撮りさるく

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白人観光警察官とジョムティエンビーチの印象

2009-01-20 01:11:53 | タイ王国
1月9日(金)から14日(水)にかけて所用で一時帰国していたものでネタが古くなりました。失礼いたしました。

いつもパタヤのウォーキングストリートには観光警察の移動交番が出ていますが、何と1月1日(木)、深夜に白人の警察官を発見。

椅子に座っているのと

パトカーの陰で立ち食い中の2名を発見。
タイ人に聞く所によると、観光警察はタイ語の読み書きやその他のテストに受かれば外国人でも採用可能との事。(非常勤か嘱託扱いらしいが、権限はタイ人警察官と同じ)

日本も真の国際化を目指すのであれば、増加する外国人がらみの犯罪(もちろん加害者、被害者双方)に対応するのに警察通訳人の採用などと寝ぼけた事を言わず、外国人警察官の採用に踏み切るべきであると考えたりしつつ、

翌2日(金)、バンコクへ戻るべく、ソンテオを捕まえようとジョムティエンビーチ沿いを歩いていると、

本国では絶対にこういう格好をすることはないだろうと思われる若いロシア人女性がビーチを根城にする物売りおばちゃんの魔の手に引っかかろうとしているその横で

地元の真っ黒に日焼けしたタイ人オヤジが一心不乱に釣りをしている姿が妙にアンバランスでおかしかった。今晩のおかずを釣って帰らないとかみさんに怒られるんだろうなあ。

白人に占領されたパタヤビーチと違ってジョムティエンはのんびりというか、少し間が抜けた感じがしていいですな。
そこで初のジョムティエン滞在の印象を句に認めると以下のような秀作が完成。

パタヤから 歓楽除けばジョムティエン

泊るとこ 考えないと苦労する

ジョムティエンの夕陽は海に沈んだ

2009-01-08 01:04:19 | タイ王国
パタヤウォーキングストリートを経てジョムティエンへ戻る。

パタヤ発ジョムティエン行きソンテオ。ワタクシ以外乗客はタイ人半分、ロシア人半分。

ジョムティエンビーチへ出る少し手前は未舗装の道もあり。

この時間ジョムティエンビーチロードは混むのでパタヤからのソンテオはこの時間すべてソイ7を終点とする旨乗車時に告げられた。ソイ7から先は乗り換えとなる。ソイ7で降ろされて、白人が「もっと先まで行かないのか」とクレームをつけていた。

なぜジョムティエンのビーチ沿いが渋滞するのか、それはタイ人行楽客がクルマで浜辺へ乗りつけ、道沿いにクルマを止めるからです。パタヤより道路渋滞は激しいかもしれません。

ソンテオが止まった場所にパンケーキの屋台を発見。結構繁盛しているので

バナナ入りのヤツを購入。浜辺にて食う。パンケーキの甘さとなぜかほろ苦いバナナの味が渾然一体となってハーモニーを醸し出す。味はいけるが少しだけ油っこいのが難。

浜辺では白人のビキニねえちゃんを白人オヤジがナンパしたり

物売りが白人にみやげ物を売りつけようとしたりと大変な賑わいです。


白人だらけのパタヤビーチと違い、ジョムティエンはタイ人行楽客が7割くらいを占めていた様に感じましたが白人と違って
一般タイ人は普段着で泳ぎます。多分服の下に水着をつけているのでしょうが、彼らは絶対に水着姿を露出しません。かなりシャイです。

ジョムティエンへ来た主な理由は海に沈む夕陽を見たかったのが主な理由ですが
やはり正解。ホテル前の浜辺から望む。天気のせいか、かなりオレンジがかっている。

時間がたつと若干赤みがかります。

雲が多かったのでこのような空の色に。少し残念。

陽が沈むとこのようになります。

そしてこういうことをする白人も出てきます。同じホテルの隣の部屋に滞在していたロシア人である事が後刻判明。

ほぼ沈みました。

夕餉は少しパタヤの喧騒が恋しくなり、ウォーキングストリートまで出る。写真はジョムティエンソイ3。

その後ホテルへ戻り、すぐ前の浜辺に出ると、タイ人の子供が花火をやっていた。年越しカウントダウンの残りであろう。

パタヤでは夜遅くなると浜辺のデッキチェアは営業終了となりますが(白人は皆飲みに行ってしまう)、ジョムティエンでは夜遅くまで営業してます。客はタイ人。中にはムシロを敷いて弁当を食べる家族連れや、ビールを飲む若者がおりました。


ワットセンスック

2009-01-07 00:49:16 | タイ王国
明けまして1月1日(木)、日本では初詣という習慣がありますがタイではございませんようで、ワタクシも日本人の端くれ、正しい正月を迎えようと、少し変わったお寺へ。
ジョムティエンからパタヤセカンドロード沿いのとあるショッピングセンター前まで出る。

そこにはタクシー乗り場があって(北向き一方通行なので運転席側ドアから乗車のかたちになる。)ここからバンセンまで往復いくらか聞くと「800バーツ(約2,080円)」という。往復して100キロ以上あるし、正月だからいいかとOK、具体的な目的地を告げた途端、運転手同士の争いを誘発するに至った。「お前行け」「嫌だ」「誰が行くんだ」「おりゃご免だ」。結局車列の一番後ろのクルマが行ってくれる事になった。運ちゃんに「すまないね、でもなんで皆行きたがらないの」と聞くと「なあに旦那、いいって事よ。あそこはこの時期渋滞するからみんな嫌がるんでさあ」という意味の事を多分言っていた。

その後、「韓国人か、日本人か?」と聞いてくるので日本人だと答えると「この間日本人二人をシラチャーまで乗せたが、自分たちの住むアパートが判らず、道に迷って大変な目にあった」とか「プーケットやサムイのタクシーに比べれば、パタヤのタクシーは安い」とか、「白人はけちか気前がいいか、両極端だ」とか、しまいには「あっしには愛人が5人いやしてね、一番若いのは26歳で・・・」などと言って携帯電話に入っている写真まで見せる始末。

ここ、バンセンビーチに程近いワットセンスックにはパタヤから1時間弱で到着。パタヤからだとバンセンバスターミナルを過ぎ、左折してブラパー大学のある通りへ入り、(この通りはビーチへ出る道路でもあるのでやたら行楽のクルマで混む)、警察署のある筋へ右折して入り、どこかでまた右折すると着きます。タクシーの運ちゃんも警察署のある筋から道に迷い、通行人3人に道を尋ね、
ようやく到着。

寺域への入り口。このワットはシラチャーや地元バンセン在住の日本人の方もしばしばおいでになるようで、この日も駐在員の奥様らしき方を二人御見受けしました。


入り口横で志納20バーツ、約52円を払うと線香、ローソク、金箔、蓮の花のセットをくれる。もちろん志納ですから嫌なら素通りもOK、お供えセットが入手できないだけの事。

入り口を入ってすぐ右に参詣用の仏様が並んでおわします。みな熱心に仏様を拝みますが、

ほとんどタイのお寺の仏様の御足元はこうですな。金箔の包み紙が散乱。拝んだ後、願をかけながら仏様に金箔を貼り付けるのですが、金箔の包み紙を平気でポイ捨て。

参詣所を出ると何やら面妖かつ巨大なオブジェが目に入る。

うわあ、何だこりゃ。

タイ風閻魔様の前で裁判にかけられる模様。どうやらここは地獄のありさまを再現したエリアらしい。

ごった煮にされてます。

悪事を働き、地獄に落ちると、顔が動物になる。どのような動物の顔になるかは悪事の種類によると思われる。

この人は海老の顔ではなく、首から上が海老一匹分になってしまっています。

どのような悪行を働いたのでしょうか。

様々な責め苦を受けています。攻め役の赤ハチマキに赤フン姿のひげおやじが、日本で言う鬼の役どころかと考えられる。

腹部が顔になるの図。

説明が大変なのでしばし写真のみご覧下さい。













酒飲みが行く地獄と思われる。

酔っ払いの表情がリアルである。

盗みをはたらくとこうなる。

僧侶の前でひざまづき、悪行を反省し、許しを請う図。

ここから先は、地獄ではなく、現世のありさまを具現化した、違った展開となる。

おひけえなすって。

蛙の神輿を担ぐ男衆。

木を引き抜こうとするオヤジ。

表情がナイス。

貴重な野生動物を密猟すると、森林警察に逮捕されます。

見てないで助けてやんなさいよ。

あかんべーをする女。

「えらそうに説教なんぞたれやがって、てめえ、何様のつもりだ」「あんたやめて~」

何か良くわからなくなってきたので、ここらでお寺を後にしようと入り口を出ると、

大きな中国風のコンクリ仏がおわしまして、へその部分に穴が開いており、この穴へ御賽銭を投げ入れるといい事があるとかいうもののようで、

しばし見ていたらやっぱり投げ入れるのは難しい様で、皆よじ登って投入しておりました。

サグラダファミリア

舞踊団のみなさん

天秤を用い、人身売買を行なう悪者かと思ったら、老父母に孝養を尽くす孝行息子だそうです。失礼しました。

都合ワット参拝に1時間、その後待たせていたタクシーに乗ってパタヤのウォーキングストリートまで戻る。言い値どおり800バーツ払って終了。運ちゃんはテレビアニメ「銀河鉄道999」の「これからの星」に出てきた宿屋のオヤジのような雰囲気だった。

いやあ、タクシーもワットもなかなか濃い内容で有意義でした。

ジョムティエンビーチにて年越しした

2009-01-05 01:11:51 | タイ王国
12月31日(水)から1月4日(日)まで年末年始の休みでありました。会社の日本人のうち上司は奥様が来タイ、部下は26日から既に帰国。同じアパートのYさんは奥様の実家のピサヌロークへ帰省。バービア友達の出張族Oさんも帰国済み。友人のNさんが気を使って「カミサンの実家に帰るが観光もかねて一緒にどうですか。」とおっしゃって下さるが悪いのでご遠慮。
いかに友達が少ないかを痛感しつつ、孤独な年末年始はいつもと変わらぬ勝手気ままな一人旅としゃれ込む。年末年始のホテルはどこも高い。ネットで検索し、パタヤの南、ジョムティエンへと行き先を決し、

日本人の利用などないと思われるパタヤ行き専用バスターミナルから出発。エカマイより新しく、待合室には冷房もあり、

屋外にはブランコもあり。15時40分発に乗車。

2時間後、パタヤターミナル着。ターミナルからウォーキングストリート経由でジョムティエンへソンテオで向う。ジョムティエンの手前から大渋滞。ジョムティエンのソイ5で頭にきてソンテオを降りてソイ16のホテルまで歩く。すぐ着くかと思ったら30分も歩くはめに。ジョムティエンのソイは7を過ぎるとやたら距離がある。ホテル着19時40分。長かった。

部屋。観光地の三ッ星ホテルゆえ、シングルルームなどなく、ツイン1泊1,020バーツ、約2,652円。バスタブ、バスタオルつきが嬉しい。パタヤで同等のホテルだったら1泊2,000バーツ、約5,200円は下らんでしょう。奮発して2泊を予約。前回Oさんとのパタヤバービア巡りのときは1泊360バーツ、約936円という二ッ星ホテルで温水シャワーのみ、タオルも冷蔵庫もなく、床はタイル張りで汚れがこびりついており、これでエアコンがなければ田舎のゲストハウスと変わらないという代物であったので今回は感動。ただタイ特有のトイレの水の流れが悪かったのがたまにキズ。

ホテルはロシア人の貸切年越しパーティーが催されており、外へ食事に出る。

ホテルの前でソンテオに乗車、ソイ7までまた戻る。パタヤまで行こうと思ったが、パタヤ行きソンテオの発着場所はソイ14近くのチャイヤプルックロードとなっており、乗り換えが面倒なのと渋滞が気になるゆえ断念。チャイヤプルックロード発以外のソンテオでパタヤまで行くと通常20バーツ(約52円)の所、「100バーツ(約260円)」とボラレますので注意。とにかくソイ7のシーフードレストランで食事。

サメも食うのかとビックらこくと

エイやカブトガニも食うようです。うまいのかな。

ビールにキテイちゃんはねえだろう。

イカの炭火焼。絶品。パタヤで食うよりうまかった。他に生エビも食ったがこちらはパタヤの方がうまい。料理によって得手不得手があるようだ。

食事後、ビーチへ。年越しカウントダウンの前哨戦が早くも始まっていた。

地元民によって花火が打ち上げられる。


パタヤ海岸で打ち上げが始まる。パタヤでは組織だったカウントダウン花火打ち上げが盛大に行なわれますが、ジョムティエンではそんなものはありません。

地元民が勝手に花火を打ち上げます。

日本では素人には許されないであろう打ち上げ花火が、堂々と地元民によって打ち上げ敢行される。(おばちゃんが30バーツ、約78円でワタクシの所にも売りに来たが、怖いので断りましたです。)

パタヤの正規軍打ち上げ花火に対して

ジョムティエンではゲリラ花火が散発的に打ち上げられる。それなりに美しくはあるがいかんせん30バーツ、高さに限界がある。

花火の他に海岸ではクラトーン(灯篭)売りがやたら声をかけてくる。1個50バーツから100バーツ、3個で100バーツと言うのもありました。

これはいわば熱気球のおもちゃで、願い事をしながら中に針金でくくりつけてある固形燃料に百円(タイでは6バーツ)ライターで着火し(売り子がやってくれる)、空気が温たまるまで保持し

頃合やよし、と言う時に手を放すとフワリと浮き上がっていく。

年越しと同時に大量の灯篭が空へ舞い上がっていく。非常に幻想的であると同時にUFOが大挙押し寄せたような凄みさえ感じさせる。

浜辺では年越しにも拘わらず、探知機を持ったおっさんが5人くらいいて必死に何かをやっていた。小銭でもあさっているのかと思ったら、釘やガラス片などの危険物がないかどうか、チェックしているのだそう。ご苦労さまです。

ホテルへ戻るとロシア人がまだパーティーをやっていた。しかし、タイ人や他の白人と比べて馬鹿騒ぎせずおとなしい。おかげでよく眠れました。

そういや一番肝心な、いつ年が明けたのかがさっぱり判らなかったのは痛かった。

バービアの真髄

2009-01-03 11:57:27 | タイ王国
謹賀新年
次行ってみよ~、と書いてから随分日数がたちましたがいよいよバービア巡りも佳境を迎える。

確か三件目。日本人は来るかと聞いたら「たまに」との返事。とりあえず様子見でカウンターに腰掛ける。

我々が席に着くと、オバチャンが相手してくれた。我々が求めていた「バービアの真髄」をついに見たが、まだ序章に過ぎなかった。

隣で飲んでいたスゥエーデンのおじさん。

尻餅をついたところをパシャリ。「キャー、何撮ってんのよ」と言いながら楽しそう。

「だんな、うちの子はそそっかしいので許してやってくださいな。」などと言っている。この貫禄はまさに「真打ち登場」といった感じ。

何か我々の所だけ、相手してくれるオバチャンがコロコロ変わるが、一見なので気にせず飲む。

またまた大物登場。

ドイツ人。お金があるのか、二人もオバチャンがついていた。「おい日本人、今度はイタリア抜きでもうひとはな咲かせようぜ。」などとは決して言いません。ただの愛すべき酔っ払いおじさんです。

とにかく陽気でみな気がいい。

ひとりでバドワイザーを黙々と飲んでいた、クリント イーストウッドに似たおじさん。オバチャンが誰もついておらず、何かひとりだけ浮いていて気むずかしそうだったが、目が合うと、乾杯をしてくれた。「俺はみんなが楽しく騒いでいるのを見ながら飲むのが好きなのさ。」カッコいいなあ~。アメリカ人だそうです。

飲み始めて1時間、目が回りだしたのでそろそろ退散。

近くでは、素人のど自慢が行なわれていた。

店員もお客さんも気のいい人が多く、パタヤ初体験のOさんも大満足で「こういうのは日本にはないです。感動しました。次はいつ来ましょうか。」いつでもOKです。

初めてでもなぜか落ち着く、懐かしさを感じるパタヤのバービアは、ノンベエの大人が通う「夏祭りの夜店」なのです。