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ルガンスク ロシア編入?

2022-03-28 20:39:46 | 時事
日本では目にしないウクライナ関連ニュース、自動翻訳にて記す。

ラトビアのMeduza 3月27日 17:42配信 自称ルガンスク人民共和国の長であるレオニード・パセクニクは、ルガンスクのロシアへの編入に関する国民投票が近い将来開催されると述べた。

これはロシアがクリミアを併合した時と同じやり方で、しかもウクライナ戦争のドサクサに紛れてやろうとしているのではないか、ガセネタかと思い調べたら、ルガンスク情報センターなるWEBサイトにて3月27日 11時33分 以下の様な見出しの記事が出ていた。
近い将来、ルガンスク人民共和国でロシア連邦への編入を問う国民投票が実施される予定

↑ルガンスク情報センターWEBより引用
・ルガンスク人民共和国の長であるレオニード・パセクニクは、ロシアへの編入に関する国民投票が近い将来開催されると述べました。

・パセクニクは「ルガンスク住民の圧倒的多数」は、ウクライナ軍からの絶え間ない砲撃の下で8年間生き、経済的および政治的封鎖状態にあり、「ロシアからのみ支援を感じた」と述べました。

「ルガンスク住民は希望と夢を胸に抱き、ロシア連邦の一員となり、クリミアと同じように、故郷に戻り、大きな明るい未来のために動き始める」とパセクニクは強調しました。

・ウクライナ当局は、2014年4月にドンバスに対して軍事作戦を開始しました。2014年の秋以来、紛争を解決するための交渉の参加者は、地域の「停戦」を維持するための合意に達したと20回以上発表しました。しかし、キエフの治安部隊は、大口径の銃、迫撃砲、戦車砲からの発砲を含め、停戦の条件に常に違反していました。

記事の内容をそのまま読めば、投票をする前から結果が「ロシア編入」に決まったような発言を、ルガンスク人民共和国の長がしているではないか、こういう事は許されるのか。ひょっとして投票の結果がもうわかっているのか?
しかも調べたらパセクニク氏はウクライナ人である。ロシアを「故郷」と呼ぶウクライナ人が、どれだけ同胞の支持を得ているのか、疑問ではあるが、ウクライナ政府はナチだと考えているプーチン支持派が多数のロシア市民から見れば英雄なのだろうと思う。

国民投票が確実に実施されるか、今のところ不明ではあるが、日本のメディアでは、2014年から2019年にかけて駐ウクライナ大使を務めた角茂樹氏が、ウクライナによる東部ロシア系住民への弾圧は、現地に年4~5回訪れたが、見たことも聞いたこともない、噓であると断言している。この証言をデタラメであると断罪する人々もいるが、実のところは判らない。

日本では今までウクライナ情勢は外国の、しかも西側寄りの報道を主に目にしてきたわけだが、最近では日本のメディアが独自に現地取材をやりだしている。
しかしながら国籍のいかんを問わず、戦場を訪れる記者諸氏には、生きて帰ってきてもらい、現地で見たことを生で語って頂きたいと願ってやまない。
そしてその結果、プーチンをしてウクライナから兵を引き揚げさせる事につながればよいのだが。

ヒズボラ参戦、アゼルバイジャン アルメニア攻撃?

2022-03-27 19:52:46 | 時事
日本では目にしないロシアメディア記事の紹介

ノーバヤガゼータ 3月26日 00:20配信 ヒズボラがウクライナの戦場に800人を派兵 、以下 自動翻訳概略内容
・世界最大のアラビア語TV局 アルハダス(筆者記:サウジアラビア政府出資)によると、ロシアの民間軍事会社、ワグネルがシーア派の武装組織 ヒズボラと戦闘員をウクライナに送るために交渉していたと報じた。アルハダスによれば、ワグネルからはアレクサンダー クズネツォフ、ヒズボラ側からは、ナジ治安部隊の幹部であるハッサン・アル・シャルトゥーニが出席した。

・会議は数日前に行われたとされており、両者は800人のヒズボラ戦闘員をウクライナに派兵し戦闘に参加する事に合意した。1人の戦闘員を雇うための料金は月額で1,500米ドルになります。

ウクライナへの過激派の派遣の第一段階は、3月29日火曜日に計画されています。消息筋によると、200人の戦闘員がダマスカスからベラルーシのホメリ地域の軍事基地に移送されます。


ノーバヤガゼータ 3月27日 00:52配信 南オセチア基地より派兵
・部分的に認められた共和国の住民を含む南オセチア(筆者記:ジョージア領土内にある親ロ派独立国、ロシアやベラルーシ等が国家として承認)のロシア軍基地から、ウクライナでの敵対行為に参加するために派兵がされました。これは、南オセチア大統領アナトリー ビビロフの記者会見でRBCに報告されました。(筆者記:RBCにアクセスを試みたが、時間切れでつながらず)

・「これらは、南オセチア共和国に駐留しているロシア軍の第4基地の将兵で、志願兵である南オセチア住民も含みます。

・ビビロフ大統領は、自身のテレグラムチャンネルに、南オセチアの旗を掲げたトラック輸送団のビデオを投稿しました。

↑ビビロフ大統領のテレグラム動画画面、ノーバヤガゼータより引用

ノーボスチ 3月26日 19:53 配信 アゼルバイジャン軍、ロシア平和維持軍の管理区域に侵入
・ロシア国防省によると、アゼルバイジャン軍は、ナゴルノ・カラバフの領土内のロシア平和維持部隊の管理区域に侵入した。
「3月24日から3月25日まで、アゼルバイジャン共和国の軍隊は、2020年11月9日付けのロシア、アゼルバイジャン、アルメニアの指導者の三者声明の規定に違反し、ロシアの平和維持部隊の管理区域に入り、ナゴルノ・カラバフの領土に監視所を設置した」と述べました。

イタルタス 3月27日 0:44配信アゼルバイジャン軍がカラバフ軍の部隊にドローン攻撃を実施

上写真 イタルタスより引用、レイラ トゥラヤノバ撮影
・モスクワ、3月26日。/TASS/。アゼルバイジャン軍は、ナゴルノ・カラバフの領土内にあるロシアの平和維持部隊の管理区域に入り、この地域のナゴルノ・カラバフの武装勢力の部隊にバイラクタルTB-2タイプの無人航空機による4回の攻撃を加えました。

いっぽう、アゼルバイジャン側はこれを否定、責任はアルメニアにあるとしている。

アゼルバイジャン3月26日 12:03配信 違法なアルメニアの武装集団の試みは阻止された
・3月26日の朝、不法なアルメニアの武装集団が、深い霧を利用して、アゼルバイジャン軍の部隊を妨害しようとしました。国防省の報道機関は、即応措置の結果、違法なアルメニアの武装集団は撤退を余儀なくされたとアゼルバイジャン国営通信に語った。

・この事件は、ロシアの平和維持部隊とロシアとトルコの合同監視センターの指揮官に報告されました。

アゼルバイジャン 3月26日 23:38配信 アゼルバイジャン国防省声明
・アゼルバイジャン共和国国防省は声明を発表、「2022年3月26日付けのロシア国防省の一方的な声明は遺憾でありロシアの声明は真実ではない。」

・3月25日、ザキール・ハサノフ准将とロシアのセルゲイ・ショイグ国防相との電話会談で、ロシアの平和維持部隊が一時的に駐留しているアゼルバイジャンの領土に沿った状況が話し合われ、その中で、アゼルバイジャン側は監視所の位置と場所を明らかしていると述べた。

・アゼルバイジャン国防省は、アゼルバイジャンは2020年11月10日の三国間声明を遵守しており、規定に違反しているのはアゼルバイジャンではなくアルメニアであると述べています。

これら記事のまとめは
1・EUや米国のみならず、アラブのエジプト、オマーンも過激派として認定しているヒズボラをロシアがウクライナ侵攻に投入しようとしている。
2・ロシアはジョージア国内で親ロ派が支配する南オセチアの基地からウクライナへ軍を派兵、この中にはジョージア人も含まれる。
3・アゼルバイジャン軍がナゴルノカラバフのロシア平和維持軍管理区域でドローンを使用しアルメニア軍を攻撃したとロシアが主張、アゼルバイジャンはこれを否定

1・は真偽のほどは不明だが、募集に応じたというヒズボラ戦闘員の契約書らしきものをノーバヤガゼータは入手しており、事実っぽいと思う。
2・は当の南オセチア大統領なる人物が公言しているので事実であろう。ウクライナではジョージア義勇兵がウクライナ側について参戦しているというから、プー珍の目的はジョージア人同士を戦わせてジョージアの分断を狙っているのではないかと思えた。
3・はナゴルノカラバフにおけるロシアのプレゼンスを保持するだけでよいので、アゼルバイジャンに攻め込むことはなかろうと思う。

さらに、東部ウクライナの、ロシアが国家承認をしたというルガンスク人民共和国で、ルガンスクをロシアに編入するかどうかを決める「国民投票」が近い将来、実施される予定とのニュースを目にした。現在ガセかどうか確認中だが、これが事実ならウクライナ全土占領が無理と見たプーチンは、東部ウクライナに傀儡国家建設どころかロシア編入を企て始めたのではないかと感じた。

以上、筆者の個人的意見であるので、本事案に関する所感は読者諸賢にお任せしたい。

アゾフ連隊 西側施設攻撃計画? ロシアの子の動画

2022-03-21 10:10:17 | 時事
日本では全く目にしないウクライナ関連報道
ロシアのイタルタス 3月20日 2時25分配信
ウクライナ保安庁の降伏した将校が、リヴィウで計画されている「アゾ​​フ」テロ攻撃について報告

・ウクライナ保安庁(SBU)の降伏した将校が、リヴィウでの計画されたテロ攻撃について報告した、とロシア国防省のスポークスマン、イゴール・コナシェンコフは土曜日のブリーフィングで述べました。

・コナシェンコフ氏は、「SBUの将校は、リヴィウのSBUアゾフ連隊の過激派が米国や他の西側諸国の外交使節団員や施設に対して計画したテロ行為を報告した」と述べました。
同時に、彼は「キエフ政権の指導部は民族主義者の計画を知っているが、彼らの実行を防ぐ行動を起こさない」と強調した。

・コナシェンコフは、この情報は、ドネツクとルハンシク地域のSBUの主要部門の将校から受け取ったものであり、将校はロシア軍に自発的に降伏したことを明らかにした。
「この捕虜将校は、国家主義者から解放された地域での妨害工作およびテロリストグループの訓練に直接関与した。捕虜将校は、ドンバスの領土で妨害活動に関与したすべての人物に関する詳細な情報をロシアに提供した。」とコナシェンコフは述べました。

「キエフの民族主義政権は、「ロシア軍によるもの」として、米国と西側の外交施設への攻撃を計画している。」とコナシェンコフは述べました。また「挑発の主な目的は、NATO諸国に飛行禁止区域を導入するよう圧力をかけること、更に追加の武器援助を受け取るため」とも述べました。

他のロシアメディア
インテルファクスイズベスチャおよびノーバヤガゼータも短いが同様の記事を掲載していた。

これに対し、ウクライナ側の反応は、ウクレインフォルムウクライナプラウダObozrevatelStranaインテルファクス ウクライナ 等、2022年3月21日 9:00JSTの時点で報道はない。

ロシア側の報道が事実なら、NATOはウクライナへの武器支援をやめるのではないか。
そしてロシア側は、「SBU将校は、ドンバスの領土で妨害活動に関与したすべての人物に関する詳細な情報を提供した。」というならば、ウクライナの隠れた部分を暴く意味で、ぜひ世界に向けてその証拠を示してもらいたい。略綬を左胸に並べた高級軍人が、質問する記者もいない国防省の厳重に警備された指令室からカメラに向かってしゃべるだけでは不十分と思うのだが真実やいかに。

とはいえ、これが事実としても、プーチンがウクライナを侵略したという事実は変わらないのだが。


ヘルソンでロシア軍に出て行けと叫ぶウクライナ市民、とされる写真 ロイター

以下、3月20日 14時24分 ラトビアMeduza配信ロシアの子供たちによるロシア軍支援キャンペーン動画
Детей по всей России привлекли к кампании в поддержку военных

もとはロシアのノーボスチが配信したものをMeduzaが加工したものの様だ。
無邪気に子供たちがロシアの旗を振っており、1分52秒当たりでは旧ソ連の国旗まで出てくる。2分22秒当たりではZの形で行進するシーンがあるが、ナチのプロパガンダ動画が頭に浮かんでどうしようもなかった。
ゼレンスキーはナチだ、ウクライナ戦争の責任はNATOにある、という意見を持つロシア市民からしてみればこの動画は愛国心を鼓舞する素晴らしい動画なのであろうと思う。

しかし筆者個人の意見を言わせていただくなら、この子たちが大きくなった時のことを考えると恐ろしい。この子らは言われるがまま、銃をとって戦場へ行く大人になるのではないか勝手に危惧しているのであるが、多くのロシア市民に言わせればこれも 憶測、妄想、お前が言うな、という事になるのかもしれぬ。

ロシアのために 動画付き

2022-03-20 00:19:34 | 時事
3月18日(金)ロシア各地で「ロシアのために」という催しが開催された模様。本件につき、ロシアと西側の報道をご紹介する。

ロシアのノーバヤガゼータ 3月18日 22時58分配信 マリア ウラゾフスカヤ特派員
内務省は、モスクワのルジニキでの「クリミア」コンサートに20万3千人が参加したと発表。人々はほとんどすぐにスタジアムを去りました。以下記事自動翻訳概略

・コンサートは15:00に始まったばかりでしたが、ルジニキスタジアムに最も近い地下鉄スポルチヴナヤ駅は、「乗客の混雑のため」、事前に入り口が閉鎖されていました。この地域の地上輸送ルートも変更されました。

・コンサートが始まる前に、たくさんの人が入り口に集まりました。誰もが中に入ることができたわけではなく、多くの人々がスポーツ施設の外のスクリーンでコンサートの放送を見ています。

大統領のスピーチ中に、ロシア24とチャンネル1の放送が突然中断されました。大統領スポークスマンのドミトリー・ペスコフは、放送の中断を「サーバーの技術的な障害」と説明しました。
スピーチ終了後、人々は一斉に去り始めた事をノーバヤ特派員は報告します。


ラトビアのMeduza 3月19日 1時52分配信
クリミア併合記念日に、集会とコンサートがロシアの都市で開催され、当局は人々に参加を強制しました。
以下自動翻訳記事概略、記事の出どころの明記は無し

・3月18日、ロシアの大都市で、クリミア半島のロシアへの編入8周年を記念して、集会、行進、コンサートが開催されました。最も大規模なイベントは、モスクワのルジニキスタジアムで行われ、警察によると、20万人が参加、プーチン大統領が聴衆に演説しました。

・各地の州職員は必ず行事に出席するよう通達がなされ、そのために追加の休日や金銭的報酬が約束されたと報告されました。モスクワでは、バスで手配された訪問者が連れてこられ、多くの訪問者はチェックイン後すぐにコンサートを去りました。

以下はMeduzaのWEBより引用したロシア各地の催しにおける写真であるが、配信を受けているようで撮影者:配信元を記入しておく。APとある以外は、ロシアのメディアである。

首都 モスクワ

パベル ベネディコフ:AP


ミハイル メッツエフ:イタルタス


ラミル・シトディコフ:イタルタス
ティマティというラップ歌手


パベル ベネディコフ:AP


サンクトペテルブルグ プーチンの生まれ故郷

ピョートル コバリョフ:イタルタス


ピョートル コバリョフ:イタルタス


ピョートル コバリョフ:イタルタス
後ろのほうに共産主義のシンボルである鎌とハンマーの赤旗がみえる。ロシアでは野党である共産党もプラウダにて表明していたがウクライナ侵攻には賛成の様だ。


アルチョン プリャーヒン:コメルサント

ノボシビルスク シベリアの大都市

キリル ククマール:イタルタス


キリル ククマール:イタルタス


キリル ククマール:イタルタス

クリミア

セルゲイ・マルガフコ:イタルタス


モスクワにて観衆の声援にこたえるプーチン大統領

セルゲイ グニーフ:イタルタス

写真だけを見たらロシア市民の多くはプーチンのウクライナ侵略を支持している様だ。しかしこれを見て、プーチンを支持するとはけしからんと思うまでは自由だが、ここぞとばかりに第三者がロシア市民を糾弾するのは断じて許されぬ、とは筆者の意見。

ノーバヤガゼータは懐疑的な報道だったが、他のロシアメディアでこの催しついての報道を探したが、イタルタスには見当たらず。
コメルサントは「南部解放記念日」という簡単な記事と、いくつかの投稿は削除されていたが催しについての議論をしようと促していた。
イズベスチャはぷ-珍の演説内容詳細を論評抜きで報じていた。
インテルファクスは簡単な記事であった。

最後に、ノーバヤガゼータがモスクワ ルジニキの会場で行った市民へのアンケートの動画
Как прошел митинг в поддержку «спецоперации» на территории Украины 18 марта 2022

意図的な編集だろうか、インタビューを拒否する人が多かった。バックの音楽も緊迫感を醸し出す。

どうもこれらの報道を見るに、西側の報道は懐疑的な主張を入れているが、ロシアメディアはノーバヤガゼータを除き、淡々と事象のみを報道しているように思えるのだった。

まあしかし、ドンバスのロシア系住民を民族主義者から保護する為なら国境を越えて攻め込んでも良いのか、ウクライナ大統領がナチなら、キエフを包囲して市民を殺傷しても良いのか。プーチンとその一味の所業は許されぬが、ロシア市民でなければこれを裁くことはできない。

そしてウクライナ侵略を支持するロシア市民にも罪はあろうが、彼らには彼らなりの意見があるのであり、彼らにプーチンは悪者だという西側の考えに同意を求める、或いは押し付ける事は無論、彼らに対する誹謗中傷は断じてならぬ、それを許したならば、また別の新たな争いが起きるであろうというのが筆者の個人的な意見
である。

カロンビーチを後にした

2022-03-17 06:30:01 | 時事
2019年11月21日(木)プーケットはカロンビーチにて


広い砂浜である。



プーケット滞在の拠点としたパトンよりはるかに大きい。



親子連れ、父親のかぶっている帽子が印象的である。



ビーチチェアとパラソルも営業していた。



ビーチ前の通り。パトンと比べると店も少なく格段に賑やかさの面では劣るが、静かにゆったり過ごしたいという向きはパトンよりカロンであろう。その分物価は宿を含めパトンより高いかもしれないとは個人的推測。

13時22分 カロンビーチを後にして次の目的地へ向かったので以下次号


プーチン、ロシア連邦保安庁幹部を拘束?

2022-03-13 06:22:37 | 時事
ウクライナ情勢、西側メディアの報道で、未確認情報とされている気になるニュースがあったので吊るさせていただく。

ラトビアのMeduzaの3月12日、1時5分配信記事、プーチン、FSB第5局幹部を自宅軟禁。

FSB、ロシア連邦保安庁本部 Meduzaより
FSBというのは、ロシア連邦保安庁の事で、プー珍が所属していたことでも知られているソ連時代の諜報機関 KGBの後継組織である。

情報元はCenter for European Policy Analysis WEBサイト、以下記事概略
プーチン、スパイを自宅軟禁する イリーナ ボロガン、アンドレイ ソルダトフ 取材
情報筋によると、ロシアの主要な諜報機関であるFSBの第5局指導部が自宅軟禁された模様です。

・FSB第5局の責任者であるセルゲイ・ベセダ准将と彼の副将は、破壊活動のために割り当てられた作戦資金の流用と、ロシア軍のウクライナ侵略に先立って貧弱な情報を提供したという理由で拘束されました。

ウクライナ侵攻作戦は深刻な障害にぶつかりました。ウクライナ軍による激しい抵抗と、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領とその政府を支援するロシア語話者を含むウクライナ国民の団結です。

・第5局は、侵略の前夜にウクライナの政治的情報をプーチンに提供した。 そして、ウクライナ侵攻2週間後、プーチンはついにFSB第5局にだまされたことに気づいたのです。FSB第5局に対する保護傘は撤去されたようです。

・当記事を取材したIrina BoroganとAndrei Soldatovは、欧州政策分析センター(CEPA)の非常勤シニアフェローです。彼らはロシアのジャーナリストで、ロシアの諜報機関監視活動の拠点であるAgentura.ruの共同創設者です。

この記事のもともとの出どころはAgentura.ru 3月11日付記事の様だ。

自宅軟禁されたとされる ロシア連邦保安庁第5局 セルゲイ・ベセダ准将 Agentura.ru 3月11日付記事より引用

この記事は未確認情報と注記がなされているが、真実とすれば、プー珍も「失敗した」と思っているかもしれず、ロシア軍が戦線を西部へ拡大しつつあるウクライナ情勢の潮目が変わるかもしれぬ。


いっぽうロシアメディアの報道
イズベスチャのウクライナ関連記事、キエフでロシア人が拘束されている、ウクライナ市民が人道回廊を利用できないのはウクライナ政府が邪魔しているからである、等のロシア主張

イズベスチャのドネツク共和国、ルガンスク人民共和国に関する記事、これらの地域でウクライナ軍が住民を攻撃しているとロシアが主張

今日も無辜のウクライナ市民が傷つき、命を落としている。プーチン、兵を引け 。そしてイズベスチャの記事が真実なら ウクライナアゾフ連隊も東部から兵を引かねばならないと思うのである。

ロシア軍、マリウポリ産婦人科病院を攻撃

2022-03-12 07:58:20 | 時事
本日記事はウクライナ情勢。ウクライナのマリウポリという都市にある産婦人科病院が3月9日、ロシア軍に攻撃されたとのこと。

ロシアのイタルタス通信3月10日付は、ロシアのラブロフ外相が、「ウクライナのマリウポリの産科病院がアゾフ連隊の基地として使用されたと述べた」と伝えた。以下記事概略、自動翻訳であるため誤訳はご容赦願いたい。
・ラブロフ外相は国連安全保障理事会の会議でこれを報告しました。
マリウポリの産科第一病院がアゾフ連隊の基地として使用されたと報告、ウクライナの超国家主義者はそこから労働者と職員、入院中の女性を追放した。これは木曜日に、ウクライナとトルコの外相であるドミトロ・クレーバとメヴルト・カブソグルとの会談の後に、ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相によって述べられたものです。
(筆者記:アゾフ連隊とはウクライナのサッカーのサポーター組織から発生した武装右翼集団で、今はウクライナ内務省軍の一部に組み込まれている。ネオナチの兵がいるとされ、国連人権高等弁務官事務所や米国、ドイツ、カナダもこれを確認している)

・3月8日、ロシアの国連大使バシーリー ネベンジャは、地元​​住民からの情報では、ウクライナ軍はマリウポリの第1産科病院の職員全員を追放し、砲兵陣地を設置していると述べた。

またロシアのイズベスチャも3月10日付で、ロシア連邦の国連初代副代表であるドミトリー・ポリャンスキーは、マリウポリの病院で民間人が攻撃されたとのニセ情報に対応したと報じた。
・モスクワは3月7日に、過激派が建物を軍事施設に変えたと警告したにもかかわらず、ポリャンスキーは、国連がニセ情報を広めていることを不穏な事象と指摘、「マリウポリの病院で負傷した民間人に関するニュースは偽情報です。過激派は長い間建物を軍事施設としていた。モスクワは早くも3月7日にこれについて国連で警告しました。国連が偽情報を広めていることは憂慮すべきことです」とポリャンスキーは述べた。
さらにイズベスチャは3月11日 16時22分付けの記事で、マリウポリから避難してきたというウクライナ市民の声を伝えた。この記事によると、避難民はインタビューに答え、アゾフ連隊は民間人がいる場所に布陣しそこからロシア軍に攻撃を加えており、産婦人科病院にアゾフ連隊は確かにいたと述べたと伝えた。下線部はリンクさせた。動画もあるのでロシア語を解される方はご覧頂ければと思う。

上写真 イズベスチャより引用、「イズベスチャのインタビューに応じるマリウポリ避難民」動画もあり。

かたやウクライナ側の主張
ウクライナのSutranaの3月9日 17時50分付初報に次いで、同紙の同日20時05分付けでは幸い死者はいなかったとのことであったが、残念なことに
事の経緯が時系列で記されているラトビアのMeduza3月11日 3時51分付け記事では、産婦人科病院への爆撃で3人が死亡、17人が負傷したとある。

上写真 エフゲニー モアレトカ撮影 AP

3月11日 1時55分付インサイダーロシア語版に攻撃された産科病院の写真を撮影したエフゲニー モアレトカ氏の証言がある。
「私たちが撮影したのは人でいっぱいの病院に対する空爆でした。人々は地下室と建物から出てきました「アゾフ連隊」はいませんでした。」
またインサイダーロシア語版によると、ロンドンのロシア大使館は、写真はヤラセであると主張しているとの事。

上写真 エフゲニー モアレトカ撮影 AP
インサイダーロシア語版はさらに
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ロシア軍がマリウポリの産科病院を故意に爆撃したことを認めた。外相は、ロシアがこの産科病院が軍事施設となっていることを強調したがしかし、実際は停戦中に小さな子供を含む3人の民間人が殺害され、陣痛中の女性、子供、病院職員を含むに17人が負傷したと伝えている。

筆者が確認できた内容を整理すると
1・産婦人科病院を攻撃したのはロシア軍、ロシアもこれを認めている
2・産婦人科病院がウクライナ内務省軍アゾフ連隊の砲兵陣地になっていてロシアは3月7日からこの事実を発表、民間人はいなかったとウクライナ市民も述べている、写真もヤラセであるとロシアは主張。
3・ウクライナ側は、産婦人科病院は陣地ではなかったと主張


病院を攻撃したロシア軍は許せぬが、ロシアの主張が正しくあってほしいとは思うのである。なぜならばロシアの主張が正しければ、産婦人科病院では誰も傷つかず、誰もなくなっていないことになるからである。またこの場合は民間人を追い出し病院を砲兵陣地にしたアゾフ連隊側も罪を負わねばならぬことは言うまでもない。

残念ながらウクライナの主張が正しかったとなったら、本件を主導したすべてのロシア側関係者はどのような言い訳をするのだろうか。