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kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

駅伝に思う

2020-11-04 | 陸上競技

日曜日。駅伝でした。これまでなんとなく駅伝を見ていました。昨年は結構真剣に見ていました。昨年からかなりの頻度で長距離の記録会を見に行くようにしています。

 

今回は中国大会出場が目標。私が指導しているわけではありませんが。ここ数年、駅伝やリレーなどを見ていると「人数が揃う」ことができるチームが限定されている感じがありました。人が集まるところとそうではないところ。明らかに差が付きます。この中でどうするのか。男子の駅伝は7人、女子は5人。他の集団スポーツに比べると人数は多くない。それでも揃いません。実際にうちも人数が足りないので他の部活動から借りて出場することになっていました。

 

チームによっては短距離を短い距離で走らせて出場。この時点で「力の差」が大きくなります。前任校でマイルチームで駅伝に出場したことがあります。全く長距離練習をしていないのに2人が区間3位になりました。これはこれですごい話ですが。それでも「長距離だけで組む」というのが厳しい状況になっています。今年度組めたチームでも来年度も同じように組めるとは限りません。うーん。

 

私は朝から「雑用」として全力で働く。必要な荷物の運搬などを時間を見て実施。うちの選手も補助員として参加させていたので一緒に。普段やらないことなので新鮮かもしれません。私がうちの選手にあったのはこの朝の段階だけ。後は遠くでの審判だったので働きぶりは確認できていません。どうだったでしょうか。

 

色々と思うことがあります。うちは8位となりました。学校としては初めての中国大会出場ではないかと思います。これはすごいことだと思います。人が集まらない中でやる。この「価値」が分かってくれる人にしか分かってもらえない部分です。「8位なんだね」と言われるだけで終わるかもしれません。私は近くで「しんどい部分」を見てきています。かなりの「価値」がある。

 

しかし、タイム的にも走り的にも「もっとできたのではないか」という想いもあります。駅伝は走る距離が長い。そうなるといろいろな要素が入ってきます。その中でどうやって力を出すか。普段の取り組みや考え方が影響してくるのだと思います。12秒位で終わる100mよりも「日常生活」や「考え方」が出てくる部分が大きいと思っています。

 

長距離は「しんどいところで我慢する」というのが求められます。どんなに強い選手であっても「しんどい」部分が出てくる。そこで我慢して乗り越えるのか、諦めてズルズル落ちていくのか。短距離のように「刹那的な部分」よりも「継続してやっていく」というのが求められるのです。だからこそ「難しい」と言う気がします。改めて感じました。

 

ある長距離指導者の方と話をしました。「牙をむく」という話をされました。強豪校といわれるチームの総合力で勝つのは難しい。しかし、「勝てない」と諦めていたら何をしても面白くない。実際問題に勝てるかどうかは別問題ですが。今の状況であれば「総合力」で大きな差があるので「最後に勝つ」というのは厳しいかもしれません。しかし、「場面として勝つ」というのはできる。

 

私のこれまでの取り組みのことも言われました。「普通のチーム」を指導していて「勝つ」ことを目指しています。人数も多くない。それでも「勝つ」ことを目指す。どうすれば勝てるかを考える。その中で「存在感を示す」ことができるのではないか。そういう話でした。私の取り組みを周りの人がどのように評価するのかはわかりません。選手の力を最大限に引き出せれば勝てる可能性が出てくる。「60%のウサギ」と「120%のネズミ」であればネズミにも勝てるチャンスがある。そう信じてやっている。私の感覚は「正しい」とは言えないかもしれません。それでも「諦める」というので面白くない。

 

駅伝。これを見ながらいろいろなことを感じます。今自分がやっていることの意味。そこを見直すこともできます。もっともっと長距離も活躍してほしいなと思います。通常のチームとは異なるアプローチをしています。それがメジャーではない。型にはめる形でやるほうが早いとは思います。しかし、それだけではなく「本当の意味の成長」を促すというのがチームとしての共通目標です。

 

まだまだ足りないものがあるなと痛感しています。日々勉強。

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室内練習

2020-11-04 | 陸上競技

月曜日。朝から雨でした。グランドで練習するのは厳しそう。天気予報は数日前に把握していました。本来であれば土日やっている(日曜日は走ってはいませんが)ので月曜日を休みにします。しかし、火曜日が祝日。どうせ休ませるなら丸一日休める日のほうがいいなと。日商簿記の講習会もあるということだったので月曜日に練習をして火曜日を休みに。

 

雨でした。私は色々とやりながら。練習に関しては「室内練習」としました。コロナの影響で室内であっても窓を締め切らずにやるようにしています。この日は7時間授業なので練習に時間が割けるのは最大でも2時間。室内で練習をすると練習道具の運搬もあるので通常以上に時間がかかります。その中でも「やりたいこと」を入れました。与えられた環境の中で何をするのか。ここをしっかりと見極めたいと思っています。

 

バランス系を少しだけやって「体幹サーキット」を。これも室内用に準備しました。選手がなかなか種目が覚えられません。これで効率が悪くなっている部分もあります。どうやっていい練習をするのか。ここも重要だと思っています。何人かが記憶すればもっと効率良くなる。もう少し時間は掛かりそうです。それでも「元気よくやっている」という姿が目に付きました。まー当たり前なのですが。

 

中臀筋補強をやってから股下くぐり。少し遊びの部分も入れながら。手狭ですがDM∞も。ここは私は別件でその場を離れていました。少し何かをやろうとすると複数のことが生じます。なかなかです。暇をしているわけではないのです。隙を見せると色々なことが・・・。まー隙は見せていないのですが。

 

スティックドリルをある程度の時間を確保して実施。最低限のことはやっておきたい。ドリルに時間を割くことができません。いや、本当はそこに咲くべきだと思います。が、今のうちにとって「ドリル系」をやると「技術に偏る」部分が出てしまいます。そうなると「走りが大切」というところにつながりません。自己満足してしまう。そうならないように「エッセンス」として実施していくことが必要になるのかなと。

 

スプリントミニハードルを実施してからスキップ系。そこからBDMを40m。スキップを見ていると「走れないな」というのが分かります。必要な動きが含まれているのですがそれができないと間違いなくスプリントができない。切り替えの速さにもつながっています。走る練習の前段階で「うーん」という感じになればやはり走れないのです。当然の話だと思っています。BDMは限られた距離でできる最大限の練習です。もっと廊下が長ければいいのですが。贅沢ですね。

 

最後にシャフト補強。時間がほぼ無くなっていたので10分程度で終わらせるように指示。ここは十分対応できました。40mの距離で行っています。ここでどれだけできるか。シャフト補強も間違いなくスプリントにつながっていきます。直結する部分をひたすらやる。補強がスプリントと乖離するのはよくない。理論上の話と目の前の選手の話は別かもしれません。ここも常に見極めながらやっていきたいと思っています。そのまま「車系」をやって終わり。ある程度のことをやっておきたいなと思っていました。2時間という限られた時間の中で最大限のことはできたのかなと思います

 

室内になるとあまり大きな声は出せません。それでも出していますが・・・。前向きな練習をさせたいと思っています。よくない状況の時は悲壮感が漂います。それでは同じ練習をしてもプラスにはならない。貪欲に。前向きに。そういう練習の中で進んでいきたいと思っています。「牙をむく」という部分。必ず・・・と思っています。

 

とりあえず記録しておきます。

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