<新刊情報>
書名:生命に部分はない
著者:アンドリュー・キンブレル
訳者:福岡伸一
発行:講談社(講談社現代新書)
血液、臓器から、胎児、遺伝子、はては新種生物やクローン生物までもが効率的に生産され、市場で売買される時代。その萌芽はすでに半世紀前から始まっていた……。人間部品産業(ヒューマンボディショップ)のリアルな実態に警告を発した歴史的名著。「生物と無生物のあいだ」の著者・福岡伸一氏の翻訳を新書化。
<新刊情報>
書名:生命に部分はない
著者:アンドリュー・キンブレル
訳者:福岡伸一
発行:講談社(講談社現代新書)
血液、臓器から、胎児、遺伝子、はては新種生物やクローン生物までもが効率的に生産され、市場で売買される時代。その萌芽はすでに半世紀前から始まっていた……。人間部品産業(ヒューマンボディショップ)のリアルな実態に警告を発した歴史的名著。「生物と無生物のあいだ」の著者・福岡伸一氏の翻訳を新書化。
<新刊情報>
書名:Mr.トルネード~藤田哲也 世界の空を救った男~
著者:佐々木健一
発行:文藝春秋
藤田哲也という天才科学者(1920-1998)がいた。専門は気象学。32歳のとき渡米し、シカゴ大学の教授にまで上り詰め、「Mr.トルネード(竜巻)」と呼ばれた。藤田の人類への最大の功績は、1970年代に続発していた飛行機事故の原因を「ダウンバースト」という気象現象だと突き止め、飛行機事故を激減させたことである。この功績は、藤田が活躍したアメリカでは広く知られているが、日本ではほとんど知られていない。それだけではない。藤田がどのような人生を歩んだのかが、わかってきたのは、ここ数年のことだ。同書の著者・佐々木健一は、そんな藤田哲也の人生に強く惹かれ、アメリカ全土、総移動距離3万キロを超える取材を敢行して、その人生を追いかけた。世界初の藤田哲也の本格的評伝である。
中西金属工業の100%子会社のNKCながいグリーンパワーが山形県長井市寺泉に建設を進めていた木質バイオマス発電のプラントが完成し、東北電力への売電を開始した。
既存のバイオマス発電所では珍しい「ガスエンジン方式」を採用し、蒸気式に比べ発電効率が2倍に上がるという。
総事業費は約26億円。出力1990キロワット、年間発電量は一般家庭3000世帯分に当たる1万4800メガワット時。
国立遺伝学研究所と大阪大学の共同グループは、光学顕微鏡の分解能を超える超解像蛍光顕微鏡を構築することで、生きた細胞内におけるDNAの収納の様子を観察することに世界で初めて成功した。
その結果、DNAは不規則に折りたたまれ、「クロマチンドメイン」とよばれる小さな塊を形作っていることがわかった。
このクロマチンドメインは細胞増殖、細胞分裂を通じて維持されていることから、遺伝情報の検索・読み出し・維持に重要な染色体ブロック(機能単位)として働くことが示唆される。
同研究の結果によって、遺伝情報がどのように検索され、読み出されるのかについての理解がさらに進むとともに、DNAの折りたたみの変化で起きるさまざまな細胞の異常や関連疾患の理解につながることが期待される。
<新刊情報>
書名:ワトソンで体感する人工知能
著者:井上研一
発行:リックテレコム
同書はビジネスマンや文系の学生向けに、人工知能の全体像を簡潔かつ平易に解説。現在の技術で本当は何ができ、何ができないのかを、自分で見抜けるように導く。さらにIBMのワトソンを無償枠で動かし、人工知能の働きを体感。「だったら会社のアレができるかも・・・」といったアイデアが触発されるかもしれない。
<新刊情報>
書名:<弱いロボット>の思考~わたし・身体・コミュニケーション~
著者:岡田美智男
発行:講談社(講談社現代新書)
最近のロボット開発が、「もっとリアルに、表情豊かに!」とより高性能をめざして、機能を付加していく「足し算型」だとすれば、岡田さんの手がけるロボットは、「引き算型」である。ロボット自体は不完全でも、相手に委ねることで、目的を実現する。まさに<弱さ>が周囲との関わりを駆り立てている。<弱いロボット>の研究で知られる著者が、もじもじするロボット、言いよどむロボットとともに、持ちつ持たれつの関係について考える一冊。
<テレビ番組情報>
NHK-BSプレミアム コズミックフロントNEXT 毎週木曜日 午後10時00分~11時00分
再放送 翌週水曜日 午後11時45分~0時44分
7月27日(木) 休止
8月3日(木) 村山斉の宇宙をめぐる大冒険~宇宙の始まりを探る~(選)
私たちはどこから来たのか、この世はどうやって始まったのか…。人類が何千年も考えてきた大きな謎に、世界が注目する東大の人気物理学者・村山斉が体当たりで挑む!ハワイ、タイ、アメリカ、スイスなど、世界の絶景地で数々の実験を交えながら、宇宙の始まりと未知の物質ダークマターの正体に迫っていく!さらに10代の視聴者から寄せられた宇宙に関する疑問・質問に村山先生が徹底回答。宇宙の神秘と謎を解き明かしていく。
NHK-BSプレミアム フランケンシュタインの誘惑~科学史 闇の事件簿~
毎月最終木曜日 午後10時00分~ 午後11時00分
再放送 翌月放送日の前日の水曜午後11時45分~12時45分
科学史に埋もれた“闇の事件”にスポットを当て、科学の真の姿に迫る知的エンターテインメント。
7月27日(木) 強制終了 人工知能を予言した男
今回取り上げるのは、70年も前に「人工知能(AI)」を予言したイギリスの天才数学者アラン・チューリング。第2次世界大戦中、解読不可能と言われたナチス・ドイツの暗号エニグマを破り連合国を勝利に導いた。しかしその業績は軍事機密ゆえに戦後も長く封印され、その後チューリングが同性愛者として逮捕されたことも相まって評価されることはなかった。情報時代の夜明け、その闇に迫る…。
BS朝日 WILD NATURE 地球大紀行 毎週金曜日 午後9時~9時54分
7月28日(金) 動物たちの子育て奮闘記 episode1 カメラが捉えた! 感動の親子物語
動物たちの子育ては、巨大なものから1グラムに満たない小さないきものまで、種類によって多種多様。しかし、厳しい自然界の中で、子供たちを生き抜かせるためにと、親たちには一つの共通する思いが存在する。「子供を守りたい…」。そこで、親は子供に、限られた食料をどう確保するのか… 狩りの仕方は?敵と遭遇した時に、どう対処すれば良いのか?極寒の地で冬を乗り切る為に必要なモノとは…?生き抜くために必要なことを、一緒にいる時間の中で、子供に教えていく。必要と親が思えば、あえて子供たちに、死をも感じさせる厳しい試練を与えることさえある。今回の地球大紀行は、そんな親たちの中で、シングルマーザーやシングルファーザーなど1人で子育てを行う親たちに密着。そこには、人間が見習うべきたくましく、素晴らしき、動物たちの子育て法があった。ホッキョクグマ、アザラシ、ラッコ、コアラ、タコ、タツノオトシゴなどの子育て法を、長期取材の中で撮れた 貴重な映像と共に放送。
NHKテレビ Eテレ 地球ドラマチック 毎週土曜日 午後7時00分~7時44分
再放送 毎週月曜日 午前0時00分~0時44分
7月29日(土) 午後3時14分 生命進化の謎 巨大昆虫はなぜ絶滅したのか」(再放送)
3億5千万年前の地球には巨大な昆虫が飛び交っていた。巨大化の鍵を握るのは酸素濃度。現在は21%だが当時は35%あった。酸素濃度の高さは昆虫の体にどのような影響を与えるのか?強力なX線でスキャンし、呼吸の様子を調べると、気管に秘密が隠されていることがわかる。さらに、滑空するは虫類や鳥の祖先などのライバルや捕食者の登場も打撃に。しかし、最後の引き金となったのは花だった…!?(2015年フランス)
BSフジ ガリレオX 毎週日曜日 午前11:30~12:00 (隔週新作)
7月30日(日) お酒と人類~進化のハッピーアワーとビール・ワインの起源~(再放送)
人類はいつお酒に出会い、お酒を造れるようになり、そしていつからお酒を飲んできたのか?お酒と人類のつきあいは農耕の始まりより古く、先史時代からだ。ワインとビールの起源の考古学研究が進み、お酒の果たした歴史的役割が見直されている。また植物考古学的な分析も進み、世界最古のビール工房がエジプトで見つかるなどしている。一方、アルコール分解能力はある時、突然変異によってヒトの祖先にもたらされ、生き延びるのに有利に働いたという推論もある。例えばヒトの祖先が樹の上から降りたことにも、定住と農耕を始めたことにも、文字を発明したことにも酒が関与している可能性が高いというのだ。長年、お酒を飲むのはヒトだけとされてきたが、ヤシ酒を飲むチンパンジーも確認された。お酒を飲むことの進化的な起源と、文明史的な起源を探る。
主な取材先:松沢哲郎(京都大学)
馬場匡浩(早稲田大学)
赤司千恵(東京大学総合研究博物館)
小泉龍人(東京大学東洋文化研究所)
キリンビール
NHKテレビ Eテレ サイエンスZERO 毎週日曜日 午後11時30分~0時00
再放送毎週土曜日 昼12時30分~1時00分
7月30日(日) リスクをあぶり出せ! インフラ点検最前線
日本にある橋の43%、トンネルの34%が、6年後には老朽化の目安となる築50年を超える。放置すれば人命に関わる事故も起きるため、どの程度老朽化しているかを知ることが急務だ。そこで今、インフラ点検技術が次々と開発されている。宇宙からマクロの視点で橋のゆがみをミリ単位で監視するシステムや、レーザーなどを使ってトンネルの傷を探す装置。さらには橋の内部の鉄筋を透視する装置など、インフラ点検の最前線に迫る。
ゲスト:横浜国立大学上席特別教授…藤野陽三
キャスター:南沢奈央、竹内薫
<新刊情報>
書名:ディープラーニングがわかる数学入門
著者:涌井良幸、涌井貞美
発行:技術評論社
ディープラーニング(深層学習)の学習には数学の知識が必要不可欠である。同書はそのディープラーニングに必要な数学の知識をわかりやすく解説した入門書。図を多用し、具体例を重視した内容になっている。
<新刊情報>
書名:航空機産業と日本~再成長の切り札~
著者:中村洋明
発行:中央公論新社
航空機を製造する高い技術を持ちながら踏み出せない日本。航空機産業への誤解を解き、この有望事業に官民共に取り組むべきことを説く。いま新たな意味で、「翼強ければ国強し」。
同センターは、再生可能エネルギー由来の水素を燃料電池車に供給する事業所向けの地産地消型水素供給システム「H2One」として設計されており、同社は今後本センターを事業所向け「H2One」の営業活動の拠点として活用し、同システムの工場、物流拠点、空港等への納入を目指す。
「H2One」は、同社独自の水素エネルギーマネジメントシステム「H2EMS」により、再生可能エネルギー由来の水素を活用して、電力を安定的に供給できるCO2フリーの自立型水素エネルギー供給システム。
同センターは、太陽光発電により発電した電力から水素を製造し、圧縮・蓄圧して、事業所内で運用する燃料電池フォークリフトに充填する施設で、東京都の「事業所向け再生可能エネルギー由来水素活用設備導入促進事業」の採択を受けて2016年11月に着工した。
燃料電池フォークリフトは、稼働時にCO2を排出しないほか、再生可能エネルギー由来の水素を燃料にしているため、一貫したCO2フリーを実現する。また、水素の充填時間も3分程度と高い利便性があるため、工場や物流拠点、空港といった産業分野における普及が期待され、それを支える水素供給システムを提案していく。