先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

千歳の出土品に歴史感じて 市埋文センターが企画展

2024-01-24 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2024年1月23日 22:39(1月23日 22:48更新)

市内の遺跡を地区ごとに紹介する企画展の会場。身近な場所から発掘された土器や石器などの出土品が並ぶ

 【千歳】市内344カ所の遺跡を地区ごとに紹介するシリーズ企画展「あなたのそばの遺跡たち」が、市埋蔵文化財センター(長都)で開かれている。3回目の今回は祝梅、根志越、中央の遺跡で発見された出土品や発掘調査の写真を展示している。

 同センターの主催。今回は3地区75カ所の遺跡のうち、8カ所を取り上げ、深鉢形土器や、12世紀後半のものと考えられる平皿など、市内では珍しい陶磁器の出土品や解説パネルを展示して紹介する。

 「根志越5遺跡」については、縄文時代の竪穴住居跡のほか、中・近世に当たるアイヌ文化期(12~19世紀ごろ)の遺構・遺物が見つかっていると説明。

・・・・

 無料。3月27日までの午前9時から午後5時まで。土、日、祝休館(第2日曜は開館)。(工藤さえら)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/966684/


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選考会前日は「インデアン」で験担ぎ 直木賞受賞・河﨑秋子さん一問一答

2024-01-24 | アイヌ民族関連

会員限定記事

2024年1月23日 20:19(1月23日 22:27更新)

河﨑秋子さん

 第170回直木賞を2度目の候補作「ともぐい」で射止めた根室管内別海町出身の河﨑秋子さん(44)=十勝管内在住=。北海道にこだわり、厳しい自然や風土、そこに生きる人や動物を見据えた骨太の小説を書き続けてきた。直木賞の栄誉と重みを受け止めながら「これからも北海道に住む作家として書きたいものを書いていきます」と話す河﨑さんに、今の思いや今後の抱負などを聞いた。

「生まれ育った北海道で書き続ける」河﨑秋子さん単独インタビュー

 ――十勝で人気のカレー専門店「インデアン」がやる気の源だそうですね。

 「私は普段、自炊なのですが、飽きてきた時や執筆の気分転換として、店のカウンターで食べます。選考会前日の昼も、インデアンでカツカレーを食べました。験を担ぐタイプではないのですが、今回は、誰に迷惑をかけるわけでもないので『カツ』で験を担いでみました。あまり食欲がなかったのですが、おいしく食べることができました」

 ――17日の受賞会見はとても落ち着いていました。

 「多くの方にそう言われるのですが、とんでもない。実際は3時間かかった選考会で緊張していたところに怒濤(どとう)の展開。私としては、ブレーカーが3分の2ぐらい落ちている状態で、脳の処理能力が追いつけていなかった。もう少し正常な状態だったら笑顔で愛想良く対応できたと思いますが、とても無理。人生で金びょうぶの前に立つ機会なんて、まず無いのですから」

 ――乳牛の絵柄のTシャツと牛の耳標を模したピアスというおちゃめな装いで会見に臨みました。

 「北海道をアピールしたいという思いや憧れの大先輩、桜木紫乃先生が2013年のご自身の直木賞受賞会見でタミヤのTシャツを着ておられたので、それにあやかって、自分もお気に入りのTシャツで臨みたいという理由でした。耳標のピアスは着ける機会がないので付けてみました。でも会見で誰もつっこんでくれなかったのでSNS(交流サイト)で自分でネタばらししました」

 ――選考会2日後の19日に東京から十勝に戻ったそうですが、ああ「帰った」という実感は?

 「2匹の飼い猫に『どこ行ってた!早くエサをくれ』とせかされた時が日常に戻れた瞬間でした。ご主人さまのキャリアなど猫たちはお構いなし。直木賞作家になっても、生活・執筆のリズムなど変わることはないし変えようとも思っていないのですが、猫たちの『エサくれ』『トイレ掃除しろ』『おやつくれ』という要求に付き合うことで自分の生活のバランスも取っているところがありますね」

 ――酪農と羊飼いに従事した別海町の実家から19年末に十勝管内に移り専業になりました。すっかりリズムが確立しているのですね。

 「猫ちゃんの世話の傍ら、午後から夜まできちんと執筆して、寝不足にならないように睡眠時間は最低6時間以上取ります。お仕事のサイクルも確立していて、昨年は同時に小説3本、エッセー1本の連載が進行しました。今年も同じようなペースで細く長く仕事をしていきたい。春に刊行する直木賞受賞第一作も決まっています」

 ――北海道の自然やそこに住む人々の生きざまにこだわった作風で、掘り起こすべきテーマも素材もたくさんあると話されています。

 「北海道へのこだわりは私の物書きとして何本かある柱の一番重要で大事な柱。やすやすと倒す予定はないです。これからは道内でも自分の住んでいない地域、今まで舞台にしていなかったところもどんどん掘り下げたいと思い、調べを進めているところです。北海道は函館と根室と北見など、それぞれで海の風景も全く違う。コロナ感染も落ち着いて出歩けるようになってきたので、雪解けのあとは、自分で車を運転して取材に出かけるつもりです」

 ――創作の舞台としての北海道の魅力とは。

 ・・・・・・

 単行本デビューは明治~平成の家族と馬の物語を描いた「颶風(ぐふう)の王」(KADOKAWA)。14年、三浦綾子作家デビュー50周年記念の三浦綾子文学賞を受賞し、15年に出版された。同作はJRA賞馬事文化賞にもなった。孤独な青年が動物と命懸けの戦いに巻き込まれる17年刊「肉弾」(同)は大藪春彦賞、別海町のミンク養殖などの廃れた産業を扱った19年刊の短編集「土に贖(あがな)う」(集英社)は新田次郎文学賞を受賞した。元屯田兵宅に引き取られた少女の苦難をつづった「絞め殺しの樹」(小学館)で22年、初の直木賞候補になった。新分野にも挑み、22年刊の「介護者D」(朝日新聞出版)は介護問題、「清浄島」(双葉社)は離島のエキノコックス感染を描いた。直木賞受賞作「ともぐい」は10年の「熊爪譚」を原型に人間と動物の極限の関わりを描いた。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/966589/


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アイヌ料理を体験 サケや芋、神々からの恵み 伝統や文化おいしく学ぶ

2024-01-24 | アイヌ民族関連

アイヌ料理を体験 サケや芋、神々からの恵み 伝統や文化おいしく学ぶ

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北海道新聞2024年1月23日 13:05

 昨年12月、帯広市生活館で「薬膳アイヌ料理体験交流会」が開かれ、伝統的な料理に理解を深めようと参加した。

 交流会のメニューは、チェプオハウ(サケの汁物)、いなきびごはん、ムニニモシト(しばれ芋団子)、チポロイモ(ゆで芋イクラあえ)、キハダの実のシケレペのお茶だった。参加者6人は、とかちエテケカンパの会会長の木村マサヱさん(74)の指導で「神々が与えてくれた恵み」と必要な分だけ用意された食材で料理を作った。

 チェプオハウはサケのほかジャガイモ、ニンジン、ネギなどを入れて煮込む。「まるで三平汁のよう」と言うと、「三平汁のルーツという説もある」とトカプチアイヌ協会会長の笹村昭義さん(60)。この日は塩味の効いたサケのみで味付けした。帯広はサケではなく豚骨を使う「ポネオハウ」を作る家が多いそうだ。

 ムニニモシトは、雪の下で凍った芋から作る団子で黒っぽく、外がパリパリで中はもっちり。「温かいうちに食べて」と木村さん。バターを付けて食べた。シケレペ茶は胃腸が弱っている時に良いそう。交流会はここ数年、この時期に開いており、笹村さんは「料理を通してアイヌ文化に興味を持ってほしい」と話していた。

 「骨をしゃぶるのがうまい」と笹村さんおすすめのポネオハウが気になり、北の屋台村の「Asian・アイヌ居酒屋ポンチセ」へ向かった。コンブと塩で味付けした豚骨スープで、煮込んだ野菜が味わい深く、豚骨にしゃぶりつきたくなる気持ちがわかる。開拓時代から養豚が盛んだった十勝では、アイヌ民族が豚骨を養豚加工場から買い付けていたそうだ。

 同店のムニニモシトは時間をかけてあく取りをしてあり、食べやすい。「キハダ酒」と「シケレペ酒」はかんきつ系の香りが好評で客の酒が進んでいた。豊川純子店長(47)は「アイヌ民族である母の料理です。料理と酒を楽しんで」。おいしく食べながら文化を学び、良い夜を過ごせた。(小久保友香)

※「チェプオハウ」の「プ」は小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/966320/


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協力隊員の書店改修着々 白老の羽地さん経営 26、27日住民説明会 店舗への要望募る

2024-01-24 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2024年1月23日 18:45

「新装開店後はこれまで少なかった新刊本の扱いも増やしたい」と話す羽地さん

 【白老】町地域おこし協力隊員の羽地(はねじ)夕夏さん(25)が、自身が営む町内唯一の書店「またたび文庫」(町大町3)の改修を進めている。1年前に現在の場所に構えた店舗を4月に新装開店する予定。羽地さんが書店開店の経緯を語り、どんな店にしてほしいか意見を聞く説明会も計画する。「町民だけでなく、観光客も集える場にしたい」と抱負を語る。

 東京の出版社に勤めた経験がある羽地さんは2022年5月に協力隊員になり、「本を中心に文化の拠点をつくりたい」と、同年6月、町内外を巡る移動本屋として「またたび文庫」を始めた。

 店舗としての書店は空き家だった建物を借りて23年1月にオープン。町商工会などによると、18年8月ごろまで白老駅前で営業していた書店が廃業して以来、町内に書店はなかった。

 アイヌ文化や自然科学など幅広いジャンルの本を約500冊そろえ、23年9月まで週2~3日のペースで営業した。店舗内でイベントも開催し、多くの町民を集め手応えを感じている。

・・・・・・

 問い合わせは羽地さん、電話090・2836・4671へ。(斎藤雅史)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/966488/


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「アシリパノミ」1年の安寧祈る 平取・文化保存会

2024-01-24 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2024年1月23日 18:52(1月23日 18:58更新)

今年1年間の平穏を祈ったアイヌ民族の伝統儀式「アシリパノミ」

 【平取】平取アイヌ文化保存会は21日、アイヌ民族の新年の伝統儀式「アシリパノミ」を町内の二風谷生活館で行い、今年1年の安寧を祈った。

 町内外から約50人が出席。伝統衣装を身に着けた会員ら約20人がいろりを囲み、保存会の門別徳司(あつし)さん(41)が祭司を務めた。いろりに火をおこし、火の神に向かって祈りの言葉やトノト(神酒)をささげてカムイノミ(神への祈り)をした。その後、ヌサに果物や菓子などを供えるシンヌラッパ(先祖供養)を行い、先祖を弔った。

 ・・・・・・

(杉崎萌)

※アシリパノミの「リ」は小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/966501/


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アイヌ工芸 多彩な4人学ぶ 二風谷イタ制作講座に高校生、大学職員ら 「祖父に影響受け」「きれいな文様に」

2024-01-24 | アイヌ民族関連

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北海道新聞2024年1月23日 18:54

仕事や学校帰りに集まり二風谷イタの制作技術を学ぶ(右から)進藤さん、笠原さん、講師の高野さん、貝沢さん、小林さん

 【平取】町内を会場にしたアイヌ文化の担い手を育てる伝承者育成事業で、町二風谷地区に伝わるアイヌ工芸品「二風谷イタ」(盆)の制作技術を誰でも半年かけて学べる夜間型講座を、本年度は多彩な顔ぶれの4人が受講している。過去最年少の高校生や富良野市の国立大学職員らが、2月14日の修了式までに1人1枚のイタの完成を目指している。

 アイヌ民族文化財団(札幌)の事業の一環で、2020年度に開講した。二風谷イタの夜間型コースは毎週火曜の午後6~9時で、8月から翌年2月までの全24回。町内在住の木彫家高野繁広さん(73)が講師を務め、彫刻刀の使い方やアイヌ文様の彫り方などを教える。

 本年度は平取高3年進藤綾斗(りょうと)さん(18)、町アイヌ文化振興公社職員貝沢諒輔さん(30)、町内の二風谷アイヌ文化博物館職員笠原早百合さん(55)、富良野市の東京大学演習林を管理する技術職員小林徹行さん(35)の4人が受講する。

 進藤さんは高校生として初の受講生。小学生の時に亡くなった木彫家の祖父の影響で関心を持った。「二風谷で育ったのにアイヌ文化を深く知らなかった。後悔しないように学びたかった」。4月から札幌大に進み、アイヌ文化の担い手を育てる札幌大学ウレシパクラブに入る予定という。

 貝沢さんは父親と亡き祖父がともに木彫り職人。自身も仕事でイタを含めた民具の制作に携わっており、木彫技術を高めたいと受講した。「仕事で後輩にきちんと教えられるようになるのが目標」と語る。

 笠原さんは父親(故人)が木彫り職人で、小さい頃は父親の彫刻刀で身近な物を削って遊んだ。「(カツラの)木は堅くて削る力が必要だが、形になるのがおもしろい。地元の工芸品でもあり、受講後も続けたい」と笑顔で話す。

 町外から唯一受講する小林さんは毎週、2時間ほどかけて自家用車で通う。植物とつながりの深いアイヌ文化への関心に加え仕事柄、木の加工技術に興味があったという。

 ・・・・・

(杉崎萌)

※ウレシパクラブの「シ」は小さい字

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/966505/


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アイヌ文化を紹介する催し 九博で28日まで 衣装試着も

2024-01-24 | アイヌ民族関連

ささっとー2024.01.23

 福岡県太宰府市の九州国立博物館で1月23~28日、アイヌ文化を紹介するイベント「アイヌ文化発信パフォーマンス in 九州国立博物館」が開かれる。

舞踊のパフォーマンスなど

イベントを紹介するチラシ

 北海道の主催で、期間中、工芸品や衣装が展示されるほか、衣食住などを紹介するパネルの展示もある。27、28日には、東京五輪のマラソン・競歩で披露されたアイヌ舞踊のパフォーマンス(午後1時)、衣装試着などのワークショップ(午後2時半、先着20人)もある。いずれも無料。

 同館では同時に、19日に公開が始まった北海道を舞台にした映画「ゴールデンカムイ」のパネル展を開催。北海道アイヌ政策課の担当者は「ゴールデンカムイの漫画や映画をきっかけにアイヌに興味を持った方もいると思う。実際に文化に触れ、理解を深めていただきたい」と話している。

https://sasatto.jp/pickup/entry-5224.html


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新宿駅徒歩2分『るるぶキッチン』 にて「るるぶキッチン×北海道アイヌの食文化」特集フェア実施!

2024-01-24 | アイヌ民族関連

JTBパブリッシング2024年1月23日 15時51分

2024 年 1 月 25 日 (木) からスタート!

JTBグループで旅行 ・ライフスタイル情報を提供する株式会社JTBパブリッシング(東京都江東区、代表取締役社長執行役員:盛崎宏行)は、直営飲食店舗『るるぶキッチン』において、2024年1月25日(木)から2月18日(日)までの期間限定で、「るるぶキッチン×北海道アイヌの食文化」特集フェアを実施します。

〈本件に関するプレスリリースはこちら〉

https://prtimes.jp/a/?f=d24732-368-6cab685777e6e983202d1f6fd031e964.pdf

▼るるぶキッチン URL

https://jtbpublishing.co.jp/service/rurubukitchen.html

▼るるぶキッチンInstagram

https://www.instagram.com/rurubu_kitchen/?hl=ja
https://www.instagram.com/rurubu_tachinomi/?hl=ja

  • るるぶキッチン×北海道アイヌの食文化

『るるぶキッチン』は、「るるぶ」の編集者が全国各地を旅して見つけた″おいしい″をお届けするリアル店舗メディアとして「地域」や「食材」を変えながら、その土地の産品を活かしたメニューを開発する「特集フェアメニュー」が特徴です。
今回は、北海道のアイヌの食文化をテーマにしたフェアを開催。提供する料理は北海道札幌市「Kitchen Support 青」のフードプロデューサー青山則靖氏が監修。また、アイヌをよく知る、床みどり氏、光野智子氏、川村久恵氏、藤村ゆか氏の4名にもアドバイザーとしてメニュー開発に携わっていただきました。
提供するメニューはアイヌの料理を家庭でも食べられるように、現代風にアレンジしたもので、『るるぶキッチン』にてこのレシピを再現しました。
アイヌ伝統料理は肉や魚、木の実や山菜を、動物からとった油脂や塩などで整え、汁物やおかゆ、煮物などに調理したものが多く、素材のうま味を引き出した、優しい味わいが特徴です。また、アイヌの人々は暮らしの中で必要な分を必要なだけ狩猟し、長く厳しい冬を乗り越えるための保存食を作るといった、創意工夫を行っていました。
アイヌの料理を通じてアイヌ文化に触れられるフェアです。
※本事業は北海道の事業の一環です。アイヌ文化の振興を図ることを目的としています。

  • 「るるぶキッチン×北海道アイヌの食文化」特集フェアメニュー(※価格は税込)

①骨付きエゾシカ肉の具たくさんスープ 1280円 
エゾシカ肉を使ったオハウです。肉の旨みとトマトの酸味が調和ししたコクのある一皿です。ワラビやフキ、野菜のホクホク感がたまりません。

②ホタテのタルタル 1380円
ホタテ、昆布とネギを細かく刻んで合わせ、凍らせた後、焼いたチタタプです。行者ニンニクソースの香りが食欲をそそりり、まろやかな味わいです。

③鮭とタラの 炊き込みピラフ 650円
豆やイナキビなどが入った炊き込みご飯で、アイヌ伝統料理の一つ「アマム」をアレンジ。セリやクレソンの爽やかな風味と、鮭やホタテ貝柱などの弾力がたまりません。

④山の果実のゼリー 450円
栗とクルミを使ったムーシです。ハスカップゼリーと2層になっており、甘酸っぱく爽やかな木イチゴジャムがアクセントに。ほんのりとした酸味と甘さが感じられます。

⑤カムイトノト 1400円
明治32年(1899年)創業の田中酒造が、旧アイヌ民族博物館監修の元に作りました。国産ヒエと北海道産米麹で醸造。アイヌ民族が酒造りの際に着用する着物の文様のラベルにも注目を。

  • 店舗概要

【店名】 るるぶキッチン
【住所】東京都新宿区新宿 4-2-8
【アクセス】JR/都営/京王線 新宿駅東南口
 またはミライナタワー口より徒歩2分
 地下鉄/都営線 新宿三丁目駅より徒歩4分
【営業時間】 13:30-23:00
  ※感染症拡大防止等のため、営業時間を変更する場合がございますので、

 詳しくはお問合せください。
【定休日】不定休(※年末年始含む休業日有り)
【Facebook】 https://www.facebook.com/rurubukitchen/

  • 会社概要

会社名:株式会社JTBパブリッシング
所在地:東京都江東区豊洲5-6-36 豊洲プライムスクエア11階
代表者:代表取締役 社長執行役員  盛崎宏行
コーポレートサイト:https://jtbpublishing.co.jp/
お問合せ先:JTBパブリッシング ブランド戦略室 pr-team@rurubu.ne.jp

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000368.000024732.html


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【観覧応募1/31(水)まで】ウポポイ渋谷公演「イノミ」2/23(金・祝)に開催〈観覧無料〉ウポポイ渋谷公演 カムイとアイヌの物語「イノミ」

2024-01-24 | アイヌ民族関連

公益財団法人アイヌ民族文化財団2024年1月23日 14時14分

2020年7月に北海道白老町にオープンした、先住民族アイヌの歴史や文化の復興・創造等の拠点「ウポポイ(民族共生象徴空間)」による東京ではじめてとなる特別公演をLINE CUBE SHIBUYA(東京都渋谷区)にて2/23(金・祝)に開催いたします。

アイヌの儀礼「イヨマンテ」を題材に、ストーリー性のある演出で伝統の歌と踊りを披露。本公演は、漫画『ゴールデンカムイ』でアイヌ語・アイヌ文化を監修した監修した千葉大学名誉教授の中川裕さんによる特別講演「カムイとアイヌの物語」と、ウポポイスタッフによる伝統芸能上演の二部構成。

その他、会場内では木彫りや刺しゅうの実演ブースもあり「文化の発信地」と言われる渋谷でアイヌ文化に触れられる貴重な一日となります。

本公演を通して、アイヌ文化への関心が高まることを期待しております。

■開催概要

【ウポポイ渋谷公演 カムイとアイヌの物語「イノミ」】

日時:2月23日(金・祝)

〈昼の部〉開場12:00/開演13:00 

〈夜の部〉開場16:00/開演17:00

会場:LINE CUBE SHIBUYA(東京都渋谷区宇田川町1-1)

観覧:無料

※事前にWEB申込が必要です。受付期間:1月15日(月)~31日(水)23:59まで

詳細はこちら(https://ainu-upopoy.jp/topics/inomi-shibuya2024/)

***********

また、2月23日(金・祝)の渋谷公演に先駆け、中国雲南省出身の新進気鋭のフォトグラファーKIZENが撮り下ろした特別写真展も1/31(水)まで渋谷で開催中。

■開催概要

【時を超えて、地を超えて ウポポイ渋谷公演 特別写真展「AINU PURI」】

日時:1月12日(金)~31日(水)11:00~20:00(最終日は17:00終了)

会場:Experiment(東京都渋谷区神南1-9-7丸栄ビル101)

入場:無料

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000135517.html


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【インタビュー】吉田美月喜「日本にこんな差別があったという事実を知ってショックを受けた」映画『カムイのうた』

2024-01-24 | アイヌ民族関連

NBpress2024.01.23

全てに神が宿ると信じ、北海道の厳しくも豊かな自然と共存して生きてきたアイヌ民族の実話に基づいた物語を描く映画『カムイのうた』(1/26公開)。実在する人物をモデルに作られた本作の主人公を演じた吉田美月喜に、本作の撮影秘話について話を聞いた。

北海道の先住民として独自の文化を築いてきたアイヌ民族は、やがて和人(大和民族)によって差別と迫害の日々を余儀なくされる。生活の糧であった狩猟・サケ漁が禁止され、住んでいた土地を奪われ、アイヌ語が禁止され、土人と呼ばれ差別されるのだ。同じ民族ではないという理由だけで。
文字を持たないアイヌ民族は、自らの文化を口伝えで伝承するという独特の文化を持っている。それがユーカラと呼ばれる叙事詩。このユーカラを日本語に翻訳し「アイヌ神謡集」として後世に残した実在の人物・知里幸惠をモデルに彼女の壮絶な生涯を描いた作品が誕生した。

吉田美月喜 インタビュー&撮り下ろしフォト

■実在した人物をモデルに描かれた物語

‐映像がとても美しい作品だと感じました。一方でテーマが難しいと捉える人がいるかもしれない本作ですが、出演のきっかけについて教えてください。

吉田美月喜(北里テル 役)
オーディションで決めていただきました。

‐本作で描かれている物語を読まれた時、どう感じられましたか?

吉田美月喜
脚本を読んだとき、日本にこんな差別があったという事実を知ってショックを受けたというのが最初の印象です。アイヌ文化のことは学校で少し触れただけの知識で、そういう事実をぜんぜん知りませんでした。。

‐実在の人物・知里幸惠(ちり ゆきえ)さんをモデルとした“北里テル”という女性をどのように捉えて演じられましたか?

吉田美月喜
菅原監督から言われていたことは、「知里さんのことはもちろんちゃんと知っておいてほしい。でも、撮影現場で、ようい、アクション!となった瞬間からは、テルとして居てほしい」。
知里さんについて、本やインターネットで調べている段階では、19歳でこんな決断をするなんて、同じ19歳の私にはできないなって思いました。
でも、北海道に行って、「知里幸惠銀のしずく記念館」を訪れたときに、知里さんが恋人へ宛てた手紙や、その恋のエピソードのお話を聞くと、初めて等身大の19歳の女性を感じることができました。ここで知れたことは、役作りにおいてとても大きかったなと思っています。

北里テル(演:吉田美月喜) ©シネボイス

‐その上で「テルとして居てください」という監督の言葉の意味はどういうことでしょうか?

吉田美月喜
テルは、知里幸惠さんをモデルとした役ではあるけれど、知里幸惠さんではないので、「知里さんだったらこう考えるだろう」じゃなくて、「吉田さんが思うテルだったらこう考える」として動いてほしいということです。
もちろん、知里さんがどういう人生を歩んだかというのは、私が知れる限りでは学びましたが、その上で「テルならどうするか?」ということを考えながら演じる、ということです。

‐菅原監督から「テルはこうだ」という演出はあったのでしょうか?

吉田美月喜
監督は、「こうしてくれ」という断定はあまりしない方なんですが、テルがそのとき置かれた状況を整理して伝えてくれることありました。たとえば、テルが孤独を感じるシーンがいくつかあるんですが、どういう状況で孤独を感じているのかとか。
そして、私がそれを呑み込んだのを確認してから「ようい、アクション」としてくれるんです。

‐なるほど。結果として、吉田さんの内から出ているテルを監督が受け止めてくれたということですね。

吉田美月喜
はい、そういうことです。その上で監督は「今のは良かったよ」とちゃんと伝えてくれるので、そこはとても安心できましたし、今ので良かったんだって思えた上で次の撮影に進めたのはとてもありがたかったです。

■難しかったユーカとムックリの取り組み

‐劇中、吉田さんは、アイヌの言葉はもちろん、ユーカラ(アイヌ民族に伝わる叙事詩の総称)も歌われていますが、その取り組みはどのように?

吉田美月喜
特にユーカラは難しかったです。いただいた音源を聴いて、紙に書き込んでひたすら練習をしました。そして、北海道に行って撮影が近くなると、アイヌの方が指導に来てくださって、ちゃんと厳しく見てくださいました。
ユーカラは、教訓を含んだ童話のような内容なんですが、物語なので、一文一文それぞれに込められた感情の抑揚があるんです。ここは明るいシーン、ここは暗いシーンだというように。
そういう物語性があるものなので、音源そのままを再現するというよりは、私自身がもっと自由になって表現してくださいと言われました。

‐感情以前に、一つ一つの言葉の発音も難しいですよね。片仮名でふりがな付けてもその通りじゃなさそうでしたし。

吉田美月喜
難しいですね。それこそ知里幸恵さんもテルもそうですけれど、(日本語に)訳すときにローマ字表記をします。

‐知里幸惠さんが実際に執筆された「アイヌ神謡集(しんようしゅう)」(=知里幸恵が編纂・翻訳したアイヌのユーカラ)のことですね。

吉田美月喜
そうです。アイヌの人たちは文字を持たない民族なので、ユーカラは口承文学なんです。それを文字として残そうと、そしてアイヌの人たちのことを広く伝えようという想いから知里さんが執筆されたそうです。
そのとき、ローマ字なら表記できるかもしれないと思い、膨大な量にも関わらず、実際にそれを行動に移されたのは、すごい力だなと思います。

‐もうひとつ。劇中、吉田さんが演奏する「ムックリ(=“口琴”と呼ばれる楽器の一種)」がとてもかっこいいのですが、この楽器の演奏のコツは?実はかなり難しいのでは?とも感じましたが。

吉田美月喜
ありがとうございます。そうなんです、けっこう難しい楽器なんです。
撮影前、新大久保にあるアイヌ料理のお店に通って、そこでムックリを教えてもらいました。ムックリは竹の棒を紐で引っ張って、弁を揺らすだけの楽器なんですが、ほんとうに自由度が高い楽器で、口の開け方、息の吸い方・吐き方、喉奥の開き方、舌の動かし方で、音を変えていきます。
アイヌの人々は、動物の鳴き声とか、風の音、川の音など、自然の音を表現するために使っていたそうです。

‐やろうと思えば、人間の言葉っぽくも鳴らせるとか?

吉田美月喜
できます。「アイヌ アイヌ アイヌ」と言いながら鳴らすと、私が好きな音になって、これは確か劇中でも使われていたかもしれません。

‐調べたら、ムックリのような口琴と呼ばれる楽器は、形は違えど世界のあちこちにあって、ロック音楽にも取り入れられたり、ボコーダー(人間の声を機械音声等に再合成する楽器・シンセサイザー。テクノなどによく使われる)の音にそっくりだという話を見つけました。

吉田美月喜
そうなんですね。ムックリは自分の口の動きで音を自由に変化させられますから、(ボコーダー)と似ている点があるのかもしれません。

‐改めて、ムックリも現代のロックやポップス、それこそテクノやハウスミュージックなんかに取り入れたら面白そうだなって感じました。ちなみに、「ど根性ガエル」という1970年代に放送されたアニメ作品のオープニング曲のイントロの音は、ムックリの音だそうです。

吉田美月喜
そうなんですか!?今度見てみます!

■冬のシーンは予定になかったけど・・・

‐大正時代を舞台としたこの作品ですが、撮影全体を通して印象に残っていることはありますか?

吉田美月喜
まず、北海道の料理がとても美味しかったことです(笑)近所のスーパーで買い出しもしたのですが、、じゃがいもがなんでこんなに美味しんだろう?って思うぐらい美味しかったり。そして、空気がとても綺麗でした。
衣裳は当時の袴ですし、アイヌ民族が生活しているセットの中に入っていくと、役に入りやすかったなというのは強く印象に残っています。
そして、元々は夏のシーンの撮影だけの予定で、いったん撮影は終わりましたが、その後、急遽冬のシーンも追加で撮ることになったんです。
夏のシーンは2022年の夏に撮って、追加となった冬のシーンは2023年の1月。数ヶ月ぶりの撮影で「テルに戻れるか?」と不安を覚えました。特に夏の撮影は1ヶ月間北海道に行きっぱなしだったのもありましたし。
でも、再度北海道に行って、着物を着て、カメラの前に立つと、スッとテルに戻れました。それが自分でも驚きでした。

‐望月歩さん(一三四/ひさし 役)、島田歌穂さん(テルの伯母イヌイェマツ 役)との共演はいかがでしたか?

吉田美月喜
この作品の現場は、ほんとうに話しやすい方ばかりでした。望月さんとは初めましてでしたが、最初からとても気さくに話しかけてくれて、本人は人見知りだとおっしゃっていましたが、ぜんぜんそんなことを感じませんでした(笑)本読みの段階で、この作品のお芝居の取り組みについて、お互いが考えていることを知ることができましたし、それは本番の撮影で大いに活かされたなと感じています。

吉田美月喜
島田さんは、ミュージカルでも大きな実績がある方なので、最初は緊張していたんですけれど、お会いしたらとてもフレンドリーな方で、劇中の2人の関係のように温かく見守ってくださいました。。
島田さんがユーカラを歌うシーンに私も一緒にいることが多いんですが、間近で聴いていると、島田さんの温かさとユーカラの物語性を感じられてすごいなと感じました。それは、島田さん自身がとても愛情深い方で、だからこそ歌の世界でも輝かれているんだなとも思いました。最近も、島田さんのコンサートに行かせていただきました。

‐島田さんは『カムイのうた』のエンディングも歌われていますね。

吉田美月喜
そうなんです。私、そのことを知らなくて、試写の時にエンドロールで流れたのを聴いて初めて知って驚きました。旦那さんの島健さんと一緒に作られたそうで、私がコンサートに伺ったときも、島さんが弾くピアノに合わせて島田さんが歌われていました。

■注目してほしい冒頭の朗読シーン

‐今、試写のお話が出ましたが、冒頭の吉田さんの朗読シーンを完成した作品をご覧になっていかがでしたか?

吉田美月喜
冒頭の朗読は、知里幸惠さんが執筆された「アイヌ神謡集」の序文の朗読なんですが、知里さんがどんな気持ちでこの序文を書かれたのかとか、いろいろ考えて、何回も練習を重ねた上で録音に臨みました。
朗読シーンで映し出される壮大な北海道の大自然の映像は、このシーンのために撮影されたそうなんですが、この映像に埋もれてしまわない朗読になるように。監督からも「もっと良くなると思う」と励まされて、リハーサルを挟んで、2回目の録音でOKとなりました。

‐この序文の内容は現代にも通じるメッセージになっていますね。そして、映画全体について、完成した映像をご覧になっていかがでしたか?

吉田美月喜
演じているときは、どうしてもテルの主観になっていますが、完成した作品を通して客観的に観てみると、アイヌの人々の文化を壊してきた和人がいたという歴史的事実に改めて恐ろしさを感じました。

‐最後に、これから『カムイのうた』をご覧になる方へのメッセージをお願いします。

吉田美月喜
アニメ作品の影響もあり、今改めてアイヌ文化に注目が集まっているので、友達と話していても「アイヌのことはわかるよ」って言ってくれます。アイヌの文化は、ほんとうに美しくて素晴らしくて、モノのひとつひとつに神が宿っているという考え方は、私たちも学んでいかなくてはならないと思います。でも、それだけじゃなくて、歴史的背景として差別があったという事実もあります。そういうことを伝える作品に私が参加できたことは、嬉しさと同時に責任感も感じますが、この映画を通して、こういうことがあったんだよということを知っていただけたら嬉しいです。

吉田美月喜 プロフィール
東京都出身。20歳。
2017年にスカウトされ、芸能界デビュー。
その後、日本テレビ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」、TBS日曜劇場「ドラゴン桜」、Netflix オリジナルドラマ「今際の国のアリス」などの話題作に出演。
2023年には、日本テレビ「沼る。港区女子高生」、フジテレビ「クライム・ファミリー」にてメイン出演をし、映画「あつい胸さわぎ」、舞台「モグラが三千あつまって」では主演を務め、注目を集めた。
今年は舞台「デカローグ」デカローグ7「ある告白に関する物語」にて主演・マイカを演じることが決定している。

https://nbpress.online/archives/93391


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実写版「ゴールデンカムイ」公開記念。今から原作を読み始める人が「金カム」を楽しむための5つのポイント全話無料キャンペーンも開催中!

2024-01-24 | アイヌ民族関連

マンガウォッチ2024年1月24日 00:00 石井聡(クラフル)

【ゴールデンカムイ】全巻無料キャンペーン

1月31日まで

 1月19日から全国でロードショー公開されている実写版「ゴールデンカムイ」が好評だ。実写版といっても、キャラクターは限りなく原作に忠実で、映像のはずなのに、まるでマンガのコマを読んでいるような既視感すら感じる。

 野田サトル氏による原作の「ゴールデンカムイ」は、が2014年8月から集英社「週刊ヤングジャンプ」で連載し、2022年4月に堂々完結した大人気マンガ。2024年1月時点で累計2,700万部を突破している。

 ヤングジャンプのアプリ「ヤンジャン」では、同じく野田サトル氏の新刊「ドッグスレッド」の第1巻も1月18日に発売されたばかり。これを記念して「ゴールデンカムイ」の全話無料キャンペーンが実施されている。ぜひこの機会に読んで見て欲しい。

「ゴールデンカムイ」全話無料キャンペーン

「ヤンジャン」の「ゴールデンカムイ」のページ

 この記事では、まだ「ゴールデンカムイ」を読んだことがない人や、映画を見て本作に興味を持った人たちに、原作の魅力やおすすめポイントを紹介したい。ちなみにこの記事は、まだ本作を読んだことがない読者向けに、ネタバレは極力避けている。

北海道に眠るアイヌの金塊を求めて男たちの野望が激突する物語。各種コラボも開催中!

 「ゴールデンカムイ」は、現代の価値に直すと約8,000億円というアイヌの金塊を狙う男たちの陰謀と激突を描いた物語。金塊の行方は、網走監獄を脱獄した24人の脱走兵に刻まれた入れ墨に隠されている。帝国陸軍第七師団の鶴見中尉と、土方歳三ら脱獄囚がこの入れ墨を狙っている。

 そんな中、一攫千金を求めて北海道にやってきた、元兵士の杉本佐一は偶然の出会いで入れ墨の男から秘密を聞き、アイヌの少女アシリパとともに金塊を探すことになる。

 コミックスの巻末に記された膨大な参考資料や取材先のリストからもうかがえるように、本作は多くの史実をベースに構成されている。日本が近代国家として生まれ変わろうとしていた混乱期、まだ文明が自然を制することができていない時代の光景が丁寧な筆致で描かれている。

 2018年4月に始まったアニメは現在4期まで放送済みで、すでに最終章となる第5期の製作も決定している。

 また、3月16日より6月23日まで、TVアニメ「ゴールデンカムイ」と埼玉県の東武動物公園のコラボイベントが開催される。コラボフードやミニゲーム、オリジナルグッズなどが予定されている。

TVアニメ「ゴールデンカムイ」×東部動物園コラボ告知ページ

 さらに、1月19日から2月25日10時59日まで、TVアニメ「ゴールデンカムイ」と6角形パズルゲーム「LINE POP2」とのコラボも開催されている。

TVアニメ「ゴールデンカムイ」×「LINE POP2」とのコラボ告知ページ

おすすめポイントその1「あまりにも個性的すぎる登場人物たち」

 人物類型のトリックスターとは、物語の中で善と悪、賢者と愚者などの二面性を持ち、物語を展開させるような登場人物を言うが、「ゴールデンカムイ」の登場人物は、ほとんどがこのトリックスター的性格を持っている。さっきまで仲間だと思っていたものが敵になり、敵だと思っていたら味方になる。一緒にギャグパートに参加していたもの同士が、別のページでは本気で殺し合う。そんなスリリングな関係性が本作最大の魅力だ。

 また、本作にはこの時代に活躍した実在の人物も多数登場する。主要キャラとして登場する新選組の土方歳三や永倉新八はもちろん、教科書などでもおなじみの土方歳三の写真を撮影した田本研造や、「一握の砂」で知られる詩人の石川啄木、日本で初めて映画の興行を行った稲葉勝太郎など実名で登場している。有名人のほかに、実在の人物をモデルにした登場人物も多数おり、ネットに考察サイトも数多く存在している。

主要な登場人物のごく一部を紹介!

杉本佐一(すぎもとさいち)

 本作の主人公。日露戦争の激戦地、203高地で生き残り“不死身の杉本”の異名で知られている。戦士した幼馴染の妻で、自らの思い人でもある梅子の目をいい医者に見せるための資金稼ぎに金塊を探している。

アシリパ

 杉本が北海道で出会うアイヌの少女。アイヌの金塊を巡って起こった殺し合いで父親を失い、金塊の秘密を解き明かそうとしている。

白石由竹(しらいしよしたけ)

 幾多の監獄から脱獄を繰り返し、“脱獄王”の異名を持つ。したたかだが、明るい性格のムードメーカー。普段はギャグ担当。

鶴見中尉(つるみちゅうい)

 本名、鶴見篤四郎。北海道に置かれた大日本帝国陸軍第七師団所属。過去に負った傷のために目元に大きな傷があり、額をホーロー製のプロテクターで覆っている。

土方歳三(ひじかたとしぞう)

 もと新選組副長。函館戦争で死亡したと思われていたが、ひそかに網走刑務所に収監されていた。入れ墨を持つ脱獄囚の主犯格で、アイヌの金塊を探している。

尾形百之助

 第七師団の凄腕スナイパー。寡黙で、常に何を考えているのか分からない。冷静沈着で敵に回すと恐ろしいが、味方としては非常に頼もしい男。

谷垣源次郎

 第七師団の一等卒。出自は秋田の阿仁マタギで、狩猟と山でのサバイバル技術に秀でる。真面目で情の篤い性格。「ゴールデンカムイ」のセクシー担当。

おすすめポイントその2「北海道の大自然と文化を満喫して実際に行ってみたくなる!」

 「ゴールデンカムイ」の舞台となるのは、日露戦争が終戦してから数年後の明治末期、北海道。北海道という呼称が生まれたのは明治2年。江戸時代には蝦夷地と呼ばれていた場所に、開拓使が接地され、国家事業として開拓が行なわれた。

 「ゴールデンカムイ」では、小樽を皮切りに、夕張や釧路、網走、大雪山や神居古潭、屈斜路湖、登別温泉などなど、北海道の著名な都市や場所が多数登場する。それぞれの都市の特徴や文化がストーリーに活かされており、西日本出身でいまだ北の大地を踏んだことのない筆者にとっては、読んでいるだけで北海道旅行気分を満喫でき、さらに出てきた場所をネットで調べることでますます行きたくなってしまう罠がある。

おすすめポイントその3「詳細に書き込まれたアイヌ文化に触れる」

 アイヌは北海道を始めとする日本列島北部周辺の先住民族。日本語とは系統の異なるアイヌ語を使い、独自の神話や文化を持っている。「ゴールデンカムイ」では、ヒロインの少女アシリパをはじめ、アイヌの人々が作品のカギを握る重要な存在として登場する。

 ストーリーが進むと北海道在住のアイヌだけでなく、樺太のアイヌや他の少数民族も登場し、日本の北方に広がる少数民族文化の系譜に思いをはせることができる。

おすすめポイントその4「実はグルメマンガ。なんでも食べちゃう『ヒンナヒンナ』」

 「ゴールデンカムイ」は、バイオレンスマンガであり、ギャグ要素も強く、ドラマもあり、アイヌや北海道の歴史や文化に触れることができる学識要素もありと、多彩な構造を持つマンガだが、その中でも必ず言及せざるを得ないのが、グルメマンガとしての側面だ。

 主人公たちは、冒険の中で様々な動物と出会う。たいていの動物はアシリパに狩られて食料になる。リスやナキウサギ、キツネなどの小動物はもちろん、ヒグマやイルカ、シャチなど、旅先で出会うありとあらゆる動物がおいしく食べられていく。

 小動物を骨ごとミンチにして食べるアイヌ風つみれのチタタプは作中で何度も登場するメニュー。生で食べたり、鍋にしたり、味噌を入れたりと食べ方もいろいろだ。チタタプを作るときには、どんなにクールなキャラでも「チタタプ」と言いながら肉を叩かねばならない。

おすすめポイントその5「完結しているので、先の心配をせずに安心して読める!」

 「死」に対する容赦のない描写は、本作の大きな魅力だ。ヒグマとの壮絶な死闘や、銃弾飛び交う中での殺し合いの緊迫感は、無慈悲に描かれる凄惨な死にざまあってのものだ。虚無顔で繰り広げられるギャグシーンとのギャップも、バトルシーンの迫力を倍増させる。

 逆に本気になればかっこよすぎるキャラクターたちが繰り広げる、かなりイカれたギャグシーンも、絶対に見逃せない必見要素だ。第1巻こそまだおとなしいが(それでも後半には杉本と白石がかなり笑わせてくれるが)、巻が進むにつれて、もはや悪夢としか言えないレベルのすごいギャグシーンも登場してくる。

 ドキドキハラハラな展開が続く本作だけに、連載中にはいったいどうなるのかとヤキモキした読者も多いはずだ。しかし、いまから読む読者は、完結しているので安心して最後まで一気に読み進めることができる。もし、これから読み始める人は、読み進めながら本作が土台にしている歴史や文化をネットなどで調べてみてほしい。そうすることで「ゴールデンカムイ」の世界をさらに楽しむことができるようになるはずだ。

全巻無料で読めるこのチャンスに、本作をまるごと楽しもう!

 無料キャンペーン中は全31巻の完結まで無料で読むことができる。また、アニメシリーズはシーズン4までAmazon Primeの見放題に入っているので、会員であれば無料で見ることも可能だ。

 次々に現われる強敵との闘いや、キャラクターたちのバックボーンに秘められたドラマはもちろん、巻数が進むにつれて成長していくアシリパと、そんなアシリパを見守る杉本との関係の変化も楽しんで欲しい。

(c)野田サトル/集英社・ゴールデンカムイ製作委員会
(c) 2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
※アシリパの「リ」は小文字が正式表記

https://manga.watch.impress.co.jp/docs/special/1562443.html


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ヘイト問題、話し合う 弁護士ら招きシンポ 来月3日・港区 /大阪

2024-01-24 | アイヌ民族関連

毎日新聞 2024/1/24 地方版 有料記事 435文字

 民族差別をするヘイトスピーチの根深さや課題を話し合う緊急企画「人権を実現できる日本に~マイノリティ女性の人権侵犯申立から考える」が2月3日、大阪市港区で開かれる。オンラインでも参加できる。

 自民党の杉田水脈衆院議員がアイヌ民族や在日コリアンの女性に対する差別的な投稿をしたとして、札幌と大阪の両法務局が昨年、「人権侵犯」と認定した問題を受けて企画された。

 当日は、民族差別問題に詳しい弁護士の師岡康子さん、札幌法務局に人権侵犯を申し立てた札幌アイヌ協会の多原良子さん、・・・・・

 港区波除4のHRC4階会議室で3日午後2時から。資料代500円。定員は会場40人、オンライン50人。いずれもPeatix(https://24-2-3symposium.peatix.com)を通じて申し込む。問い合わせはヒューライツ大阪(06・6543・7003)。【鵜塚健】

https://mainichi.jp/articles/20240124/ddl/k27/040/312000c


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アイヌ文様「モレウ」 創造性あふれる180点を展示 北海道

2024-01-24 | アイヌ民族関連

毎日新聞1/23(火) 13:00配信

小笠原小夜さんの巨大イラスト「aynukur 人影」。作品と一緒に記念撮影ができる=札幌市中央区で2024年1月12日、安味伸一撮影

 アイヌ文様のモレウ(渦巻き文様)をテーマにした工芸品展「AINU ART―モレウのうた」が、札幌市中央区の道立近代美術館で開かれている。道内の作家10人が出展。伝統の木彫りから現代アートまで、多様な技法の創造性あふれる作品世界を楽しめる。

【写真】アイヌ文化の復興と発信の拠点「ウポポイ」オープン

 先人の工芸品などを含め総数約180点を展示。小笠原小夜さん(平取町)のデジタル描画のイラスト「aynukur 人影」は、躍動的なモレウと、シマフクロウ、エゾリスや作者の等身大の影も描かれた。

 藤戸康平さん(釧路市)のインスタレーション「ぐるぐるモレウ」は多数のベニヤのモレウがつり下がる。結城幸司さん(札幌市)は木版画の展示のほか、原作・原画担当の短編アニメーション「七五郎沢の狐」が繰り返し上映されている。

 ほかに藤戸幸夫さん(津別町)のマキリや、貝澤幸司さん(2014年死去)と兄徹さん(平取町)の木彫り、川村則子さん(小樽市)と関根真紀さん(平取町)のタペストリー、下倉洋之さん(釧路市)の彫金、西田香代子さん(釧路市)の刺しゅうなどが展示されている。

 同館での「AINU ART」展は2013年以来、11年ぶり。同館の五十嵐聡美学芸部長は「モレウには過去から未来へ永遠に続くイメージがある。新しい作品にも伝統が息づいている」と説明する。3月10日まで。月曜休館(2月12日は開館し翌13日休館)。【安味伸一】

https://news.yahoo.co.jp/articles/a01203d21d971ab490045dc64559659a0c184d58


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装苑3月号は衣装特集、「哀れなるものたち」「ゴールデンカムイ」のデザイナーが登場

2024-01-24 | アイヌ民族関連

映画ナタリー1/23(火) 17:00配信

装苑 2024年3月号の表紙。(撮影:間仲宇)

1月26日に発売される雑誌・装苑の2024年3月号で、ヨルゴス・ランティモスが監督を務めた映画「哀れなるものたち」や、公開中の映画「ゴールデンカムイ」などの衣装に焦点を当てた特集が展開される。

【動画】「哀れなるものたち」主演エマ・ストーンが作品について語る特別映像はこちら

「比類なき衣装たち」と題し、アーティストや映像作品の衣装に関わるスタイリストやデザイナーを取り上げる本号。「哀れなるものたち」の特集では、ヴィクトリア朝時代を創造的に解釈した衣装デザイナーのホリー・ワディントンに単独インタビューを実施。野田サトルの原作をもとに作られた「ゴールデンカムイ」の衣装については、担当した宮本まさ江が明治末期の軍服やアイヌ民族の衣装についてのこだわりを明かしたほか、キャストの山田杏奈が俳優として衣装を着る際の心持ちなどを語った。

また、ディズニープラスで配信中のオリジナルシリーズ「ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-」の衣装を手がけたスタイリスト・Remi Takenouchiや、「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」「翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~」などで人物デザイン監修・衣装デザインを担った柘植伊佐夫のインタビューも収録。そのほか蜷川実花の連載「蜷川実花と未来の女の子たち」には馬場ふみか、連載企画「装苑男子」には道枝駿佑(なにわ男子)、アートディレクター・吉田ユニのビジュアル連載「PLAY A SENSATION」にはアイナ・ジ・エンドも登場する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e797e897837661d56d0751682ee349c20b607a8f


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<山田杏奈>透け感ワンピで大人のムード ラインストーンが輝くピンヒールでスタイルアップ

2024-01-24 | アイヌ民族関連

毎日キレイ1/23(火) 20:50配信

映画「ゴールデンカムイ」の初日舞台あいさつに登場した山田杏奈さん

 俳優の山田杏奈さんが1月19日、東京都内で行われた映画「ゴールデンカムイ」(久保茂昭監督)の初日舞台あいさつに登場した。スパンコールなどがあしらわれたグリーンのワンピースを着こなし、大人のムードを振りまいた。透け感のある袖や裾から、すらりとした美脚や腕を披露した。

【写真特集】23歳になった山田杏奈、透け感ワンピで大人っぽく この日の別カット&全身ショット

 ヘアはシンプルにまとめ、ビジューがきらめくイヤリングが華やかさをプラス。ラインストーンがストラップにあしらわれたきゃしゃなピンヒールパンプスを合わせ、スタイルアップしていた。

 映画は、2014~22年に「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載された、野田サトルさんの同名マンガの実写化。原作は、日露戦争終結直後の北海道を舞台に、アイヌの埋蔵金を巡るミステリーと、大自然の中で一癖も二癖もあるキャラクターたちによって繰り広げられるサバイバルバトルを描く。

 舞台あいさつには、山崎賢人さん、眞栄田郷敦さん、玉木宏さん、舘ひろしさん、久保監督らも出席した。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d046e19565790f8b005514e2ce2257f2d4dab33c


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