ラジオ爺の道楽三昧

原発放射能汚染により素人百姓・孫専科を奪われ、病で蕎麦打ちも廃業。最後に残ったアマチュア無線と男の料理の細々生存証明。

6mのパイオニアJA7TKさん

2006年05月20日 | アマチュア無線
    
    今朝の福島民報「街かど散歩」
                      
                      47年前にもらったTKさんのQSLカード
福島ではまだ誰もやっていなかった6m、JA6FR→PY3BWの世界最長距離を記録した直後にTKさんはその魅力を察知してか、しかも6AQ5シングル3Wに2ELQuadで国内EsはもとよりVK・ZL・CE・LUなどとDXをやっていたのだから、正に福島の6mのパイオニアであった。
TKさんは福大生、自分は高校生で一足先に社会人になり上京して疎遠になってしまったが、その後TKさんは県内の高校教師になられたと風の便りで聞いていた。
3年前、県内2文字局のミーテングが郡山で開催されてこの時再会を期待していたが、ご都合で参加されずとても残念だった。
お住まいも判明して調べたところ、三島町から西会津町へ抜ける西方街道で現役時代何度も仕事で通過していた途中の集落だった。
斉藤清の“会津の冬”の版画に似た風景がとても強い印象が残る集落で、JA7QIさんと「居場所分ってンダガラ今度一緒に行ってミッぺナイ」なんて逢う度に話していたが、こんな形(新聞)で46年ぶりの再会?本当にビックリ!してしまった。
記事に依るとTVタレントで着物デザイナーの“きよ彦”氏は教え子だそうで、氏のプロデユースによりリタイアー後七日町に手打ちそば屋“きよ彦花”を開店したそうだ。“きよ彦花”はきよ彦氏自身がTVで紹介していたし、また全国ネットやローカルでも放送されて何度か視聴していたが、オーナーがTKさんとは知らなかった。面白いそば屋としてそば雑誌にも紹介されていたし“他人の打ったそばを食らう会”そば打ち修行の一環として、またこの七日町界隈は会津の観光スポットとして何度も仕事で訪れていた懐かしい地でもあり、かねがねゆっくり訪ねたいとは思っていた。
TKさんも自らそばを打つそうだが今は職人に任せて店で出す山菜採りや野菜の栽培に専念しているそうだ。
1年半ほど前にローカルのDHSさんがTKさんと6mでQSOした時「時々短波帯も聴いている」と話していたと言っていた。
相変わらずハムも、そしてそば打ち・野菜作りと微妙に一致する。当時VHF帯の機器の製作は特に難しくて、たとえ回路図が同じでも全て自作だったので、各自の個性と技量が至る所に現れて、特にTKさんの送・受信機は完成度が高く何時も感心していた。
現在も自分と同様に“モノ作り”を楽しんでいるらしい。