kanekoの陸上日記

毎日更新予定の陸上日記です。陸上競技の指導で感じたことやkanekoが考えていることなどをひたすら書きます。

基礎練習(午後)

2013-12-07 | 陸上競技
土曜日、午前中に走練習を行ってから少し休息。1時間程度休んでから午後の練習をする事に。普通の日の倍練習をする事になります。かなりしんどいと思いますがここを乗り越えて初めて目標に近づくことができます。この部分は妥協せず。

私が練習に行った時にはすでにウエイトが終了。人数が少ない分かなり効率が上がっています。限られた道具を共用してやっていくのですから人数が多くなると少しずつ待ち時間ができます。これが休息になるというのもあるのですが。20分かからない時間で終わったのではないかと思います。その分トレーニングに時間をかけることができます。

暖かいと油断していたら日が陰ると風が冷たく寒くなる。わたしは基本的に練習を見ているだけですから全く身体は温まりません。あまりにも寒いのでその辺りをジョグしたりメディ投げをしたりしていました。これからさきが思いやられます。

疲れも考慮して通常メニューから少しだけ減らして実施。週3階のトレーニングが順調に消化できればかなり力が上がります。やるだけのトレーニングにならないように工夫をしながら進めていくことで走りにつながると思っています。今回は余裕もあったので練習風景を少しだけ写真に収めました。特に何か意味があるわけではないのですが(笑)。

シャフト補強。


ジャンプ系


バランスディスクを使ったトレーニング


メディ投げ


股関節の補強


これ以外にもいくつかやっていますがあまりに多いので省略(笑)。

普段なら股関節補強まではやらないのですが一年生だけですし、翌日のことを考えたら問題ないだろうと判断して実施。かなりきつかったはずです。それでもこの冬は勝負ですからある程度の負荷はかけていかなければと考えています。

全ての種目で狙いを明確にしていきたいと考えてはいます。前も書いたかもしれませんがトレーニング種目の中に走りと密接に関わっている動きがいくつも含まれています。負荷をかけるだけではなく何のためにやっているのかを選手自身が目的意識を持って取り組まなければ疲れるだけで終わってしまいます。

長くなってきたのでこれくらいでやめておきます(笑)。少人数でしたがある程度の明るい雰囲気の中で進めていくことができました。自分達が練習の主体である事を理解しなければいけません。自分達が自分達のために練習をしているという自覚があれば練習自体は非常に良いものとなります。当然の話ですが。これからも一年生がこれくらいの雰囲気でやってくれると大きく変わってくるのですが。期待したいですね。
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基礎練習(午前)

2013-12-07 | 陸上競技
追いつきました(笑)。土曜日の昼に練習のことが書けます。土曜日は一日練習にしています。通常それほど時間が取れないので余裕がある時にはしっかりと練習をしておきたいと思っています。負荷的には強くなりますが翌日は休養日にすることができますからしっかりと負荷をかけておきたいと思っています。

そういえば、blogへのアクセス数がまた異常に増えました。300人以上がアクセスしているという状態となりました。ここ最近は落ち着いてきたと思っていたのですが何があったのかいきなり増えていました。まーだからといって何か特別に書くことが変わるということはないのですが・・・。私のような普通の人が書くblogにそれほど注目が集まる意味が分かりません(笑)。細々と暮らしていきたいと思っています(笑)。アクセス数が増えると言葉を更に選んで書かなければいけなくなります。少しのことに突っ込まれてしまう危険性があるからです。気を付けないといけません。

午前中の練習は基礎。時間をかけて動きの確認をすることにしました。前日も行ったスティックドリルを重点的に。やっては別の観点から動きを行いまたスティックへ。何度も繰り返していくことで自分の中で「感覚」が身についてきます。普通にやるだけの状態であれば効果はないと思いますが、少人数で細かく見ているので選手もそれなりに意識をしています。動きはかなり改善されていました。真剣にやれば1日でも動きは変わるのです。その変わった動きを継続して自分のものにできるかどうかが重要なこと。一時的に変わったというのでは意味がありませんし、変わった動きというのはすぐにう元に戻ります。ここは十分に気を付けないといけないことです。

スティックをやってから壁、ハードルという流れです。いつもより本数を増やして行いました。連続的な動きの中でも「接地ポジション」はひたすら意識。どうしても足だけの動きになってしまうのでそれでは練習の意味がなくなってしまいます。連続抜きなどでもとにかく接地ポジションに入る。ある程度改善はありました。あとは柔軟性や筋力的な部分も大きく影響してきますから一冬かけて取り組んでいけたらと思います。この日は久々にフレキも。フレキ+スキップ、フレキ+シザースという流れで行いました。速い動きと重心移動を組み合わせる。速い動きだけでもダメ、移動だけでもダメ(移動だけは行けるかもしれませんが)。多くの動きを一つにまとめていきたいと考えています。いつも何気なくやっていますが意識をして取り組むと全く異なったものとなります。

そこからひたすらソリッド。前日からの流れもあります。スタートしてから身体のラインを作り出す意識と30mまでの動き、後半での動きの切り替え。多くの要素がこの練習の中に含まれています。短い距離を中心に行いましたが最長は90mまで。これは良い(笑)。特に後半足が遅れてしまう者にとっては最高の練習になると思っています。男子で「走れてきているな」と感じている者はここの局面の動きが変わってきました。これまでタイミングが遅れていたのですが前側で切り替えることができ始めました。直結しています。

女子もまずまずの動きができるようになってきました。跳躍選手はバネがなくなるまではいい感じでした。200m選手はこれまでついて行くのが精一杯という感じ出たのですがソリッドでもほぼ同じ。ショートは互角か勝つというところまで来ました。前日の走りもかなり良くなっていましたから少しずつ動きの感覚がつかめてきているのかもしれません。2年生が練習に合流した時に互角に走れるようになっていたらいいのにと大きな期待をしています(笑)。大袈裟ですけどね(笑)。さすがにそこまでは到達しないでしょうが3か月後は本当に面白いと思っています。

かなり走った後、さらにソリッドを使ってバウンディング。バネを使い切る(笑)。走るだけの練習ではなく複合的な要素を入れて「重心移動」と「走りのタイミング」をつかませたいと思っています。これも良い感じでした。前に進むためのバウンディングを意識させて最終的にソリッドなしでバウンディング。良く前に進んでいました。この「進む」という感覚を身に着けてもらえたら間違いなく走れるようになると感じています。選手はヘロヘロでしたが・・・。それでも「良く進んだ」という感覚はあったようです。手応えありですね。

ちょっと休憩してから午後の練習へ。このblogはその休み時間に書いています(笑)。一番新鮮な記事(笑)。ということでトレーニングに行ってきます。もうひと頑張りさせます。
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スタート練習

2013-12-07 | 陸上競技
金曜日、2年生が修学旅行に出発しました。6時に集合すると聞いていたので一応見送りぐらいするかと思って学校に行くと出発寸前でした。5時55分には学校にいたのですがどうも集合時間が5時45分だったようです。危なかった(笑)。特に何かするわけでもなく普通に見送るだけでしたが。安全に行ってきてもらいたいですね。

午前中授業がないので代休をもらいました。といっても基本的に仕事をするのですがこの日はコンタクトを購入しに行きました。卒業生が働いている眼科があるのでそこへ。わざわざ20分くらいかけて眼科へ。まー何人もお世話になっていますし、この春卒業したクラスの子もこの眼科で働いていますから貢献しないといけません(笑)。こういう機会でもなければ卒業生が働いている姿を見ることはありません。貴重な時間です。ついでに近くのラーメン屋で食事をして帰りました。久々に時間が作れたのかなという感じです。休みでもとらないと「私的な用事」を済ますことができない(笑)。

この日の練習は基本。朝練の時点で「接地感覚」を繰り返し行いました。1年生だけですからこちらの話している内容をいちいち確認しながら行うことになります。それはそれで大事な時間なのかもしれません。水曜日の練習の中で「脚だけ動かす」という状態があったので何を目的でドリルをやっているのかをしつこく確認しました。走るためのドリルをやっているのですからここは外せませんね。30分ひたすら基本。

午後はサーキットを行ってからスタート練習。通常金曜日はスタートとバトン練習としていますが2年生がいない状態ではバトンもつながりません。スタート練習に特化して行うことにしました。が、これまで上級生に頼っていたので準備がスムーズに行きません。何をしたらいいのか、距離はどうなのかを考えることができません。当然ですね。こうやって「自分たちはできていないのだ」と気づくことで行動は改善されていくのです。気づかなければ「自分はできている」と思って終わり。いいきっかけになるなと思いました。もちろん、すぐに指導をしましたが(笑)。

この日は卒業生も来ました。人数が少ないので私にも余裕がある。動きを見ることができるだろうなと言う感じでした。色々あって練習が積めていないようです。最初自分でドリルをやって接地ポジションの確認をしていましたが「え?」という感じ。1年生の「脚だけの動き」に近いものがありました。これでは進まないだろうなという感じです。まーちょうどいい機会なので一緒に基礎から進めていくことに。

数年前までスタートについてほとんど考えることがありませんでした。100m選手がほぼ不在だったからです。400mで勝負という感じが強くあったので細かいところまで考えずにやってきました。練習量でごまかしていた時期でしたから(笑)。しかし、本当に短距離で勝負をしようと思った時に「スタート局面」が十分でなければ絶対に勝負できません。ここを勉強するのに何年もかかっています。この3年間である程度の部分は把握できたかなと思っています。もちろんまだまだですが。

1年生は時間をかけて基礎的な部分の確認をしなければいけません。スタブロから出て走る。これだけのことなのですが、実際には非常に難しい。そのため最初の動きを何個かに分けて練習を組み立てています。部分だけの練習にならないように常に「どういう意味があるのか」はしつこく言い続けていますが。スタブロから出る動きだけであっても重要なところがいくつもあります。師匠に教えを乞いながら少しずつ学んで北おかげである程度の動きの課題は分かるようになってきました。そう考えると本当にこの局面を理解して指導している人がどれだけいるのでしょうか?思っている以上に少ないと思いますね。これ以上は止めておきます(笑)。

かなり細かくやりました。本当はもっともっとやりたいこと、指示したいことがあるのですがやりすぎると訳が分からなくなってしまいます。この日は必要最低限の動きの指示で終わらせることに。とはいえ、「練習は偉大だ」と感じました。最初は全くできなかった動きが何度も何度も繰り返しやっていくことで大きく変わっていきます。何も意識しないで練習をするのと課題を明確にして練習をするのでは全く異なります。大きな成長が見られました。一冬越えればすごく面白くなりそうだと感じています。筋力的なことも影響してくるとは思いますが、上手くいけば上級生を脅かす存在になれるのではないかと。言い過ぎかもしれませんがそれくらい良い動きをこの日はしていました。見違えるほどスムーズに走れていましたね。

卒業生が来てくれて3年生が手伝いに来てくれました。このことにどれだけ感謝できるか。当たり前ではありません。2年生がいない時に「自分たちでやる」という感覚を持ってもらいたいですね。2年生不在がこの子たちにとって大きくプラスに働けばと思います。
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トレーニング

2013-12-07 | 陸上競技
木曜日、翌日から修学旅行のため2年生は午前中で終了。とはいえ、今後のことを考えると先にやって先に終われというのはできません。明らかに練習が不足していきますからそれを補っておかなければいけません。「修学旅行の準備のために早く終わっているのだから練習をするのはおかしい」と言う人もいるでしょう。前の記事にも書きましたが何度も遠征を経験している選手たちはある程度の準備はスムーズにできるようになっているはずです。旅行に行ったことがない生徒のための時間だと考えています。練習はします。

14時くらいから16時までは自分たちで練習をさせました。これは全く見ることができていません。授業の関係で時間が作れませんでした。2月に大阪室内に出場するということになりましたから継続的にスタート練習をしておきたいと思っているので「スタートの基礎」を自分たちで行わせました。この件に関しては全く確認していないのでどれくらいやったのか、どんな感じだったのかは分かりません(笑)。自分たちで課題をもって取り組んでくれたはずです。

1年生の授業が終わり合流。通常通りのトレーニングを行いました。久しぶりに全てのトレーニングメニューを消化するという状況だったのでどれくらいの負荷になるかは予測不能でした。文化祭時期に2回もトレーニングができませんでした。これにより練習の遅れは否めません。現時点で遅れているというのではなく、目標レベルに対しての遅れです。現時点の走力としては比較的順調だとは感じていますが、それを支える筋力的な部分が遅れているのではないかという部分があります。長期的な視点で見たときに間に合うかどうかです。継続ができなければ一気に戻ってしまいます。気を付けないといけません。

11月頭にはメニューが重複する部分が合ったりでかなりの時間を要していました。少し考え直し変更した部分もあります。基本的なウエイトとシャフトが中心でそれ以外の補助種目。主目的にはかなりの数があります。覚えることができないので何度もメニュー表を確認しながらやっています。「慣れ」もあると思いますからそのうちメニュー表がなくでも自分たちでできるようになってもらわないといけません。

シャフト補強なども見ていると「動きに直結する」部分がたくさんあります。走れない者は接地が長い。動きの切り替えが遅いというのもあるのでしょうか。進みません。それぞれの要素が走りにつながっているのだと改めて感じましたね。できない動きが多いものはやはりスピードレベルも上がらない。当然と言えば当然なのですが、見落とされているところは多々あると思いますね。しっかりと見直しが必要です。

この日は面接練習をすることになったいたのでそちらへも対応。練習開始前には選手を呼んで話をする。「伝わらない」と感じる部分があってちょっとしんどいなという感じでした。自分の行為を正当化してしまうと話は先に進みません。こういう状態が続くのは自分にとってもプラスにはなりません。どうなんでしょうか。

練習自体は比較的明るくできていたのではないかと思います。いつもよりは声も出ていたかなと。修学旅行前なので2年生のテンションが高かったのかもしれません。いつもこのレベルの練習の雰囲気でできることが大切。2年生は周囲に流されずに自分たちがやるべき行動をとってもらいたいと思います。場所が変わったからといって浮かれて普段と違うことをするような選手では大会で大きな力は発揮できません。下級生は2年生がいない時に何をするかです。自分たちが今までどれだけ2年生に頼っていたのかを痛感するでしょう。そのなかで自分たちの行動を見直す。成長する大きなチャンスです。

長い一日でした・・・。
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実践とは何か?

2013-12-07 | 陸上競技
やっと木曜日の内容に。うーん、書きたいことがあると一日の内容を何回かに分けて書くことになるので追いつきません。良いことなのか悪いことなのか。最大の問題は私の記憶が薄れていくということですね。内容を忘れてしまう危険性があるので出来るだけ早く書いておきたいのですが。

木曜日、「総合実践」という授業がありました。これはなかなか説明しにくい授業です。普通高校では絶対に考えられない内容ですし、まー「分からない人には絶対にわからない内容」だと思います。目の前の生徒のことを見ずに勉強をさせる。「商業」という教科の中で何を教えるのかという部分が明確にならないのであれば何をやっても意味がなくなってしまうのではないかと考えています。これは私の「私的な考え方」なのかもしれません。それを授業の中に導入するというのは「非常識だ」「傲慢だ」と言われるかもしれません。最終的に「生徒に身につけさせたい力」が何かによって大きく変わってくると思います。

この日の授業準備のためにバタバタしていました。文化祭での販売実習(完全生徒主体)を行ってから振り返りが必要になると思います。当然なのですが。前回の授業では「業務としての振り返り」を行いました。販売実習を行う上でもっと工夫しておかなければいけないこと、課題は何かを全員で振り返る。問題点の明確化です。やったらやりっぱなしでは何も身に付かないのです。今回は「物事の考え方」についての振り返りをやりたいと思ったので相談して行うことに。まー通常とは大きく異なる授業展開です。

文化祭前後から「生徒指導」をすることが多くありました。詳しくは書きませんが・・・。大きなことがあったわけではありません。服装指導などの部分で色々とやることがあったので。ここ最近こういう部分の中心であれこれやる機会が多くなりました。年齢的なこともあるのかもしれません。各学年で抜き打ちの頭髪服装検査を行う。そのたびにあれこれ指導をします。人によっては「どうでもいい」と思うのかもしれませんが、こういう基本的なことや「誰にでもできること」をしっかりと徹底していくことは大事だと思います。

以前指導した生徒がまた指導されることになりました。話をしていく中で「自分だけではないのに注意を受けることに納得できない部分があった」と言っていました。高校生ですから当然あるでしょう。そういう気持ちがあるから「行為を改めよう」という気にならないのかもしれません。繰り返しになりますが大きな問題行動があるわけではありません。「基本的なこと」「やればできること」の部分で不十分だ、よくないと感じたから指導をしているだけの事です。その部分は高校生にはなかなか理解できない。だからこそこちらがしっかりと生徒一人一人と向き合い指導をしていく必要があります。これは簡単なことではありません。めちゃくちゃ大変です(笑)。それでもやらなければ何も変わらないと思っているので指導を進めていくことに。

そういう中での「物事に対する考え方」を見直す必要があると考えました。一人で考えるのではなくグループ討議の形式で考えさせる。コミュニケーションを取りながら「真剣な話」をする。これは本当に大事なことだと思います。「総合実践」の授業の中で2時間近くかけて実施しました。座学ではありえない展開だと思います。しかし、「覚えること」だけではない部分がすごく大切になると思っています。知識として「知っている」から「分かる」「できる」のとは大きな違いがあります。

こちらからいくつかテーマを与えました。私が持っている本の中から「今必要だと思うこと」に関する内容をピックアップして渡しました。『「自立」と「自律」』『人間力を高めよ』『人間は誰でも自分が一番正しいと思っている』『実践に入ってから基本を学ぶ』『不器用の利点』『わかっているふりの怖さ』『重い責任』『頭と心の関係』『信じて疑わない』『この世の仕組み』という内容を渡し、自分たちで読み進めその内容に関して真剣に話をする。自分たちの考えを見直す。こういう機会を真剣に使えなければいつまでたっても「考え方」は変わらないと思います。

実際に討議をさせて発表までさせましたが非常に良かったですね。自分の考えていることを人前で話す。冗談半分ではなく真剣な話をするというのは大事だともいます。ここまでできるのかと正直驚きました。発表するということも大事。あとはこれが本当に意味が分かってくるかだと思います。ここが一番難しいんですけどね。

発表の途中で「誰か自分から言ってみるか?」と投げかけるとある生徒が手を挙げました。陸上競技部の投擲の子です。「不器用の利点」について話し始めました。自分は中学校の時、競技力がなく全く活躍できなかった。高校に入ってみると自分のチームメイトに何をやってもある程度できる選手がいる。砲丸投げ、円盤投げ、やり投げ、何をやっても自分以上にやる。自分は不器用なので少しずつ少しずつやっていくことしかできない。1年生の間は「なんで自分はできないんだろう」と悔しくてたまらなかった。それでも「不器用なりにやる」という努力をしていった。それが少しずつ実を結んでいき2年生時には中国大会に進める。3年生の時には中国大会で2位となりインターハイ出場。近くに「器用な選手」がいたから「不器用な自分」に苦しんだ。でも、その子がいてくれたから自分自身も頑張ることができた。心から感謝していると。

不器用な子だから感じることはたくさんあるのだと思います。かなりの葛藤があったでしょう。でもそれを乗り越えることができたから今の自分がいる。更には本人を目の前にして自分がどんな想いだったのかを話す。そして、「感謝の気持ち」を伝える。多くの生徒の前でこのような話ができるというのは「すごい」の一言だと思います。不器用だからこそこういうことができるのかもしれません。感動しました。

「実践」とは何か?考えさせられる部分です。こういう機会を増やしていくことで本当に必要な力を伸ばせることができるのではないないかと強く感じました。「自分たちで考え自分たちで伸びていく」という授業展開ができるようになってくると本当に面白いと思います。準備はバタバタでしたがいい授業になったと思います。自画自賛(笑)。
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