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阿武町と米国の誤送金

2022-05-27 15:57:23 | 社会・経済
山口県阿武町が誤って4630万円を送金し、受け取った田口氏が誤送金と承知の上でギャンブルに使い逮捕された件がマスコミを賑している。マスコミが大好きなテーマで騒ぎ過ぎと感じる。余り興味のない事件なので意見を述べるほど詳しくはないが違和感のある範囲でコメントしたい。

この事件は簡単に言えば、「ある日突然理由なく自分の財布に巨額のお金が入り、自分のお金じゃないのに使った犯罪と見做され逮捕された」だと思う。阿武町の担当者が間違えなければ田口氏は罪を犯すこともなかった、犯罪を犯す環境をセットアップした町は問題ないのかと思った。

一方的な偏向報道のように思った。これが地方の町ではなく政府機関が犯したミスだったらマスコミは一転して政府機関を攻撃したのではないかと私は疑う。この辺はネットの方が公平で、誤送金を犯したのは町の出納室の担当者の顔写真まで出して暴露して叩いているという。これも極端だ。

私はこのニュースを見て、コロナ危機下で政府が10万円支給を決め、届く届かないで国中が混乱した時のことを思い出した。私は米国政府からも同種の支援金1500ドルの小切手を受け取った。日本と逆で何の混乱もなく年金受領者と同じ扱いで極めてスムーズに送られてきた。

だが、その後のマスコミ報道で私には受領資格がないと思われた。勿論私は米国人ではなく、90年代に米国で仕事をした時に税金を払っただけだ。それを基に退職後に年金は受け取っているが、米入国時に空港でいわゆるnon-resident alien(非居住外国人)扱いだった。

ネットで調べると小切手は返却すべきとあった。だが、私は現金化せず記念に取っておいた。その後もう一度米政府から確定申告の申告についての通知がきたが、私には関係ないと判断して無視した。仮に誤送金だとして金額の桁が違うが送付した小切手の合計金額は膨大で、阿武町の誤送金額を遥かに上回っていると思う。だが、米国発のその手の報道はお目にかかった記憶がない。

この二つの出来事を比較すると、日本のマスコミは紙面も電波も無駄使いしているように感じる。もっと大事なことがあるはずだと。山口県の二人の当事者はもう十分罰を受けたように感じる。マスコミはもうそろそろ騒ぐのを止めにしたらどうだろうか。■
コメント
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