先住民族関連ニュース

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『ゴールデンカムイ』コミックが全話無料で公開。実写映画公開前に、アイヌ文化と人間ドラマの極限闇鍋サバイバルを予習しよう【1月31日まで】

2024-01-02 | アイヌ民族関連

ファミ通2024.01.01 13:06

 集英社は野田サトル著の人気マンガ『ゴールデンカムイ』の全話無料公開キャンペーンを実施中だ。2024年1月31日23時59分まで、ヤングジャンプの漫画アプリ“ヤンジャン!”とWebコミックサイト“となりのヤングジャンプ”で配信されている。

 全話無料配信は野田サトル氏の新作マンガ『ドッグスレッド』の1月18日発売に加え、1月19日の実写映画公開を記念して行われる。

 『ゴールデンカムイ』の舞台は明治末期の北海道と樺太。強靭な精神力で窮地を戦い抜く元軍人・杉元佐一と、新しい時代のアイヌの女・アシ(リ)パを中心に、金塊をめぐる戦いを描く。

 実写映画の公開前に、アイヌ文化やグルメ、人間ドラマ、だまし合いをごった煮にした闇鍋サバイバルを予習しよう。

※アシ(リ)パの“リ”の正式表記はアイヌ語小書き

https://www.famitsu.com/news/202401/01330082.html


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第66回北大祭テーマ、「GRANDE」に決定

2024-01-02 | アイヌ民族関連

THE MAINESTREET 202411tamura22

12月26日、第66回北大祭のテーマが「GRANDE」に決まった。

北大祭テーマは毎年、北大生全体からテーマ理念に沿ったものが公募・投票で決定される。今年のテーマ理念は「北海道としての地域性」で、ラテン語で「大きい」「偉大な」を意味する「GRANDE」が投票により選ばれた。テーマの提案者は、「北海道の土地や人々が持つ雄大さ・多様性だけでなく、先住するアイヌ民族や開拓に携わった人々に敬意を表し、この豊かな大地を我々の手でつなげていくという決意を込めた」とコメント。

全学実行委員長の大岡さん(工学部1年)は、「北海道の“大きさ”という点を多角的に見ている素晴らしいテーマ」と評価。第66回北大祭に向けて、「コロナ禍で先代が成し遂げられなかった思いも受け継いでいる。コロナ禍前の活気ある大学祭の姿に自分たちの色を加え、関わる全ての方々が満足する北大祭を作っていきたい」と意気込んだ。

第66回北大祭は6月7~9日に開催される予定。
※祭の詳細や各企画については北大祭公式サイト(https://hokudaisai.com/ )をご覧ください。
(取材・執筆 高橋)

https://www.hokudaishinbun.com/2024/01/01/8233/


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マーティン・スコセッシ監督×スティーヴン・スピルバーグ監督の巨匠対談をお届け。『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のテーマと映画の“正義”

2024-01-02 | 先住民族関連

ムービーウォーカー2024/1/1 11:00

マーティン・スコセッシ監督の最新作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(23)は、1920年代のオクラホマ州で、先住民族が次々と殺人事件に巻き込まれた実話がもとになっている。先住民族のオーセージ族は、石油が採掘されたことで国内で最も裕福な部族となっていた。オーセージ族の女性モリー(リリー・グラッドストーン)と恋に落ちたアーネスト(レオナルド・ディカプリオ)は、彼をこの地に呼び寄せた叔父で地元の有力者ウィリアム(ロバート・デ・ニーロ)の計画に巻き込まれていく。やがて、事件を聞きつけた捜査局(FBIの前身)の捜査官(ジェシー・プレモンス)は、大規模な捜査を開始する。

レオナルド・ディカプリオとスコセッシ監督の6度目のタッグとなった今作は、2023年5月のカンヌ国際映画祭でのプレミア、10月の劇場公開を経て秋の映画賞シーズンのトップランナーを走り続けている。11月にロサンゼルスの全米監督協会の劇場で行われた特別上映後にスコセッシ監督の盟友、スティーヴン・スピルバーグ監督が駆けつけ、Q&Aを行うという豪華な催しが行われた。2人は、ブラッドリー・クーパー監督・主演の『マエストロ:その音楽と愛と』(23)でも共にエグゼクティブ・プロデューサーを務めている。アメリカの映画界を代表する二大巨匠の会話から、抜粋してお届けしたい。

「多くの映画のラストシーンであなたが見せようとした正義とはなんだったのでしょうか?」(スティーヴン・スピルバーグ)

スティーヴン・スピルバーグ(以下、スピルバーグ)「まず言っておきたいのは、私にとって、あなたの映画を観るのは格別な体験なのです。そして、あなたの全作品について私がどう思っているかはご存知の通りでしょう。けれども、この作品は私にとって、ある意味でとてもインパクトがあり、傑出していました。ボビー・D(ロバート・デ・ニーロ)とレオ・D(レオナルド・ディカプリオ)の共演は本当にすばらしいですね。これはレオと6作目、ボビーと11作目のコラボレーションですが、ジョン・フォードとジョン・ウェインの計14作品の記録まであと3作品となりました(笑)」

マーティン・スコセッシ(以下、スコセッシ)「そうだね、6本も一緒にやっていると、レオと私は30歳の歳の差があるわけですが、とても似たマインドの持ち主だとわかってくるんです。レオは恐れ知らずで…こういう言い方のほうがいいかな。彼はアーネストを演じることをもちろん恐れていました。言い換えると、彼は自分が火中に歩いていくのだとわかっていました。だって、この役をどうやったら演じられるというのでしょう?私たち全員が『どうやってこの男について物語ればいいのだろう?』と思っていました。アーネストは弱い男です。

どうしたらこの弱く妄想的な男を演じられるというのでしょう。彼は心から、叔父のウィリアム・ヘイルが自分やモリーに危害を加えたりすることはないと信じています。モリーが死ぬことがあるとすると糖尿病だろうと、無意識化でわかっている。レオは特に最後のシークエンスに向かうすべてのフレームで顕著に表していますが、恐れと弱さを理解しながらも、前に進むしかないのです。その姿は私にとって、『沈黙-サイレンス-』でイエス像を踏み続け、司祭に許しを請いながら戻ってくる男の役(キチジロー)を彷彿させました」

スピルバーグ「映画を観ながら、この町の誰かに共感できたら、と思っていました。オーセージの人々にとって、私もよそ者ではあるんだけど、どうしたらアーネストに好感を持てるのだろうか、と。そしてある時、アーネストには『二十日鼠と人間』に似たところがあると思うようになりました。というのも、ある意味、この映画やあなたが作った他の多くの映画は、観客に対して自分自身のモラルを再発見させるものだったからです。私がこの質問にとても興味があるのは、私たちの道徳心が常に試されているからです。あなたの映画の中で、支持しがたい男性に惹かれるのはなぜなのでしょうか?この映画では、冒頭から私たちに自問自答させるような2人の男が登場します。そして特に私はそう感じたんですが、アーネストに対する希望のようなものを感じ始めました。あなたのほかの映画の登場人物のジェイク・ラモッタ(『レイジング・ブル』)、トラヴィス・ビックル(『タクシー・ドライバー』)、コリン・サリバン(『ディパーテッド』)、ヘンリー・ヒル(『グッドフェローズ』)、ジョーダン・ベルフォート(『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』)や、まさに『ゴッドファーザー』におけるコルレオネーネファミリーがとても成功した例です。それで、マーティに質問ですが、あなたが人間のダークサイドに惹かれるのはなぜでしょう?そして、多くの映画のラストシーンであなたが見せようとした正義とはなんだったのでしょうか?」
スコセッシ「それは…50年間もこんなことをやってきて、ほかにどう表現していいかわからないからです。私は本当に、監督になれると思ったんです。旧来のスタジオ・システムの中で、様々なジャンルを手掛ける監督になる代わりに、自分の生まれた世界を反映するような映画を作っています。私の両親がそうだったという意味ではないし、家族もそうではなかったけれど、私が育った世界では、普通だと思って受け入れていた人たちが本当に凶悪なことをすることもあったし、そうせざるを得なかった人たちもいました。1949年から1959年までの間、ドラッグを買うために、何人かは強盗に手を染めてもいました。彼らの多くは、心の底ではまともな人間でした。でも、彼らには選択肢がありませんでした。『選択肢はあるでしょう』と言うかもしれないけれど、ある状況下では多くの人が必ずしも選択肢を与えられるわけではないのです」

「人々が死に、悲劇が起こり、苦悩が生まれ、そしてそれがラジオ番組になっていた」(スコセッシ)

スピルバーグ「この映画全体のモラルの羅針盤である、すばらしく魅力的なリリー・グラッドストーンについて教えてください。彼女との初対面はとても印象的で興味深かったそうですね」

オーセージ族の女性モリーを演じるリリー・グラッドストーン

[c]Everett Collection/AFLO

すべての写真を見る(10件)

スコセッシ「リリーと最初に会ったのは確かZoomでした。キャスティング・ディレクターがケリー・ライカートの『ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択』を観ていて、写真を見せてくれました。あの映画での彼女の演技は筆舌に尽くし難いほどすばらしかった。ケリー・ライカートの映画が大好きなので。当時はZoomだけで、なかなか実際に会うことはできませんでした。それでもすぐに、彼女には私たちが必要としているものがすべて備わっていると感じました。重厚さがあり、ユーモアのセンスもある。この役を演じるうえで興味深い、知性的な要素もありました。そして、彼女自身のネイティブ・アメリカンやその問題への積極的な取り組みが、私をとても興奮させました。問題はCOVIDで、1年間すべての撮影が止まってしまったことでした」
スピルバーグ「撮影準備が実際に滞っていたってこと?」
スコセッシ「まだ撮影準備にも入っていなかったと思う。よく覚えていないんだけど、パラマウントに脚本を持って行ったら、ジム・ギアノプロス(元パラマウントCEO)がこの映画を作りたいって言う。でもそれがペンディングになったり、ようやくGOサインが出たり…。それからAppleが入ってきて、パラマウントが配給をすることになりました。実はその期間、事態はとても曖昧でした。正直なところ、この映画を製作できるかどうかもわかりませんでした。でも、私たちはただひたすらプッシュし推し進め、レオがアーネストを演じるという当初とは別のバージョンの脚本に挑戦し続けていました。そこで重要だったのはレオとリリーを対面させることで、3人でZoomをやりました。本当はZoomじゃなくて対面のほうがいいんだけど、とにかくZoomをして、終わった直後にレオが『彼女は最高だ!やるしかないですよ!』と言ってきて。私は『もちろんだよ!』と答えました。リリーが参加してくれることで、ネイティブ・アメリカンやオーセージ族、そして周辺のすべての人々とのパイプ役として、私は彼女を本当に頼りにしていたんです。

モリーが、レオが演じるアーネストのことをコヨーテと呼ぶシーンがありますが、あれはオーセージ族の民話からきています。例えば、彼がタクシー運転手として彼女を車に乗せているシーン。リリーはオセージ語で話し、レオが『なんて言っているの?』と聞いても、彼女は話し続けています。というのは、私にも彼女が話している言葉がなにを意味しているのかわからなったけれど、ハンサムな悪魔というようなことをオーセージ語で言っていたのでしょう。実はあのシーンはアドリブで、リリーはずっと笑って反応していて、あれは本物なんです。あの瞬間、アーネストとモリーだけでなく、レオとリリーの関係も見えたのではないでしょうか。あの瞬間から、彼らはお互いを信頼し合い、その種を蒔き、お互いに協力し合うようになったんだと思います」

「マーティ、あなたは映画界の真のマスターであり、これはあなたの最高傑作だと思います」(スピルバーグ)

スピルバーグ「リリーは視線や目を逸らすだけで、彼女の内面の独白、彼女がアーネストや姉妹たちについてどう思っているのかが瞬時に伝わってくるような演技でした。マーティとの会話をもっと長く続けたいけれど、最後の質問です。エピローグにあたる『ザ・ラッキー・ストライク・アワー』をどのように思いついたのですか?あのシーンが意図することはなんでしょうか?」

スコセッシ「それは、原作(『花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生』)からきています。当時、FBIにはプロパガンダが必要だということで、ラジオショーをやっていたんです。私はテレビが普及する前からラジオを聴いて育ちました。『ギャングバスターズ』(1936年から1957年まで放送された警察実録ラジオショー)のような番組をよく聴いていました。そして、これはうまくいくんじゃないかなと思ったんです。人々が死に、悲劇が起こり、苦悩が生まれ、そしてそれがラジオ番組になっていた。それはFBIの思惑ですが、ラジオ番組としてある意味エンターテインメントになっていたのです。これは私自身の考え方であって、誰かを非難しているわけではありません。でも要は、(犯罪を)エンターテインメントとして楽しむことに加担しているという私自身の信念であり、この映画でさえもエンターテインメントと言えるでしょう。そういう意味で、私はできるだけ真実味のある作品にしようと心がけました。正直なところ、可能な限りと言うべきですね。

だから、ラジオ番組のような形で、アメリカの国民がこの状況をどのように受け止めるよう促されていたか、あるいはどのように信じるように促されていたかを紹介する必要があると考えました。番組の途中で突然エピローグになります。もし本当にこれが1936年のラジオのスタジオだとしたら、彼はなにを話していたでしょうか?アナウンサーは、ウィリアム・ヘイルが87歳で亡くなることを知っているわけがありません。そこでちょっとしたトリックを使い、時間を進ませるようにしました。でも、この場面で俳優を演出できるかどうか、私にはわからなかったのです。オクラホマでオーセージ族と一緒に長い時間を過ごしてきて、自分がやるべきだと思ったのです」

スピルバーグ「SAG(俳優組合)に入っていなくてラッキーでした。今日のトークができなくなるところだった(笑)」
スコセッシ「そこで、私にやらせてみてください、やり方はわかっているし、もしうまくいかなかったら俳優に頼みますと言いました。でも、やっているうちにある意味、自分自身が人生や世界に加担しているような気がしてきたんです。世界で苦しんでいる人たちに思いやりを持とうと思いました。以上です」
スピルバーグ「マーティ、あなたは映画界の真のマスターであり、これはあなたの最高傑作だと思います。どうもありがとう」
取材・文/平井伊都子

https://moviewalker.jp/news/article/1175211/


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フォーブスが選ぶ「2024年注目すべき女性たち」、Open AI幹部も選出

2024-01-02 | 先住民族関連

フォーブス1/1(月) 8:00配信

フォーブスが毎年年末に発表する「世界で最も影響力がある女性100人(The World's 100 Most Powerful Women)」の選考は9月に始まり、年始からその時点までの評価に基づいて候補者のリストを作成する。そして、その後の審査プロセスで受賞者を絞り込んでいく。

最新の本リストでは、これまで常連だったフィンランドの元首相のサンナ・マリンや元YouTubeのCEOのスーザン・ウォシッキーらが脱落し、X(旧ツイッター)の新任CEOとして注目されたリンダ・ヤッカリーノも選ばれなかった。

権力の盛衰を見届けるためには、長い時間が必要だ。そのためフォーブスは、現時点では必ずしも世界的に有名でなくても、その影響力が注目されている女性たちを選出している。以下に、2024年の注目すべき新たなメンバーを紹介したい。

■メキシコ大統領候補の女性2名

2024年6月に行われるメキシコ大統領選挙は、与党候補のクラウディア・シェインバウムと野党候補のショチトル・ガルベスによる一騎打ちとなり、女性大統領の誕生が確実となった。エネルギー工学の博士号を持つシェインバウムは、2018年から2023年までメキシコシティ市長を務めた左派候補だ。一方、オトミ族の血を引き、2000年から2006年まで国立先住民研究所の所長を務めたガルベスは、直近ではメキシコ議会の上院議員を務めた。6月にどちらの候補が当選しても、メキシコ初の女性大統領となる。

■会計事務所EYの次期CEO

大手会計事務所アーンスト・アンド・ヤング(EY)は11月、ジャネット・トランケールが2024年7月に次期グローバル会長兼CEOに就任すると発表した。トランケールは、インターンとしてEYでのキャリアをスタートさせ、現在は北・中・南⽶地域の金融サービス部門EY Americas Financial Services Organizationのリージョナル・マネージング・パートナーとして1万4000人のチームを率いている。彼女は、全世界の36万5000人のEYの従業員を統括することになる。

■「女性初の中央銀行総裁」の2名

ミシェル・ブロックとハフィゼ・ガイ・エルカンの2人は今年、それぞれオーストラリアとトルコで女性初の中央銀行総裁に就任した。2人は、高インフレが自国経済を圧迫している最中での就任となった点でも共通している。ゴールドマン・サックス出身のエルカンは、トルコリラに対する消費者と投資家の信頼を回復することが重要な任務となる。一方、ブロックは最近シドニーでエコノミストに対し、オーストラリアのインフレ率が3%を下回るにはあと2年を要すると語った。

■S&P500企業の新たな女性CEO2名

S&P500の構成銘柄の企業のうち、女性がCEOを務める企業は41社に過ぎない。女性から女性へのCEO交代はさらに珍しいが、セールスフォース、Slack、バンブルではこの秋、それが実現した。出会い系アプリのバンブルの創業者、ホイットニー・ウルフ・ハードは11月にCEO退任を発表した際、当時SlackのCEOだったリディアン・ジョーンズが2024年1月に後任のCEOに就任することを明らかにした。スラックの新CEOには、セールスフォースの重役を長年務め、オラクルでも働いたことのあるデニス・ドレッサーが就任する。

AI研究の第1人者とされる女性博士

■AI研究の第1人者とされる女性博士

スタンフォード大学の人間中心AI研究所(Human-Centered AI Institute)で共同所長を務めたフェイフェイ・リー博士は、AIシステムに画像認識の学習を行う際に利用されるデータベース「ImageNet」の発明者でもある。彼女が11月に出版した回顧録『The Worlds I See: Curiosity, Exploration, and Discovery at the Dawn of AI(私が見ている世界:AIの夜明けにおける好奇心、探検、発見)』は、機械学習の先駆者としての彼女の功績を幅広い層に認識させた。

「数学はきれいだが、テクノロジーが社会に与える影響は乱雑だ。我々が創造するものは、ポジティブとネガティブの両方の影響があるため、乱雑さを認識することが重要だ」と彼女は最近行われたMITテクノロジーによるインタビューの中で述べている。

■Open AIの技術部門トップの女性エンジニア

ミラ・ムラティは、1カ月の間にOpen AIのCTOから暫定CEOに昇格後、無職となり、再び同社のCTOに返り咲いた。同社の経営陣をめぐる混乱はさておき、エンジニアのムラティはAIツール「ChatGPT」と「DALL-E」の開発に貢献してきた。マイクロソフトのサティア・ナデラCEOは最近、タイム誌の取材に、中でムラティについて「ミラは、Open AIをスタートアップから世界で最も重要なAI企業の1つに成長させた人物だ」と述べた。

■ジェンダー・ギャップ解消の推進者

レシュマ・サウジャニは、女性のエンパワーメントに情熱を捧げている。彼女は、コンピュータサイエンスの分野で活躍する女性を増やすことを目的に、2012年にNPO団体「Girls Who Code」を設立し、過去11年間で50万人以上の少女、女性、ノンバイナリーの参加者を教育してきた。彼女は2021年まで同団体の責任者を務めた後、米国における育児休暇と育児政策の改善に活動をシフトした。彼女は「ママのためのマーシャル・プラン(Marshall Plan for Moms)」(現在の名称は「マムズ・ファースト(Moms First)」)を設立した。サウジャニのもとには、米国救済計画法に含まれる児童手当の終了を心配するCEOたちからの電話がひっきりなしに掛かってくるという。

Maggie McGrath

https://news.yahoo.co.jp/articles/c56f8460f616ffc826a60bfcd29e725f10a23267


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年末年始に観たい話題映画12選「邦画」 メガヒット『ゴジラ-1.0』の快進撃続く 話題独占『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』

2024-01-02 | アイヌ民族関連

ZAKZAK2024.1/1 10:00

話題作がそろった、この年末年始は大型スクリーンのシネコンへ行こう。メガヒット中の娯楽大作は家族で楽しめるし、大人向きの人間ドラマも充実している。邦画を映画評論家の垣井道弘氏、洋画をおかむら良氏が厳選し、見どころを紹介する。

垣井道弘氏

メガヒット中で全米公開も大ヒットの「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)=写真❶=はこの年末年始も快進撃を続ける。終戦直後の東京に上陸するゴジラはVFXのレべルが高くて迫力たっぷり。特攻隊帰りの若者を演じる神木隆之介とヒロインの浜辺美波が好演し、吉岡秀隆や安藤サクラ、佐々木蔵之介にも見せ場がある。

話題を独占しているGACKTと二階堂ふみ主演「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」(武内英樹監督)=同❷=は大ヒット作の第2弾。埼玉解放戦線を率いる主人公の麻実麗が越谷に海を作る無謀な計画を立てる。例によって地域格差の自虐ネタが関西に飛び火し、バカバカしいほど壮大な茶番劇に発展する。杏や片岡愛之助の怪演も見もの。

主演の役所広司が今年のカンヌ国際映画祭で男優賞を受賞した「PERFECT DAYS」(ヴィム・ヴェンダース監督)=同❸=は世界の名匠が東京で撮影した日本語映画。公共トイレの清掃員として働く中年男の日常生活をドキュメンタリーのように淡々と魅力的に描く。こんな生き方も悪くないと思えてくるところがいい。

小学校1年生のトットちゃんが自由奔放に活躍する「窓ぎわのトットちゃん」(八鍬新之介監督)=同❹=は、戦後最大のベストセラーになった黒柳徹子の自伝的小説を劇場アニメ化。声の出演は7歳の大野りりあなと役所広司、小栗旬、杏。実在したトモエ学園の校長先生が素晴らしく、家族全員で楽しめる。

人気のライトノベルを若手俳優の福原遥と水上恒司主演で映画化した「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(成田洋一監督)=同❺=はラブストーリーの好きな人にオススメ。女子高生が太平洋戦争末期の日本にタイムスリップし、助けてくれた特攻隊員に恋をする。予想通りの悲劇的結末に涙が止まらなくなる。

新年早々に公開される注目作も紹介する。山﨑賢人主演の「ゴールデンカムイ」(2024年1月19日公開、久保茂昭監督)=同❻=は人気コミックの実写化。日露戦争で生き残った不死身の男が冬の北海道でアイヌの少女と組んで埋蔵金探しをする。敵役の豪華キャストと壮絶アクションを見逃せない。

https://www.zakzak.co.jp/article/20240101-A7HM4QGOLNJI5OBOEWTYWEUNAM/


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【年頭所感】カナダ観光局日本地区代表 半藤将代氏 ―新しい観光の形で、より心豊かな社会へ

2024-01-02 | 先住民族関連

トラベルボイス2024年01月01日

カナダ観光局日本地区代表の半藤将代氏が、2024年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

半藤氏は、カナダと日本の結びつきは強く、航空便数がコロナ前を大幅に上回り、新規路線も相次いで就航している現状を説明したうえで、カナダの旅行業界が一丸となって日本からの観光客を歓迎すると述べた。

また、旅行者のマインドの変化に伴い、カナダでもより有意義で学びのある体験が求められ、目的ある旅、地域への貢献やつながりを重視する旅行者が増えていると指摘。その土地が観光客にとっても大切な場所になる新しい観光の形によって、より心豊かで幸せな社会を実現していきたいとしている。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。

年頭所感

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

昨年から海外旅行が本格的に再開されました。カナダと日本の結びつきは強く、航空便数はコロナ前を大幅に上回り、新規路線も相次いで就航しています。皆様からご支援いただき、カナダへの観光客は着実に回復しつつあります。カナダの旅行業界は一丸となって日本からのお客様を歓迎いたします。

目下、円安や物価高、旅行代金の高騰もあり、お客様のマインドは大きく変化しました。とくに海外旅行では、より有意義で学びのある体験が求められています。ハイキングやスキー、野生動物との出会いなど、ご自身の興味関心に沿った目的ある旅が増えました。地域への貢献やつながりを重視する方もいらっしゃいます。より付加価値の高い旅行が注目されています。

これまでカナダ観光局は州、準州の観光局および旅行会社やメディアと共同で、「カナダの、その奥へ──。」をテーマに、新しい観光を提案してまいりました。息を呑むような絶景の、その奥にある物語に共感することで、旅行者の人生に新しい輝きをもたらしたいという思いが込められています。

今年はこのキャンペーンのもと、カナダ全土での商品開発に取り組み、とくに秋の販促を強化することで観光シーズンの平準化を図ります。圧倒的な大自然、多様な文化とホスピタリティ溢れる人々、そして共生の精神が深く根ざすカナダならではの体験価値、交流価値をさらに訴求してまいります。

いま、観光産業は大きな転換点にあります。社会の分断、システムの不平等や格差、地政学的なリスク、気候変動と環境問題、オーバーツーリズムによる観光公害、地域文化の衰退など、私達はこれまで経験したことのない多くの難しい問題に直面しており、従来のビジネスモデルではこうした課題を解決できません。

そこで、これからの時代を見据え、カナダでは自然環境、文化、社会、経済のサステナビリティを重視し、その土地をより良い状態にして未来に引き継ぐ再生型の観光が始まっています。同時に、すべての人種、性的マイノリティ、女性や若者、先住民や新移民など誰一人取り残さないインクルーシブな観光産業を目指しています。コミュニティが繁栄し、観光業に就く人々の雇用とやりがいを向上させることで、お客様を心から歓迎し、地域に脈々と受け継がれる価値を体験してもらうことができます。

カナダが提供する本質的な価値は、世界中のどの国とも違う、突出した「オープンさ」にあります。誰もが閉塞感や行き詰まり、孤立を感じる現代社会において、カナダの旅が私達の心を解き放ってくれます。この価値をより多くのお客様と分かち合い、自由な心でカナダの自然や文化、人々や野生動物とのつながりを体感していただければ幸いです。

連綿と受け継がれてきた豊かな土地に暮らす人々。そこを旅してその土地に愛着を感じる人々。つながり、地元愛を分かち合うことで、その土地が観光客にとっても大切な場所になる。そんな新しい観光によって、より心豊かで幸せな社会を実現していきたいと思います。引き続きご支援を賜れれば幸いです。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

カナダ観光局

日本地区代表 半藤将代

https://www.travelvoice.jp/20240101-154780


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先住民連合が追悼声明 トゥマンドック虐殺から3年

2024-01-02 | 先住民族関連

マニラ新聞2024.1.2 879字

ビサヤ地方パナイ島で発生した先住民族9人の虐殺から3年、先住民連合「カトリブ」が犠牲者を追悼する声明

 ビサヤ地方パナイ島で2020年12月30日に発生した先住民トゥマンドックのリーダーら9人の虐殺から3年が経過し、フィリピンの先住民連合「カトリブ」が...

この記事は会員限定です。

https://www.manila-shimbun.com/category/society/news274699.html


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オーストラリアの政治ニュース、2023年を振り返る

2024-01-02 | 先住民族関連

SBS2024.1/1 

ホリデーシーズンが明ける前に、2023年のオーストラリア政治の話題を振り返りましょう。

まずは、昨年10月に行われた「国会への先住民の声」をめぐる国民投票(レファランダム)。

憲法を改正し先住民に関する案件について国会に助言できる諮問機関を設置することが提案されましたが、反対票が賛成票を大きく上回りました。

「国会への先住民の声」をめぐる国民投票は、政党を超えた支持が得られないまま進められました。

投票の結果は、賛成票が多数となったのはACTのみ。ACTを除く全ての州そしてノーザンテリトリーで、ノー、反対となりました。

SBSの日本語放送は火木金の午後1時からSBS3で生放送!

火木土の夜10時からはSBS1でお休み前に再放送が聞けます。

無料でダウンロードできるSBSオーディオのアプリでもどうぞ。

https://podfollow.com/sbs-japanese

SBS 日本語放送のFacebookもお忘れなく。

https://www.sbs.com.au/language/japanese/ja/podcast-episode/the-voice-referendum-dominated-australian-politics-in-2023/c9d2dgfo5


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<社説>年のはじめに考える 贈り物でなく預かり物  

2024-01-02 | 先住民族関連

東京新聞2024年1月1日 07時33分

 2024年が明けました。今、地球上にいる人で、100年後、つまりは2124年の地球をその目で見られる人というのは、ほんの一握りでしょう。でも、それ以外の人も何となくこうは思っている。100年後も自分たちの子孫は基本的には今の自分たちと同じように暮らしているだろう、と。当然ですね。もし、そういう漠然とした認識がなかったら、今を生きているということが、途端に覚束(おぼつか)なくなる気がします。

◆享受は今、支払いは未来

 しかし、では地球が100年後も今と同じような地球でいられるかとなると、正直、疑問符がちらつきます。人類がこの惑星の異変に気づき始めたのは20世紀後半。以降、気候や生態系など環境に関するデータ、研究が積み重ねられて危機は次第に輪郭をはっきりさせてきました。それに対応する代表的な条約が、国連生物多様性条約や国連気候変動枠組み条約であり、30年ほど前の発効後、何度も何度も締約国会議(COP)を開いて対策を議論してきました。

 もっとも、それだけの時間をかけ、それだけの会議を重ねてもなお、人類は、例えば、地球温暖化に歯止めをかけるところまでいっていない。すべてそのせいだとは言えないにしても、尋常でない高温や低温、洪水や干ばつ、山火事の多発など、「地球異変」を印象づける事象が世界中で相次いでいるのにもかかわらず、です。

 <地球は先祖からの贈り物ではない。子孫からの預かり物だ>とは、アメリカ先住民の言い伝えだとか。何とも耳に痛い言葉です。本来は<預かり物>なのに、まるで貰(もら)った物のように雑に扱ってきた結果の異変顕現。できるだけ預かった時の状態で子孫に手渡すのが筋ですが、今のままでは、そうできるか、かなりあやしい。

 「今」の世代が欲望を満たし、便利さを享受するために、病んだ地球を押しつけられることになるのは「未来」の世代で、「今」の世代がコストを最小化、利益を最大化できる代わりに、「未来」の世代が損害や賠償に苦しむ-。子孫の視点に立って考えるなら、こんな理不尽な話はありません。

◆「政治屋」か「政治家」か

 さて今、自民党は派閥パーティー券の売り上げにからむ裏金問題で大揺れです。司直の手も入り、捜査が進みますが、裏金の使途の一つは次の選挙に向けた資金だったと考えられています。思い出したのは、米国の有名な警句。

 <政治屋(ポリティシャン)は次の選挙を考え、政治家(ステーツマン)は次の世代を考える>

 岸田政権もガタガタ、その行く末さえ不透明ですが、裏金問題発覚前に首相が表明した「減税」にも<次の選挙>の臭いがします。

 税収増の還元といっても、財務相が「(増収分は)もう使ってしまった」と言う以上、原資は借金するしかない理屈。でも、既に国債発行残高1千兆円超、主要7カ国でも断トツ最悪の財政状態にあるのが日本です。この状況で減税を言い出すのですから、もう有権者の歓心を買おうとする策、とでも考えるほかないでしょう。

 まあ、そういう傾向は現政権だけの話ではありませんね。<次の選挙>を意識して、有権者受けを狙う派手な予算編成を優先し、簡単に借金頼み。掛け声だけで一向に本気で財政健全化に取り組もうとしない姿勢は、代々の自民党政権に共通しています。こう言っては言い過ぎでしょうか。もし、こんなに<政治屋>だらけでなかったら、ここまで借金も膨らまなかっただろう、と。

 <政治家>であれば、国もまた<次の世代>、子孫からの<預かり物>だと考えるはず。身勝手な理屈で借金まみれにした国を、素知らぬ顔で将来世代に手渡すようなことはできないでしょう。

 連想したのは、こんな掌編。

 -ある村に突如、出現した穴。ある男が「おーい、でてこーい」と叫んだが声は吸い込まれるばかりで、石ころを投げても反響音もしない。どうも底なしのようだ、となって、やっかいなものが次々そこに捨てられるようになる。原子炉のカス、都会のゴミ、機密書類、身元不明死体…(星新一『おーい でてこーい』)。

◆穴に捨てたゴミの行方

 未来は目に見えず、茫洋(ぼうよう)としています。だからこそ、地球環境のことにせよ国の借金にせよ、やっかいごとは未来に押しつけてしまえ、となりがちなのかもしれません。まるで、底が見えないからと何でもかんでも放り込まれた、この掌編の<穴>みたいに。

 でも、実は、<穴>に捨てたからってゴミやら何やらが消えてなくなったわけではなかった、というのが、このお話の結末。未来の世代につけを回す問題だって同じです。子孫が生きる未来をゴミだらけにしたくはありません。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/299167


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見逃せない2024年注目の邦画10選

2024-01-02 | アイヌ民族関連

シネマトゥデイ1/1(月) 7:11配信

 2023年は大ヒット作がアニメに集中した分、2024年はその反動で実写の話題作が年間の上位を狙えそうな予感も。例年通りコミックの実写化やシリーズものが活況を呈しているなか、オリジナル作品がどこまで支持を集めるか。その仕上がりを楽しみにしたい。(斉藤博昭)

【画像】『ゴールデンカムイ』完成報告会の様子

『ゴールデンカムイ』1月19日公開

(C)野田サトル/集英社 (C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

 シリーズの累計売上が2,600万部超えという、野田サトルの人気コミックが待望の実写化。明治末期の北海道・樺太を舞台に、元陸軍兵士の杉元佐一とアイヌの少女アシリパらが隠された金塊の争奪戦を繰り広げる。新撰組も絡む歴史モノとしての面白さに、狩猟=ハンティングのスペクタクルなど、本格派アクション冒険劇の魅力が詰まった一作が誕生。杉元役の山崎賢人(崎=たつさき)は、『キングダム』シリーズに続いてコミック実写化の成功を託された。日本映画の常識を超えたスケールと迫力に、各キャラクターの闇にも迫る濃密な人間ドラマが融合する。

『四月になれば彼女は』3月22日公開

 新海誠や細田守のアニメ作品や、『告白』『怪物』など話題作を次々と送り出すプロデューサーで、小説家・映画監督としての活躍もめざましい川村元気。本作はベストセラーとなった彼の恋愛小説が原作。精神科医の俊と現在の恋人・弥生、かつての恋人・春のドラマは、世界各地から届く春の手紙、弥生の突然の失踪によって、思いもよらぬ秘密が明らかになっていく。俊に佐藤健、弥生に長澤まさみ、春に森七菜と最高のキャスティングが実現。3人の複雑な関係に目が離せず、最後は切なすぎる感動へとつながり、2024年を代表するラブストーリーとなる可能性も!

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ) 』4月12日公開

 2023年公開の第26作は興行収入138億円を超えてシリーズ最高を記録。右肩上がりの人気を得ている「名探偵コナン」は、今やゴールデンウィークの“定番”となった。この第27作では、北海道の函館が舞台。新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀を手に入れようとする怪盗キッドに謎の剣士の影が迫り、函館を訪れていたコナン、服部平次も「お宝争奪」のミステリーに巻き込まれていく。もはや特大ヒットは確約された「コナン」シリーズなので、前作の数字を伸ばすことができるかに関心が集まりそう。

『陰陽師0』4月19日公開

 原作は、平安時代に実在した“最強の呪術師”安倍晴明を主人公にした、夢枕獏のシリーズ小説。2001年に映画化されて大ヒットし、2003年には続編も公開された。その『陰陽師』の世界がリスタート。今回は安倍晴明の若き日が描かれる。呪術の天才と言われながら陰陽師になる気のない晴明が、貴族や皇族も巻き込んで恐るべき事件に立ち向かう。アップデートされた呪術アクションの数々で驚かせ、青春映画の清々しさも味わえる一作。『ゴールデンカムイ』に続き、ここでも主演を託されたうえに、シリーズ第4作『キングダム 大将軍の帰還』も7月12日に公開される山崎賢人。2024年の日本映画は、彼なしでは語れなくなりそうだ。

『悪は存在しない』4月26日公開

 2023年の第80回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞)を受賞した濱口竜介監督の新作。自然が豊かな山間部に、芸能事務所がグランピング施設の建設を計画したことで、住民たちが困惑する物語。環境破壊や企業のコンプライアンスという今どきのテーマに、ゆったりと美しい日常風景、ブラックな笑いも加味され、ラストの解釈も観る人によって分かれそう……と、多くの側面で話題性が十分。前作『ドライブ・マイ・カー』がアカデミー賞作品賞ノミネート・国際長編映画賞受賞を果たした濱口監督。世界を席巻するその独自のセンスが、日本では本作で改めてどのように評価されるか?

『ミッシング』5月17日公開

 3か月間、手がかりのない少女の行方不明(=ミッシング)事件。消息が途絶えたとき、母親は好きなアイドルのライブに出かけていたことから、心無い誹謗中傷にさらされる。メディアの報道姿勢に鋭いメスを入れつつも、逆境の中、娘を捜す母とその家族を通し、大切なものを取り戻していく姿を描く感動作。社会派エンタメを得意とするスターサンズが企画で、監督・脚本は『ヒメアノ~ル』『空白』の吉田恵輔(吉=つちよし)。その吉田監督との仕事を切望してきた石原さとみが主人公を演じる。実生活でも母親になった彼女が出産後、初の作品とあって、素顔と役のシンクロも見どころだ。

『からかい上手の高木さん』5月31日公開

 隣の席になった女の子・高木さんに何かにつけてからかわれる男の子・西片が、高木さんをからかおうとするも、つねに見透かされてしまう。そんな中学生の日常を描いた同名コミックはアニメ化されて人気を拡大。2024年はその実写化プロジェクトとして3月にテレビドラマが放映。この映画版は、中学時代から10年後、母校に教育実習で戻ってきた高木さんと、同校で体育教師になった西片のオリジナルストーリーが展開される。高木さん役は永野芽郁で、西片役は高橋文哉。ドラマ・映画ともに監督を務める今泉力哉は、独自のセンスで恋愛や人間関係を撮る名手なので、人気原作をどう変貌させるか注目したい。

『碁盤斬り』5月公開

 主演・草なぎ剛、監督は『孤狼の血』などの白石和彌という顔合わせで、骨太なヒューマンドラマを予感させるのが、この一作。冤罪事件によって藩を追われた浪人の柳田格之進が、武士としての誇りを取り戻し、愛する者のために復しゅうを決意する。物語のベースになったのは古典落語。タイトルにあるように格之進が嗜む囲碁が重要な役割を果たし、父と娘の切実な絆、冤罪や復しゅうといったシリアスなテーマが絡み、時代劇として予想外の感動が生まれそうだ。格之進の一人娘、お絹を清原果耶が演じるほか、中川大志、斎藤工、小泉今日子ら共演者も豪華。

『スオミの話をしよう』9月13日公開

 つねに“安定”のヒットを記録する三谷幸喜監督作品。『記憶にございません!』以来、5年ぶりとなる新作は、長澤まさみを主演に迎えた。大富豪の妻・スオミが突然、失踪してしまい、事件なのか家出なのか不明のミステリーが展開。大富豪の家にスオミを愛した5人の男が集結するが、それぞれの彼女のイメージはまったく異なるものだった……という設定なので、三谷が長澤のさまざまな魅力を引き出す作品になりそう。もちろん三谷作品なのでコメディー要素も濃厚。共演者はまだ発表されていないが、“三谷ワールド”ならではの意外なキャスティングにも期待したい。

『シティーハンター』Netflixで2024年配信予定

 少年ジャンプでの連載開始は1985年だが、2023年には新作アニメも公開され、根強い人気をキープ誇る『シティーハンター』。香港やフランスでは実写映画化されるも、日本での実写映画は今回が初となる。主人公の冴羽リョウは東京・新宿で闇仕事を請け負い、カッコいい側面もありつつ、無類の女好きでコミカルな要素も濃厚。日本人俳優にはハードルが高いキャラだったが、これまでも徹底した役作りで『HK/変態仮面』や『俺物語!!』など難易度ハイレベルのコミック実写化を成功させてきた鈴木亮平がふんするとあって楽しみにしている人も多い。1980~90年代のバブリーなカルチャーの再現も見どころになりそう。https://news.yahoo.co.jp/articles/f33d8b4f9ac5904bcfb4d2b988324cb5de5f5ae8


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寅さん、小田和正ライブ、戦国時代劇…お正月BS番組の見どころ

2024-01-02 | 先住民族関連

産経新聞1/1(月) 11:00配信

■男はつらいよ 寅次郎忘れな草4Kデジタル修復版(BS松竹東急 1日午後7時)

松竹映画を代表する「男はつらいよ」シリーズから、浅丘ルリ子演じるマドンナ、リリーが登場する3作の4Kデジタル修復版を3夜連続で放送する。

1日は第11作の「寅次郎忘れな草」。寅さん(渥美清)は網走で旅回りの歌手のリリーと出会い、意気投合。寅さんは地道に生きようと酪農家で働くが、3日と持たずに柴又へ帰ってくる。そこへリリーが訪ねてきて再会を喜び合うが…。

2日は第15作の「寅次郎相合い傘」、3日は第25作の「寅次郎ハイビスカスの花」を放送。シリーズを通して、長い愛の物語を紡いでいく2人のかけあいは必見だ。

■こんどこそ、君と!! ~小田和正ライブ&ドキュメント2022-2023~(NHK BS 1日午後9時)

現役アーティストが行う全国アリーナツアーとしては〝史上最年長〟といわれる75歳の小田和正に密着し、その孤軍奮闘にスポットを当てた特集番組。足かけ2年、観客総動員数45万人を記録した全49公演に及ぶツアーで、小田は圧巻の歌声で新旧とりまぜた名曲の数々を披露。コロナ禍でのいわゆる「声出し禁止」の期間にあっても、客席に感動を届けながら、各会場ではその土地ならではのエピソードを織り交ぜたトークや弾き語りの選曲で、一期一会を演出した。また、舞台裏のインタビューでは、他ではなかなか見ることのできない小田の素顔に迫る。

■アイドル誕生 輝け昭和歌謡(NHK BS 2日午後9時)

現代でも若者たちを熱狂させるアイドルの礎を築いた人々の熱い思いを、実話をベースにしてドラマ化する。

昭和40年代後半、作詞家・阿久悠は、森昌子や桜田淳子らのアイドルを次々と世に送り出した。そんな阿久は、音楽プロデューサーの酒井政利が手がける山口百恵を強く意識。まったく新しいアイドルを模索すべく、作曲家・都倉俊一とのタッグで、ピンク・レディーをデビューさせることに。日本音楽界は空前の黄金時代へと突入する…。昭和歌謡の名曲と懐かしの映像でつづる、往年のアイドルファンも満足の極上エンターテインメント。

■中川大志の地球アドベンチャー 地上の楽園ハワイ 星空を旅した海の民を追え!(BS-TBS 2日午後9時)

コロナ禍で人の行き来が減ることにより、豊かな自然を取り戻したハワイ。この島々は今、再び多くの観光客でにぎわいを見せている。そんなハワイには知られざる歴史がある。今から千年以上前、はるかかなたの地からハワイ諸島まで海を渡り、大航海を成し遂げた勇猛果敢な開拓者たちがいたのだ。番組では、彼らハワイの先住民たちに焦点を当て、どこからハワイに来たのか、GPSや羅針盤もない時代にどうやって来たのか、なぜハワイに来たのか、という〝3つの謎〟を追う。太平洋のど真ん中に浮かぶこの島に人類がたどり着いた理由は。中川大志が歴史に迫る。

■新春ワイド時代劇「国盗り物語」(BSテレ東 3日午前11時)

天正10(1582)年6月、本能寺の変。天下統一目前の織田信長(伊藤英明)に、家臣の明智光秀(渡部篤郎)が反旗を翻した。この2人に、かつてこの国の未来を託した男がいた。その名は斎藤道三(北大路欣也)。信長は道三の娘婿。光秀は道三が手塩にかけて育て、その才能を引き出した義理のおいだった。

油商人から身を起こして美濃一国を支配した「蝮(まむし)の道三」と、道三死後、天下にその名をとどろかせた信長、そして信長の家臣として働きながら反旗を翻し、天下獲りを諦めなかった光秀、3人の男を中心とした娯楽戦国時代劇。

■ビーチボーイズに憧れて(BSフジ 6日午後8時)

伝説のドラマ「ビーチボーイズ」に憧れを抱いた大沢小波(小沢一敬)と満井凪人(徳井義実)の2人は、間もなく50歳になるがいまだ独身。千葉の海にドラマそっくりの「カフェ・ダイヤモンドヘッド」を建て、共同で経営している。

気ままに暮らす小波と凪人だが、ある女性誌の取材をきっかけに事件が発生。小波と記者・森佳苗(入山法子)の恋、凪人の知られざる過去、そしてダイヤモンドヘッド買収の危機…。さまざまな出来事を経験しながら、2人はどんな〝俺の海〟を見つけるのか?

1~3日には、BSフジで「ビーチボーイズ」全12話も一挙再放送する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/84c27a08db2ac6f8188e7c65d678830effe6cebc


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