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電気料金 急上昇の謎が解ける

2018-01-24 22:12:54 | 日記
一昨年(2016年)10月半ばに引っ越して以来、新居のエネルギー効率がどの程度改善されたか注目して来た。といっても単純に毎月の電気料金の変遷を監視しただけなのだが。新居は二重のサッシ窓で面積を約半分に減らし、外壁と床・天井に断熱性のウレタンを入れたので、暖房効率が改善したはずだ。加えてオール電化は以前から導入済みだった。夏場の電気料金はほぼ同じだったが、冬場は25%安価になると予測した。

実際5-10月の電気料金は2015年と2017年はほぼ同じだった。ところが11月に入ると電力料金は50%以上に跳ね上がり、12月は更に60%以上に増えた。家内に心当たりを聞くと責められたと受け取り反発が返ってきたが、私はまず原因を知りたかった。すると、同居の息子が風呂場の暖房を使ってほぼ毎日洗濯物を乾かす為だろうという。彼によると暖房機の容量は大きく1200Whだという。しかもエアコンみたいな省エネ設計がされてないはずで、私もそれに違いないと思った。

そして12月に私が帰京して洗濯物をベランダに干すようになった。幸い殆ど雨が降らない日が続き、風呂干しは必要なかった。そして12/9-1/8の電気料金(1月支払)がネットで通知された。結果は息子が推測した通りで旧宅の料金より30%近く安くなっていた。これで一件落着、家内も納得してくれた。家計も会社経営も同じ、地道に不要なコストを削って行く以外王道はない。だが、下記のようなデータ収集が無かったら家内も息子も何もしなかっただろうと思う。

 ― 我が家の電気料金 ―
月  2015   2016   2017   2018
1  23,477 16,061    X   16,801
2  20,028 16,721g   X
3  18,768 11,582g  14,238
4  17,790 12,540g  13,719
5  11,416 10,041g  11,197
6  9,605   8,494g  9,280
7  9,127  8,902g  9,075
8  13,969 9,346g  10,757
9  10,595 10,824g   10,320
10  9,637 11,276g   9,118
11  9,364   X    12,989*
12  11,047  X    17,076*
(注) gは仮住いの住宅公団の電気料金で都市ガス料金も含む、それより前が旧宅で以降が新宅
    * が新居の予測より多かった電気料金
    
私は何でも数値にして記録・比較する、いわゆる「データ魔」だと思う。社会人になって仕事をするようになって、「大きい」とか「高い」といった形容詞で言うと上司に叱られた。必ず具体的な数字で報告するよう躾けられた。技術者なので当り前なのだが、癖になってあらゆる分野に適用するようになった。管理職になった時、会計担当の同僚から数字の推移を見て何が起こったか理解し対応せよと助言を受けたことも取り入れた。

そこで身に付けた癖を生かして、早期退職後は予算管理、家計簿、実家を含めた収支・資産管理、健康管理の為の生化学指標や日々の血圧等を、専用ソフトかスプレッドシートに記録し変化が一目で分かるようにした。先日取引銀行の担当にその一部を見せた時、彼女は私が理系だと聞いて妙に納得していた。普通はそうじゃないらしい。家内は全く逆にアナログ人間なので家計簿など無理で対立することもある。一方で、私から見ると妙に勘が働いてポイントを突く時がある。世の中全て数字ではない。そんなところでお互いに補い合っているようだ。■

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