“科学技術書・理工学書”読書室―SBR―  科学技術研究者  勝 未来

科学技術書・理工学書の新刊情報およびブックレビュー(書評)&科学技術ニュース   

●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「重力波の源」(柴田大、久徳浩太郎著/朝倉書店)

2018-10-16 09:30:43 |    宇宙・地球

 

<新刊情報>

 

書名:重力波の源

監修:京大基礎物理学研究所

著者:柴田大、久徳浩太郎

発行:朝倉書店(Yukawaライブラリー)

 重力波の観測成功によりさらなる発展が期待される重力波天文学への手引き。〔内容〕準備/重力波の理論/重力波の観測方法/連星ブラックホールの合体/連星中性子星の合体/大質量星の重力崩壊と重力波/飛翔体を用いた重力波望遠鏡/他

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★水素ニュース★大陽日酸、アンモニア分解ガスから燃料電池自動車の燃料水素を高効率で回収する水素精製装置を開発

2018-10-16 09:30:13 |    ★水素ニュース★

 内閣府 総合科学技術・イノベーション会議の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)「エネルギーキャリア」の委託研究課題「アンモニア水素ステーション基盤技術」において、大陽日酸は、アンモニア分解ガスから燃料電池自動車用高純度水素を高効率で回収する水素精製装置を20Nm3/hの規模で開発し、水素回収率90%を初めて達成した。

 また、10%のオフガスをアンモニア分解用熱供給装置に供給することができ、エネルギー効率80%以上で高純度水素の製造が可能となった。

 同成果によって、アンモニアから安価な高純度水素を製造でき、燃料電池自動車や燃料電池フォークリフトの燃料として供給することが可能となる。

 今回の成功は、アンモニアを燃料電池自動車用水素燃料へ利用するための技術の大きな進展であり、将来、燃料電池自動車や燃料電池フォークリフト用の水素ステーションの原料としてカーボンを含まないアンモニアが利用できるようになり、CO2削減に大きく貢献することになる。

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★科学技術ニュース★「ワールド・ロボット・サミット(WRS)東京大会」、10月17日~21日、東京ビッグサイトで開催

2018-10-16 09:29:36 |    ロボット工学

 2020年に開催される「ワールド・ロボット・サミット(WRS)」本大会の前に、2018年10月17日(水)~21日(日)、「ワールド・ロボット・サミット(WRS)東京大会」が開催される。

 WRSは、ロボットの活躍が期待されるさまざまな分野において、世界中から集結したチームがロボットの技術やアイディアを競う競技会「World Robot Challenge(WRC)」と、ロボット活用の現在と未来の姿を発信する展示会「World Robot Expo(WRE)」とで構成されており、ロボットをテーマに人々がつながり、未来を語り合う場。

<開催スケジュール>

【2018年】

名称:World Robot Summit 2018東京大会(プレ大会)

          [Japan Robot Week 2018と同時開催]

会場:東京ビッグサイト 東 6/7/8ホール

期間:2018年10月17日(水)~21日(日)

主催:経済産業省、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

【2019年】

名称:国際ロボット展

期間:2019年12月

【2020年】

名称:World Robot Summit 2020(本大会)

          [ロボカップアジアパシフィック大会、Japan Robot Week 2020と同時開催予定]
             うち、一部のインフラ・災害対応カテゴリーの競技
                     会場:福島ロボットテストフィールド
                     時期:2020年8月中旬の3日間程度

会場:愛知県国際展示場

時期:2020年10月上旬の1週間程度

主催経済産業省、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)

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●科学技術書・理工学書<新刊情報>●「サイコロから学ぶ 確率論」(小林道正著/裳華房)

2018-10-16 09:29:12 |    数学

 

<新刊情報>

 

書名:サイコロから学ぶ 確率論~基礎から確率過程入門へ~
 
著者:小林道正

発行:裳華房

 同書は、一般的な確率論の本とは異なるアプローチで、定理の前に偶然現象の解説をし、「厳密な理論と証明」を示した後に、「実際の偶然現象での意味、実験結果との対応を考える問題」を挙げて、身の回りの確率現象を例にしながら理論的な定理の意味を解説するという工夫を行った。これによって、多くの理工系学生が確率論を学んでいる際に感じる「この定理はどういう意味なのか?」という疑問も少なくなり、見通し良く確率論を学ぶことができる。

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