先住民族関連ニュース

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杉田水脈氏、反差別抗議を挑発 「私はつぶせません」

2024-01-20 | アイヌ民族関連

有料記事

北海道新聞2024年1月19日 17:39(1月19日 17:56更新)

 自民党の杉田水脈衆院議員は19日までに、特定民族を巡る自身の差別的言動に対する抗議行動を取り上げて「私を支持してくださる有権者の方々がいる限り、私はつぶれませんし、つぶすことはできません」と訴え、参加した市民を挑発した。18日付のX(旧ツイッター)投稿に書き込んだ。

 投稿で杉田氏は、17日の大阪での抗議行動に言及。市民が路上に立って杉田氏の差別的行為に反対する様子を紹介した記事を添付し「寒い中、お疲れさまです…」と参加者を皮肉った。

・・・・・・

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/965121/


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鷹栖の馬具399点、国の登録有形民俗文化財へ 道内初

2024-01-20 | アイヌ民族関連

会員限定記事

2024年1月19日 17:00

鷹栖町郷土資料館内で展示されている装蹄用具や関連資料(東桜子撮影)

 国の文化審議会は19日、上川管内鷹栖町の町郷土資料館が所蔵する馬の「装蹄(そうてい)用具及び関連資料」399点を、登録有形民俗文化財に登録するよう、盛山正仁文部科学相に答申した。道内には重要有形民俗文化財が4件あり、登録有形民俗文化財は初めて。3月にも登録される見通し。

 答申があったのは、明治時代の1880年代から1960年代にかけ地元で使われていた装蹄用具で、氷上用、泥炭用の蹄鉄(ていてつ)や、取り付け、はぎ取り用の工具、農耕用の馬鍬(まぐわ)、木材などの運搬に使われた馬そりなど。町内にはかつて多くの装蹄所があり、78年の同館開館時などに複数の装蹄所から譲り受けたという。文化庁によると、寒冷地ならではの蹄鉄など馬の装蹄に関連する用具がまとまった形で収集されており、北海道開拓当時の様子や装蹄技術を理解する上で価値があると認められた。

 谷寿男町長は「鷹栖は農業のマチだけに、農業に重要な役割を果たした馬具が登録されたことはとてもうれしい。体験型の観光にも取り入れていきたい」と喜ぶ。道教委文化財・博物館課は「多くの人に北海道の開拓の歴史に目を向けてもらえたら」と期待する。

 ・・・・・・

(本郷由美子、東桜子)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/965079/


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九州国立博物館におけるアイヌ文化発信について

2024-01-20 | アイヌ民族関連

北海道2024年1月19日 09時31分

 このたび、九州国立博物館において、

アイヌ文化発信パフォーマンス in 九州国立博物館」を開催します。

 本イベントは、九州地方の皆さまに、アイヌ文化にふれていただき、

アイヌの人々、アイヌ文化への理解促進を図ることを目的として実施するものです。

 道主催の九州地方におけるアイヌ文化の発信事業は初めての取組となります。

実施概要

  • 期間:令和6年(2024年)1月23日(火)~28日(日)
  • 場所:九州国立博物館(福岡県太宰府市石坂4-7-2)
  • 主催:北海道
  • 共催:九州国立博物館
  • 内容
    ・アイヌ舞踊パフォーマンス「ウポポヤン リムセヤン」公演
    ・アイヌ文化体験ワークショップ
    ・アイヌ工芸品・パネル展示
    ・映画「ゴールデンカムイ」パネル展
    ※詳細につきましては、当課ホームページをご覧ください。
    https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/ass/172698.html

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000223.000088209.html


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ゴールデンカムイ 原作への愛つたわる

2024-01-20 | アイヌ民族関連

日本経済新聞2024年1月19日 14:30 [会員限定記事]

明治末期の北海道を舞台にアイヌ民族の埋蔵金をめぐる冒険活劇。一昨年完結した(単行本31巻)野田サトルの人気まんがを映画化した。

原作には、クセもアクもつよいキャラクターが続々と登場する。映画でこれをどう具象化するか。大きな見どころであるアイヌ文化の描写を、ちゃんと生かせているか。そして開拓途上の北海道の大自然。これらがどう表現されているか、原作やテレビアニメのファンの気になるところだろう。

おお...

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残り682文字

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO77787690Z10C24A1BE0P00/


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山﨑賢人にしか生身の杉元はできない―映画『ゴールデンカムイ』久保茂昭監督が語る

2024-01-20 | アイヌ民族関連

スクリーン2024-01-19

明治末期の北海道、厳しい大自然を舞台に莫大なアイヌの埋蔵金を巡り、サバイバル・バトルが繰り広げられる。映画『ゴールデンカムイ』は独特の世界観から「実写化は不可能」と言われていた野田サトルの同名人気コミックの実写化である。主人公の杉元佐一を演じるのは『キングダム』『今際の国のアリス』シリーズなど数々の作品で国内外から高く評価される山﨑賢人。山田杏奈が相棒となるアイヌの少女・アシリパを演じ、眞栄田郷敦、矢本悠馬、玉木宏、舘ひろしらが個性的なキャラクターに扮して三つ巴の戦いを盛り上げる。メガホンをとった久保茂昭監督に話を聞いた。※アシリパのリは小文字が正式表記(取材・文/ほりきみき)

プロデューサーの意気込みに背中を押された

──監督はオファーを受けたときに「どこまで『ゴールデンカムイ』の世界観を表現できるか不安だった」とコメントされていますが、それでもお引き受けになったのはどうしてでしょうか。

コミック原作をやるのが初めてだったということもあって不安を感じていました。しかし、プロデューサーの松橋さんが「冒頭の二〇三高地のシーンは日本兵の凄まじさと勇敢さを今までにない邦画として描きたい。そこから全てが始まる」と強くおっしゃっているのを聞き、ゴールデンカムイの世界観を本気で1つ1つ丁寧に作っていこうとしているのを感じ、その意気込みに背中を押されました。実写化のために自分が何をすべきかということは、それからのスタートだと思えました。

──その段階で脚本はできていましたか。

最初に打診されたとき脚本はまだできておらず、どこまでどう描くのかといったことをうかがい、第一稿までは黒岩勉さんとプロデューサーにお任せしました。その間、一年くらいあったので、個人的なリサーチとして北海道を回り、実写化へのアプローチを探す旅をしていました。

──具体的にはどのようなリサーチをされたのでしょうか。

原作者の野田先生のブログや取材物を読み直してみると、先生は実際に北海道に行って取材をされているので、まずはそれを追うことにしました。野田先生がのぼりべつクマ牧場に行かれたと書かれていれば、僕ものぼりべつクマ牧場に行ってクマを感じ、屯田兵や旧陸軍第七師団についての資料を展示している北鎮記念館や博物館網走監獄に行ったとあれば、そこにも行きました。

そうやって丁寧に自分の目で見ていくと、原作に出てくる建物がたくさんありました。北海道の方々が明治時代の建物を本当に丁寧に残してくれていたのです。幸いにも街並みはできている。そこを中心にする物語であれば、明治時代という文化は描けると思いました。

アイヌに関しては、実際に作らないといけないと思っていたので、アイヌ文化復興・創造の拠点であるウポポイ(民族共生象徴空間)に行って、アイヌ文化に触れました。このように1つ1つスタッフと一緒にリサーチしていきました。

──雪山のシーンが多かったので、ご苦労されたのではないかと思います。

2022年の冬から撮影しましたが、長野で撮っていたら暖冬で雪が溶け、雪山が緑の山になってしまい、別の場所を探しました。ところがそこも溶けてしまって、新潟から何十トンという雪を持ってきて、スタッフのみんなで撒いたことがありました。

一方で、気温が-10度まで下がり、雪がものすごく降ってしまって撮影ができなくなったり、画が繋がらなかったり。撮影時間も日が暮れるまでとなると限られてしまう。そういった苦労が多々ありました。

いちばん大変だったのは、役者が芝居をする場所を雪山で作り出すことでした。スキーをしていて少しコースを外れるとずぼずぼになってしまいますが、雪山の撮影では圧雪して芝居ができるようにしているのです。そういうことを全く気にしないで、雪山のシーンが出てくる映画作品を見ていたことを改めて知りました。

しかも車を停めてから歩いて2時間という場所での撮影は無理。10〜15分で行ける山を北海道、新潟、長野と細かく探しました。さらに圧雪して芝居場を作るだけでなく、スタッフが暖を取れる場所も確保しなくてはならない。そういう準備を完璧にしないと厳冬期の撮影は危険を伴うのです。それくらい徹底した準備をして撮影に臨みました。

役作りで約10キロの筋肉をつけた山﨑賢人

──主人公の杉元佐一を山﨑賢人さんが演じています。監督は山﨑さんとは初めてですね。

知り合いの監督から純粋でいい子だと聞いていました。彼が出演した作品を全部見たのですが、人間の本質がとても優しく、そういったお芝居やセリフの言い回しが自然にできる。どの作品の賢人くんを見ても、応援したくなる魅力を持っていました。

実際に会ってみるとまさにそのまま。純粋で優しいところが自然とセリフに現れますが、杉元もそういう優しさを芯に持っています。逆にそこがクリアできなかったら、なかなか難しかったかもしれません。

──山﨑さんとはどのように杉元を作っていかれましたか。

いちばん大事なのは杉元がどんな生き方をしてきたのかということ。賢人くんには役について書いた杉元ノートを作って渡したのですが、この作品は命を賭けたサバイバル・バトルなので、そこに説得力がないとダメ。原作の最後の方に“自分のためだけならとっくに諦めてる。そもそもの始まりが人助けだ”といったセリフがあるのですが、そういった杉元の純朴な部分を賢人くんも持っていると思ったので、 “杉元がこれまで経験してきたストーリーを追うのもいいけれど、まずは強靭な肉体を作ってほしい”とお願いしました。すると賢人くんは約10キロの筋肉をつけ、日本兵としての武闘アクションを1つ1つ丁寧に身につけてくれました。

二〇三高地や過去のシーンは初めに撮影させてもらいました。特に二〇三高地に関しては原作をバラバラにして、そこのシーンだけまとめたところ1巻分くらいあったので、4日間の予定を10日間まで粘らせてもらい、過酷な戦場を撮りました。そこでの経験があることで、その後の雪山でのサバイバルがリアルになり、杉元は完成すると思ったのです。

──二〇三高地で砲撃を受け、杉元が一瞬、後ろに吹き飛ばされそうになるものの、ぐっと堪えて前に進むシーンに生きることを諦めない強い気持ちが伝わってきました。

そこは狙いです。1つ1つのセリフが全て行動に繋がっています。その辺りは野田先生がしっかり描いてくださっていましたから、そういったことを大事にして撮り、賢人くんもそれに応えてくれました。

──馬そりに引き擦られるシーンも山﨑さんご自身がされているそうですね。

僕はアクションが好きで、アクション作品をたくさん撮っていますが、ほぼ自分でやれてしまう役者さんで主役ができる人はほとんどいません。

しかも賢人くんは自然なお芝居もできる。表情1つ撮ってもすごいんです。パンチするときにそのシーンはなぜ戦っているのかを全部理解しながら、表情をつけるのはすごく大変。お芝居とアクションを両立させることができる唯一の役者ですね。日本の宝ですよ。彼のことを撮るたびにその魅力をじわじわと感じました。

だから杉元なんです。賢人くんしか生身の杉元はできないと思います。

──拝見するまでは『キングダム』の信と被らないかが心配でしたが、まったくの杞憂でした。

そこは本人もいちばん意識してやってくれたと思います。信はこれからいろんな戦いに行く役どころで、すごく若い。一方で杉元は一苦労も二苦労も背負ってきた。僕としては声を意識してもらい、現場で「ちょっと優しすぎるね」などと伝えましたが、本人も表情でやんちゃな部分や優しさがそのまま出るところの棲み分けをすごく意識して、考えながらやってくれたと思います。

──杉元は山田杏奈さんが演じたアシリパと少しずつ関係性を深めていきますが、山﨑さんはそこも丁寧に演じられていました。

杉元とアシリパの信頼関係の構築は今回の大きなテーマです。

最初の方は2人があまり仲良く見えない方がいいと思い、山田さんにはそれを事前に伝え、賢人くんには自然に任せていました。出会いのシーンを撮影したころは2人の間にいい緊張感があったと思います。それが次第に打ち解けていき、野生のリスを調理する“チタタプ”(※チタタプのプは小文字が正式表記)シーンでぐっと距離が縮まります。

だからこそ、杉元はアシリパを置いてコタンを出ますが、アシリパが杉元を追っていきました。脚本が丁寧に原作を追っていますし、賢人くんも山田さんも理由をわかっているので、自然と表情に出たのかなと思います。

最後のシーンはすべてが終わってから撮りました。2人は「セリフの言い回しが今までこうきたので、こういう言い方はどうでしょうか」などとアイデアをたくさん出してくれ、撮影を通じて信頼関係を構築していってくれた気がします。

*アシリパのリは小文字が正式表記

──杉元は梅子との別れを経験したことで人として一回り大きくなり、アシリパとの関係を作っていけたように思いました。

アシリパと出会い、アイヌコタン(村)に行き、杉元は アイヌ文化やアシリパの生い立ち、置かれている状況を知りました。それによって今までの自分にはできなかったことができるのではないかという希望と、この子を守っていくのは自分だという決心が生まれた気がします。

ずっと撮っていたくなる魅力を感じる玉木宏

──鶴見篤四郎を演じた玉木宏さんの怪演が印象に残ります。

脚本が鶴見という人物をしっかり描いていたので、僕と玉木さんはそれを追っていったのですが、狂気の具合は難しかったですね。原作はマンガですから、目を過剰にぐわーっと開いたりしていますが、実写ではそういうわけにはいきません。脳汁が垂れるきっかけとなる目の瞳孔の開き具合などを玉木さんとシーンごとに話し合い、まずは不気味な感じで登場し、その後は狂気にオンとオフを加えながらやりました。常に狂気というわけではないですからね。爆発するのは杉元に串を刺す瞬間。それまではちょっと抑えながら、ときどき垣間見えるくらいにしましょうといった感じにしました。

玉木さんの声や美貌も観客をゾクゾクさせるものの1つだと思いますから、怪演の中に美があるといった感じの鶴見になりました。そして、第七師団のみんなが惚れこむようなどっしりとしたところも持たせて作っていきました。

──鶴見は狂気の人ですが、なぜ第七師団が金塊を狙っているかを語るのを聞いていると、共感してしまいたくなります。どのように演出をされましたか。

共感しちゃうんですよ。それが鶴見の持っている美。だから僕らはあの言葉に説得されてしまうのです。そして玉木さんも同じものを持っています。僕がしたのは振り付けくらい。セリフの言い回しなどは玉木さんにお任せでした。

鶴見もすごく人気があって、連載終了後から全国各地で開催されているゴールデンカムイ展では「鶴見中尉ナイト」といった催しも用意され、お客さんが鶴見のお面をつけて鑑賞するんです。それくらい熱狂的なファンがいます。そんな鶴見を玉木さんが見事に演じ切ってくれました。

──玉木宏さんの魅力はどんなところでしょうか。

何でも挑戦してくれるところですね。原作の1コマを見せて、「ここは原作ではこういうシーンですが、こういう違う動きをしたいです」と伝えれば、すっと演じてくれる。ずっと撮っていたくなる魅力を感じる人でした。

──これからご覧になる方にひとことお願いします。

今までにない北海道、明治時代、アイヌ文化を舞台にした作品です。スタッフ、キャストが一丸になって、大自然の中で起きるサバイバル・バトルを原作にリスペクトを込めて作りました。ぜひ大スクリーンでご覧いただければと思います。

<PROFILE>
監督:久保茂昭

1973年生まれ。これまでEXILE、安室奈美恵、DREAM COME TRUEなど数々の有名アーティストのミュージック・ビデオを500作品以上監督し、「VMAJ年間最優秀ビデオ賞」を5年連続受賞。ドラマ「HiGH&LOW〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜」(15)を皮切りに、同シリーズの映画公開作品を監督。その他の監督作品に、高橋ヒロシによる不良漫画の金字塔『クローズ』『WORST』のコラボ映画『HiGH&LOW THE WORST』(19)や『小説の神様 君としか描けない物語』(20)などがある。

『ゴールデンカムイ』全国劇場にて公開中

東宝MOVIEチャンネル

チャンネル登録者数 137万人

映画『ゴールデンカムイ』予告②【2024年1月19日(金)公開ッ‼】

www.youtube.com

<STORY>

日露戦争においてもっとも過酷な戦場となった二〇三高地をはじめ、その鬼神のごとき戦いぶりに「不死身の杉元」と異名を付けられた元軍人の杉元佐一は、ある目的のために北海道で砂金採りに明け暮れていた。そこで杉元は、アイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を奪った男「のっぺら坊」は、捕まる直前に金塊をとある場所に隠し、そのありかを記した刺青を24人の囚人の身体に彫り、彼らを脱獄させた。刺青は24人全員で一つの暗号になるという。

そんな折、ヒグマの襲撃を受けた杉元を、アイヌの少女・アシリパが救う。アシリパは、金塊を奪った男に父親を殺されていた。そして父の仇を討つため、杉元と行動を共にすることに。

同じく金塊を狙うのは、日露戦争で命を懸けて戦いながらも報われなかった師団員のために、北海道征服を目論む大日本帝国陸軍第七師団の鶴見中尉。そして、もう一人、戊辰戦争で戦死したはずの新撰組「鬼の副長」こと土方歳三が自らの野望実現のため金塊を追い求めていた――。

杉元&アシリパVS.第七師団VS.土方歳三・・・!!
雄大な北の大地を舞台に、一攫千金!三つ巴のサバイバル・バトルが、今始まるッ――!!!!

※アシリパのリは小文字が正式表記

<STAFF&CAST>

原作:野田サトル「ゴールデンカムイ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
監督:久保茂昭
脚本:黒岩勉
音楽:やまだ豊
主題歌: ACIDMAN「輝けるもの」(ユニバーサル ミュージック)
アイヌ語・文化監修:中川裕 秋辺デボ
出演: 山﨑賢人
山田杏奈 眞栄田郷敦 工藤阿須加 柳俊太郎 泉澤祐希 / 矢本悠馬
大谷亮平 勝矢 / 高畑充希
木場勝己 大方斐紗子 秋辺デボ マキタスポーツ / 井浦新
玉木宏 ・ 舘ひろし
※山﨑賢人の「崎」は正式には「たつさき」
※柳俊太郎の「柳」は正式には旧字の「木夕卩」
配給:東宝
©野田サトル/集英社 ©2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会
公式サイト:https://kamuy-movie.com/

https://screenonline.jp/_ct/17679422


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室蘭工業大学、植物機能性成分を評価 「食」通じ産学・地域連携

2024-01-20 | アイヌ民族関連

日刊工業新聞(2024/1/19 12:00)

食産業の活性化は全国の地方大学の産学・地域連携の重要テーマの一つだ。室蘭工業大学のプロジェクトでは植物機能性成分の評価に、量子ドットイメージングや人工知能(AI)など最先端の技術を活用する。一方でアイヌ民族伝承の植物の採取・栽培といった土着的な視点も並行させる。これら食にまつわる情報や物語で、販売者や消費者にもまたがるウェルビーイング(心身の幸福)を向上させたいと考えている。

室蘭工業大学のこの産学・地域連携は、食を通して心身と社会を豊かにする研究開発・社会プロジェクトといえる。テーマの一つは健康機能評価の研究だ。これは1次産品の低価格競争から脱し、高付加価値の作物や加工製品を生み出すものとして、取り組む大学は全国的に多い。室蘭工大では特に、近年のノーベル賞受賞で注目されるような最先端技術を多数、活用している点が目を引く。

その一つは量子ドットイメージング法だ。アルツハイマー型認知症の原因とされるアミロイドβ(ベータ)やタウたんぱく質の蓄積に対して、どの成分がどの程度、抑えるかをを定量的に測るために活用する。 

有効な阻害物質を見つけ出し、その効力を数値で表す上で、多数の候補成分を効率よく調べられる微量ハイスループット評価システムを独自に開発した。量子ドットイメージング関連だけですでに20編以上の論文発表や、複数の特許出願・取得を実現している。

有用植物の栽培法開発も手がける(室蘭工大提供)

また神経細胞がさまざまな形に変異し、ネットワークとして機能しなくなる病変に対しては、AIを使って画像解析を行う。細胞形態の変化を自動で定量化することにより、優れた素材の探索が効率的に行える。

カネカとの共同研究では、人工多能性幹細胞(iPS細胞)由来のオルガノイド(生体外3次元細胞組織)を使った、たんぱく質変性疾患関連の評価技術を開発した。iPS細胞の培養上清を使ったスクリーニングシステムも確立している。こういった評価法を武器に、地元植物のエキスから高い活性を持つ成分を絞り込んでいる。

一方、野生のアイヌ伝承有用植物の約200種をはじめ、地域の食材の掘り起こしを推進。認知症に効果が期待できる成分を含むものなど、自生でなく栽培へ転換するための圃場(ほじょう)試験や調理法の検討を、地域住民や料理人など多様な人々の連携によって進めている。

リーダーの徳楽清孝同大教授は「生産者のやりがいから食べる人の幸せまで、経済性とウェルビーイングの両立を図りたい」と強調する。そのため自然科学だけでなく、人文・社会科学の視点も重視している。

機能性成分やアイヌの逸話といった情報を共有することは、食流通のコミュニティー強化の期待がある。さらに食に関わる文化や歴史、その語りといった要素を取り込み、研究でも関係する人々でも対象の範囲を広げようとしている。

https://www.nikkan.co.jp/articles/view/00698975


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「難読地名が多いと思う都道府県」ランキング! 2位は「沖縄県」、1位は?

2024-01-20 | アイヌ民族関連

ねとらぼ1/19(金) 19:15配信

 日本全国にある「難読地名」。それぞれの地方で特徴的な地名もあることが、面白いですよね。その中には、地元の人しか読めないような地名も多くあります。

【画像:ランキング9位~1位を見る】

 そこで、ねとらぼ調査隊では、2023年12月30日から2024年1月6日にかけて、「『難読地名が多い』と思う都道府県は?」というテーマでアンケートを実施しました。

 アンケートでは、計482票の投票をいただきました。ご投票いただいたみなさん、ご協力ありがとうございました! それでは、結果を見ていきましょう。

●第2位:沖縄県

 第2位は、得票率17.4%の「沖縄県」でした。琉球王朝時代の地名を受け継ぐ沖縄県。もとは仮名表記で地名が表されていたそうです。薩摩藩による支配以後、沖縄特有の地名に漢字が表音文字として当てられた結果、難読地名が多いとされています。

 そんな沖縄県には、たとえば、「喜屋武(きゃん)」「 勝連平安名(かつれんへんな) 」「保営為茂(びん)」「勢理客(じっちゃく)」など、さまざまな難読地名が存在しています。

●第1位:北海道

 第1位は、得票率21.2%の「北海道」でした。アイヌ文化が受け継がれている北海道。すべての地名がアイヌ語由来ではないそうですが、アイヌ語に漢字を当てて記されるようになった地名が多く、難読地名として存在しています。

 そんな北海道には、たとえば、「留寿都(るすつ)」「長万部(おしゃまんべ)」「留辺蘂(るべしべ)」「遊楽部(ゆうらっぷ)」「倶知安(くっちゃん)」「重蘭窮(ちぷらんけうし)」など、知らないと読めない地名が多くあります。

たびと

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ad5d759984a5baa4c896d9d16d50b3343428b55


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映画『ゴールデンカムイ』ビジュアルブック発売 収録カット&原作者が描くイラスト公開

2024-01-20 | アイヌ民族関連

紀伊民報(2024年01月19日 10時00分 更新) 

映画『ゴールデンカムイ』ビジュアルブックの収録カット (C)野田サトル/集英社 (C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

写真を見る

 映画『ゴールデンカムイ』のビジュアルブックが、映画公開日の19日に発売された。

【画像】『ゴールデンカムイ』作者が描いた新イラスト!公開された収録カットなど

 同所は、主人公・杉元佐一を演じる山崎賢人をはじめ、山田杏奈、眞栄田郷敦、矢本悠馬、玉木宏、舘ひろしの6人のメインキャストのキャラクター作りへの熱意が伝わる「CAST VISUAL & INTERVIEW」、現場に密着し過酷な撮影に挑むキャストの姿を捉えたスチール写真をストーリーに沿って見せる「STILLS & STORY」、原作へのリスペクトを持って臨んだスタッフが奮闘の日々を語った「STAFF INTERVIEW」を軸に構成。

 さらに、原作者・野田サトルが、山崎賢人と山田杏奈につづったメッセージや、杉元・アシリパ・白石の3ショット写真とイラストを使用したビジュアルボードも付いて、原作ファンはもちろん、映画を観て初めて『ゴールデンカムイ』を知った人にも存分に楽しめる映画の魅力を詰め込んだ充実の一冊となっている。

 『ゴールデンカムイ』は、明治時代の北海道を舞台に、アイヌが遺したという大金を手に入れるため、日露戦争の死線を潜り抜けた元軍人の杉元佐一が、アイヌの少女・アシリパと行動をともにし、一攫千金を夢みる物語。

 原作漫画は「週刊ヤングジャンプ」で2014年~22年にかけて連載され、「マンガ大賞2016」など数々の漫画賞を受賞する人気作品となり、コミックスは累計発行部数2500万部を突破。テレビアニメ化(1期18年4月~6月、2期同年10月~12月、3期20年10月~12月、4期22年10月~23年6月)もされている。

https://www.agara.co.jp/article/340164?top=oricon


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山崎賢人、実写『金カム』公開に感慨「やれることは全部やった」

2024-01-20 | アイヌ民族関連

佐賀新聞2024/01/19 18:15

 俳優の山崎賢人が19日、都内で行われた映画『ゴールデンカムイ』の初日舞台あいさつに出席し、鑑賞したばかりのファンから万雷の拍手を浴びると「『ゴールデンカムイ』、初日を迎えられて本当にうれしく思います」と感無量の表情であいさつした。
【集合ショット】豪華顔ぶれがズラリ!山崎賢人&玉木宏ら『金カム』キャストが集結
 今作は野田サトル氏によって『週刊ヤングジャンプ』で2014年~22年にかけて連載された人気漫画、通称“金カム”を実写化。明治末期、日露戦争終結直後の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーと、厳しい大自然の中で、一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちによって繰り広げられる、サバイバル・バトルアクションとなっている。
 舞台あいさつには、主演の山崎のほか、山田杏奈、眞栄田郷敦、矢本悠馬、工藤阿須加、柳俊太郎、大谷亮平、勝矢、玉木宏、舘ひろし、久保茂昭監督ら豪華顔ぶれがズラリ。大作の主演に「プレッシャーはあった」と本音で明かした山崎だが「それ以上に杉元のカッコよさ、優しさ、生命力の強さに魅力を感じて、気合を入れていい映画ができればいいなと思ってやってました」と充実の表情で振り返った。
 ファンたちの満足度の高い表情を壇上から眺めた山崎は「本当に輝いています」と笑顔を浮かべながら「プレッシャーはあったけどやれることは全部やったので、みんなと一緒に最高の『ゴールデンカムイ』ができたなと自信を持って言える。きょうを迎えられてうれしい」と胸を張った。

https://www.saga-s.co.jp/articles/-/1180022


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『ゴールデンカムイ』は、なぜ原作漫画を再現できたのか

2024-01-20 | アイヌ民族関連

OtocotoJAN 19, 2024

“実写化不可能”なプロジェクト

「デスノート」「るろうに剣心」「銀魂」「キングダム」「BLEACH」「約束のネバーランド」。間違いなくジャンプ系漫画の実写映画は、日本の映画産業において大きな役割を果たしてきた。なかでも『デスノート the Last name』(2006)は52億円、『るろうに剣心 京都大火編』(2014)は52.2億円、『キングダム』(2019) は57.3億円、『キングダム2 遥かなる大地へ』(2022)は 51.6億円と、興行収入50億円超えの大ヒット作品も数多い。(※映連 統計データより)

また2023年は、ジャンプ原作ドラマのビッグ・タイトルがNetflixで2本リリースされた年でもあった。8月31日には、実写版ドラマ「ONE PIECE」が配信開始。1話あたり26億円という破格の製作費が話題になったが、週間グローバルTOP10で1位、世界93カ国でTOP10入りと予想を上回る大ヒットを記録。12月14日から配信された「幽☆遊☆白書」も、初登場で週間グローバルTOP10で2位、非英語シリーズで1位を獲得。今やジャンプ系原作映画/ドラマは、国内のみならずグローバルな人気を博している。

そして今年1月19日(金)より、いよいよ『ゴールデンカムイ』が公開される。原作は、野田サトルが2014年から2022年にかけて週刊ヤングジャンプに連載した、“和風闇鍋ウエスタン”。日露戦争終結直後の北海道を舞台に、不死身と称された退役軍人・杉元佐一とアイヌの少女アシㇼパが、莫大な金塊のありかを巡って大冒険を繰り広げる。既刊全31巻で累計発売部数は2,700万部(2024年1月時点)を超える、大ヒット・コミックだ。

“実写化不可能”という表現は映画化にあたって頻繁に使われる常套句だが、『ゴールデンカムイ』もその例外ではない。“実写化不可能”は言い過ぎだとしても、“実写化困難”であることは間違いないだろう。埋蔵金争奪の冒険サバイバル・バトルアクションを描くにあたって、氷点下の雪原でのアクションや、巨大ヒグマとの死闘は避けては通れない。

超ハードな撮影だったことで有名な『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015)ばりの過酷ロケになることは確実。ちなみに主演のレオナルド・ディカプリオは、気温マイナス27度の環境に耐え、クマに襲われたり、バイソンの生レバーを食べたり、骨折するほどの格闘をしたりの大熱演。その苦労が報われて、ディカプリオはアカデミー主演男優賞に輝いた。そう、映画撮影にとって寒さは大敵なのである。

さらに付言するならば、『ゴールデンカムイ』の映画化にはもうひとつ困難なミッションがある。ヒグマの一撃で兵士の顔の皮が剥がれたり、指を噛みちぎったりするグロ描写があったかと思えば、「私にうんこを食わせる気か!」「うんこじゃねえよ味噌だよ!」という杉元&アシㇼパのヒザカックンなやりとりもあったりして、残虐からホッコリの振り幅が異様に大きいのだ。漫画というアートフォームならば、1コマごとにテンションが激変しても、絵のタッチを変えることによって読者にトーンを伝えられるため、さほど違和感は生まれない。だが、実写となると問題は別だ。

『ゴールデンカムイ』スタッフは、そんなミッション・インポッシブルなプロジェクトに挑んだのだ。

ハイローismを継承した演出術、キャスティング

本作の監督を務めているのは、久保茂昭。EXILE、三代目J SOUL BROTHERS、GENERATIONS from EXILE TRIBE、E-girlsなどのLDH系グループをはじめ、安室奈美恵、倖田來未、DREAMS COME TUREなど、トップ・オブ・アーティストのミュージックビデオを500作品以上手がけてきたディレクターだ。『ROAD TO HiGH&LOW』(2016)を皮切りに、映画『HiGH&LOW』シリーズの演出も担当している。

HiGH&LOW‥‥ハイローの魅力は、なかなか一言では語り尽くせない。筆者はいわゆるヤンキー系作品が苦手なタチだが、それでもハイローにはどっぷりハマってしまった。架空の巨大都市SWORD(スウォード)地区を舞台に、山王連合会、White Rascals、鬼邪高校、RUDE BOYS、達磨一家の5チームがシノギを削るバトル・アクション。雨宮兄弟、コブラ、村山、スモーキー、日向といった個性豊かなキャラクターたちが躍動し、数多くのファンを沼らせた。

コンセプトは、“全員が主人公”。絶対的な主役を配置せず、各登場人物ごとに見せ場をたっぷり用意することで、誰か1人は必ず推しが見つかる戦略がとられていた。派手なアクションも魅力だが、それ以上に“キャラ”の魅力を全面的に押し出したのがミソ。企画・プロデューサーHIROの才覚が冴え渡っている。

実写版『ゴールデンカムイ』に久保茂昭を起用したのは、そんなハイローのエッセンスを注入しようとする意図があったのではないか。ハイローは五つ巴の群衆劇だったが、本作も杉元とアシㇼパ、第七師団、旧新撰組の三つ巴バトル。個性的キャラの博覧会という意味でも、『ゴールデンカムイ』は負けてはいない。凄腕スナイパーの尾形百之助、脱獄王の白石由竹、興奮すると脳から汁が漏れ出す(!)鶴見篤四郎、元新撰組・鬼の副長、土方歳三‥‥。クセツヨな面々がそろっている。

特に今回の映画化にあたって唸らされたキャスティングは、白石を演じる矢本悠馬。子役として俳優デビューし、朝ドラや大河ドラマ、数々の映画で印象的な演技を披露。個人的には、『センセイ君主』(2018)でカラオケを熱唱する高校生役がサイコーだった。原作の白石も陽気な遊び人キャラだったが、矢本は登場した瞬間に“陽”の空気を画面いっぱいに溢れ出させる。個性派俳優としてキャリアを積んできた彼にとっても、今回の白石役はキャリアの転換点になり得るビッグ・ロールだ。

そして、アシㇼパ役の山田杏奈。原作ではおそらく10代前半という設定だが、彼女は今年で23歳。山田自身も「年齢や身長など原作と異なる部分に不安も感じましたが、自分に任せていただいたことに責任を持って演じようと覚悟しました」とコメントしている。だが、凛とした強さと子供のような無邪気さが同居したアシㇼパを、山田杏奈は実年齢も身長も飛び越えて熱演。ルックではなく存在感で、原作ファンを納得させてしまう。

そして特筆したいのは、もう1人。もちろん主人公の杉元佐一を演じる山﨑賢人だ。

無色透明な装いをまとったヒーロー・山﨑賢人

近年における山﨑賢人の活躍は、目を見張るものがある。『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017)、『斉木楠雄のΨ難』(2017)、『キングダム』シリーズ(2019〜)と、立て続けにジャンプ原作映画に主演したかと思えば、『ヲタクに恋は難しい』(2020)では重度のゲームオタクを演じ、『劇場』(2020)では又吉直樹原作の文芸作品に挑戦。4月19日から公開される『陰陽師0』では平安時代の最強陰陽師・安倍晴明を演じ、主演を務めたNetflix人気ドラマ「今際の国のアリス」も、シーズン3の配信がアナウンスされたばかり。とにかく大作・話題作に出まくっている。

圧倒的なヒーロー感を醸しつつも、どこか脱力した空気感でコメディも器用にこなす。現代が求める主人公像に、全方位的に適応してしまう稀有な人材なのだ。しかも彼はーーー個人的にはこれが最も特筆すべきポイントだと思うがーーータイトル・ロールを演じる主役でありながら、映画のトンマナにうまく収まり、その存在感が作品を飛び越えてバランスを狂わすことは絶対にない。いい意味で、座標軸ゼロの無色透明な装いをまとえる役者なのだ。

だからこそ、尾形百之助役の眞栄田郷敦、月島基役の工藤阿須加、鶴見篤四郎役の玉木宏、土方歳三役の舘ひろしのパンチの効いた芝居が際立つ。まさしく“全員が主人公”の『HiGH&LOW』のように、見せ場が見せ場として活きるのだ。筆者がこの『ゴールデンカムイ』で最も感じたことは、キャスティングの妙によってキャラクターの魅力が全開していることである。

今作の監督に迎えられた久保茂昭はハイローismを継承し、アクションはとことん派手に演出。そしてコミックに濃厚に刻まれている残酷描写も、絶妙にチューニングしてみせる。ヒグマの攻撃で顔が剥がれるシーンもそのまんま描写しているのだが、カメラを巣穴奥に設置することで、ショックを程よく中和しているのだ。見事な計算といえるだろう。

実はこの映画、驚くほど原作を忠実になぞっている。オリジナルのストーリーやキャラクターを付け足すことはほとんどなく、野田サトルが創造した世界を丁寧に再現。だが今回描かれているのは、全31巻のうち第3巻の途中まで。正直ラストのアクション・シークエンスは、クライマックスにしてはやや食い足りない印象もあった。だがその不満は、きっと作られるであろう第2作以降で解消されることだろう。

我々は、伝説の第一章を目撃したばかりだ。

文 / 竹島ルイ

https://otocoto.jp/column/kamuy-movie0119/


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日本共産党第29回大会決議(抜粋)

2024-01-20 | アイヌ民族関連

赤旗2024年1月19日(金)

 18日に採択された日本共産党第29回大会決議は、次の通りです。

第1章 国際情勢と改定綱領の生命力

(1)深刻な逆流に抗して

①ロシアのウクライナ侵略――「国連憲章を守れ」での団結こそ解決の道

②イスラエルのガザ攻撃の中止、即時停戦の合意を

③軍事対軍事の悪循環に反対し、包摂的な平和の枠組みを

(2)世界史の本流の発展――三つの分野で

①核兵器禁止条約の発効がもたらした変化――日本の進路が問われている

②平和の地域協力の流れの前進と、日本共産党の「外交ビジョン」

③人権問題の前進、奴隷制と植民地支配の歴史的責任を明らかにする流れ

④公正な世界を求める「グローバルサウス」に注目し、連携する

(3)中国にかかわる綱領上の規定の見直しを踏まえて――この4年間のとりくみ

①中国とどう向き合うか――前大会で確認した諸点をふまえて

②「日中両国関係の前向きの打開のために」の提言について

(4)野党外交と国際連帯――ユーラシア大陸の全体に

①アジア政党国際会議――総会宣言に「ブロック政治を回避」が明記

②ヨーロッパ左翼・進歩諸党との新たな交流と連帯

第2章 自民党政治のゆきづまりと日本共産党の任務

(5)自公政権と国民との矛盾が極限に達している

(6)戦争の準備でなく、平和の準備を――「アメリカいいなり」からの脱却を

①アメリカいいなりの「戦争国家づくり」を許さない

②タガがはずれた「米軍基地国家」の異常――沖縄との連帯を訴える

③9条改憲を許さない――─揺るぎない国民多数派をつくろう

④異常な対米従属をどうやって打破していくか――「二重のとりくみ」を貫く

(7)日本経済再生の道――「財界中心」の政治の転換を

①「失われた30年」――自民党政治がもたらした経済の停滞

②政治の責任で賃上げと待遇改善のための総合的改革にとりくむ

③格差をただし暮らしを守る税・財政の改革をすすめる

④気候危機打開・原発ゼロ、食料とエネルギー自給率向上――持続可能な経済への改革をすすめる

(8)人権後進国から先進国に――─政治の責任が問われている

①ジェンダー平等実現へ――運動と連帯し、政府を追いつめよう

②子どもの権利が保障される日本に――子どもの権利条約の具体化・実施を

③あらゆる分野で人権が尊重される日本を

・・・・・・

 ――(先住民)2007年に「先住民族の権利に関する国連宣言」が採択され、先住民に対する同化政策への謝罪、権利回復する動きが広がっている。日本では2019年、初めてアイヌを先住民族と規定する「アイヌ施策推進法」が成立した。アイヌの権利擁護、生活向上のたたかいにつながるものだが、政府のアイヌ民族への謝罪がなく、先住民族の権利(自決権、土地権、生業の権利など)の規定がないなど、国際水準にてらし弱点を残している。

 わが党は、改定綱領で、国際的な人権保障の発展として、「先住民への差別をなくす」ことを位置づけて以降、北海道を中心にアイヌ民族との対話、シンポジウム、国会論戦など、先住民族の権利を回復するとりくみを強めてきた。アイヌ民族の参加を保障しながら、国連宣言に沿った先住民の人権尊重への前進のためのとりくみの強化をはかる。(9)国民運動と統一戦線の発展のために

①各分野の国民運動の新しい発展の流れ

②「市民と野党の共闘」の到達点と展望

(10)総選挙と地方選挙をたたかう方針について

①総選挙の歴史的意義と目標について

②どういう政治姿勢でたたかうか――二つの姿勢を堅持して

③総選挙躍進への独自のとりくみ―― 「三つの突破点」で新しいたたかいに挑戦

④地方選挙での前進と世代的継承のとりくみ

第3章 党建設――到達と今後の方針

(11)多数者革命と日本共産党の役割

①不屈性と先見性を発揮し、革命の事業に多数者を結集する

②民主集中制の組織原則を堅持し、発展させる

(12)党づくりの到達点と新たな目標

①第28回党大会・第二決議(党建設)にもとづく党づくりの到達点

②党建設の歴史的教訓と大局的展望

③党勢拡大の新しい目標について

(13)前大会以降の教訓をふまえた党建設の強化方向

①党員拡大・入党の働きかけの日常化――前大会以降の独自追求の教訓を生かして

②世代的継承を党づくりの目標・実践の中軸にすえ、全党あげてとりくもう

③今日における「しんぶん赤旗」中心の党活動の生命力と課題

④綱領、規約、党史、科学的社会主義の一大学習運動にとりくもう

⑤週1回の支部会議を確立しよう

⑥党費を根幹とする党財政の確立を

⑦三つのスローガンで、党機関の活動強化をはかろう

第4章 世界資本主義の矛盾と科学的社会主義

(14)世界資本主義の矛盾の深化と社会主義への期待の広がり

(15)「人間の自由」こそ社会主義・共産主義の目的であり特質

第5章 1世紀の歴史に学び、新たな1世紀に向かおう

(16)党史『日本共産党の百年』編纂の意義

(17)党史を貫く三つの特質――次の100年でさらに発展を

(18)迫害や攻撃とたたかい、自らを鍛え、成長をかちとった歴史

(19)党の歴史的発展段階と党建設の意義

https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2024-01-19/2024011907_01_0.html


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ジョージアの古いクリスマスツリーと日本の繋がり

2024-01-20 | アイヌ民族関連

地球の歩き方2024年01月20日 筆者 :MAO

皆さんგამარჯობა(ガーマルジョバ:こんにちは)!
先日はボルジョミのクリスマスの様子を紹介しましたが、今回はボルジョミを含め、クリスマスシーズンのジョージアで見られる伝統的なクリスマスツリー”チチラキ:ჩიჩილაკი”を紹介します。
何故そのツリーを今回紹介するかというと、先日筆者の元に、北海道出身の友人が訪れ、少し話題になったテーマがチチラキだったのです。彼女はチチラキを見た時に、”日本で見たことがある!”と親近感を覚えたそうです。
今回は少し、そのジョージアの伝統的なクリスマスツリーのチチラキについて、紐解いて見たいと思います。

ジョージアの古いクリスマスツリー”チチラキ:ჩიჩილაკი”とは?

ジョージアではクリスマスシーズンになると、バザールや家の軒先で白い木を削ったものが見られるようになります。
時には赤いリボンが付いていたり、お菓子が付いていたりするこの削り木の事を、ジョージアではチチラキ(ჩიჩილაკი)と言います。
チチラキは主に、乾いたヘーゼルナッツや胡桃の枝を削って形成する伝統的なジョージアのクリスマスツリーで、大きさとしては、20cm程の小さなものから、3m程の大きな物まで様々で、バザールで売られる様になります。
バザールで購入後、豊作を願ってリンゴやザクロで木を飾るのが伝統ですが、最近ではクリスマスツリーのオーナメントやキャンディーを飾ったりと、様々なデコレーションがされるようです。
緑のツリーと違い、真っ白いツリーであるために、シンプルに赤いリボンだけ付ける事で色合いが映えるため、おしゃれなカフェなどでも見かけます。
チチラキの特徴は、この木を薄く細く削った部分ですが、この部分をサンタクロース文化と同様に子供達の元に訪れてプレゼントを届けるとされる、バジル大王(カイサリアのバジレイオス)のヒゲに似ていると信じられており、希望と生命のシンボルの木とされています。
そしてイエスキリストが洗礼を受けた日とされる洗礼祭(エピファニー)の日である1月19日に、チチラキについた昨年の厄を落とすという意味で、畑などでチチラキを燃やすのです。
今でこそクリスマスシーズンには多く見かけるチチラキですが、1921年にジョージアがソ連により占領されて以降、ソ連崩壊までの期間、チチラキは宗教的なシンボルと見なされ、販売が禁止されていたのです。
しかし崩壊以降は再びチチラキ人気が高まり、クリスマスのジョージアを彩る大切な文化の1つに戻りました。

チチラキと日本文化

さて前述の通り、北海道からの友人はチチラキに既視感を覚えたのですが、その理由として私にアイヌ文化のイナウを教えてくれました。
日本は北海道のアイヌ文化にチチラキと似た文化(イナウ)があり、また日本ではアイヌの他、東北や関東、紀伊半島、四国や南九州など広範囲に渡って同様の文化(削り掛け、削り花)があるのです。
アイヌ文化におけるイナウは、カムイ(人間に対して超越的な力を持つ神のような偉大な者)への捧げ物とされ、囲炉裏や部屋の四隅、戸口、窓などに置かれる木製の祭具です。主にヤナギや杉など木質の白いものから作られますが、材質はその祭具としての用途により異なります。
イナウは置かれた場所が祭壇となり、次に儀式を行う際には、古いものを取り除く事なく、新しいイナウが古いものに加わっていくため、儀式を行うごとにどんどん増えていきます。
一方、本州以南地域における”削り掛け”や”削り花”とされる文化も、イナウ同様ヤナギの木や、地域によりヌルデやニワトコ等が用いられる木製の祭具ではありますが、慣習性に違いがあります。
この”削り掛け”や”削り花”は、小正月や春彼岸、山の神祭りなどで用いられてきましたが、多くは小正月(1月15日)で用いられる事が多かったそうです。その理由としては、朔の日(新月)である1月1日より、満月の15日の方が日にちの境として分かりやすかった事が1つの理由とされています。
小正月に”削り掛け”が作られ、その祭具が正月飾りを炊き上げるどんと焼を行う際の神事に用いたりと、地域により様々な用途が”削り掛け”にもあり、そして小正月後の1月18日~20日あたりで、使用されたものは燃やされます。

文化を通して知る日本と類似性

今回友人からこの事を教えてもらい、筆者もよりジョージア文化に興味を抱きました。
遠く離れていると思っていた自国日本と、どこか関連性や類似性のある文化がある事に凄く嬉しくなりました。
チチラキや削り掛けも、文化自体に直接の関連性があるのかどうかは筆者は分かりませんが、共に小正月儀礼の中で発展し定着したものなんだろうなぁと思います。

他にもまだまだ魅力あふれる町

今回の記事では、ジョージアの伝統的なクリスマスツリーと日本文化との繋がりを紹介しました。
もしこの記事を読まれて、クリスマスシーズンのジョージアにお越しの際は、チチラキを見ながら、遠い日本との繋がりも感じていただければ、一味違うクリスマスになると思います!

https://www.arukikata.co.jp/web/article/item/3004455/


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台湾の先住民族と「音」で交流 松山・湯築小児童らが演奏と寸劇で歓迎(愛媛)

2024-01-20 | 先住民族関連

愛媛新聞1/19(金) 15:20配信

交流会で、豊作を祈る八部和音合唱を披露するブヌン族の人たち=19日午前、松山市道後北代

 特徴的な八部和音合唱で豊作を祈る台湾の先住民族「ブヌン族」を招いた交流会が19日、愛媛県松山市道後北代の湯築小学校であった。3年生76人が演奏や寸劇で歓迎し、互いの文化に理解を深めた。

 ブヌン族の12人は、20日に市内で開催される総合芸術舞台「古事記・一粒萬倍 A SEED」に出演するため来県した。円陣を組んで豊作を祈願する「粟(あわ)の豊作歌」は神聖な儀式で、宇宙の誕生を表現した舞台のオープニングで披露する。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4ea74f324ba7828692ecf2e985a10e15cc70b54a


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南部酋長組織、歴史的な「60年代のスクープ」に向けたキャンペーンをスタート

2024-01-20 | 先住民族関連

コインプラス1月 19, 2024 By鳥居紀彦

南部酋長組織(Southern Chiefs’ Organization)は、歴史的な「60年代のスクープ」に焦点を当てた新たなキャンペーンを発表しました。このキャンペーンは、先住民族の子どもたちが家族から引き離された過去の出来事に対する意識を高め、公正な補償と真の和解のために取り組むものです。

1960年代に起きた「60年代のスクープ」は、先住民族の子どもたちが政府によって家族から離され、養子縁組や寄宿学校に送られた歴史的な出来事です。これにより、多くの子どもたちが文化的な断絶や心の傷を負い、長い年月にわたり影響を受けてきました。南部酋長組織は、この重要な問題に焦点を当て、過去の不正義に対処するための新しい取り組みを開始しました。

このキャンペーンは、まず先住民族のコミュニティと広く一般の人々に対して、歴史的な出来事に関する正確な情報を提供し、意識を喚起することを目的としています。先住民族の文化や家族構造の理解を深め、それがなぜ尊重されるべきかについての理解を促進することで、過去の痛みに対する理解が進むことを期待しています。

さらに、南部酋長組織は、被害を受けた先住民族の個人や家族に対する支援を拡充するための取り組みも行います。これには、心理的なケア、文化的なリソースへのアクセス、そして法的な助言などが含まれます。キャンペーンは、被害者が安心して声を上げ、適切なサポートを得ることができる環境を整備することを目指しています。

公的な謝罪と共に、南部酋長組織は政府に対し、「60年代のスクープ」に関する真実を認識し、歴史的な不正義に対処する責任を果たすよう呼びかけています。これには、公正な補償制度の確立や先住民族の文化を尊重する教育プログラムの推進などが含まれます。過去の過ちに対する認識を高め、未来の世代に対しては同様の不正義が繰り返されないようにするために、積極的な行動が求められています。

南部酋長組織の代表者は、「このキャンペーンは、過去の傷を癒し、真の和解に向けた一歩を踏み出すためのものです。先住民族のコミュニティはこれまでに多くの苦痛を経験してきましたが、私たちは未来に向けて前進し、調和と尊重のある社会を築いていく覚悟です」と述べています。

このキャンペーンは、先住民族と非先住民族の架け橋となり、共に過去の出来事に向き合い、共感し、学び合うことを奨励しています。「60年代のスクープ」の歴史的な傷跡を癒し、真の和解の機運を高めるこのキャンペーンは、社会全体が協力して過去の不正義に対処し、未来に向けてより公正で包括的な社会を築くための一歩となるでしょう。

https://www.lecotox.net/南部酋長組織、歴史的な「60年代のスクープ」に向/


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『ボーダーライン』テイラー・シェリダンの新作が決定 ─ 史上最強の部族を描く歴史小説を映像化

2024-01-20 | 先住民族関連

ザ・リバー 2024.1.19 12:32 KYOKO

『ボーダーライン』(2015)や『ウインドリバー』(2017)、人気ドラマ「イエローストーン」シリーズなどで知られるテイラー・シェリダンが、S・C・グウィン著の歴史大作『史上最強のインディアン コマンチ族の興亡 最後の英雄クアナ・パーカーの生涯(原題:Empire of the Summer Moon: Quanah Parker and the Rise and Fall of the Comanches, the Most Powerful Indian Tribe in American History)』(青土社)の映像化に挑むことがわかった。米Deadlineが報じている。

『史上最強のインディアン コマンチ族の興亡 最後の英雄クアナ・パーカーの生涯』は、アメリカ西部を支配しようとするコマンチ族と白人入植者の約40年にわたる闘争を描いた歴史大作。クアナ・パーカーは、コマンチ族の最も偉大な首長とされている。

本作の映像化をめぐっては激しい入札合戦が繰り広げられ、最終的にシェリダンの製作会社Bosque Ranchが落札。シェリダンが脚本・監督を担当し、彼とジェニー・ウッドがプロデュースする。シェリダンはワーナー・ブラザーズにて映像化の話が持ち上がった時から、長年この企画に情熱を注いできたという。

シェリダンといえば、「イエローストーン」シリーズなど多くの作品で先住民族問題を取り上げ、アメリカの歴史・文化の複雑な側面にスポットを当ててきた人物。彼が『史上最強のインディアン コマンチ族の興亡』の映像化を手がけることについて、原作者のS・C・グウィンは次のように喜びを語っている。

「『史上最強のインディアン コマンチ族の興亡』を映像化するのに、テイラー・シェリダン以上の適任者はいません。彼は旧西部の歴史と現実の両方を深く、ニュアンス豊かに理解しています。彼がこのプロジェクトを引き受けてくれることに感激しています。」

なお本作が長編映画になるのか、ドラマシリーズになるのかは現時点で不明。さらなる続報を待ちたい。

https://theriver.jp/sheridan-eotsm/


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