撮りさるく

有名かとこっちゃ無名のとこっちゃ 写真ば撮ってさるくざい

王族とすれ違う、その後ビアガーデンと夜店に行った

2008-11-16 20:04:00 | タイ王国
11月9日(日)、バスに乗って1時間かけ、買出しにプロンポンのデパートへ出掛ける。
デパートの前にクリーム色のベンツが数台止まっている。パトカーと白バイも複数あり。

これは王室専用車ではないか。野次馬根性で現場へ向う。皇宮警察と一般警察がうじゃうじゃいる

到着と同時に20代位の男女複数が、クルマにそれぞれ乗り込んでいた。バッグを沢山抱えたおばちゃんの軍人が周りを固める。トランクに荷物を詰め込んだ後、

皇宮警察の白バイとパトカーに先導され、クルマは出発していった。その中にいた黒グラサンのねえちゃんがまさか王族とは思わず、「誰が偉い人だ?」と もたもたしているうち写真撮影に失敗。現国王の孫娘が買い物に来ていたそうです。周囲のベンチには、白人が数人座っていたが、自分も含め、特に排除されることはなかった。

特ダネを逃したショックを癒さんと、帰宅後アパート近くのビアガーデンへ。

「ガイヤーン」をオーダーしたら、鳥モモ肉が出てきた。他にビール1リットルをオーダー。ここはビールは1リットルまたは2リットルでしか売らないとの由。そういやひとりで来ているのはこの記事を書いている奴だけである。しょうがないからひとりで1リットルをちびちびやる。

日が暮れるとキャンペーンガールみたいなのが出てきた。右の人は、女マジシャンの引田天功みたいな顔だった。

帰り際にスーパー前の夜店に立ち寄る。

雨季が明けると夜店も賑やかになる。

夜店はいいなあ。何も買わないけど。

旧日本国鉄のブルートレインに出会った

2008-11-11 01:55:38 | タイ王国
どこかで見たような列車にひきつけられる様に向うと
おお見えてきた。

それはまぎれもない旧日本国有鉄道のブルートレインであった。塗装が剥がれ落ちてボロボロ。バンコク都内を走るバスの如き痛々しさ。

座席車両もありました。なぜか「臨時」の表示。高校の時の修学旅行で乗ったなあ。

遠目で見るとそうでもないが、近くで見ると

窓ガラスは割れ、(写真は反射して見づらいが、二重ガラスの外側が割れたままになっている)

塗装剥がれどころか車体には穴が開いておる。タイ国鉄はメンテを充分に行なっているとは言いがたい。

切妻部は黄色に塗られておりました。昭和53年、新潟鉄工所謹製。

何やらやっておりました。

意を決して

車内へ。客車二段式B寝台でした。

エアコン操作のスイッチはタイ語に書き換えられていましたが

乗務員室の表示はそのまま。なぜかデッキ付近は真っ黒の靴跡がついていて汚い。

銀色の車両にも突入。

蚕棚のような寝台車両。日本の電車3段式寝台を彷彿とさせる。

「DAEWOO」の表示。韓国製。

この列車の最後尾も韓国製の車両。この列車も油にまみれた靴跡で廊下が汚れていた。

車内。

個室寝台。

洗面台がついてました。

乗り込む乗客。

ブルトレを逆のホームから見る。なぜか逆のドアも開きっぱなし。

「B寝台」の表示もそのまま。

これがさっきの寝台車内を汚していた原因か?靴跡がほぼ一致。
線路上がタールで真っ黒なのが、お分かりいただけよう。線路上を歩く保線作業員の仕業と当局は断定。

犯人の作業員、当局の処置を受ける前に掃除のオバチャンの逆鱗に触れる。オバチャンは相当怒っており、「あんたの靴跡がホームを汚しているのに気づかないのかい、このオタンコナス」「てやんでえ、それがてめえの仕事だろう、ババア、さっさと掃除しやがれ」「何だって、このスットコドッコイ」。仕舞いに、作業員のケツにオバチャンの蹴りが入っていた。作業員の身から出たサビである事は論を待つまでもないであろう。

この列車は17:05発、トラン行き急行、ブルトレが2両、12系客車(といったと思う)が1両あり。

駅の天井側面には旅情を誘う絵画が。

そして駅本屋待合には椅子からあぶれた乗客が地べたに座り込んでおります。右の白人は爆睡中。

駅の外では、客引きが白人夫婦に接近。速攻断られていました。彼らに関わると法外の高値で列車の切符を売りつけたり、ニセの切符をつかまされます。相手にしてはいけません。切符は窓口か、信頼できる旅行会社で買いましょう。(駅周辺の旅行会社も怪しい。)

総括
学生時代から日本勤務時にかけ、世話なった「さくら」「みずほ」「あかつき」「銀河」「つるぎ」も今はない。日本から有償か無償かは知らんが、遠い異国に譲渡され第二の人生を送る寝台列車。外見は相当に痛々しい。しかし彼らには活躍の場があるだけ幸せなのかも知れない。一度乗ってみますか。

ファランボーン駅にて列車を見た

2008-11-09 22:36:53 | タイ王国
11月2日(日)、ワットマハプルークターラム参拝の後、程近いファランポーン駅へ列車見物に向う。
タイ国鉄のファランボーン駅であります。ヨーロッパの終着駅のような雰囲気。

切符売り場に並ぶ人々

ホームから正面出入り口を望む。ホームへは出入り自由、日本のように改札口などありません。印象は小さな上野駅か、巨大な門司港駅 といった雰囲気。1~12番線まであり。終着駅ながら、ほぼ24時間列車が発着(深夜2時、3時台は到着便のみ)。

列車が入線。タイの国鉄は電化されておらず、列車は全て気動車かディーゼル機関車が牽引する客車である。

ホームに犬を連れ込む乗客

ホームの様子

列車を見ていたら、隣のホームに何やら懐かしい色と形の列車が止まっている。チェックすべし。

続く

ワットマハプルークターラム

2008-11-04 01:03:55 | タイ王国
11月2日(日)、涅槃仏のある寺がファランボーン駅に程近い所にあるとの情報を入手し、行ってまいりました。寺の名前と簡単な地図を事前に会社の部下に書いてもらい、

交通費を浮かそうとバスに乗って行く。車内で子守をしている車掌に、どこで降りたらいいか聞くと、ここで乗り換えろと言われたがなんと言っているかよく判らず、2度も無駄な乗り換えをした挙句、

結局地下鉄を利用。バス代17バーツ(51円)返せ~。などとセコイことを言っているうちに

地下鉄を降りた後は迷う事無く目的の寺へ到着。ワットマハプルークターラムはファランボーン駅正面の通りをまっすぐ南下、歩いて6~7分の所にあり。

右側の建物が本堂のようだが、何かの催しか、高校生の楽団がタイ伝統音楽を演奏したりしているが、ちょっくらごめんと広場を突っ切る。

今日は本堂の中には入れない様子。

直感的に高校生楽団が陣取る背後の建物がくさいとにらむ。果たせるかな、建物入り口に「TICKET 20BAHT」と英語で書いてある。中へ入るといらっしゃいました、涅槃仏。入り口には「チケット」と書いてあったが、中へ入ると「DONATION 20BAHT」つまり「志納 20バーツ」と表現が変わっていた。「志納なら払わなくてもいいのかな」などとセコイことを考えていたら、

どこからともなく妖怪のぬらりひょんのように堂守のおっさんが現れてビックリ。きちんと20バーツを志納箱へ投入。写真はOKとの事。

ご尊顔。

おっさんは、なかなか親切で、仏様の拝み方を教えてくれたり、こっちへ来いと言って堂の隅っこにある場所で「グッドラックユー」などと言って聖水(やたら冷たい)を茶筅で振りかけてくれたりした。外の催しは何かとおっさんに聞いたら「王室から寄付があって、その贈呈式」だと言うような意味の事を言っていた。(多分)

涅槃仏の参拝を終え、おっさんにお礼を言って、堂宇を後にし境内を散策。境内は近所の子供の遊び場となっている模様。観光客はおろか、参拝客もいない。
正面の建物には何とか言う偉いお坊さんのミイラがガラスケースの中に安置されている。建物内にはミイラ化したお坊さんの遺体を搬出する際の記録写真の展示があったが、ミイラを支えて移動させているオヤジの満面の笑顔がなぜか印象に残った。

もう「王室寄付贈呈式」は終わった頃かと本堂へ立ち返ってみれば、本堂は宮内省OB関係者(であろう人々)でごった返していた。今日は本堂参拝はあきらめよう。
境内には他にガイドに連れられた白人の中年夫婦が一組いて、ご亭主のほうはガイドの説明に聞き入っていたが、女房の方はつまらなそうにタバコなぞ吹かして、鼻から煙を出していた。神聖なる寺域内で何たることか。そういやタバコを長い時間吸っていなかったので、とりあえず境内の外へ出る。

タバコを一服した後、ドブ川沿いをファランポーン駅へと戻る。流木やらビニール袋やら残飯やら粗大ゴミが浮いて悪臭を放つこの川は公害だらけの過去の日本の川そっくり。今の日本ではこんな汚い川はもうないであろう、この川には魚なんかいないんだろうなあ、などと思いつつ、歩いていると、

なんとビックリ、見た目も臭いもそのままのドブ川で魚釣りをする地元住民を発見。ひとりだけではなく、何人もいてこれまたビックリ。恐る恐る「プラー、キンダイマイ(魚は食うのですか)」とニセタイ語で聞くと、「キンダ~イ(食うよ)」と軽やかな返事。思わずめまいを覚えその場を立ち去ったのは、無理もない事であった。

このあと、ファランボーン駅へ行って列車を見て回りまする。

パタヤからエカマイ

2008-11-02 22:22:22 | タイ王国
ワットカオブラパート参拝を終え
待たせていたソンテオに乗り込むが運転手がいない。どこ行ったんだと騒いでいると3分ぐらいたって現れた。我々をどこかで監視していて、もったいぶって現れたに違いない。なかなか曲者である。雨の中、乗車完了、パタヤバスターミナルへ向う。

なんとパタヤにもメータータクシーが存在。「TAXI PATTAYA」の表示と黄色と青のツートンカラーの車体が目印。

パタヤバスターミナルへ到着。N夫人が400バーツ運転手に渡して精算終了。ありゃりゃ、寺で待たせるときに半分くらい渡していたと思ったら、そうではなかった。運転手はペコリとお辞儀をして去っていったが、寺の参拝を終えた我々が他のソンテオでばっくれるという事は考えなかったのだろうか。実際他のソンテオに結構声をかけられたのだが。

パタヤからエカマイ、モーチットの両バンコク都内ターミナルまで128バーツ。エカマイ行きは早朝4時半から深夜11時まで。

ターミナル内の有料トイレ。5バーツ。改装され個室トイレもタイ式から洋式になる等、以前よりきれいになっていた。

一等エアコンバスは全席指定。自分が座る席の背もたれに表示されているのが自分の座席番号。タイ人も時々間違え、大量の座席移動がしばしば発生。

車内の様子。トイレ付き。バンコクエカマイ間のバスは車齢が古いものがほとんどで、エンジン音がやかましく、振動もそこそこあって、乗り心地は良くない。腰の悪い方にはレンタカーか、タクシーがおススメ。