ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

大珍事

2015年03月01日 | アマチュア無線
   
   
BGM代りに7MHzの国内ラグチューを聴きDXSCAPEも時々覗きながら数年前のCQ誌付録メモリ・キーヤー基板の半田付けをしていたら、リアルタイムではなかったが「BS7/ON6WFO 06:58z 28.5069 Scarborough reef!」が目に飛び込んだ。
ここは南シナ海にあり台湾・中国・フイリッピンの間で主権争中の満潮時には一人やっと立てる岩礁で、近年は「他人の物も我がの物」の中国が勢力を増して何人も立入危険な場所となってしまったらしい。
こんな事で2014年度DXCC要求度も第6位にランクされて今や大珍局となり、何の事前通告も無しに運用されるとは全く信じられないまま、DXSCAPEにUPされた遅くても3~4分後だったと思うが受信を開始した。
既に大パイルアップが展開されていて山頂シャックの知人は簡単にGetした。間もなくJA1からのエリア指定になり3局程終えると2に移り2~3局捕ったが、相変らずの指定無視がエンドレスで続いた。捕獲する方にも大いに問題ありで再び1を1局捕ってからは更に大混乱となり本人は消えてしまったと思われたが、本人は3~4KHzもランダムに移動するロシアンルーレットの大混乱が再び展開された。
自分もエリア指定前には何度か呼んでみたが馬力不足と断念。仲間のRTQさんも途中まで、そしてまだ存知あげないローカルのCTR局は先方の信号がフエードアウト寸前まで呼んでいた。
即ネットで検索するとQRZ COMには「Operating in the vicinity of Huage Yan DAO(Scarough reef) QSL via:BA4EG」と掲載されていた。そしてBA4EGも検索すると確かにQSL MgrをしているもののBS7/ON6WFOの記載は無く、ON6WFOを検索すると2月から香港とルソン島の間を44ftのボートでクルージング。ON6WFO/MM,VR2/ON6WFO/MM,BS7/ON6WFO/MM,BV9/ON6WFO/MMとはあるものの単独で上陸したとは考えられず、厳重な警備の海域に侵入出来たとしてもMMの運用ではDXCCはノーカウントだし、大御所JA1BKさんも呼んでいた1ヶ月も早い“April Fool”の茶番劇だったのだろう。

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