2月9日(月) 休日 朝7時半
たけちゃんの宿泊するコテージのシャワー室に変なものが何匹かいると言うので行って見ると
ヤマナメクジでした。福岡県古賀市出身、長崎市在住という都会っ子のたけちゃんはビックリしておりました。1泊 200バーツ(約520円)のゲストハウスならではの出来事です。シャワー室に4~5匹おりました。彼は ナメクジに好かれる性質らしい。
2泊3日世話になったゲストハウスに別れを告げ
国道まで出て 祠屋の隣のCALTEXガソリンスタンドで8時45分頃 8203番のバスを捕まえ乗車。昨日の11時発とは打って変わってガラガラ。
バスはいつもの如くサイヨークノイで5分ほど停車。ここのセブンイレブンでデジカメ用乾電池を補充。
サイヨークノイを過ぎると懐かしい検問所。車掌は何かを食いながら馴れ馴れしく国境警備隊詰め所へ入っていった。
国境警備隊員による臨検開始。今回はパスポートを持ってきたのだが、たけちゃんのを確認すると、ワタクシはパス。「コップンカップ~」と言いながら出て行った。泰緬国境の緊張緩和がなせる業か。
たけちゃんが見たいと言うのでやって来た ヘルファイヤパス博物館。
博物館の
展望テラスにはやかましいタイ人ギャルとあんちゃんがいた。「お前ら ここは遊園地じゃないぞ」と叫びたかったがそういう語学力も度胸のないのでやめておいた。
ヘルファイヤパスへ降りる新遊歩道が完成していた。以前の崖沿いの上り下りの小道は閉鎖されていた。かなり近道で、時間も短縮されていた。場所柄、お年寄りの訪問が多く、それに対する配慮でしょう。
泰緬国境の山々を前に佇むたけちゃん
再びやかましいタイ人登場。ここでは400人を超えるオーストラリア軍捕虜が 日本軍の強いた過酷な労働によりお亡くなりになっています。この場にオーストラリア人がいたら、間違いなく彼らは殴られていたでしょう。
やかましいのが はけた後 写真を撮るたけちゃん。
進むたけちゃん。日本兵みたいだ。
しましまのシャツは30まんなか位のタイ人で、我ら同様写真を撮りまくっていたが、かなり遠慮がちで、我々が撮り終るのを待って「いいですか」と言いながら パシャパシャやっていた。
やかましいタイ人の中で この黄色ギャルだけが ダンロップ氏のレリーフに見入っていた。少しは感じるものがあったのか しばらく動きませんでした。
しましまの人は ひとりで来たのかと思ったら、奥さんと子供が一緒だった。「お父さん早く~」と言われて崖の写真をあきらめ 奥さんと子供をパシャパシャやっていた。
ダンロップ氏のレリーフに見入る各国の人々。
ほとんどの人はこの碑を見て折り返しますが
我らは果敢にミャンマー方面を目指し進むのであった。
暫く行くとクワイノイバレー展望所があって
ここからの眺めは非常に良い。
更に進むと「ハンマータップカッティング」という
ヘルファイヤパスと似たような、少し小振りの切り通しがある。
ふと後ろを見るとたけちゃんの姿が見えない。
またまた眺めが良い所を発見。
途中でたけちゃんから携帯に着信「喉の渇いたけん もどっぞ(喉が渇いたので引き返すぜ)」
ひとりでずんずん進み、「スリータイヤーブリッジ」なる所まで来たが
周りに誰もいないのと、今日はバンコクに戻らねばならんのと、デジカメのメモリが一杯になったのと、ついでにたけちゃんが心配になったので踏破を断念。また来るぞ と心に決め、当地を後にしたのであった。