ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

仲間の本

2016年01月13日 | その他
             
ネット通販Amazonで「自分へのごほうび」住吉美紀著を見つけ即購入した。
床に入り眠りにつくまでラジオを聴くか本を読むのが習慣になっていて、昨夜から読み始めて20頁程進んだが、フリーになってから書き始めた日記にも似たエッセー集だ。
彼女が他の新人採用者と共に赴任する前に「帰国子女で日本語より英語の方が達者だ」と耳にして、みんなで「日本語が下手ではアナウンサーとして務まるのかなー」なんて話題になった事もあったが、その後戦力の一員となってからは何の問題も無く気性もサッパリとしたさすがアメリカ大陸育ちと誰もが認める事になった。
何年前だったか民放の番組を偶然視聴した時、歌謡番組と紅白歌合戦の司会を長年務めた宮本隆治氏との対談で「NHKで初めて覚えた事」の質問に、彼女は「カメラケーブルを八の字巻きにする事」と予め用意(TV業界で事前仕込みは常識)されていたケーブルを手にして八の字巻きの実演をしてしまった。
福島で覚えた事の1つで正直驚いたが、地方局のTV中継は少人数のスタッフで、特に緊急報道ともなれば現場では担務の垣根を越えて1人数役も果たさなければならない事から、放送前は自分の担務に専念するが、終了後の撤収は女性であっても労力の一部になるのが当たり前で、当時は彼女も相当抵抗もあったと思うが、こんな思い出話を笑いに変えてしまった事には感心してしまった。
この本からフリーになった経緯なども読み取れるのかなーとも思うが、仙台局を経由して5年程で東京アナウンス室へ、そして間もなく「プロフェッショナル仕事の流儀」の人気番組等も担当する抜擢で、アナウンス室は“大奥”なんて耳にした事もあったので果たして真偽のほどは・・・・・・想像しながら読み終える一週間は楽しめるのかな。