奔放」の中で戦うことができる選手もいる。私自身が指導者としてもっと見極める力がなければ戦えないのではないかという気持ちがありました。

今。選手は練習に来れば何となくメニューを提供されて言われたことだけをやっておけばそれなりに結果が付いてくる。深く考えずに練習に来ても周りが練習をしているのでそれに付いておけば負荷もかかる。何となく力が付いてくるのです。が、このままでは「同じ場所で止まってしまう」気がします。選手達が「自分で強くなる」という感覚がなければ上のレベルで戦うことはできないのではないかと感じました。

今回、中国大会で全くといって良いほど戦えなかった。ここは選手達も痛切に感じているはずです。そこで心から「強くなりたい」と思えたか。多分これまでも「勝ちたい」という気持ちはあったはずです。が、それは指導者の指示に従って言われたことをやっていたら「勝手に強くなる」という感覚の中での部分。自分の中から湧き出してくる「強くなりたい」が本物になっていないのではないか。

こんな「当たり前」の話をわざわざもっともらしく書くのもどうかと思いますが。選手自身が「何が何でも強くなるんだ」「強くなるためなら何でもやる」という気持ちがなければ大きな飛躍は望めないのです。 実際にこれまで見てきて強くなる選手には「共通点」がある気がします。「指導者がいないから〜できない」と言っている選手で強くなった選手は少ない気がします。専門的な指導が受けられないから自分で考え、自分の意志で強くなるための行動をする選手は必ずといっていいほど強くなる。

他県の強豪校では「絶対に強くなる」という強い意志を持った選手が専門的な指導を受けられる環境に進むので自然と強くなる。ここの差は歴然としています。誰かに強くしてもらうという感覚ではなく、自分自身で強くなるために指導者の力を借りるという感覚なのだと思います。最終的に「何が何でも強くなる」「絶対にやり遂げる」という気持ちがあれば指導者の伝えたい事を感じ取って自ら行動が出来るようになります。今のうちのチームには「自分でやってやる」という気持ちが足りない気がしています。

これは責任放棄と捉えられるかもしれません。が、どれだけ力があっても「受け身」の姿勢のままで上の大会で戦える事はないと思います。本当に強くなりたいのであれば「自分に何が必要なのか」を考える必要があります。実はここの部分をどうするかがこれからの課題になるのではないかと思います。自分自身のために行動を変えていけるかどうか。言われてからやるというのではなく「自らの意志でやる」という姿勢を身に付ける必要があると思っています。与えられることに慣れている部分があるので簡単にできないかもしれませんが。

本当に強くなりたいのであれば「自分のために考える」という姿勢が必要になります。ここがなければどれだけやってもこれから先は強くならないでしょう。ある程度のところまで行って終わってしまう。このままでは戦えない可能性がある。そこに目を向けていく必要があると思っています。

ここの部分が変わってくると大きなレベルアップにつながると思っています。このことに関してはもう少し書きたいと思っています。また書きます。
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チームが育つためには

2016-06-22 | 陸上競技
前の記事の補足というか書き足りないことを少し書いておきます。

男子は数人ですが個人で上の大会が狙える選手がいます。学年に関係なく力を高めるためにどれだけ積極的になれるかだと考えています。男子がリーダーシップを発揮して全体を引っ張ってくれるようにならないとチーム全体が強くなることはありません。私の指導は「女子向き」と言われることがあります。しかし、男子でもきちんと対応できると考えています。男子は女子に遠慮してしまって自分達の存在をアピールできなくなる。そのためなかなか目立たないのです。

男子がしっかりと引っ張ってくれるとチームは大きく飛躍します。自分が強くなるためかどこまでそこを理解して取り組めるかだと。自分だけ強くなれば良いと考えていたら結果的に強くなれないと思っています。「情けは人の為ならず」という言葉があります。これは他者に親切にしていたらその親切は回り回って自分に返ってくる。他人のためにやっている事が実は自分のためになるという感覚を持たないといけません。それができて初めてチームとしてて機能し始める。

また、「マネージャー」の存在も大きいと思っています。これまで見てきた他県のチーム。やはりマネージャーがしっかりとしています。雑用だけでなくチーム全体をコントロールする事ができる。男子に話をした時にマネージャーも同席していました。その事を伝えました。

マネージャーと選手は別物。こう考える人も多いと思います。が、同じチームメイトです。マネージャーが「自分は関係ない」と思ってやっていたらチーム全体が停滞を生み出します。前任校で「マネージャーのお世話が必要」という事がありました。時間を守らない、周りに気を使わせるという状態でチーム作り云々の話ではなくなります。マネージャーだからといって特別扱いはしません。

昨年、県総体が終了後マネージャーが「朝練の参加について」申し出てきました。いや、これはありがたいとです。全ての面でマネージャーを特別扱いしない。マネージャーも「チームの一員」ですから行動を共にするべきだと思っています。そこの部分の話を確認しました。マネージャーがしっかりとしている時はチーム全体が育ちます。この事は何度も書いてきました。間違いない事実だと思います。

チームの中に自分自身の居場所があるか。そこはすごく大切だと思います。それぞれが自分の役割を理解して行動できるかです。役割を演じる必要があると思っています。チーム内に必要とされる。力があるから必要とされるというのではなく「何かしらの形で貢献できるかどうか」が大切なのです。力があってもそれだけではダメだと思っています。チームとして強くなるためには何となく練習をしていたら戦えないからです。

そんな話をしました。まだ成長段階の選手たちにどこまで求めるのか。それは人それぞれ。私は私なりのやり方でやっていきたいと思います。
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伝えること

2016-06-22 | 陸上競技
月曜日、中国大会から戻って翌日。さすがにキツかった。これまでと比べると肉体的にキツかった気がします。若くない。

それでも朝練には参加(笑)。居残り組がいますからそちらの練習をしないといけません。中国組に関わる時間が多くなっていたので自分達でやってもらう事が多くなっていました。当然の事と言えば当然なのですが、だからと言ってそれで良いのか?!と言われると違いますから。

午後は雨が降っていたのもあり室内での練習としました。最初にミーティングをしました。本来であれば参加した選手も集めて話をするべきだと思います。しかし、木曜日と金曜日に授業を抜けていますからそれを補っておかなければいけません。ノートを写させてもらったりと基本的なことはやらせたいと思っています。そのため完全に休み。朝と同様に男子だけのミーティング。

県内で上位入賞して中国大会に参加しました。が、結果的には全く歯が立たない。これは実際に肌で感じられるかどうかで大きく変わってきます。男子にはそのチャンスがありませんでした。その分足りない事が出てきます。

本当に強くなりたいかどうか。ここの話をしました。今回、棒高跳び男子が中国大会に進みました。女子が記念Tシャツを購入していましたが男子は購入せず。話を聞くと「次にF達とリレーで来た時に買うから今回はいい」との返答。遠慮しての発言だったのかもしれません。それでも「チームとして戦う」という意識が芽生えているのだと思います。その事も伝えました。

また、「最後は自分のこと」という話もしました。練習に参加すれば当たり前のようにメニューを提示される。言われたことだけをやっていればそれなりに練習は出来ます。が、これで本当に戦えるようになるのか。毎日の練習に対して「強くなること」を考えて取り組めているか。ここは大きなことだと思います。これまで見てきて「とりあえずやる」というのが練習の中にありました。チームが成熟していないから当然だといえばそうなのですが、これでは戦えない。「仕方ない」では済まない。

何のためにやっているかを理解しているか。とりあえず私に言われたからその動きをやる。それはプラスにならない。受け身の練習をしていたら秋も来年も「参加するだけ」で終わってしまう。どうすれば自分が強くなれるかを真剣に考えて行動に移せない選手は最後に勝ち上がることはできない。そう思います。与えられたことだけやっていて強くなるのであれば簡単です。専門的な指導を受けられなくても強くなる選手がいる。合宿などで学んだことを理解して自分で取り組むことが出来るからです。

この日はメニューを出しました。が、細かい指導はほぼせず。廊下でドリルなどをさせましたがお互いに動きを見ながらそこを指摘する。この練習の中で他者の動きをみる癖がつく。本当にチームとして強くなろうと思うのであれば自分のことだけやっていたらダメ。更には自分のことしか考えない選手が集まれば強くはならないと思います。他者の動きを見ることで自分自身の動きを振り返ることが出来ます。本当にやらないといけない動きを頭で理解してそれを身体で示す。こういう部分が出来るようにならないと戦うというのは遠い話です。

しばらく自分達でやらせました。廊下でやっていますが私は教室内で待機。声だけは聞こえてきました。互いに指摘し合いながらやっています。まーきちんと指摘している選手は数人だったかもしれません。こういう部分に話です多少なりと温度差があります。まだまだ「競技」という部分に向き合えない者もいます。性急にやらないといけないとは思いません。少しずつでいいと思っています。最後は自分自身に返ってくる。

後半、少し練習を見ました。意識している選手は随分動きが良くなっています。昨年やりたくてもなかなか出来なかった動きをやることに。前に進むための動きです。これが丁寧にできるようになると中間の動きにつながっていきます。基礎的な動きのみをやってきました。それでもその動きが出来たかどうかといえば不十分。まだまだ徹底には至りません。甘い動きをしていたら結果的に走りは変わらない。やりたいことが出来なくなります。

最後に少し走って終わり。まずまずかなという感じですね。これからどう変わっていくか。変わらないのか。ここはしっかりと見ていきたいと思っています。やるべき事がきちんとできるようにならなければ時間をかけても同じことですから。

私も考えます。それがどうプラスになるのか。選手に上手く伝えられるかどうかだと思います。
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感謝する心

2016-06-21 | 陸上競技
中国大会期間中、参加する選手だけではなくサポートする選手もいました。人にはそれぞれ立場があり全員が表に立って活躍するわけではない。そこの立ち位置を理解して動けるかどうかは大切なことだと思う。

そして出場する選手は支えてもらうことが当たり前ではない。自分の為に誰かが陰で支えてくれている。その事を忘れてはいけない。その気持ちを忘れた時点で強くなる資格はない。

今回は3年生マネージャーも中国大会に参加しました。選手登録をしてきちんとした手順を追って連れて行きました。県総体でリレーと個人2種目での中国大会出場がマネージャーを参加させるための最低条件。ここは大きなモチベーションの1つになっていました。他の選手からそうやって思える人物がどれだけいるでしょうか。

今回もチーム全体を上手くコントロールしてくれました。これだけ献身的に働いてくれるマネージャーはどこに出しても恥ずかしくないと思いますね。この1年間、本当に様々な場面で支えてくれました。こちらの伝えたい事を感じ取ってくれて動いてくれる。3年生は一人だけでした。下級生が上手く動かなったりする中でストレスも感じていたはずです。苦しくてもそれを表に出さずひたすら選手を支えてくれる。チームとして男女が少し機能し始めたのはマネージャーのおかげだと思っています。

中国大会が終わって学校に戻ってから話をしてもらいました。突然の事なので事前に何も考えていないはずです。それでも本当の気持ちが伝えられるはずです。飾らない言葉。これが相手に何かを伝えるためには必要なことだと持っています。

1年生の時に「選手を支えられるマネージャーになりたい」と全体の前で話をしていたそうです。出来ないことが多かったが一つ一つできるようにしていった。私が来てからは全ての練習が一新されています。競技をするために新しいことを導入していましたから大変だったと思います。このマネージャーのすごいところは私が指示をした内容を忘れないように全てメモ書きしていた所です。私のように思いつきで練習をするタイプの指導をすると周りの人間は大変だと思います。私自身が忘れてしまう可能性もありますから。

マネージャーの話。みんなを支えようと思っていた。みんながリレーで上の大会に進もうと一生懸命にやっている姿を見るのが嬉しかった。1人で大変なことも多かったけど、一生懸命にやっているみんなの姿を一番近くで見ることができた。みんなに支えてもらったからこうやってやってこれた。みんなには本当に感謝している。ありがとう。

大まかにはこのような話でした。うーん。多くの選手が支えらてきた。こちらが感謝の言葉を伝えるのが当然なのですが、マネージャーが感謝の言葉を発する。正直泣きそうでした。我慢しましたが。こういう子だからチームとして機能し始めたのだと思います。3年生男子が表に立って引っ張ってくれていましたが、マネージャーが陰で支えてくれるからこうやってチームとしての取り組みができたのだと思います。心から感謝したい。

全員がこの気持ちを持てた時、チームとしては本当に強くなると思います。やってもらって当たり前ではない。今の自分がいるのは多くの人の支えがあるから。一番近くで支えてくれていたマネージャーが「みんなのお陰で頑張れた」と話している。これが何を意味するかです。ここの感覚がなければ人として大きな成長はないと思います。どれだけ力があったとしても「誰かに支えられている」という感覚がなければ人としての成長はないからです。

中国大会を終え完全に新体制でチームを進めていきます。1年生のマネージャーが2人います。このマネージャーがどれだけ成長してくれるかはチームにとって大きな部分です。チームをコントロールすることができるかどうか。まだまだ不安が残りますがやるしかありません。うちのチームは本当に若いチームです。若さと幼さを持っている。伸び代はかなりありますが、同時に危うさもあります。

多くの人の力を借りながらやっていきたいと思っています。私の力だけでは何もできません。誰かに支えられているという感謝の心。ありがとうという言葉。ここがきちんとできるようにならないと先には進まないと思います。ここに関しては本当に思うことがあります。ここのレベルで終わるのか。それとも上のレベルに駆け上がるのか。どちらでしょうか。本当に戦うために。マネージャーの「想い」を全員が引き継いでもらいたいですね。

心がありがとうと言いたい。感謝しています。
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中国大会~悔しさ~

2016-06-20 | 陸上競技
これも感じたこと、思ったことを書いておきます。

中国大会。6位入賞してインターハイ出場を獲得した選手、喜びを感じているでしょう。本当は優勝を狙っていたのに負けてしまって2位となる。こんな選手もいるはずです。また、今回は同タイムや0.01秒差でインターハイ出場を逃すという選手も複数いました。これは上手く表現できない。この立場にならないとその感情の表現はできないでしょう。また、周りがどのような言葉をかけてもその気持ちは救われないかもしれない。

今回、4継でインターハイに出場しようと思えば「47秒台の力」が最低条件となっていました。準決勝を勝ち上がる時点で46秒台のチームが1チーム、47秒台が4チーム。今の我々の力では「太刀打ちできない」くらいの話です。最低でも47秒中盤を安定して出せる力がなければ「インターハイ」には行けないのです。うちのチームの力では「残念だ」「悔しい」と思うこともできないくらいの「圧倒的な力の差」を見せつけられた気がします。男子の4継も「41秒中盤」が出せないとインターハイはない。

が、私は心の底から「悔しい」と思っています。「勝てない」「他のチームは強いから仕方ない」という考えは一切ありません。どうすれば「勝てるか」しか考えていないのです。また、バカなことを言っていると思われるかもしれません。が、真剣に「勝つためには何が必要か」を考えています。

「日本一を目指す」という言葉。本気です。周りが「無理だ」といったとしても私自身が「無理だ」と思った瞬間からすべては終わってしまいます。自分の可能性を「諦める」ことになるからです。私は諦めません。絶対にできると信じ切っています。だから「力の差」を見せつけられたときに「悔しい」と心から思いました。「仕方ないな」という気持ちはありません。よく頑張ったという気もない。

中国地区は47秒台を出さなければ6番以内に入れないかもしれません。が、全国を見ると近畿地区では46秒台を出さないとインターハイには進めないのです。男子であれば40秒台が出せる力がないとインターハイには行けないのです。「中国で6番以内」だけを見ていたらこれから先戦えないと思っています。もちろん、選手にはその部分は見えないと思います。実際に経験したことがないのだから。私自身が何度かインターハイに選手と一緒に参加させてもらって「力の差」を突き付けられました。その度に「悔しい」と思う。

レベルが高いから勝てなくても仕方ない。そういう気持ちがあればこれから先戦える可能性はないと思っています。「今回は勝てなかったけど、次は何とかしよう」だけではどうにもならないと思うのです。自分に足りないものは何か。それが自分のこととしてわかるかどうか。「仕方ないな」で終わっていたら次はないのです。勝つために必要なものが明確にならない限りは勝てない。そう思っています。47秒台を安定して出せなければ勝てないのであれば「出すためにどうすればよいか」を考えるしかない。出せないから・・・と考えていたら次にはつながらないのです。

私が話をしていた時にある選手が「涙」していました。余程悔しかったのだと思います。現時点で準決勝進出ラインのギリギリにいるような状況では「ラウンドを進む」ことはできません。それほど甘くない。そのことを選手がどれだけ感じ取れるかなのです。負けて「駄目だった~」と笑っているような選手では強くはならないと思います。それくらい勝負に対してシビアにならないといけない。「相手が強かったから」という表現だけではどうこうできない。次につながる「結果」にはならないと思っています。

相手が云々という前に「戦えるだけの力を身に着ける」というのが前提にあります。相手と戦えるだけの「力」がなければどうあがいても勝負にはならないからです。自分自身がそれに見合うだけの「強さ」を身に着けなければ戦う土俵にさえ上がれないのです。「上がれたらいいな」というくらいで勝負出るはずがない。私が「悔しい」と思うのは自分自身がいつの間にか「勝負する」という感覚が小さくなっていたことです。

本当に勝負しようと思えば今のままでは足りない。何もかも足りない。そこをしっかりと考えたいと思います。前の学校では中国大会に進むまでに3年、そこからインターハイに行くまで3年。かなりの時間を要しました。それは私が経験してきたから分かること。今の選手にはわかりません。今年、どうしても中国に進みたかった理由はここにあります。

自分たちが実は「小さな存在だ」と理解するためです。県内で戦えていてそこそこ活躍できていたとしてもそれは「小さな世界」での活躍でしかない。中学時代のベスト記録を出したしても決勝にさえ進めない。今の自分たちの力では戦えないというのを突きつけられる必要があります。そのためには「力の差を見せつけられる」必要があると思っていました。正直、ここまで戦えないとは思っていませんでしたが・・・。それでも何人かに「今のままでは相手にならない」と理解させるには十分だったと思います。

これで「悔しい」と思うか「やっても勝負にならない」と思うかは選手次第だと思っています。これが今後の勝負を分けると思っています。これくらいで「これ以上やっても勝てない」と思うならどれだけ練習をやっても強くはならないと思います。最初から「勝てない」と思っている相手に勝てるほど甘くはないですから。

「悔しさ」が本物かどうか。一瞬の「悔しさ」では力にはなりません。これが今後どれだけこの子たちの財産になるか。私から言われて本気になるのであればこれから先の伸びはないと思います。最後は自分たち次第だから。「悔しい」と思って本気で涙を流せるか。流せないようならそれまでの選手。負け続けます。もちろん座って待っているだけで強くなるわけではありませんから。これからの取り組みが重要になります。

長くなりました。また書きます。
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中国大会~うちは弱い~

2016-06-20 | 陸上競技
中国大会。とにかく「力の差」を突き付けられました。今の時点では勝つことはできない。それが現実だと思っています。

今回は女子4継は予選を49秒36で走りました。予選での目標は48秒8でしたから遠く及びません。これまでの中国大会であれば「50秒切り」で予選通過が見えるという感じでした。決勝に進むのが48秒台。インターハイが48秒5を切る。これは私自身の「感覚」ですし、「過去のデータ」からすればここが一つのラインになるかなという感じでした。が、今回は49秒36が「プラス4」の4番目。ぎりぎり準決勝に進めました。これも強豪校がバトンミスをして失格したため上がれた。本来であれば予選落ちで終わってしまっていました。

これだけの戦力をもってこの記録しか出なかったというのは・・・。周囲から批判されても仕方ないと思います。チームにはそれぞれ目標があると思います。「上の大会で自己ベストを更新する」というのは大きなことです。ううちは「49秒36」で走った。これはチームベストです。しかし、これは「出て当然の記録」でしかありません。この記録を評価できるかといえば「力不足」としか言いようがありません。48秒8が最低レベルの記録だったと思います。そこに対して0.5秒足りない。これが現実なのです。

中国大会に参加する。これはうちのチームにとって本当に大きなことでした。これまでリレーで中国に進んだことがあったのかはわかりません。が、ここ最近はなかったと思います。それが「リレーで中国」という大きな目標を達成した。それも1年生が1人走らない中での中国大会。私自身どこかで「満足」していたのかもしれません。本当ならもっと上を目指す指導をしていかなければいけない。が、いつの間にか「中国に進んだ」という時点で「最低限はクリアした」と思っているのかもしれない。

アップ会場での動きはかなり良かったと思います。これなら「48秒台は出せるかな」という感じでした。準決勝は「49秒35」でした。3走からアンカーにバトンが渡るところで両隣と横一線。3チームがここで競り合っていました。早出となりました。この緊張感の中で「自分が速く走らないと」という気持ちが生まれる。隣と接触するくらいの接戦ですから慌てるのは当然です。3走が「待て」を連発してなんとかバトンが渡りました。「それがなければ48秒台が出せた」と4走の選手は悔やんでいました。が、結果は49秒3です。これも私がもっともっと細かく指導できていなかったからです。

バトンに関しては細かくやってきたつもりでした。が、バトンを離すのが早かったり渡してすぐに減速してしまったりと「やるべきこと」が徹底できていない部分がありました。その「小さな積み重ね」がこういう意部分に出てくるのだと思います。結果的に勝負できない。1年生が3人、2年生が1人の「若いチーム」です。リレーを本格的にやり始めたのはこの春になってから。4月からしかできていない。「時間が足りなかった」というのは正直、指導者の言い訳にしかなりません。毎回の練習の中でもっともっと細かく言っておかなければいけなかった。

実際、練習中「離すのが早いな」とか「渡して終わっているな」と感じることは何度もありました。準決勝の前のアップの時にも4走少し早出している状況でした。それを「落ち着いて」「Sだけを見て」という「誰にでも言えること」しか伝えていなかった。なるべくしてなる。私がもう少し「徹底した指導」をしておかなければいけなかったと思っています

「若いチーム」だから次がある。そういうつもりはありません。周りからは「強い選手が集まっているのだから強いのは当然」といわれるでしょう。それくらいの覚悟はあります。これだけのメンバーが集まっていて「49秒3」が出た。そこを周囲から評価される。今のメンバーでインターハイに出場する。これは最低限の条件だと思っています。

リレーメンバーには話をしました。3走から4走のバトンで他のチームと並んでいた時点ですでに「負け」ているのです。1年生の力を発揮させられなかった私の責任です。選手たちはよくやってくれていた思います。もちろん、今のままの取り組みで勝ち上がれるほど甘くはありません。中学時代と比較すると練習量も増えているはずです。実際は「何も考えずに走っていた」という段階から「細かいことを言われる」段階になっています。自分の感覚などをもう少し表現できるようになっていかないといけないと思っています。

県内で戦う分にはこれくらいで走れれば十分だと思います。が、中国地区や全国を見たときにうちのチームは「弱い」のです。その現実を痛いほど突き付けられました。これはすごく大切なことだと思います。いつの間にか勘違いしていなかったか。1人が交代したら問題なく48秒台に突入できると過信していなかったか。どこかに「慢心」があったと思います。県総体で1人走らずに49秒台が出せなかったこと。ここにすでに「敗因」があったのだと思っています。

私自身が「慢心」しているのかもしれない。痛切にそう思います。うちは弱い。そして私自身が甘い。それはすごく大きなことだと思います。現実はそれほど甘くない。世の中には一生懸命に練習している選手がたくさんいるのです。それを忘れたくはない。自分たちだけがやっているわけではないのですから。

マイナスな内容に思われるかもしれません。が、私は前向きです。表現的にマイナスに感じられてしまうかもしれませんが・・・。また書きます。
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中国大会~参加する~

2016-06-20 | 陸上競技
木曜日から中国大会に「参加」してきました。日曜日までの4日間。初めての中国大会。結果としては「参加した」という形で終わってしまいました。

今回私は真剣にインターハイを狙っていました。が、今の時点の力では遠く及ばない。勝負する舞台に立つ前に終わってしましました。こちらももっともっと考えないといけないと思っています。

跳躍系は「最初の高さ」を跳んで終了。マイナス評価をするつもりはありません。これは「参加した」というレベルの話だと思っています。棒高跳びは3m60。これは自己ベスト。よくやったのではないかと思います。本来であればこの高さを県総体で跳んでおかなければいけなった。この子の同級生は専門の指導者がいる学校に行って細かい指導を受けています。2人ともインターハイ出場。大きな差がついています。自分でやらなければいけない状況ですから。それでもできることをしっかりとやっていく必要があります。

高跳びは自己ベストタイ記録を跳べずに終わりました。春先の状況からすればもっともっと記録を伸ばせると思っていました。これは私がきちんとした指導ができないからだと思っています。跳躍の基礎的な部分を教えてもらわないといけない。助走がきちんとできるようにならないといつまでたっても跳躍になりません。今回インターハイを決めた記録が1m59。それほど高い記録ではありません。可能性は十分にあった。春先の故障が響きます。私も勉強しなければいけないというのを突き付けられました。

最初の高さを跳ぶ。本当に「参加した」という感じです。棒高跳びを見ていると上位入賞選手が跳躍を始めるのは4mを越えた辺りから。女子の高跳びでいれば153くらいからでしょうか。実際にある程度の「力」がないと勝負に参加することができないのです。今回は「参加した」というのが一番適切な表現だと思っています。

この責任は全て私にあると思っています。もっときちんと練習をしなければいけない。いつの間にか「中国大会に進む」ことが目標になっていたのではないかと思っています。

1年前、新天地に赴任して「日本一を目指す」という話をしました。その時にその場にいた選手の大半は「この人は何を言っているのか」と思ったはずです。中国大会に進むという話さえできていないのに「日本一」という想像もつかないことを言っている。「できるわけない」というところからスタートしています。昨年は多くの大会で県で予選落ち。それが「日本一」を目指すというのは遠すぎてついてこれないという話はあったと思います。

実際に1年後には中国大会に出場しました。これは「1年生の力」によるところが大きい。実際に「0からのスタート」であれば中国大会は厳しかったかもしれません。跳躍の2人は2年生です。自分たちの力で「出場権」を勝ち取った。が参加してから「戦う」だけの力はまだありませんでした。1年生の間に中国大会を経験できたいたら全く違う結果を出せたのかもしれません。「強豪校」ではそれは「当たり前」のことです。上級生が下級生に伝えていく。その中で「自分たちのやるべきこと」が見えてくる。参加することを目標にしていたら「最初の高さ」で終わってしまうのです。もっともっと高い水準を目指さないといけない。

今回は女子の棒高跳び選手を連れて行きました。今回は参加することができていません。秋からの本格的な種目開始に向けて何をするかだと思っています。中国大会とはどのようなものか。ここを「見る」ことで何を感じるかだと思っています。県内は女子の棒高跳び選手はいません。この状況でいけば「中国新人への参加」は可能だと思います。が、これも「参加する」ことで終わってしまう可能性がある。そういう状況を変えなければいけないのです。参加して終わる。これは「思い出づくり」にはなりますが「競技としての本質」とは異なります。

中国大会に「参加」しました。これが今回の一番適切な表現方法だと思います。また書きます。
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いろいろ

2016-06-16 | 陸上競技
思うことがたくさんあります。ここに書けないような内容も。かなりイラッとする部分。前に比べると我慢できるようになりましたがこれだけ「揚げ足取り」のようなことがあると。まー良いんです。本当はまったく良くないけど。

火曜日は中国組はほぼ休み。朝の段階で「想い」を引き継ぐという話をしました。この意味がきちんと分かるようになると良いなと思います。今の自分達が存在するのは多くの人の支えがあるからです。ここの部分は絶対に忘れてはいけない。今、私が目の前の選手たちを指導できるのはこれまで出会ってきた教え子達のおかげです。多くの「想い」があります。

実際に県総体の結果、多くの教え子が見てくれていました。「すごいですね」とか「おめでとうございます」「これからが楽しみですね」という言葉をもらっています。多くの教え子が素直で一生懸命に物事に取り組んでいました。学校は違っても私と一緒にやっているという事で彼女達にとっては「後輩」なのだと思います。前任校で必死にリレーでインターハイを目指してきた。その時の「想い」は決してなくなりません。

顧問が替われば方針も明らか変わる。当たり前のことだと思います。前任校ではリレーが組めない。投擲中心で県内で圧倒的な力を示しています。重きを投擲に置くというのは当然の選択。短距離は今の3年生を最後に誰もいなくなります。県内で一番最初にセパレートのユニフォームとなった短距離チームはしばらく活動を停止することになると思います。

だからそこれまでの「tokusho」の「想い」を次につないでいくために冬期練習は毎週のように一緒に練習をしていきました。今の2年生に「tokusho」の「想い」を引き継ぐためです。これは周りから批判されることなのかもしれません。お前の想いだけで他の人間を振り回すな、と。実際に最初この頃は戸惑いもあったと思います。「嫌だ」と思う選手もいたでしょう。自分達のやり方とは違うという部分を受け入れていくというのは簡単ではないですから。

それでも頻度が増えるたびにお互い仲良くなりました。tokushoの選手には後輩がいません。うちの女子には先輩がいません。お互いに「縦の関係」がない。体育会系の厳しいことを求めているのではなく、「教え伝えられる」という部分がないというのはチーム作りに取って大きなマイナスだと思っていました。そういうこともあり県内の大学で競技を続けている教え子や兵庫で競技をしている教え子とも一緒に練習をしました。力のある選手と一緒にやることで自分達の目指す所を明確にしてもらいたいからです。

正直、いきなりインターハイと言われても現実味は湧かないと思います。中国大会さえも見えていなかったのですから。それでも新入生の加入もありここまできました。厳しい部分はありますがインターハイを狙う、と発言しても大丈夫な所まで。新天地で結果を出していないのに偉そうなことばかり言うな、と快く思っていない人も多くいたと思います。中国に進んだことで多少なりとそういう声は小さくなったかもしれません。

しかし、中国大会を目指しているわけではありません。これで結果を出したとは一切思っていません。インターハイでラウンドを進んだ時、勝負できた時が初めて「スタートライン」だと思っています。だからこそ多くの人の「想い」を引き継いでいきたい。頼れるものは全て頼って強くなりたい。そう思っています。

中国大会を迎えます。これからです。見守ってください。また書きます。
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