かぶれの世界(新)

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理想のクラブ

2009-03-27 23:55:08 | スポーツ

WBC連覇に導いた原監督は、「***愛」とか「***力」という言い回しを好んで使う。それに習っていうと、毎週末練習に通っているバドミントン・クラブには「クラブ愛」を感じている。今までにいくつかのクラブに所属したが、私はこのクラブにとても愛着を感じている。

何故愛着を感じているかというと、クラブがオープンで誰でも参加でき、出来るだけ公平で効率的に運営され、且つ、メンバー全員がゲーム練習を真面目にやる一方で、それを楽しんでいるからだと思う。そして、メンバーと長い付き合いで皆友達になったからだ。

それは自然発生的なクラブで、バドミントンが好きな人なら誰でも、クラブが予約した体育館に出かけ自己紹介すれば参加できる。世話役の女性が月単位で市内に点在する体育施設を予約してくれる。市の行事等で毎週同じ体育館を使用できないので、月末になると練習場がメールされる。

体育館によって異なるが、通常3-4コートが予約され、毎週15人前後参加する。練習の終わりに体育館使用料を頭数で等分して世話役に支払う。その他の費用は、ゲーム練習用シャトルコック(ニューオフィシャルが決まり)を毎回各自1‐2個供出する。

練習は土曜朝10時から始まる。最初の30分は、ウォームアップと先着順でペアを組んで基礎練習をする。コートは9時から予約してあり、希望者は早出してシングルスの練習をする。私はとても無理。残りの1時間半をダブルスのゲーム練習に費やす。

ゲームは全てジャンケンでペアとコートを決めて行い、1ゲーム毎にパートナーとコートはジャンケンで目まぐるしく変えていく。当日の参加数によって端数が出てダブルスが組めなかったり、多すぎてコートが足リない場合、ジャンケンで順番に休みを取る人を決める。

コートが遊ばない様効率よく進めるので7-8ゲームはやることになる。暑い時でも空調を切った屋内でやるので、続けるとフラフラになる。こんな時、水分の補充は重要だ。私の場合、夏場は水分を1kg程度とっても、1-1.5kg体重が減る。

12時に練習を終る時は、メンバー全員が同じゲーム数をこなす公平な運営になっている。ジャンケンで組み合わせを決めるので、実力差があるペア、混合ペア、強いペアと弱いペアのゲーム、等など多彩な組合せのゲームが出来て、毎回楽しめ飽きが来ない。

メンバーは30‐50代男性が主だが、女性も数人いて、全員、男性と互角に戦える力がある。実力的に底辺を支えているのは、私達アラカン(アラウンド還暦)の男性数人で、公平に扱ってもらえるだけに、逆に厳しい思いをすることになる。

一生懸命やっている積りだが、安易なミスをすると遠慮なく叱咤する者もいて、手が抜けない。私と組むとパートナーの足を引っ張って必ず負けるようなことになったら、もうこのクラブにはいられないと覚悟している。何とか体力を維持し技を身に付け、出来るだけ長く頑張ろうと思う。

このクラブで長く続けたい理由は他にもある。練習中やその後のシャワーで、仲間との馬鹿話や情報交換は楽しいし、現役の会社勤めの人達に今何が起こっているか聞くのも、退職後数年経った私にはとても興味深い。1年でも2年でも長くこのクラブでやりたいと思う。

そんな挑戦的なクラブは、私の老人度を測る最高のメジャーであり、肉体的な老化に逆らって頑張ろうという気持ちを起させてくれる、理想のクラブである。■

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