@DIME2024.01.06
「グレートバリアリーフ」をはじめ雄大な自然が楽しめるオーストラリア。日本との時差も少ないため旅行を計画している人もいるのではないだろうか。
そこでケアンズ観光局は、2024年旅行先として注目度が高まることが予想される「2024年ケアンズ旅 トレンド予測」を発表した。
オーストラリア ケアンズ観光局が2024年ケアンズ旅トレンドを予測
日本からオーストラリア ケアンズへの渡航者はコロナ禍前の2019年(105,237名)と比較すると、直近の2023年7月~9月時点では93%まで回復している。
6月には、ヴァージン・オーストラリア航空より日本からケアンズへの直行便が新規就航したことで、週19~21便に増加。これまで以上に多くの観光客が訪れる要因の一つとなったようだ。
ヨーロッパ諸国やアメリカからの観光客も回復傾向を見せ、世界各国からの観光客は9月に約65%まで回復。2023年は、旅行先としての注目度の高まりを感じる1年となった。
2024年のケアンズは、大自然を生かした環境に優しい「冒険旅」。日本との時差はわずか1時間、同程度の物価で滞在することができることに加え、2つの世界自然遺産を保全しながら観光地としての活性化に向けた活動にも注目が集まり、これまで以上の観光客数を見込んでいる。
今年10月にBooking.comで発表された「2024’s Trending Destinations※1」でも、「スリル満点の冒険が楽しめる南国の遊び場」として選ばれる等、ケアンズは世界中から愛される旅の目的地の1つとなっていることが伺える。
ケアンズ観光局では、2024年に新たに取り組むべきこととして「さらなるサステナブルな取組」を掲げ、オーバーツーリズムの問題もなく、サステナブルや環境保護にも積極的に取り組んでいる。
ケアンズの世界自然遺産の1つである「グレートバリアリーフ」では、ツアーに参加するだけで環境保護に貢献できる。これは、ツアーの参加費に環境保護税が含まれているからだ。
また、食事について、地産地消のレストランをはじめ、フードロス削減のために、残った食べ物の持ち帰りを利用者に薦めるレストランが増えており、そのような取り組みをさらに推進していくとのこと。
また、学生を中心とした卒業旅行にも期待をしているという。自分らしい旅を探す人が増える中、ケアンズ観光局が掲げるメッセージ「私を満たす」も重要視している。2,500もの体験ができる「ケアンズ」では、きっと自分にあった体験を見つけることができるはずだ。
グレートバリアリーフと熱帯雨林の2つの世界自然遺産で大自然に触れることはもちろん、地元住民にも愛されているオープンエアーのカフェやレストランでは、オーガニックメニューや地産地消にこだわった食事を楽しむこともできる。
ケアンズ近郊のマンガリクリークにある牧場の直営カフェ「The Dairy by Mungalli」では、バイオダイナミック農法※2で作られたクリームを使用したアイスクリームが絶品と話題に。
また、観光客も参加ができる音楽イベントやスポーツイベント、地元文化に触れることができるイベントなども多数の開催を予定している。
※1 From Under-the-Radar Retreats to Rising Cultural Capitals: 2024’s Trending Destinations from Booking.com
※2 農薬や化学肥料を使用せず、「星と月の位置関係」に基づいて作物を栽培する方法
2024年 ケアンズ旅 イベントカレンダー
1月 January
オーストラリア・デー(26日)
オーストラリア全州の祝日。1788年にイギリスから移民第一船が到着した日。オーストラリア全土で式典やイベントが行われる。
2月 February
卒業旅行客、復活に期待!
2月、3月はレンタカーも安く、「ケアンズ」ドライブコースがオススメ。各コースに絶景があり、ドライブの旅では名前も知らないような小さな町に行ったり、自分で見つけた絶景ポイントで写真をとったりと自由自在、まさに「冒険旅」。
3月 March
サンゴの日(5日)
世界最大のサンゴ礁群であるグレートバリアリーフを有するケアンズ。積極的にペットボトルの使用削減を行う等サンゴを守る活動が実り、過去36年のなかで最も良い状態という調査結果も発表されている。
4月 April
アウトバック ロックアンドブルース フェスティバル
4月26日~28日の3日間、アンダラ・ヴォルケーノ国立公園で開催される音楽イベント。世界で最大級の溶岩洞など大自然を楽しみながら、音楽に身を委ねゆったりと過ごすことができる。
5月 May
ゴールデンウィーク 「ケアンズ」で楽しむワーケーション
海外旅行に行きたいけど休みがうまく取れないという人は、思い切って、時差1時間の「ケアンズ」でワーケーションはいかがだろうか。
6月 June
アイアンマン ケアンズ(16日)
世界各地を舞台に行われるトライアスロン大会「IRONMAN」を開催。ケアンズが誇る大自然を駆け抜けるコースは、2022年にアスリートチョイスアワードで世界最高の称号を獲得している。
7月 July
ケアンズマラソン(13日~14日)
今年5回目を迎えるマラソンイベント。昨年は日本からの参加者を含めて2,500名以上が参加するなど大きな盛り上がりを見せた。世界自然遺産のサンゴ礁群 グレートバリアリーフや熱帯雨林を肌で感じながら走ることができる。
ケアンズショー
毎年7月に3日間行われるお祭り。馬術の競技会やドッグレース、車やバイクのスタントショーなど「観て」「乗って」「触れ合う」イベント。
ケアンズ先住民アートフェア2024(25日~28日)
ケアンズの伝統的で特徴的な伝統を体験することができるイベント。先住民たちが受け継いできた音楽やダンス、カラフルなアートは必見。
8月 August
テイスト ポート ダグラス(8日~11日)
シェラトン・グランド・ミラージュ・リゾートが主催する食の祭典。オーストラリア各地で腕を振るうシェフが一堂に会し、最高の料理を楽しむことができる。
ケアンズフェスティバル(8月23日~9月1日)
期間中はケアンズ各地の会場でコンサートやパレード、展覧会など様々な催しを開催。大人から子供まで楽しむことができるイベントだ。
9月 September
大阪・海遊館とのコラボレーション施策
2024年公開に向け、グレートバリアリーフの海中を再現する水槽のリニューアル工事を行っている海遊館。”サンゴの生命力”をテーマに、サンゴ礁の華やかさだけでなく、生命のつながりや再生など、より自然に近いリアルな表現に挑戦し、地球規模の環境保全について、これまで以上にメッセージを発信できる展示への進化を目指す。
10月 October
10月19日は「海外旅行の日」
夏に休みが取得できなかった人や、有休消化を検討している人にオススメ。この時期のケアンズは、降水量も比較的少なく、気候や海も穏やかで、シュノーケルやダイビングなどのアクティビティに初めて挑戦する人に最適なシーズンだ。
また夏休みと年末年始のちょうど間にあたるこの時期は、ホリデーシーズンに比べてお得に観光することができる。
11月 November
サンゴの産卵
1年に1度しか見ることができない神秘のイベント「サンゴの産卵」。11月の新月または満月が目撃するチャンス。
12月 December
年末年始のイベント
クリスマスキャロルや、大みそかの打ち上げ花火など、年末年始を楽しく過ごせるイベントも盛りだくさん。
関連情報
https://www.tropicalnorthqueensland.org/jp/
構成/Ara
https://dime.jp/genre/1712249/