kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

県総体~相変わらず・・・~

2016-06-02 | 陸上競技
これは完全にどうでもいい話。これまで真面目な話ばかり書いていたので。

これだけ長々と思うこと書いている。一度もあったことがない人やほとんど関わりがない人は「kanekoは立派な人だ」と思われているかもしれません。そのような期待を裏切るのは申し訳ないのですがkanekoは残念な人間です。そこを知らずに「すごい人だ」とか言われたら生きていけないかもしれません(笑)。親しい人は全くそんなことを思わないのですが・・・。それどころか扱いの悪さは県内一ではないかと思っていますね(笑)

県総体2日目。blogのタイトルに「相変わらずのkaneko」と書いています。実はまー情けない話がたくさんありまして・・・。日曜日、4継と男女100m、男子のマイルがありました。それだけでかなりのエネルギーを使っていました。そんな中で遅い時間から男女マイルが始まります。そこでkanekoは毎回大きなエネルギーを消費します。審判業務なのですが本当にハード。これは大変なのです。一日中雨が降っていたこともあり身体も冷える。疲れはピーク。1時間近くマイルと格闘して終了。ヘトヘトでした。

それでも片づけをして帰らないといけません。役員控所に荷物を置いていました。小物が入るセカンドバックと着替え類を入れる大きなバックを2つ持っていました。プログラムや役員編成を書いているタイムテーブル、陸上年鑑など細々したものが机の上に散乱していました。一つ一つ確認する元気もなく大きなバックにぶち込みました。基本的に「片づけができない」人間なのでこういう行為はよくあります。どちらにしても疲労困憊だったので片付けなかったとは思いますが。机の上に自分のものがないのを(適当に)確認して外に出ました。

外に出たところで色々な人から話しかけられる。これはほかの人よりは多いのではないかと思っています。他校のOBOGも話しかけてくれます。他校の選手も同様に話しかけてくれます。そして知り合いの保護者も。こうやってあれこれ話していました。最後に国体関係で関わった選手としばら話す。遅くなってきたのでそろそろ戻ろうかと思う。ほかの先生と連絡をとろうかなと思って携帯を探したのですが見つかりません。ん??

先ほど荷物を詰め込んだ大きなバックを探してみますがない。まさか・・・。疲れ果てていてきちんと確認できずに出てきたのかもしれません。競技場内を確認しようと思って表玄関に行くとすでにドアが閉まっています。職員の方もすでに帰られています。何てことだ・・・・。どうしようか悩み続けてあたふたしていると国体でお世話になっているトレーナーさんが「事務所」に連絡を取ってくださいました。本当に申し訳ない。が、「どうしても必要なのか?」と問われる。どうしても、と言われると強くは言えない。「諦めます」と返事をして終了。無念。

仕方なく携帯不携帯のまま帰ろうと思いポーチを開けてみる。何とそこに赤い携帯が・・・。マイルが始まる前に車の鍵と携帯はこちらのバックに入れていました。速攻でトレーナーさんに謝罪。「逆に職員が来なくて良かった」という話になりました。その後、携帯を開いてみると電話が複数入っていました。あー本当に申し訳ない。各方面にご迷惑をかけしています。

その後会った方々に「またかよ」と失笑され弄られ続ける。ダメキャラが定着していますね。自業自得としか言いようがないのですが。最近では何かあったら選手が「これ忘れていますよ」と持ってきてくれるようになりました。私以外の人達が成長していっています。これで本当に良いのか?!

わたしに大きな期待をしてくださっている方々。残念ですが私はこんなもんです。特別なことはありません。興味のある分野には長けているかもしれませんがそれ以外は怪しい(笑)。それはそれで良いかなと諦めています。ダメですね。

他にもかなりあったと思うのですがこのネタはここで終わらしておきます。
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県総体~それぞれの想い~

2016-06-02 | 陸上競技
昨年の県総体から1年。3年生にとっては最後の県総体になります。可能であれば中国大会にリレーで進みたかった。が、男子はここで終わってしまいました。もう少し何かできたのではないかと思う気持ちはあります。それでも「過去の事」を言っても現状は変わりません。以前と比べると断然取り組みのレベルは上がりました。が、それは本当に必要なレベルの取り組みだったのかは分かりません。確実に練習を積むことができたというのだけは間違いのない事実です。

この冬期練習、男子は「100%積めた」とは言い難いところがあります。言い訳をするつもりはありません。やるべきことが全てできたのではないというのだけは確かです。「競技以外の事」でかなりの時間をとられ強化期間を逃してしまった者もいます。また、故障を繰り返してしまいほとんど冬期練習ができなかった者も。もっともっとじっくり時間をかけて練習が積めれば良かったのかもしれません。ジワリジワリと方向転換をしていくことで「怪我をせずにそれなりの練習を積む」ことはできたかもしれない。が、それでは何年もかかってしまいます。今の3年生がいる間に「チーム」としての土台を作っておかなければいけないと思っていました。3年生はあと1年しかないから「どうでもいい」という考え方は私にはできませんでした。

これまでの路線とは大きく変えました。「競技志向」での指導。そこにたどり着くためには「一定の基準」を設ける。1年前にはblogが炎上しました。これは選手云々ではなくですが。「自分のやり方を押し付ける」という指導者に見えたのでしょう。blogにはその一部分しか書いていません。「お前は大した指導者ではない」「周りからの評判は最低」などと辛辣な言葉を書き込まれました。「匿名」だからできる部分でしょうか。blogを閉鎖したほうが圧倒的に楽だなと思う気持ちもありましたが「応援しています」というコメントも複数もらいました。このblogの存在が誰かの役に立つのであればそれは意味がある。「ノイジーマイノリティー」と「サイレントマジョリティー」です。誹謗中傷のようなコメントを書く「ノイジーマイノリティー」の声は大きく聞こえる。しかし、それが全ての人の意見を反映しているわけではない。応援してくれている人もいる。そう思ってやってきました。

3年生はそんな中で「こちらが求めること」を少しずつ感じてくれるようになりました。もちろん私のやり方が「正しい」というつもりはありません。が、100%間違っているという気もありません。何度も書いていますが私は「聖人君子」ではありません。私の発言、行動がすべて正しくて一点の曇りもないとは思っていません。万人に受け入れられないかもしれない。それでも「自分が信じる道」を進みたい。それが「気に入らない」「受け入れられない」という人は数えきれないくらいいるでしょうが・・・。

ここ最近、何度も書いていますが今「hosho」がそれなりに強くなってきているのは「新入生の加入」が主な原因だと思われています。スーパールーキーが何人も入ってきていますから当然そう思われると思っています。覚悟の上です。しかし、方向性の定まらない新入生がどれだけたくさん入ってきても「チーム」にはなりません。それを受け入れる「土台」があるから「チーム」として機能するのだと思っています。今、女子が活躍してくれましたがこれができたのは間違いなく「3年生の存在」があったらです。これがなければ勝負どころの話ではありませんでした。3年生が1年間かけて「チーム」を作ってくれたからこそ「今」があるのです。関わりが少ない人からはあれこれ言われるかもしれませんが私は「3年生の存在」があるからだと自負しています。

日を改めて3年生には全体の前で話をしてもらおうと思っています。この日は私はあえて席を外すつもりです。そのほうがこの子たちが下級生に対して「想うこと」を伝えることができるだろうから。今年、卒業式を迎えるときには「私に対するメッセージカード」は不要だと伝えました。どこの学校でも卒業生が「ありがとうございました」と書いてくれるやつですね。今年に限っては「メッセージカード」は不要だと思っています。それを書いてくれるのであればもっと練習に顔を出して直接話をしたいからです。まだまだ伝えたいことはたくさんあります。1年間という短い間では伝えきれない部分がありました。そうであれば「直接話す中で伝えたい」「伝えてもらいたい」と思うからです。辛いなと思うこともたくさんありますが「それぞれの再スタート」だと考えたい。

また、全てが終わってから「tokhsho」の短距離が挨拶に来てくれました。1年生の間だけですが短距離の指導をさせてもらいました。私が転勤したこともありそれ以後は「専門的な指導なし」でやってきました。BOSSがいてくださるお蔭で活動はできていたと思います。練習計画なども自分たちで立てていたはずですから難しい部分は多々あったはずです。リレーで中国大会出場を目指していましたが届かず。女子の2人もあと一歩のところで次のラウンドを逃す。最後の最後で男子エースが200mで3位に入り中国大会を決めてくれました。それが唯一の救いだったかもしれません。

「ありがとうございました」と涙ながらに来てくれました。お礼を言われるほどの事をしたとは思っていません。この冬期は毎週土曜日、一緒に練習させてもらいました。単調な冬期練習です。指導を受ける環境がなければどうしても「甘え」が出てしまう。私的には「チーム」を作るためにtokushoと一緒にやりながら色々と教えてもらうことが大事だと思っていました。こちらこそ「ありがとう」と言いたい。この子たちの存在があるから今の「hosho」がある。事実だと思っています。私はこの子たちのために何もしてあげられなかった。それでもこうやって「ありがとう」と言ってくれるのは本当に幸せです。

「tokusho」はこの3年生で短距離系は選手がいなくなりました。短距離で一時代を築いた「tokusho」は終わりを迎えました。卒業生たちにはそのことを伝えていました。「短距離チーム」がなくなってしまう。OBやOGにとっては「原点」がなくなります。時代の流れだと思っています。しかし、私が指導している「hosho」の短距離が「tokusho」の「想い」をつないでくれると思っています。リレーを中心に「チーム」を作っていく。自分のために、自分以外の人のために一生懸命になれる。競技」を通じて「大切なもの」を学び取れる選手になってくれると信じています。

多くの人の「想い」がある。それに応えるだけの「心」があるかどうか。不平不満を言い続けて強くなることはない。強くなることを考えたら「自分でやっていく」しかないのです。多くの事を言われながら涙したこともあるでしょう。そんな中でも諦めずに前を向き続けた。この「hosoho」「tokusho」の3年生の「想い」は大切につないでいきたいと思っています。もちろん私がではなく「選手」がですが・・・。

選手は本当に成長しています。保護者の方がそれを感じてくれているかどうか。周りの大人がそれを感じてくれているかどうか。他校の選手が、中学生がそれを感じてくれているかどうか。「他者に認められるため」にやっているつもりはありません。しかし、一番近くで見守ってくださっている保護者には常に「感謝」だと思っています。「勝つこと」だけを求めていない。「勝つこと」を目指す中で人として成長していければいいのだと思っています。

本当に力が問われるのはこれからです。今からどうなるかが「hosho」としての真価が問われる部分です。多くの人の「想い」の上に成り立っています。それを忘れずに進んでいこうと思います。感謝の気持ちを忘れずに・・・。
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県総体~コンディショニング~

2016-06-02 | 陸上競技
県総体1日目、女子4継の1走Mが足を痛めていました。肉離れではないと思っています。それなりにもも上げもできます。が、走ると痛い。この部分をどうしていいのか悩んでいました。私はそういう部分では専門家ではありません。技術的な部分やトレーニングの部分などはできますが「身体の調整」などは難しい部分があります。朝から気功に行ってもらって治療をしてもらいましたが完全に走れる状態とは言えない。

偶然、先日教え子でパーソナルトレーナーをやっている教え子から連絡がありました。その時に「時間があれば大会を見に来て欲しい」と伝えていました。来てくれることになっていたので少し早めに会場に来てもらうように連絡しました。この日は4継の事もあり私自身がバタバタしていました。トレーナーをやっているということなので話をしたいなと思っていました。話を聞くと福岡で「師匠」について数年間パーソナルトレーナーやチームトレーナーをやっていたようです。山口県と違ってそういうトレーナーを雇ってコンディションを整えたり自分の体を使えるようにしていく部分が多いということでした。

「縁」なのでしばらくMを預けて様子を見てもらうことにしました。トレーナーを初めて少ししかたっていないという状況であればとても頼めません。大切な選手を適当に扱われると困ります。が、今回話を聞いて競争が激しい福岡県でしっかりと「師匠」について実績を上げているということなので見てもらうことにしました。とはいえ、いきなり走れるようになるわけではないですから。試合観戦の合間に体を動かしたり調整してもらってです。

翌日の決勝の事もあるので少し体を動かしてみようかということになりました。その前の段階で「バランスの悪さ」を指摘され、更にはなぜ同じ足ばかりを痛めるのかを説明してもらいました。実際に痛めている脚のほうが「太い」と思っていました。筋力不足で痛めているのではないというのは私が見てもわかる。だからこちらの足の筋力を上げていくことが本当にプラスになるのかどうかわかりませんでした。話を聞いてみると「反対脚の股関節の可動域」が逆足の痛みにつながっているのではないかと。その部分を改善しなければ痛みが引いたとしてもまた同じことになってしまうだろうと。

なるほど。「施術」して身体の状況をよくしてもらうこともすごく大切なことだと思います。しかし、今回のような場合は根本的な改善をしなければ次も同じ状況を生み出すことになると思っています。そうならないように何をしていくかを相談していかないといけないなと思いました。その後はアップについてもらってMの足の状況、バランスなどを見てもらいながら「パーソナルトレーナー」として関わってもらいました。もちろん「ボランティア」で(笑)。こういう部分の図々しさ・・・。それでも選手にプラスになるのであればいくらでも頭は下げます。

実は少し前から総体が終わったら「身体のコンディション」について誰かに講義をしてもらいたいなと考えていました。以前、コンディショニングトレーナーをやっている知り合いがいたので「ストレッチポール」などを使ったセルフコンディショニングを学ぼうかなと思っていました。ネットなどで見るだけではなく実際に教えてもらいながらやっていくことは大きな意味を持つと思うので。陸上競技はほとんど道具を使いません。自分自身の「身体」が大事になってきます。そうであればもっともっと自分の身体に目を向けていく必要があります。試合前にマッサージや整体に行って「整えてもらう」だけではなく普段から自分の身体に目を向けて「怪我をしない身体づくり」をしておくことが重要なのではないかと。

今回、トレーナーに来てもらって話を聞く。そして実際に身体を動かしながら状況を変えていく。こういう部分はすごく大切だと思いました。実際の現場で「動きを変えていく」こと。技術的な部分ではなく「使い方」や「動かし方」をきちんと身に付けていくことが今後のパフォーマンスの向上につながっていくのかなと思います。技術を支える土台の部分をもっともっとやっていく必要があるのかなと。動かしにくい部分やバランスが悪い部分を現場で改善していくことができれば確実に強くなると思います。Mの動きを見ていると「使えていない」部分が多い。これが使えるようになればどうなるのか。これまた驚異的な可能性を感じます。

特に「股関節周辺の動き」に関してはMだけではなく全体的にできません。男子エースはこの辺りが極端に苦手でした。それが中間での動きにモロに出ていました。パワーを使って加速段階は速い動きができるのですが中間になると全く膝が出なくなりおいて行かれてしまいます。股関節の強化に努めて対策をしてきましたが思うほど改善はできませんでした。もっともっとここの部分に目を向けることができていたらまた違った結果を迎えられたのではないかと思っています。

やりたい動きができない。これは「筋力的な要因」もあります。が、「身体的な要因」も大きくあるのだと思います。こういう部分が改善できていけばよい動きができるようになる。しかし、ここの部分は私だけではどうにもできないと思います。多くの人の協力を得ながらやっていけたら理想です。メリットがあるかどうかは分かりませんが、協力してもらえる人を探していきながら「チーム」を作っていけたら理想かなと思います。

県総体の中でこういう部分を感じられたのは大きなことだと思います。次に生かしていければと。選手が自ら強くなろうという気持ちを持ってくれるのであればこちらも最大限の事をやりたいと思っています。今回動きを見てもらったトレーナーと協力できる部分があればお願いしてやっていこうと思います。教え子なので「多少の無理」を言いながら(笑)。
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