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イラク新方針の行方(2)

2007-01-12 23:56:57 | 国際・政治

想通りブッシュ大統領のイラク新戦略はいわば超党派の反対にあっている。WポストやNYタイムスなどのメインストリームのメディアはもっと手厳しい評価をしている。英国も派遣軍の削減の方向だと報じられている。どう見ても米軍増派の新戦略は四面楚歌のようだ。

しかし、もしかしたらこれはブッシュ大統領の読み筋かもしれない。どうやろうとイラク情勢がよくなることはない。だとしたら反対多数で彼の戦略が没になっても、どうしようとイラク情勢は悪化するわけだから、結果として提案を否定されたブッシュ大統領は責任逃れに成功するというシナリオだ。

もう米国は後に引けないということを民主党などの反対勢力は理解する必要がある。黙って撤退しては困る、何とかしてくれないと世界が困るのだ。かといってニュースステーションに出演した寺島氏が示唆したイラン原子力施設爆撃なんて乱暴なことは解にならない。

メディアは対岸の火事みたいに米国の混迷を面白がって報じるのは全く噴飯ものである。この結果は必ず我が国に降りかかってくる。米国内、同盟国を含め今こそ結束するときだ。どちらの方向でも。しかし、今のところ残念ながら情勢は悪い方向に向かっている。■

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