土曜日のこと。タイムリーに書きたいのですがなかなか。さぼっているわけではないのですが。
土曜日。練習見学をしたいという申し出があったのでそれに応じて練習時間を少しずらしました。このタイミングでshotaroも来てくれるということだったのでお願いしました。mrtさんにも来校してもらい賑やかな中での練習となりました。OBが他にも来てくれさらには3年生もグランドに。こうやって多くの人に見守られながら練習ができるというのは本当にありがたいですね。元気が出ます。
週の初めから「基礎」をやっています。すぐすぐ結果には結びつかないかもしれませんが少しずつ動きに変化が見られます。こういう部分も体験してもらえるとありがたいなと。練習自体は「バランス系」から始めてダイナマックスを使ったアップへ。難しいことをせずに「真上投げ」をやってから「フロント投げリレー」と「バック投げリレー」を。これだけで汗をかきます。うちの選手は他者に教えながらの活動でした。最初は遠慮して話しかけていませんでしたが少しずつ積極的に話しかけて説明をしていました。こういう部分が重要。すべてが自分を成長させるチャンスです。
初めてやる動きも多いのでそれだけで筋肉痛になるのではないかなと。お客さんに対して「特別なこと」はしませんが、「配慮」はします。セラバンド補強をしてハードル股関節、さらにはアジリティトレーニングも。回数や時間は少し減らして対応です。無理はさせられません。うちがどのような練習をしているのか知ってもらうだけでも違うと思います。そのままの流れで「足運びの基礎」を。これは本当に地味です。やっていない選手にとっては「意味があるの?」と思われるかもしれません。それでも重要なことだと思っています。この日は「基礎の基礎」だけ体験してもらいました。
その後、うちの選手だけになってハードル系の練習を。ハードルドリルなどを入れましたが「膝が開く」という選手もいます。こうなるといいことにはならない。見ていて次週は「重心移動は作らない」ようにしようと決めました。「こういう練習がいい」というのはあります。しかし、それは目の前の選手に適しているかどうかを判断する必要があります。今は「膝締」と「接地」を重視するのであれば「移動」に関しては二次的な部分だととらえる。あれもこれもやるのは早すぎる。1か月後、半年後を見据えての練習にしようと。
スティック5歩、チューブ5歩。ここをやった時点で少し練習を止める。前日にやった動きができません。膝の引き出しの方向が上方向に逃げます。これは仕方ない部分かなとは思います。この日の動きの確認は「斜め上」への引き出しです。しかし、加速段階では「水平方向」への引き出し。身体の傾きが異なる中で引き出すので「斜め上」のイメージのまま引き出してしまう。
ここはきちんと理解させたいと思います。方向性の違い。それどうやって自分で感じ取るか。中間の動きをしたいのか、加速段階の動きをしたいのか。ここはそれぞれが意識してもらいたいところです。「斜め上」の引き出しの確認をした後に花壇を使って「水平方向」への引き出しなどを自分でやっておく必要があります。違いが分かるか。そこは非常に重要です。この部分の徹底が不足しているのかなとも思います。
少し説明して前半マーク。40↑30→をやるときに意図的に前半マークを取り除きました。上述のように「斜め上」の動きに関しては「意識付け」ができているので、前半の動きよりも「中間マーク」のほうが良いかなと思って。これは完全に感覚的なものなので正解かどうかは分かりません。これを3本やって走る練習は終わり。走っていないですね~。
最後に補強だけ。補強サーキットを。種目数を絞って実施。暑いのもありかなり汗をかいていました。gt先生が「サーキット嫌い」と言っていました。うちのサーキットはなんとなく違います。連続で種目をやっていくだけ。道具の数もあるのでローテーションで実施するというだけです。選手によって進み具合が違いますが、一般的なサーキットとは違うと思います。最後に車系をやって終了。まずまずの時間になりました。
いつも選手に話をしていることですが、こうやって多くの人がグランドに来てくれるのは「当たり前」ではありません。練習見学や一緒に練習に参加してくれる方々。見守りに来てくれる方々。練習をサポートしてくれるマネージャー。多くの人が様々な形で協力してくれています。そのことがどれだけ分かるか。感謝の気持ちを持つ。強制されて持つような選手では強くなることはありません。自分自身が必要だと思えるかどうかは大きいと思っています。
雰囲気は良くなってきました。こうやって「良い練習」をどれだけ積み重ねることができるかだと思います。短期間での変化ではなく「長い期間かけて変化していく」ことが重要だと思います。上手くいかないときもあります。我慢しながら競技と向き合う。しっかりと見守って行きたいと思います。良い練習でした。