kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

中国大会~うちは弱い~

2016-06-20 | 陸上競技
中国大会。とにかく「力の差」を突き付けられました。今の時点では勝つことはできない。それが現実だと思っています。

今回は女子4継は予選を49秒36で走りました。予選での目標は48秒8でしたから遠く及びません。これまでの中国大会であれば「50秒切り」で予選通過が見えるという感じでした。決勝に進むのが48秒台。インターハイが48秒5を切る。これは私自身の「感覚」ですし、「過去のデータ」からすればここが一つのラインになるかなという感じでした。が、今回は49秒36が「プラス4」の4番目。ぎりぎり準決勝に進めました。これも強豪校がバトンミスをして失格したため上がれた。本来であれば予選落ちで終わってしまっていました。

これだけの戦力をもってこの記録しか出なかったというのは・・・。周囲から批判されても仕方ないと思います。チームにはそれぞれ目標があると思います。「上の大会で自己ベストを更新する」というのは大きなことです。ううちは「49秒36」で走った。これはチームベストです。しかし、これは「出て当然の記録」でしかありません。この記録を評価できるかといえば「力不足」としか言いようがありません。48秒8が最低レベルの記録だったと思います。そこに対して0.5秒足りない。これが現実なのです。

中国大会に参加する。これはうちのチームにとって本当に大きなことでした。これまでリレーで中国に進んだことがあったのかはわかりません。が、ここ最近はなかったと思います。それが「リレーで中国」という大きな目標を達成した。それも1年生が1人走らない中での中国大会。私自身どこかで「満足」していたのかもしれません。本当ならもっと上を目指す指導をしていかなければいけない。が、いつの間にか「中国に進んだ」という時点で「最低限はクリアした」と思っているのかもしれない。

アップ会場での動きはかなり良かったと思います。これなら「48秒台は出せるかな」という感じでした。準決勝は「49秒35」でした。3走からアンカーにバトンが渡るところで両隣と横一線。3チームがここで競り合っていました。早出となりました。この緊張感の中で「自分が速く走らないと」という気持ちが生まれる。隣と接触するくらいの接戦ですから慌てるのは当然です。3走が「待て」を連発してなんとかバトンが渡りました。「それがなければ48秒台が出せた」と4走の選手は悔やんでいました。が、結果は49秒3です。これも私がもっともっと細かく指導できていなかったからです。

バトンに関しては細かくやってきたつもりでした。が、バトンを離すのが早かったり渡してすぐに減速してしまったりと「やるべきこと」が徹底できていない部分がありました。その「小さな積み重ね」がこういう意部分に出てくるのだと思います。結果的に勝負できない。1年生が3人、2年生が1人の「若いチーム」です。リレーを本格的にやり始めたのはこの春になってから。4月からしかできていない。「時間が足りなかった」というのは正直、指導者の言い訳にしかなりません。毎回の練習の中でもっともっと細かく言っておかなければいけなかった。

実際、練習中「離すのが早いな」とか「渡して終わっているな」と感じることは何度もありました。準決勝の前のアップの時にも4走少し早出している状況でした。それを「落ち着いて」「Sだけを見て」という「誰にでも言えること」しか伝えていなかった。なるべくしてなる。私がもう少し「徹底した指導」をしておかなければいけなかったと思っています

「若いチーム」だから次がある。そういうつもりはありません。周りからは「強い選手が集まっているのだから強いのは当然」といわれるでしょう。それくらいの覚悟はあります。これだけのメンバーが集まっていて「49秒3」が出た。そこを周囲から評価される。今のメンバーでインターハイに出場する。これは最低限の条件だと思っています。

リレーメンバーには話をしました。3走から4走のバトンで他のチームと並んでいた時点ですでに「負け」ているのです。1年生の力を発揮させられなかった私の責任です。選手たちはよくやってくれていた思います。もちろん、今のままの取り組みで勝ち上がれるほど甘くはありません。中学時代と比較すると練習量も増えているはずです。実際は「何も考えずに走っていた」という段階から「細かいことを言われる」段階になっています。自分の感覚などをもう少し表現できるようになっていかないといけないと思っています。

県内で戦う分にはこれくらいで走れれば十分だと思います。が、中国地区や全国を見たときにうちのチームは「弱い」のです。その現実を痛いほど突き付けられました。これはすごく大切なことだと思います。いつの間にか勘違いしていなかったか。1人が交代したら問題なく48秒台に突入できると過信していなかったか。どこかに「慢心」があったと思います。県総体で1人走らずに49秒台が出せなかったこと。ここにすでに「敗因」があったのだと思っています。

私自身が「慢心」しているのかもしれない。痛切にそう思います。うちは弱い。そして私自身が甘い。それはすごく大きなことだと思います。現実はそれほど甘くない。世の中には一生懸命に練習している選手がたくさんいるのです。それを忘れたくはない。自分たちだけがやっているわけではないのですから。

マイナスな内容に思われるかもしれません。が、私は前向きです。表現的にマイナスに感じられてしまうかもしれませんが・・・。また書きます。

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