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今の世の中を見てみれば その20

2020年10月28日 | ブログ
米国大統領選挙

 米国大統領は、わが国にとっては昔から共和党候補が好ましい。近年でも民主党クリントン時代、彼は日本をパスして中国に肩入れしていた。クリントンと当時GEのCEOであったウェルチ氏はゴルフ仲間であり、両者シングルという腕前であったようだ。GEは航空機エンジンの一大メーカーであり、広大な中国大陸にはその大きな需要が見込まれていた。

 中共に近づいたのは、共和党ニクソン大統領時代のキッシンジャーだが、当時は中ソの関係が悪く、米国からすればソ連包囲網の思惑もあった。何より当時の中国は経済的に未だ開発途上国だった。

 近年、中共を経済的に太らせたのは、クリントン時代であり、日本の政財界もEU各国も大いに責任がある。中共の南シナ海諸島の埋め立て軍事拠点化を阻止しなかったのは、ノーベル平和賞の民主党オバマである。

 トランプ大統領については、就任当初から非難が多いが、その出所は、自由主義諸国の甘ちょろい正義感に乗っかったメディアであり、今の地位を維持したい知識層である。今や経済的、軍事的に肥大化し、モンスターと化した中共の横暴に、正面から切り込む度胸はそのような連中にはない。トランプ大統領しかいない。

 バイデン氏はオバマ時代の副大統領であり、中共との関わりで醜聞が出ている。信憑性は分からないが、中共のやり方として、一帯一路の開発途上国は勿論のこと、わが国やヨーロッパの政治家にも、鼻薬は浸透させているように感じられる。トランプ大統領にも納税疑惑や環境問題への取り組みなど問題は確かにある。

 しかし、「毒には毒を持って制する」というが、人権無視の独裁国家が大手を振って跋扈する現代、指導者は「清濁併せ飲む」どころか、「口で言うより手の方が早い」くらいの迫力がなければ、対等に交渉さえできはしない。

 トランプ大統領の対中強硬姿勢は大統領選挙用で、選挙を乗り切れば融和策に切り替えるという見方もあるが、中共の台湾への軍事進攻が現実味を帯びている状況で、トランプ大統領が引くことは考え難い。日和見で「口だけサムライの日本」の中共と経済的関係を維持したい連中の言い訳に過ぎない。

 世論調査ではバイデン候補が水を開けているようだが、トランプ大統領に見られる熱狂的な支持者は少ないという。星条旗の旗の下、「強い国アメリカ」をアメリカ国民の多くも信奉している筈で、トランプ大統領の勝利は十分期待できるのではないか。


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