これも感じたこと、思ったことを書いておきます。
中国大会。6位入賞してインターハイ出場を獲得した選手、喜びを感じているでしょう。本当は優勝を狙っていたのに負けてしまって2位となる。こんな選手もいるはずです。また、今回は同タイムや0.01秒差でインターハイ出場を逃すという選手も複数いました。これは上手く表現できない。この立場にならないとその感情の表現はできないでしょう。また、周りがどのような言葉をかけてもその気持ちは救われないかもしれない。
今回、4継でインターハイに出場しようと思えば「47秒台の力」が最低条件となっていました。準決勝を勝ち上がる時点で46秒台のチームが1チーム、47秒台が4チーム。今の我々の力では「太刀打ちできない」くらいの話です。最低でも47秒中盤を安定して出せる力がなければ「インターハイ」には行けないのです。うちのチームの力では「残念だ」「悔しい」と思うこともできないくらいの「圧倒的な力の差」を見せつけられた気がします。男子の4継も「41秒中盤」が出せないとインターハイはない。
が、私は心の底から「悔しい」と思っています。「勝てない」「他のチームは強いから仕方ない」という考えは一切ありません。どうすれば「勝てるか」しか考えていないのです。また、バカなことを言っていると思われるかもしれません。が、真剣に「勝つためには何が必要か」を考えています。
「日本一を目指す」という言葉。本気です。周りが「無理だ」といったとしても私自身が「無理だ」と思った瞬間からすべては終わってしまいます。自分の可能性を「諦める」ことになるからです。私は諦めません。絶対にできると信じ切っています。だから「力の差」を見せつけられたときに「悔しい」と心から思いました。「仕方ないな」という気持ちはありません。よく頑張ったという気もない。
中国地区は47秒台を出さなければ6番以内に入れないかもしれません。が、全国を見ると近畿地区では46秒台を出さないとインターハイには進めないのです。男子であれば40秒台が出せる力がないとインターハイには行けないのです。「中国で6番以内」だけを見ていたらこれから先戦えないと思っています。もちろん、選手にはその部分は見えないと思います。実際に経験したことがないのだから。私自身が何度かインターハイに選手と一緒に参加させてもらって「力の差」を突き付けられました。その度に「悔しい」と思う。
レベルが高いから勝てなくても仕方ない。そういう気持ちがあればこれから先戦える可能性はないと思っています。「今回は勝てなかったけど、次は何とかしよう」だけではどうにもならないと思うのです。自分に足りないものは何か。それが自分のこととしてわかるかどうか。「仕方ないな」で終わっていたら次はないのです。勝つために必要なものが明確にならない限りは勝てない。そう思っています。47秒台を安定して出せなければ勝てないのであれば「出すためにどうすればよいか」を考えるしかない。出せないから・・・と考えていたら次にはつながらないのです。
私が話をしていた時にある選手が「涙」していました。余程悔しかったのだと思います。現時点で準決勝進出ラインのギリギリにいるような状況では「ラウンドを進む」ことはできません。それほど甘くない。そのことを選手がどれだけ感じ取れるかなのです。負けて「駄目だった~」と笑っているような選手では強くはならないと思います。それくらい勝負に対してシビアにならないといけない。「相手が強かったから」という表現だけではどうこうできない。次につながる「結果」にはならないと思っています。
相手が云々という前に「戦えるだけの力を身に着ける」というのが前提にあります。相手と戦えるだけの「力」がなければどうあがいても勝負にはならないからです。自分自身がそれに見合うだけの「強さ」を身に着けなければ戦う土俵にさえ上がれないのです。「上がれたらいいな」というくらいで勝負出るはずがない。私が「悔しい」と思うのは自分自身がいつの間にか「勝負する」という感覚が小さくなっていたことです。
本当に勝負しようと思えば今のままでは足りない。何もかも足りない。そこをしっかりと考えたいと思います。前の学校では中国大会に進むまでに3年、そこからインターハイに行くまで3年。かなりの時間を要しました。それは私が経験してきたから分かること。今の選手にはわかりません。今年、どうしても中国に進みたかった理由はここにあります。
自分たちが実は「小さな存在だ」と理解するためです。県内で戦えていてそこそこ活躍できていたとしてもそれは「小さな世界」での活躍でしかない。中学時代のベスト記録を出したしても決勝にさえ進めない。今の自分たちの力では戦えないというのを突きつけられる必要があります。そのためには「力の差を見せつけられる」必要があると思っていました。正直、ここまで戦えないとは思っていませんでしたが・・・。それでも何人かに「今のままでは相手にならない」と理解させるには十分だったと思います。
これで「悔しい」と思うか「やっても勝負にならない」と思うかは選手次第だと思っています。これが今後の勝負を分けると思っています。これくらいで「これ以上やっても勝てない」と思うならどれだけ練習をやっても強くはならないと思います。最初から「勝てない」と思っている相手に勝てるほど甘くはないですから。
「悔しさ」が本物かどうか。一瞬の「悔しさ」では力にはなりません。これが今後どれだけこの子たちの財産になるか。私から言われて本気になるのであればこれから先の伸びはないと思います。最後は自分たち次第だから。「悔しい」と思って本気で涙を流せるか。流せないようならそれまでの選手。負け続けます。もちろん座って待っているだけで強くなるわけではありませんから。これからの取り組みが重要になります。
長くなりました。また書きます。
中国大会。6位入賞してインターハイ出場を獲得した選手、喜びを感じているでしょう。本当は優勝を狙っていたのに負けてしまって2位となる。こんな選手もいるはずです。また、今回は同タイムや0.01秒差でインターハイ出場を逃すという選手も複数いました。これは上手く表現できない。この立場にならないとその感情の表現はできないでしょう。また、周りがどのような言葉をかけてもその気持ちは救われないかもしれない。
今回、4継でインターハイに出場しようと思えば「47秒台の力」が最低条件となっていました。準決勝を勝ち上がる時点で46秒台のチームが1チーム、47秒台が4チーム。今の我々の力では「太刀打ちできない」くらいの話です。最低でも47秒中盤を安定して出せる力がなければ「インターハイ」には行けないのです。うちのチームの力では「残念だ」「悔しい」と思うこともできないくらいの「圧倒的な力の差」を見せつけられた気がします。男子の4継も「41秒中盤」が出せないとインターハイはない。
が、私は心の底から「悔しい」と思っています。「勝てない」「他のチームは強いから仕方ない」という考えは一切ありません。どうすれば「勝てるか」しか考えていないのです。また、バカなことを言っていると思われるかもしれません。が、真剣に「勝つためには何が必要か」を考えています。
「日本一を目指す」という言葉。本気です。周りが「無理だ」といったとしても私自身が「無理だ」と思った瞬間からすべては終わってしまいます。自分の可能性を「諦める」ことになるからです。私は諦めません。絶対にできると信じ切っています。だから「力の差」を見せつけられたときに「悔しい」と心から思いました。「仕方ないな」という気持ちはありません。よく頑張ったという気もない。
中国地区は47秒台を出さなければ6番以内に入れないかもしれません。が、全国を見ると近畿地区では46秒台を出さないとインターハイには進めないのです。男子であれば40秒台が出せる力がないとインターハイには行けないのです。「中国で6番以内」だけを見ていたらこれから先戦えないと思っています。もちろん、選手にはその部分は見えないと思います。実際に経験したことがないのだから。私自身が何度かインターハイに選手と一緒に参加させてもらって「力の差」を突き付けられました。その度に「悔しい」と思う。
レベルが高いから勝てなくても仕方ない。そういう気持ちがあればこれから先戦える可能性はないと思っています。「今回は勝てなかったけど、次は何とかしよう」だけではどうにもならないと思うのです。自分に足りないものは何か。それが自分のこととしてわかるかどうか。「仕方ないな」で終わっていたら次はないのです。勝つために必要なものが明確にならない限りは勝てない。そう思っています。47秒台を安定して出せなければ勝てないのであれば「出すためにどうすればよいか」を考えるしかない。出せないから・・・と考えていたら次にはつながらないのです。
私が話をしていた時にある選手が「涙」していました。余程悔しかったのだと思います。現時点で準決勝進出ラインのギリギリにいるような状況では「ラウンドを進む」ことはできません。それほど甘くない。そのことを選手がどれだけ感じ取れるかなのです。負けて「駄目だった~」と笑っているような選手では強くはならないと思います。それくらい勝負に対してシビアにならないといけない。「相手が強かったから」という表現だけではどうこうできない。次につながる「結果」にはならないと思っています。
相手が云々という前に「戦えるだけの力を身に着ける」というのが前提にあります。相手と戦えるだけの「力」がなければどうあがいても勝負にはならないからです。自分自身がそれに見合うだけの「強さ」を身に着けなければ戦う土俵にさえ上がれないのです。「上がれたらいいな」というくらいで勝負出るはずがない。私が「悔しい」と思うのは自分自身がいつの間にか「勝負する」という感覚が小さくなっていたことです。
本当に勝負しようと思えば今のままでは足りない。何もかも足りない。そこをしっかりと考えたいと思います。前の学校では中国大会に進むまでに3年、そこからインターハイに行くまで3年。かなりの時間を要しました。それは私が経験してきたから分かること。今の選手にはわかりません。今年、どうしても中国に進みたかった理由はここにあります。
自分たちが実は「小さな存在だ」と理解するためです。県内で戦えていてそこそこ活躍できていたとしてもそれは「小さな世界」での活躍でしかない。中学時代のベスト記録を出したしても決勝にさえ進めない。今の自分たちの力では戦えないというのを突きつけられる必要があります。そのためには「力の差を見せつけられる」必要があると思っていました。正直、ここまで戦えないとは思っていませんでしたが・・・。それでも何人かに「今のままでは相手にならない」と理解させるには十分だったと思います。
これで「悔しい」と思うか「やっても勝負にならない」と思うかは選手次第だと思っています。これが今後の勝負を分けると思っています。これくらいで「これ以上やっても勝てない」と思うならどれだけ練習をやっても強くはならないと思います。最初から「勝てない」と思っている相手に勝てるほど甘くはないですから。
「悔しさ」が本物かどうか。一瞬の「悔しさ」では力にはなりません。これが今後どれだけこの子たちの財産になるか。私から言われて本気になるのであればこれから先の伸びはないと思います。最後は自分たち次第だから。「悔しい」と思って本気で涙を流せるか。流せないようならそれまでの選手。負け続けます。もちろん座って待っているだけで強くなるわけではありませんから。これからの取り組みが重要になります。
長くなりました。また書きます。